1. メモリの負担を減らしたけれど、BSOS が頻発するようになった
オーバークロックで FSB の値を大きくしたのに伴ない、メモリのレイテンシを増やしたり、その他メモリに負担をかける設定を無効にした。しかし、相変わらず Flash Player で動画の再生中に BSOD になる。割と安定しているときもあるけれど、最近頻繁に落ちるようになった。設定を見直すことに。
2. CPU の電圧と、Flash Player のハードウェアアクセラレーションを調整しても効果なし
- CPU の電圧を上げたり、
- Flash Player の設定において「ハードウェアアクセラレーション」を無効にした
けれどダメ。
3. 許容されるメモリの電圧は、安全な運用では、定格の 1.5 割増し
「ASCII.jp:低電圧メモリでPCをエコ化できるか?」によると、
メモリやCPUなどのCMOS半導体は、動作電圧を上げるほど高速に動作するという特性がある。より低い電圧でも安定動作するということは、電圧を上げてオーバークロックの限界を狙う、いわゆる喝入れのマージンが大きいということになる。通常、定格電圧の10%~15%アップくらいまでなら、チップが壊れる可能性はほとんどない。
(太字は引用者による)
使っているメモリはオーバークロックに対する耐性のない安物なので、これまで定格で固定してきた。今回ちょっとだけ電圧を上げて試してみることに。
4. BIOS における各種設定
BIOS の画面において、
- Advanced > JumperFree Configuration > DRAM Voltage
定格電圧が 1.8V なので、0.1Vだけ上げる。5% くらいのアップなら問題ないかな。
1.80V → 1.90V
これにより安定するようになった感じ。
FSB を 400 → 425 に変更した場合、メモリの電圧を 1.95V に上げたら安定した。 CPU の電圧は 1.325V。
追記(2011/8/8): CPU Voltatage 1.25V 。FSB は 420。
追記(2011.12.17): CPU Voltage 1.25V, FSB 410, メモリの電圧 1.9V。これで安定しない場合は、FSB 400 にした。CPU とマザーボードの温度は、常に監視し、高くなった場合は、まず掃除をすること。
メモリのレイテンシ等を元に戻す
次に、メモリレイテンシやその他のメモリに関するう設定を戻す。以下の値を `Auto’ に変更。
- DRAM Timing Control
- DRAM Static Read Control
- Transaction Booster
この設定でも大丈夫のようだ。
5. メモリの限界を最初にテストしておくのが良い
追記(2011.8.5) : ここまで色々設定をいじってみたが、そもそもの話、最初に以下の事項を確認すべきだった。
・まずはメモリーの限界をチェックします。
1.CPUのクロック倍率を低めに設定する
(例.FSBX10のCPUならFSBX5くらいに設定)
AMDのAthronなどはHTのクロックも下げておきます。
2.FSBを徐々に上げてメモリーテストユーティリティでテスト
これで大体はCPUの限界を超えずにメモリーの限界がチェックできます。
・CPUの限界チェック
1.CPUのクロック倍率をデフォルト値に戻す
2.FSBをまずはメモリーの限界値まで上げてテスト
3.NGならFSBを徐々に下げていく
先にメモリーの限界値を把握するのがみそです。