1. LibreOffice で割付印刷をしたい
A4 用紙の半分だけ使った文書をコピーしないで、2つ並べて印刷する場合、印刷範囲の指定で「同一ページをコンマ区切り」にした後、プリンタの設定で「割付印刷」を行う。
LibreOffice の場合、プリンタの「割付設定」を行わなくても、アプリケーションの設定だけで複雑なレイアウトを実現できる。
2. ページレイアウトで「シートのページ数」を設定し、同一ページをコンマ区切り
前回と同じように、「スケジュール表(7日分) 横向き」を A4 サイズ横向きで作成した。
ここで A4 サイズで文書を作成した理由は、印刷するときに A4 の用紙を使うため。 B5 用紙で印刷したい場合は、ページ設定を B5 に設定してから文書を作成する。
上記の文書をダウンロードして LibreOffice で開く。例えば、この文書を A4 用紙に 16 個分印刷したいとする。
- メニューより、ファイル > 印刷
を選び、印刷ダイアログを開く。
「ページレイアウト」タブを選択し、「シートのページ数」で 16 を選ぶ。
「全般」タブを開き、「範囲と部数」にページレイアウトの「シートのページ数」で設定した数だけ、コンマ区切りでページ番号を繰り返し入力する。
3. 切り取るときの枠線も印刷したい
割付印刷した文書を切り取るとき、切り取るためのガイドとなる線が欲しい。
そのためには、「ページレイアウト」において、「シートのページ数」で「カスタム」を選択する。
「ページ」フィールドで、割りつけたい数を設定する。
例えば、1 ページに 4 つ文書を印刷したい場合、 2 から 2 と設定する。
切り取りの枠線を印刷するために、「ページごとに外枠線を描く」にチェックを入れた後、先ほどと同じように同一ページをコンマ区切りで入力してから印刷をする。
4. 用紙サイズを変更したい場合、プリンタの設定で出力用紙を設定する
もし、A4 サイズで文書を設定し、印刷は B5 でしたい場合、プリンタのプロパティで設定を行う。
上記の印刷ダイアログで、プリンターを選択し、「プロパティ」ボタンを押す。プリンタのプロパティダイアログで、「ページ設定」を選ぶ。
レイアウトで「用紙サイズ」が文書を作成したときの設定サイズであることを確認しておき、「出力用紙」を B5 に変更してから印刷する。
LibreOffice は PDF ファイルを読み込むことができる。そのため、他のアプリケーションで PrimoPDF 日本語版 のような PDF として印刷できるソフトを利用することで印刷の幅が広がる。