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2016年4月28日木曜日

エクスプローラーで「サーバーの実行に失敗しました」とダイアログが表示されフォルダを開けない

1. フォルダを開くことができない

Windows 7 でフォルダを開こうとした、その結果、

「サーバーの実行に失敗しました」

と表示され、全てのフォルダを開けなくなってしまった。(+_+)

ただし、この Windows 7 は、TeamViewer (11.0.56083) を使い、Windows 10 からリモート操作している。

 

2. 特殊フォルダの設定が原因ではなかった

エクスプローラー「explorer.exe "サーバーの実行に失敗しました"」の解決方法 - デジ絵初心者がガジェットを使ってみるブログ によると、

結論から申し上げますと

Windows7が起動時にあるはずの「マイドキュメントフォルダ」を参照できない

というのが原因です。

そこで、レジストリエディタ (regedit) を起動し、

  • HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\User Shell Folders

に設定されているフォルダと、下記一覧にあるフォルダの対応を確認した。

その結果、一部、存在しないフォルダが設定されていたので、対応するフォルダを作成した。

しかし、相変わらずフォルダを開けない。。(+_+)

システムの復元をしてもダメ。

 

3. TeamViewer の接続を切ったら、フォルダを開けた

問題の原因は以外なところにあった。

フォルダを開くことができた条件は、以下の通り。

  • TeamViwer の接続を閉じ、リモートから操作していた対象の PC で直接操作したら、フォルダを開くことができた。
  • また、同 PCにおいて、リモート接続がされてない状態で、フォルダを一つ開いた後、リモートから操作をするとフォルダを開くことができた。

何とも不可思議な現象だ。。(@_@;

2014年11月3日月曜日

TeamViewer の画面解像度が勝手に変わるのは、接続先リモートPC の解像度を間違えて設定していたため

1. 画面の解像度が勝手に変更されてしまう

二人で同じリモートPC に TeamViewer でアクセスしている。このとき、TeamViewer の設定で、画面解像度を 1280 × 800 に設定していた。

SnapCrab_No-1568

しかし、一人が接続を切ると、接続を続けている方の解像度が 1280 × 768 に変化してしまう。

 

原因はリモートPC の解像度の設定を間違えていた

SnapCrab_No-1567原因は、リモートPC の画面解像度が 1280 × 768 に設定されていたため。

これに対して、TeamViewer における接続プロパティの画面解像度を 1280 × 800 に固定していた。

接続プロパティの設定は、TeamViewer の「コンピュータ&パートナー」ウィンドウにおいて、

  • リモート接続するPC を右クリック > 詳細(歯車のアイコン) > プロパティ

を選択。「表示の設定」の「リモート画面解像度」のタブで 1280 × 800 を選んでいた。

このため、接続元の PC では、リモートPC の解像度が 1280 × 800 に設定されていると勘違いしていた。実際には、リモート PC の解像度は 1280 × 768 だった。

 

2. リモート画面解像度を「変更不可」にして、リモートPC の解像度を設定する

a. リモート画面解像度を「変更不可」に設定

これを直すには、接続元 PC の TeamViewer における

  • リモートPC のプロパティ画面 > 表示設定 > リモート画面解像度

を一度、「変更不可」に設定し、リモートPC に接続する。

SnapCrab_No-1569

この状態で接続すると、リモートPC の画面解像度は 1280 × 768 となる。

 

b. リモートPC の解像度を変更

次に、リモートPC 上で

  • デスクトップを右クリック > 画面の解像度

を選択し、「解像度」を 1280 × 800 に設定する。

SnapCrab_No-1571

 

c. TeamViewer のプロパティをデフォルトに戻す

後は、接続元 PC の TeamViewer におけるリモートPC のプロパティより

  • 表示設定 > リモート画面解像度

をデフォルトの「継承」に戻せば良い。

SnapCrab_No-1570

 

関連記事

TeamViewer で接続元のクリップボードの内容をリモート PC に転送したくない

1. クリップボードの内容が自動で転送されてしまう

TeamViewer でリモート PC に接続した場合、接続元でクリップボードにコピーした内容が転送されてしまう。

二人で同じリモート PC を使っているとき、接続元でコピーしたテキストがリモートのクリップボードに貼り付けられてしまうと混乱の元になる。

 

2. クリップボードの同期をやめる

これに対して、クリップボードの内容を送信したくない場合、

  • TeamViewer のメイン画面のメニュー > その他 > オプション > 詳細 > 他のパソコンとの詳細な接続設定

において「クリップボードの同期」のチェックを外す。

SnapCrab_No-1566

 

3. クリップボードの代わりにチャットを利用する

追記(2015/3/1): ただし、上記の設定だと、例えば接続元で閲覧している URL をコピーして、接続先に貼り付けるということができなくなる。

その代わりに、TeamViewer のチャット機能を利用すると良い。

リモートPC が表示されている画面上にあるメニューバーより、音声/動画 > チャットを選択する。

SnapCrab_No-1619

これにより、接続元のPC にテキストを送信するためのタブが表示される。この欄を利用して、コピーしたいテキストを送信すれば良い。

SnapCrab_No-1620

 

関連記事

2014年10月16日木曜日

動作が重くなったら TeamViewer をバッチファイルで再起動

1. TeamViewer の動作が重くなったら、サービスを再起動する

 TeamViewer でノートPC から デスクトップPC を操作している。

古いデスクトップPC を使っているので、接続先の Windows のテーマを「ベーシックモード」または「Windows クラッシック」に設定。しかし、長い時間接続していると、定期的に動作が緩慢になる。

このような場合、プロセス `TeamViewer_Service.exe’ を強制的に再起動すると元に戻る。

アプリケーションの再起動には、System Explorer を使うと良い。接続先であるデスクトップPC にモニターとキーボードを接続していないため、アプリケーションを終了させてしまうと、何も操作できなくなってしまう。そのため、終了から再起動まで面堂を見てくれるアプリケーションが必要。

しかし、アプリケーションの再起動をする操作は手間がかかる。そこで、TeamViewer を再起動する専用のバッチファイルを用意することにした。

 

2. `TeamViewer_Service.exe’ を再起動するバッチファイル

a. restart.bat を配置

Windows でアプリケーションを再起動するバッチ処理 を利用する。

上記を適当に restart.bat と名前をつけて保存する。

ここでは C:\restart.bat に配置した。

 

b. restart.bat を起動するショートカットを作成

C:\restart.bat に対するショートカットファイルを作成する。

SnapCrab_No-1556

  • ショートカットファイルのプロパティ > ショートカット > リンク先

に、OS に応じて、以下の値を入力する。

  • 64bit: C:\restart.bat "TeamViewer_Service.exe" "C:\Program Files (x86)\TeamViewer\Version9\TeamViewer_Service.exe"
  • 32bit: C:\restart.bat "TeamViewer_Service.exe" "C:\Program Files\TeamViewer\Version9\TeamViewer_Service.exe"

追記(2014/12/9): Version 10 にアップグレードしたら、以下に変更する。

  • 64bit: C:\restart.bat "TeamViewer_Service.exe" "C:\Program Files (x86)\TeamViewer\TeamViewer_Service.exe"
  • 32bit: C:\restart.bat "TeamViewer_Service.exe" "C:\Program Files\TeamViewer\TeamViewer_Service.exe"

SnapCrab_No-1557

ただし、restart.bat に与える第2引数は、System Explorer で確認すること。 System Explorer を起動したら、「プロセス」タブで TeamViewer_Service.exe 検索し、右クリック > 「プロセスの詳細」を参照。

SnapCrab_No-1554

後は、クイック起動にバッチファイルを置けば、必要なときに素早くバッチファイルを起動できる。

2014年10月13日月曜日

TeamViewer でリモート接続した Windows PC の UI を「ベーシックモード」から `Windows Aero’ に戻す

1. TeamViewer で一度ベーシックモードに設定した

SnapCrab_No-1544 ノートPC から デスクトップPC(モニターなし)を TeamViewer で操作している

 TeamViewer でリモート接続した Windows PC の動作が良くない場合、Windows Aero を無効にするよう促される。

Windows Aero – Wikipedia とは、

Windows Vista の登場に合わせ、Windows 95の最初のリリース以来となるユーザインタフェースのガイドラインの完全なる改定が行われた。見栄えの美しさへ言及するようになったほか、ボタンラジオボタンなどのコモン コントロール、タスク ダイアログ、ウィザード、コモン ダイアログ、コントロール パネル、アイコン、フォント、ユーザー通知、テキストのトーンなど内容は多岐にわたる[2]

パフォーマンス改善のためにテーマを変更する によると、

コンピューターの動作速度が遅い場合に、使用可能なメモリのほとんどがテーマによって使用されていることを示すメッセージが表示されることがあります。その場合は、Windows 7 のベーシック テーマまたはハイ コントラスト テーマに変更することでパフォーマンスを改善できます。

一度、TeamViewer で Aero を無効にすると、次のリモート接続から「ベーシックテーマ」が適用される。

… Aeroの他にベーシックと呼ばれるテーマが用意されている。これは、Aeroに対応していない環境や、Aeroを無効にしている場合に適用されるスタイルで、Aero SnapとAero Shakeを除き、Aeroで利用出来る機能が無効になる。

 

2. TeamViewer で元の Windows Aero に戻す

a. Aeroカラースキームを無効化

元の Aero に戻したい場合は、タスクトレイにある TeamViewer のアイコンを右クリック

  • TeamViewer のオプション> 詳細 > このコンピュータとの詳細接続設定

において、「自動的な画質を使用するときは、Aeroカラースキームを無効化します」のチェックを外す。

SnapCrab_No-1543

逆に、常にベーシックモードを使いたい場合は、この項目にチェックを入れておく。

 

b. パフォーマンス設定を行う

この後、Widows 7 でパフォーマンス オプションを調整して動作を軽くする設定を行った。ベーシックモードで使っているより調子が良いかも?

 

c. ベーシックモードを避ける理由

ハングアウト - Chrome ウェブストア を利用するようになった。

ベーシクモードでは周囲にウィンドウのようなものが表示されてしまうので Windows Aero に変更した。

 

d. 反応が遅い場合

追記(2014/10/16): もし、TeamViewer のパフォーマンスが悪くなったら、「ベーシックモード」に戻すか、または、「Windows クラシック」を選択すると良い。

  • デスクトップで右クリック > 個人設定

より、「Windows クラシック」を選択する。

SnapCrab_No-1547

 

参考サイト

2014年9月9日火曜日

TeamViewer で接続相手のマウスカーソルを表示したい

1. 相手のマウスカーソルの動きを表示したい

SnapCrab_No-1446 TeamViewer を使うと、PC を遠隔操作できる。

ノートPC から デスクトップPC(モニターなし)を操作するためには TeamViewer を利用すると良い。

ここで、第三者がデスクトップPC に TeamViewer で同時にアクセスして、ノート PC 側に PC の操作方法を教えたいとする。(右図)

このとき、デフォルトではノート PC 側に、第三者のマウスカーソルの動きが表示されない。そのため、第三者で「ここをクリックして…」と言っても通じない。

 

2. リモートカーソルを表示

遠隔操作している第三者のカーソルの動きを表示するには、ノート PC 側で TeamViewer のパネルを開き、

  • 表示 > リモートカーソルを表示

にチェックを入れる。

SnapCrab_No-1445

3. 常にリモートカーソルを表示するための設定

相手側のリモートカーソルを表示するために、毎回上記の操作をするのは面倒。(+_+)

常にリモートカーソルを表示するには、ノート PC 側の TeamViewer のメインウィンドウのメニューより、

  • その他 > オプション

を選択する。

SnapCrab_No-1442

TeamViewer のオプション画面において

  • リモートコントロール > ディスプレイ

において、「パートナーのカーソルを表示」にチェックを入れる。

SnapCrab_No-1443

2014年6月26日木曜日

TeamViewer で「パートナーにアプリケーションを表示する」ボタンを消す

1. 操作の邪魔になるボタンを消したい

TeamViewer は PC を遠隔操作するためのアプリケーション。

このアプリを起動すると、各ウィンドウの右上に、「パートナーを選択し、TeamViewer でこのアプリケーションを表示する」ためのボタンが現れる。

SnapCrab_No-1199

このボタンが表示されると、操作の邪魔になることがある。例えば、Firefox のツールバー

特に、フルアクセスでリモートコントロールする対象の PC で、このボタンが表示される必要性は全くないので、ボタンを非表示にしたい。

 

2. ボタンを非表示にする

a. クイック表示の設定

パートナーを選択し、TeamViewer でこのアプリケーションを表示する」を非表示に設定するには、

TeamViewer のメインウィンドウのメニューより、

  • その他 > オプション > 詳細 > 「詳細オプションを表示」ボタンを押す

SnapCrab_No-1201

  • コンピュータと連絡先設定 > クイック接続ボタンの「設定」ボタンを押す。

「クイック表示の設定」ダイアログが表示されたら、

  • クイック表示」ボタンを表示

のチェックボックスを外す。

SnapCrab_No-1197

 

b. 特定のアプリで非表示、ボタンの位置を調整

もし、特定のアプリケーションだけ、ボタンを非表示にしたい場合は、「クイック表示の設定」ダイアログにおいて、「追加」ボタンを押してアプリを特定する。

SnapCrab_No-1200

ボタンの位置をずらしたい場合は、スライダーを左右に動かして調整すれば良い。

2013年10月24日木曜日

古いノートPCに Debian 7 Wheezy をインストール - Windows と併用するためにブラウザの同期設定、FlashPlayer, Chromium, Dropbox, KeePass, TeamViewer, Wine をインストールし、スリープから復帰できるようにする

1. Debian 7 Wheezy

PAE 非対応 の古いノートPC に Lubuntu 12.04 をインストールしてみた。Ubuntu 12.04 は長期サポートされるバージョン。後3年半はサポートされる。

しかし、Ubuntu はそれ以降のバージョンで PAE 非対応の PC はサポートしない。そのため、Lubuntu 12.04 を使うことに抵抗を感じる。そこで、別のディストリビューションをインストールすることにした。

 

a. PAE 非対応の PC にも最新の Debian はインストールできる

Ubuntu は Debian を元に作られているディストリビューション。ベースとなる Debian の歴史は長い。

Ubuntu – Wikipedia によると、

Ubuntu(…)は、Debian GNU/Linuxをベースとしたオペレーティングシステム (OS) である。

PAE 非対応の PC をバッサリ切った Ubuntu 。それに対し、Debian は最新バージョンを PAE 非対応の PC にインストールできる。

第277回 Debian 7.0「Wheezy」の紹介:Ubuntu Weekly Recipe|gihyo.jp … 技術評論社 によると、

Debianのインストールイメージはアーキテクチャごとに用意されており,デスクトップ版,サーバ版といった区別はありません。PC向けであれば amd64少し古めのマシン(たとえばPAE非対応CPUや32ビットCPU搭載マシン)を対象にしたi386のどちらかを選択することになります。

そこで、Ubuntu から Debian に乗り換えることにした。

 

b. ライブCD で動作を確認

インストール前にライブCD を入手して、Debian を使えるか確認した。

Debian > Debian を入手するには > Debian -- Live インストールイメージ > Index of /debian-cd/current-live/i386/bt-hybrid より、

をダウンロードし、Vuze を用いて BitTorrent 経由でイメージファイルを取得。

ISOイメージISO Workshop で焼いた。

ライブCD の起動にはとても時間がかかった。無線ネットワークには接続できたが、なぜかブラウザを利用するとすぐにブラウザが落ちた。インストールした場合、ちゃんと動作してくれるかちょっと心配だった。

 

c. ネット経由でインストール

Debian のインストールはネット経由で行った。

インターネット経由の Debian のインストール > より i386 をダウンロード。イメージファイルを CD に焼き、CD ドライブから起動。インストール画面が表示されたら `Install’ を選択して、後は指示に従うだけ。

SnapCrab_No-0522_thumb

パーティションの設定は、ガイドにお任せ。 root とユーザーを作成し、パッケージの選択はデフォルトのままインストールした。

 

2. はじめての Debian 起動

a. Gnome Classic

Debian のインストールが終わり、作成したユーザー名でログインしたら、GNOME 3 に関する通知がされた。

残念ながら GNOME 3 が正しく起動せず、フォールバックモードで起動しました。

DSC05690

フォールバックモードとは、Gnome 2 の操作性に似たモードらしい。 GNOME Classic とも呼ばれる。

2.3.10. GNOME 3 によると、

なお、ハードウェアが GNOME shell の必要スペックを満たさない場合、「クラシック」インターフェイスにリダイレクトされます。

Controversy over GNOME 3 - Wikipedia, the free encyclopedia によると、

GNOME Flashback[7] is a session for Gnome 3 which was initially called "Fallback Mode", and shipped as a stand-alone session in Debian and Ubuntu. It provides a similar user experience to the Gnome 2.x series sessions. …

Fallback mode was removed in GNOME 3.8 and replaced with a suite of officially supported GNOME extensions named 'GNOME Classic'.

ログアウトし、ユーザ名の一覧が表示されたダイアログでユーザ名をクリックすると、ダイアログの左隅でデスクトップ環境を選択できるようになる。ここで Gnome Classic を選ぶことができる。

 

b. Gnome のショートカットキー

最低限覚えておくショートカットキーは、

  • 明るさ : 暗 F5, 明 F6
  • 音量: 小 F3, 大 F4

 

c. 日本語入力 は mozc

SnapCrab_No-0535最初に気がついたのは、日本語入力が mozc だったこと。mozc は Google 日本語入力のオープンソース版なので変換効率が良い。

Google 日本語入力 – Wikipedia によると、

2010年5月11日Google Chrome OSで必要な部分のみが「mozc」という名称で、オープンソース化された[4]

特選フリーソフト - 日本語入力をラクにする Mozc:ITpro によると、

UbuntuやFedoraなど多くのLinuxディストリビューションが標準搭載する「Anthy」は、実用的なIMEだが必要最低限の機能しか備えていない。Mozcであれば、サジェスト機能やリアルタイム変換など、最新の技術を生かしてより快適な日本語入力が可能になる

ちなみに、Lubuntu 11.10 をインストールしたときは、Anthy だったので、mozc をインストールした

 

d. デフォルトのブラウザは Firefox ではなく Iceweasel(アイスウィーズル)

Debian のデフォルトブラウザは Iceweasel と呼ばれる。

Iceweasel – Wikipedia とは、

SnapCrab_No-0530Iceweasel(アイスウィーズル)とは、ウェブブラウザ。またはその開発プロジェクトMozilla Firefox とほぼ同一のものであるが、商標の関係により同プロジェクトから独立したもの。

Iceweasel は現行の Firefox よりバージョンが古い。

LXDEなメモ【2】 によると、

Debianでは諸事情からFirefox(炎の狐)をIceweasel(氷のイタチ)と 名称変更しています。WindowsではFirefox、DebianではIceweaselという具合ですね。… Debianの安定版を使う場合、 IceweaselのバージョンはFirefoxの現行バージョンより一世代古いバージョンが適用されるサイクルとなるのが常のようです。

そんなブラウザ対策の観点からDebianの「テスト版」への関心が高まりました。「テスト版」であれば、Firefoxの現行バージョンに近いIceweaselを使うことができたからです。

 

e. Iceweasel を Firefox と同期させる

Windows 上 で利用している Firefox と同期させるために、Iceweasel の

  • メニューより、 > ツール > Sync をセットアップ

表示されたダイアログで、「既にアカウントを持っている」を選択。 4桁の数字が3行表示されるのでメモ。

次に、Windows 上の Firefox において、

  • Firefox ボタンより、オプション > Sync > 端末と連携

において、先ほどメモした数字を入力する。

追記(2014/8/17): 現行バージョンでは Firefox と Iceweasel の同期に互換性がないので、Iceweasel から Firefox へ乗り換えた

 

3. アプリケーションをインストールための準備

a. Debianフリーソフトウェガイドライン(DFSG)に準拠していないソフトを取得する設定

Debian に収録されるソフトには厳格な基準がある。フリーでないとアプリケーションは提供されない。

Debian – Wikipedia によると、

プロジェクトの抱負として、Debian社会契約[14]を掲げている。Debian社会契約は、プロジェクトが遵守すべき事項を定めたもので、1997年7月5日に採択された。その中のDebianフリーソフトウェアガイドライン (DFSG) は、Debianにおけるソフトウェア評価基準となっており、このガイドラインに適合しない、フリーではないと評価されたソフトウェアは、Debianの一部として提供されることはない。

そのため、デフォルトでは Flash Player をパッケージから取得してインストール出来ない。インストールするためには予め準備が必要となる。

メニューより、アプリケーション > アクセサリ > 端末 を起動。su コマンド を利用して、ルート権限で以下の作業を実行する。

/etc/apt/sources.list を vi で開き、

deb ftp://ftp.debian.org/debian stable main contrib non-free

を追記する。 vi の操作は以下を参照。

この sources.list には、パッケージをどこから取得するかに関する情報が記載されている。

Debianのsources.listの編集方法 によると、

Debianのsources.listと言えばパッケージ(ソフトのことね)をどこから取得するかということが書かれている大事なファイル。コマンドラインからのapt-getやaptitude、そしてGUIでのSynapticパッケージマネージャなどからパッケージを取得する時に使うとっても大事なファイル。

main, contrib, no-free の意味は、リナックス LINUX 初心者の会 - Debian リポジトリの追加 contrib non-free によると、

セクション「main」(DSFG に完全準拠し non-free のパッケージに非依存)は,通常,接続済みです。
セクション「contrib」(DSFG 完全準拠するも non-free のパッケージに依存)と,「non-free」(非 DSFG 準拠)は,インストール具合によって,接続されていない場合も有るかもしれません。

sources.list の編集が終わったら、サーバーからパッケージ・リストを入手する

apt-get update

 

b. パッケージ管理システム apt

上記の apt-get コマンドは、Debian におけるパッケージ管理システム。

APT – Wikipedia によると、

APT (Advanced Packaging Tool) は、Debian用のパッケージ管理システムである。…

apt-getコマンドを使用すると、システムに必要なパッケージが存在しない場合、その不足している依存性パッケージを自動的に判別し、そのパッケージも同時にインストールしてくれる。

 

c. sudo コマンドを実行できるようにする

apt-get コマンドを実行する度にルート権限を取得するのはやめ、ログインしたユーザが sudo コマンドを利用して apt-get を実行できるようにした。

sudo – Wikipedia によると、

sudo(“su do”)はUNIXおよびUnix系オペレーティングシステムプログラムの1つで、ユーザーが別のユーザーの権限レベルでプログラムを実行するためのコマンドである。一般的に、ユーザーがスーパーユーザー(すなわち root)の特権レベルを利用する際に用いられることが多い。

su コマンド を利用して、ルート権限で

visudo

を実行する。

一般ユーザーを sudo できるようにする - maruko2 Note. を参考にして、/etc/sudoers に

ユーザ名    ALL=(ALL) ALL

を追記して保存した。

以下、apt-get コマンドを利用するときは、

sudo apt-get …

と入力して実行した。

 

4. アプリケーションのインストール

a. Flash Player のインストール

SnapCrab_No-0536上記の設定をした後、Flash Player をインストールする。

apt-get install flashplugin-nonfree

これにより、Iceweasel で Flash Player を利用できる。

 

b. Chromium のインストール

SnapCrab_No-0540Google Chrome のオープンソース版であるブラウザ Chromium もインストールしておく。

apt-get install chromium

Windows の Google Chrome と同期させるため、

  • Customize and control Chromium > Settings > Sign in

において、Google アカウントを設定。

 

c. デスクトップ環境 LXDE と Gnome Classic の比較

SnapCrab_No-0537Lubuntu ではデスクトップ環境として、LXDE が採用されている。Gnome Classic と比較するために、試しにインストールしてみた。

apt-get install lxde

一度、ログアウトし、ログインしたいユーザ名をクリック。左下にあるセレクトボックスで LXDE を選んでからログインする。

立ち上がりは LXDE の方が早い。しかし、メモリ使用量を見ると、Gnome Classic と大差はなかった。

LXDE ではデフォルトで「画面の明るさ」「音量の変更」のショートカットキーが設定されていなかったので、お手軽に使える Gnome Classic を利用することにした。

LXDE を削除するには、

apt-get remove lxde

 

d. オンラインストレージ Dropbox

SnapCrab_No-0538オンラインストレージとして Dropbox を利用し、Windows とファイルを共有する。

Debian -- wheezy の nautilus-dropbox パッケージに関する詳細

apt-get install nautilus-dropbox

インストールが終わると、メニューのインターネットの項目に Dropbox が表示される。

 

e. KeePass でパスワード管理

SnapCrab_No-0539Windows でパスワード管理に KeePass を利用している。パスワードを保存したファイルは Dropbox に置いている。

http://packages.debian.org/sid/keepass2

apt-get keepass2

インストールが終わると、メニューの アクセサリの項目に keepass が表示される。これで、Debian と Windows でパスワードを共有できる。

 

f. TeamViewer で遠隔操作

SnapCrab_No-0541Debian をインストールしたノートPC から、Windows がインストールされたデスクトップ PC を操作したいので、TeamViewer をインストールした。

Linux版TeamViewerの無料ダウンロード より、debian 用のファイルをダウンロード。

ダウンロードしたファイルを右クリック > 別のアプリで開く > GDebi パッケージインストーラーを選択。

後はウィザードに従いインストール。 これにより、メニューの

  • アプリケーション > インターネット > TeamViewer 8

が表示される。

 

g. wine で Windows アプリケーションを実行

SnapCrab_No-0542Windows アプリケーションを実行できるようにするために、wine をインストールした。

apt-get install wine

圧縮されたファイルを解凍するには p7zip-full を利用する。

解凍する方法は、

7z x アーカイブ名

実行ファイル(.exe)を起動するには、

  • ファイルを右クリック > 別のアプリで開く > Wine Windows Program Loader

を選択する。

 

5. サスペンド、休止状態から復帰できるようにする

一時的に PC をスリープ状態にするために、シャットダウンより、「サスペンド」または「休止状態」を選択してみた。しかし、その後、全く復帰しなかった。

そこで、Debian -- wheezy の firmware-linux-nonfree パッケージをインストール。

apt-get install firmware-linux

インストール後、一度再起動したら、サスペンド・休止状態から復帰できるようになった。

Debian User Forums • View topic - Laptop does not wake up from suspend には、復帰しないときにチェックすべき点が述べられている。

Well, lets try some things, one thing at a time. (1) If your swap file is not somewht larger than your installed RAM do that first.

(2) still no go? I would swap out the video firmware for am alternative. So if you are running nvidia (which ought to work, but ...) try going over to nouveaux.

(3) Bummer? OK, let's go to var/log and check the pm-suspend.log. You are looking (probably toward the end of this file) for a module that does not close out as it should. The magic word is "failure" on the right side. In my experience it is typically a video driver or sometimes wireless.

Re: Laptop does not wake up from suspend

by Deb-fan » 2012-08-21 11:59

Check your sources.list to see if the nonfree repo for whatever release you're using is included. Debian is all about kickbutt free software, unless something has radically changed recently, nonfree software wouldn't be included default.

Afterwards ... in terminal could check and see what firmware you have installed. "dpkg --list | grep firmware-linux" w/o quotes. If you don't have the firmware-linux-nonfree package install the sucker and see if it helps. Just a brainfart ... might or not help. +1 mzilikazi too. Don't see how a kernel upgrade OR both could hurt anything for you.

 

関連記事

2013年10月18日金曜日

ノートPC から デスクトップPC(モニターなし)を操作したい - Brynhildr または TeamViewer を利用。Windows XP のサポート終了後は Linux で TeamViewer を使う

0. 目次

 

1. ノートPC から デスクトップPC を操作したい

SnapCrab_No-0542「ノートPC」と「デスクトップPCの本体」がある。ただし、モニターはなし。そこで、ノートPC をデスクトップPC のモニター代わりに使いたい。

ノートPC は古くて Windows XP がインストールしてある。CPU は Celeron M 1.4Ghz、メモリは 1.3 GB。今では Windodws XP ですら使用に耐えない。ブラウザを起動したら、他の作業がもたつく。

デスクトップPC の方は 5年前に自作したもの。CPU は Core 2 Duo E8400 3.00Ghz、メモリは 6Gで OS は Windows 7 。今でも日常的な用途には十分なスペック。ただし、デスクトップPC に接続するモニターやキーボード、マウスがない。

そのため、ノートPC からデスクトップPC を操作できるようにしたい。

 

2. ノートPC からデスクトップPC へリモート接続

ノートPC からデスクトップPC を利用するには、「リモート接続」をすれば良い。

デスクトップPC本体とノートPCの液晶画面の接続は可能ですか? - ノートPC - 教えて!goo によると、

ノートパソコンの液晶画面を取り外してデスクトップに繋ぐことは普通できません
しかしデスクトップパソコンで作業している内容をノートパソコンに表示したり操作することはできます
LAN などで接続する必要がありますが リモートコントロールや遠隔操作と呼ばれ各社からいろいろな製品が出ています

ASCII.jp:古いパソコンをリモート接続して活用する技 前編 (1/4)|柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 によると、

Windows 7/Vista/XPには、遠隔地にあるパソコンを手元のパソコンで操作できる「リモートデスクトップ」機能が搭載されている。性能の低い古いノートパソコンでも、デスクトップパソコンにリモート接続すれば、強力な処理能力を利用できる。

リモート接続する代表的なアプリケーションとして、BrynhildrTeamViewer がある。

Windows にも標準でリモートデスクトップの機能はあるが、接続先の OS が Windows 7 HOME エディションなので利用できなかった。

リモート デスクトップ接続 - Microsoft Windows によると、

この機能は Windows 7 のすべてのエディションで使用できますが、接続先は、Professional、Ultimate、Enterprise のいずれかのエディションを実行しているコンピューターである必要があります。

 

3. Brynhildr は LAN ではお手軽に使える

SnapCrab_No-0539リモートデスクトップとして、高速な動作で有名なのは Brynhildr

Vector 新着ソフトレビュー 「Brynhildr」 - シンプルで、誰でも簡単に使える“極高速リモートデスクトップ”ソフト によると、

ネットワーク経由でほかのパソコンの画面を表示するリモートデスクトップソフトには、さまざまな種類のものがある。例えば、WindowsのProfessional以上のエディションに標準で付属する「リモートデスクトップ」や、フリーのリモートコントロールソフトとして知られる「VNC」、あるいはその各種派生ソフトなどが有名だが、「Brynhildr」の特徴は、なんといっても動作の軽さ=高速性だろう。

動作が軽いことで定評のあるWindows標準の「リモートデスクトップ」だが、「Brynhildr」の動作の軽さはこの「リモートデスクトップ」に迫るほど。

「Brynhildr」の技術力はすごい。なにしろ「Brynhildr」は、マイクロソフトがワールドワイドで展開するMVP(Most Valuable Professional)アワードにおいて、日本人としては初めて「リモートデスクトップ」部門で受賞したほどなのだから。

試しに、Brynhildr より、最新のバージョンをダウンロードし、デスクトップPC とノートPC にインストールした。

 

a. 使い方

最初に、デスクトップPC で Brynhildr を起動し、Mode で ServerMode を選択した。そして、 IP アドレスを控えておく。必要であれば、Password を設定する。

SnapCrab_No-0537

次に、ノートPC で Brynhildr を起動し、Mode で ClientMode を選択。IP アドレスには、先ほど控えた IP アドレスを選択する。これにより、ノートPC からデスクトップ PC を操作できる。

SnapCrab_No-0538

 

b. 利点

Brynhildr が良かった点は、「日本語入力」を特に設定しなくても問題なく入力できるところ。レスポンスは、ブラウズを中心とした日常的な業務なら問題ない。

 

c. 外部ネットワークからの接続にはルータの接続が必要

ただし、IP アドレスを入力するのが面倒。

常時ノートPC からデスクトップPC を利用するためには、デスクトップPC を固定IP アドレスに設定しておく必要がある。ルータの DHCP の割り当て数と、ネットワーク内の PC の台数を確認し、IP アドレスが自動的に割り当てられない数値にしておくと良い。

外部ネットワークからリモートアクセスするには、ルータのポートフォワーディングの設定と、ダイナミックドメインネームシステム を利用する。

 

4. TeamViewer は想像以上にレスポンスが良い

次に、SnapCrab_No-0540リモートコントロールの定番アプリケーションといえば、TeamViewer

このアプリケーションは、LAN でも、ネットワーク越しでも意識することなくリモート操作できる。

ユーザー登録すれば、接続先のユーザを管理できる。

PC を起動した時に、TeamViewer を自動起動するようにしておけば、操作する側は TeamViewer を起動してすぐにリモートPC にアクセスできる。

当初、このアプリケーションは、リモートから簡単な操作をサポートする程度だと思っていた。しかし、使って見たら、レスポンスが想像以上に早かった。

  • TeamViewer の表示 > 画質 > 画質の最適化

を選択しても、快適に使えた。

 

a. 接続先のPC (デスクトップ) の設定

最初に、接続先 PC に TeamViewer をインストールし、起動する。

接続先 PC にアクセスできるようにするため、「個人的なパスワード」を設定。「使用中のID」を控えておく。この ID はインストール時に固定される。

SnapCrab_No-0541

もしくは、TeamViewer 右下の「コンピュータ & パートナー」より、TeamViewer 用のユーザ登録して、ユーザー管理をしても良い。

 

b. 接続する側(ノートPC)の設定

SnapCrab_No-0544TeamViewer 右下の「コンピュータ & パートナー」より、「リモートコンピュータ」を追加する。このとき、TeamViewer IDパスワードは、接続される側の PC で設定した値を入力する。

更に、「詳細」をクリックし、「フルスクリーン」を「全画面」にしておくと、ノートPC からデスクトップPC に接続したとき、ノートPC を操作する感覚でデスクトップPC を操作できる。

リモート画面解像度」は、ノートPC に最適の解像度に設定しておくと良い。

一度、設定した後に「プロパティ」ウィンドウを表示するには、対象のリモートPC のアイコンを右クリック > 「歯車」のアイコン「詳細」をクリック > 「プロパティ」を選択する。

 

c. 日本語入力の設定

TeamViewer の唯一の難点は、Brynhildr のように日本語入力を透過的に扱えないこと。

日本語入力をするには、ノートPC で TeamViewer を選択したときに、「直接入力」になっている必要がある。

日本語入力には、Google 日本語入力を使った。Google 日本入力は、IME のオン・オフのキーをカスタマイズできる。漢字変換に Ctrl + Space キーを割り当てた。

  • Google 日本語入力のプロパティ > 一般 > キー設定

より、「編集」ボタンを押し、「Google 日本語入力キー設定」画面を開く。

SnapCrab_No-0546

下部の「編集」より、「エントリーを追加」を選択する。ここで以下のように IME の設定をした。

  • 直接入力のとき、Ctrl + Space キーを入力すると、IME を有効化
  • 入力文字なしのとき、Ctrl + Space キーを入力すると、IME を無効化

SnapCrab_No-0545

一度、ひらがなモードにしようとしたら、英数モードになってしまったことがあった。この場合、日本語入力が英数モードのとき、マウスでひらがな入力に変更する。もしくは、以下の方法を試してみる。

それでも入力が正常にできなくなったら、再起動すると良い。

 

d. ウィンドウを閉じたら、TeamViewer を終了

デフォルトで TeamViewer は起動すると常駐する。TeamViewer のメインウィンドウを閉じたときに、TeamViewer 自体を終了させたい場合は、

  • TeamViewer のメインウィンドウ > その他 > オプション > 詳細

における「トレイメニューへの最小化」のチェックを外しておく。

 

e. 「パートナーにアプリケーションを表示する」ボタンを消す

追記(2014/6/26): 各ウィンドウの右上に表示されるボタンが邪魔なので消した。

 

f. 頻繁に接続が切れる場合

追記(2015/1/6): TeamViewer の頻繁に接続が切れる場合、UDP の使用をやめる。

Wi-Fi接続のTeamViewerクライアントで接続が切れる原因 - Field Isle - ITアーキテクト・マネージャの日々 によると、

TeamViewerの設定の変更を試してみて、最終的に、設定画面の「UDPを有効にする」のチェックを外すことでコネクションが切れる現象が発生しなくなることが分かりました。

  • その他 > オプション > 詳細 > 詳細なネットワーク設定

において、「UDPの使用(推奨)」のチェックを外す。

SnapCrab_No-1625

 

5. Linux で Temviewer を使う

Windows XP を安全に使えるのは 2013年度まで。

Microsoft Windows XP – Wikipedia によると、

2014年4月8日に延長サポートが切れると更新プログラムの提供が打ち切られるのでマイクロソフトはWindows 8(もしくはWindows 7)への早めの移行を呼び掛けている。

その後は、Linux をノートPC にインストールして、TeamViewer を利用するのが良い。

例えば、Debian で TeamViewer を使うためには、以下を参照。

Ubuntu 系のディストリビューションを使いたい場合は、以下を参照。

Puppy 系のディストリビューションを使いたい場合、以下を参照。

 

関連記事

2011年8月20日土曜日

TeamViewer で誤って接続先 PC を操作しないためのアクセスコントール - 相手の画面を覗くだけ、必要に応じてフルアクセス

1. 接続先 PC を誤って操作することを防ぎたい

SnapCrab_NoName_2013-1-28_2-42-35_No-00TeamViewer を使うと、PC をリモートから操作したり、画面の内容を見ることができる。

デフォルトでは、接続先の PC を操作するモード(フルアクセス)になっている。このため、誤って接続先の PC を操作してしまうことがある。

これを次のような設定に変更したい。

  1. 接続したときは、接続先 PC の画面を表示するだけで、接続先の PC を操作できない。
  2. リクエストを送った後、接続先の PC を操作できるようにする。

 

2. 【接続された側】フルアクセスで接続された場合、リモート入力を無効化にする

「フルアクセス」で接続された PC 側では、リモート入力を無効にすることができる。

接続された側の画面右下には、TeamViewer で接続されたときにウィンドウが表示される。その中の

  • 「リモート入力の有効化/無効化」ボタン

をクリックすることにより、リモート入力を無効化できる。

CropperCapture[306]

 

3. 【接続する側】接続先の画面だけを表示する「デフォルト」の設定

a. 接続先の相手に許可を求める
  1. TeamViewer を起動し、メニューより「その他 > オプション」を選択する。
  2. 左側ニューにある「詳細」をクリックした後、「詳細オプションを表示」のボタンを押す。
  3. 他のパソコンとの詳細な接続設定」の「アクセスコントロール」において、「表示」を選択する。

SnapCrab_TeamViewerのオプション_2013-1-28_1-46-36_No-00

ただし、この方法では、接続先にアクセスするたびに許可が必要となる。

 

b. 接続先の許可を必要としない設定

接続先の許可を必要とせず、アクセスしたい場合は、同上の「アクセスコントロール」において

「カスタム設定」

を選択する。

SnapCrab_TeamViewerのオプション_2013-1-28_1-46-0_No-00

「カスタム設定」の下にある「設定...」ボタンを押す。

表示されたダイアログで、

  • リモート画面表示: 許可
  • リモートコントロール: 確認後

とする。SnapCrab_アクセスコントロールの詳細_2013-1-28_1-54-37_No-00

 

c. 接続先ごとに設定する

接続するパートナーごとに、画質の設定をしたい場合は、

  1. コンピュータ&パートナー」ウィンドウに表示されているパートナーを右クリック > 「プロパティ」を選択。
  2. 「詳細」を選択
  3. 表示設定 > 画質 を選択する。

 

4. 【接続する側】接続する際に個別に設定する

追記(2013/02/11): 上記のようにデフォルトの接続設定をした後に、特定のコンピュータにフルアクセスしたい場合、次の手順で行う。

  1. 「コンピュータ&パートナー」を表示する。
  2. 接続先の相手をダブルクリックすると、「TeamViewerの認証」のダイアログが表示される。
  3. 詳細」を表示し、「アクセスコントール」から「フルアクセス」を選んで接続する。

SnapCrab_NoName_2013-2-11_14-16-59_No-00