プロ野球2024 単語

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プロ野球2024とは、2024年日本プロ野球における動向である。

更新2024年12月4日

概要

2024年3月29日セントラル・リーグパシフィック・リーグが同時に開幕する。

目次

出来事・予定

2月 1日 キャンプイン
23日 オープン戦開幕予定。3月24日まで
3月 11日 【移籍】巨人若林晃弘日本ハム拓也がトレード。
29日 レギュラーシーズン前半戦開幕。
5月 28日 セ・パ交流戦開幕。
6月 24日 【移籍】巨人松原聖弥西武若林楽人がトレード。
7月 23日 オールスターゲーム第1戦(エスコンフィールドHOKKAIDO)開催。全セが11-6で勝利
MVP牧秀悟
24日 オールスターゲーム第2戦(明治神宮野球場)開催。全パが16-10で勝利
MVP佐藤都志也
9月 23日 ソフトバンクが4年ぶり22回リーグ優勝
28日 巨人が4年ぶり39回リーグ優勝
10月 5日 ファーム日本選手権DeNAが球団初のファーム日本一
6日 セントラル・リーグ全日程終了。
9日 パシフィック・リーグ全日程終了。これでレギュラーシーズン全日程終了。
10月 12日 クライマックスシリーズ開幕。
13日 CS1stDeNA阪神に2連勝。DeNAファイナルステージ進出。
14日 CS1st日本ハムロッテに2勝1敗。日本ハムファイナルステージ進出。
18日 CSファイナルソフトバンク日本ハムに4連勝。ソフトバンク日本シリーズ進出。
21日 CSファイナルDeNA巨人に4勝3敗で、DeNA日本シリーズ進出。
26日 日本シリーズ開幕。
11月 3日 DeNAソフトバンクを4勝2敗で下し、26年ぶり3回日本一

達成された記録

セントラル・リーグ
阪神タイガース 広島東洋カープ
6月18日 梅野隆太郎が通算1000試合出場 5月8日 大瀬良大地が通算1000奪三振
6月21日 西勇輝が通算2000投球回 5月26日 栗林良吏が通算100セーブ
6月27日 岡田彰布監督通算700勝 6月7日 大瀬良大地ノーヒットノーラン
9月21日 岩崎優が通算500試合登板 8月14日 菊池涼介が通算300二塁打
8月21日 堂林翔太が通算1000試合出場
8月29日 菊池涼介が通算250犠打
9月29日 秋山翔吾は通算1500試合出場
横浜DeNAベイスターズ 読売ジャイアンツ
3月30日 度会隆輝が開幕戦から2戦連続本塁打
セ・リーグの新人史上初
5月11日 菅野智之が通算1500奪三振
5月19日 大和が通算1500試合出場 5月22日 坂本勇人が通算450二塁打
6月9日 筒香嘉智が通算1000安打 5月24日 戸郷翔征ノーヒットノーラン
6月21日 筒香嘉智が通算1000試合出場 6月1日 丸佳浩が通算1000得点
9月21日 宮崎敏郎が通算150本塁打 6月25日 長野久義が通算1500本安打
9月25日 岡本和真が通算1000試合出場
9月27日 岡本和真が通算1000安打
東京ヤクルトスワローズ 中日ドラゴンズ
5月3日 石山泰稚が通算500試合登板 3月30日 涌井秀章が通算2000奪三振
5月15日 村上宗隆が通算200本塁打 4月10日 高橋周平後藤駿太が通算1000試合出場
5月28日 山田哲人が通算1500本安打 6月14日 涌井秀章が通算500試合登板
8月8日 山田哲人が通算1500試合出場 7月12日 ライデル・マルティネスが通算150セーブ
パシフィック・リーグ
オリックス・バファローズ 千葉ロッテマリーンズ
6月25日 中村奨吾が通算1000安打
福岡ソフトバンクホークス 東北楽天ゴールデンイーグルス
4月13日 山川穂高が2打席連続満塁本塁打 5月24日 岡島豪郎が通算1000試合出場
4月23日 今宮健太が通算1000試合出場 6月16日 鈴木大地が全球団本塁打
5月7日 有原航平が通算1000投球回 7月28日 浅村栄斗が通算1000得点
5月8日 ロベルト・オスナが日通算200セーブ
6月15日 近藤健介が全打順本塁打
6月27日 東浜巨が通算1000投球回
8月31日 甲斐拓也が通算1000試合出場
9月15日 中村晃が通算1500試合出場
9月18日 又吉克樹が通算500試合登板
9月21日 山川穂高が通算250本塁打
埼玉西武ライオンズ 北海道日本ハムファイターズ
5月6日 中村剛也が通算350二塁打 4月3日 万波中正が全打順本塁打
5月24日 髙橋光成が通算1000投球回 6月9日 加藤貴之が通算1000投球回
6月4日 栗山巧が通算400二塁打 8月4日 宮西尚生が通算400ホールド
7月10日 外崎修汰が通算1000試合出場 8月11日 球団通算8500本塁打
7月14日 源田壮亮が通算1000安打
9月7日 外崎修汰が通算100本塁打
9月10日 平良海馬が通算100ホールド
9月18日 源田壮亮が通算1000試合出場

各チームの戦績・状況

2021年の順位順。球団をクリックすると球団のに飛びます。

  1. 阪神タイガース
  2. 広島東洋カープ
  3. 横浜DeNAベイスターズ
  4. 読売ジャイアンツ
  5. 東京ヤクルトスワローズ
  6. 中日ドラゴンズ
  1. オリックス・バファローズ
  2. 千葉ロッテマリーンズ
  3. 福岡ソフトバンクホークス
  4. 東北楽天ゴールデンイーグルス
  5. 埼玉西武ライオンズ
  6. 北海道日本ハムファイターズ

セントラル・リーグ

阪神タイガース

首脳陣
一軍 二軍
所属選手

太字は開幕一軍
は入団、灰色は退団

支配下選手
投手 捕手 内野手 外野手
育成選手
投手 捕手 内野手 外野手
  • --
  • --
戦績(74勝63敗6分、2位)監督:岡田彰布

球団初のセ・リーグ連覇をして戦った、岡田彰布監督の2年シーズン

序盤から首位に立つも、前年の優勝メンバーが投打とも不振に苦しみ、場には一時4位にまで低迷。選手の復調に広島の失速も重なったことで、最終盤には再び巨人との優勝争いに滑り込んだが、2位シーズンを終えた。

投手では桐敷拓馬リーグ最多の70試合登板防御率1点台、野手では前川右京高卒3年100試合出場・打率.269を記録するなど、前年に続いて有望覚醒が印的だったが、それ以上に野手を中心とした既存戦力の低迷がいた形に。特に大山悠輔中野拓夢佐藤輝明木浪聖也内野は軒並み成績が悪化し、大山佐藤は不振で二軍落ちも経験。助っ人野手のシェルドン・ノイジーヨハン・ミエセスは出番自体が少なかった。さらに、前年に躍動のとなった盗塁四球チーム全体で大幅に低下していた。


クライマックスシリーズではここ数年のジンクスにはまったか、3位のDeNAストレートでの勝ち抜きを許し、「アレンパ」のは泡と消えることになった。

オフ岡田監督電撃的に退任し、球団スペシャルアシスタント藤川球児が来季監督に就任。また、青柳晃洋ポスティングによるメジャー挑戦を表明した。

広島東洋カープ

首脳陣
一軍 二軍 三軍
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

支配下選手
投手 捕手 内野手 外野手
育成選手
投手 捕手 内野手 外野手
  • --
戦績(68勝70敗5分、4位)監督:新井貴浩

序盤は下位に低迷するも、交流戦で勝ち越すなど徐々に地力を発揮し、6月には首位に立つ。巨人との首位争いも優位に進めていたが、終盤になって投手が壊滅的な不振に陥り、なんと9月だけで貯金14が全滅巨人阪神だけでなく、大連敗で4位にいたDeNAにまで抜かれ、痛恨の借金・Bクラスフィニッシュとなった。

先発・救援とも盤石な投手力でコンスタントに勝ちを積み重ねていたものの、シーズンを通して打撃力はやや低調だった中での失速であった。助っ人外国人の稼働率も悪く、特に野手は全員シーズン中に退団するという異例の事態に。オフにはテイラー・ハーン以外の全員が退団している。

この年をもって野村祐輔が現役を引退し、コーチに転身。新井監督2025年シーズン揮を執ることが発表された。

横浜DeNAベイスターズ

首脳陣
一軍 二軍・育成
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

支配下選手
投手 捕手 内野手 外野手
育成選手
投手 捕手 内野手 外野手
戦績(71勝69敗3分、3位)監督:三浦大輔

三浦監督の4年シーズン

序盤から首位を狙える位置にはいたが終始追いつけない苦しい戦いとなり、7月には9連敗を喫して全に脱落。広島の大失速により棚ぼた的にAクラス入りを果たしたものの、前年から勝ちを3つ減らしてのフィニッシュだった。

牧秀悟のさらなる進化タイラー・オースティン復活もあって、リーグ最高のチーム打率.256・522得点と、打のチームとしてリーグを席巻。同じく最多の69盗塁と機動力も較的高かった。一方でチーム防御率ヤクルトに次ぐブービーで、特に救援の炎上立っていた。


しかし、クライマックスシリーズでは2位阪神ストレートで下し、ファイナルステージでも投手戦を制して巨人を打倒。2度となる3位からの日本シリーズ出場を果たすと、日本シリーズでもソフトバンク打線を抑え込むことに成功、2敗からの4連勝で勝利球団では横浜ベイスターズ時代の1998年以来26年ぶり、DeNAとなってからは初の日本一を達成した。

三浦監督は来季も続投。一方、ベテラン大田泰示大和が戦力外となり、大田は現役引退を決断した。

読売ジャイアンツ

首脳陣
一軍 二軍
三軍 巡回
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

支配下選手
投手 捕手 内野手 外野手
育成選手
投手 捕手 内野手 外野手
戦績(77勝59敗7分、1位)監督:阿部慎之助

阿部慎之助監督1年シーズン

首位の期間はわずかでも、抜群の投手力を背景にAクラスを死守して戦いを進め、9月からは首位を堅持。阪神との首位争いにも勝利し、4年ぶりのリーグ優勝を達成した。

なんといっても、ここ数年の足かせとなっていた投手力が大きく向上。前年オフ加入のカイルケラー、新人王を獲得した船迫大雅、故障や不振から復活した大勢、高梨雄平太など、あらゆる戦力が奮起したことで、先発・救援ともリーグ防御率トップに転じた。野手は前年にべて低調で、リーグ最多の完封負けを喫したが、阿部監督の提唱した「守り勝つ野球」でリーグを制した形となった。


…のだが、クライマックスシリーズでは貧打が悪化し、わずかな得点を守り切れず負けが重なる。アドバンテージ以外では2勝を挙げたのみで、DeNA念のCS通過を許してしまった。

この年限りで梶谷隆幸立岡宗一郎が現役を引退したほか、菅野智之海外FAで再びメジャーに挑戦する。契約を残す阿部監督は、来季も揮を執る。

東京ヤクルトスワローズ

首脳陣
一軍 二軍
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

支配下選手
投手 捕手 内野手 外野手
育成選手
投手 捕手 内野手 外野手
  • --
戦績(62勝77敗4分、5位)監督:髙津臣吾

連覇の歓喜を取り返したいシーズンだったが、投壊に苦しんで終始下位に低迷。4月以降一度もAクラスに上がることはなく、最終盤で中日を抜いて5位フィニッシュと前年同様に薄氷を踏む展開だった。

打線は前年から得点数を減らしたが、村上宗隆本塁打打点の2冠、長岡秀樹最多安打タイトルを獲得するなど、依然として優位。だが、打低環境摘される中でも先発投手の成績がさらに悪化し、12球団一の先発防御率4点台記録。救援投手は序列の整理や大西広樹覚醒もあって少し持ち直したものの、やはりリーグワーストだった。

監督は来季も続投。一方、メジャーにも挑戦した青木宣親ユニフォームを脱ぐことを決断した。

中日ドラゴンズ

首脳陣
一軍 二軍
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

支配下選手
投手 捕手 内野手 外野手
育成選手
投手 捕手 内野手 外野手
戦績(60勝75敗8分、6位)監督:立浪和義

何としても結果を出したい立浪政権の3年

最序盤こそ単独首位に立つなど優位に戦っていたがそれもつかの間、わずか1かで最下位に転落。ヤクルトとの5位争いにも最終盤で敗れ、念の3年連続最下位に終わった。

中田翔中島宏之の両ビッグネームは開幕前までファンの期待を大きく集めるも、シーズンでは一転して低迷。山本泰寛太郎が一時軸も担う嬉しい誤算もあったが、相変わらず貧打は解消しなかった。投手では髙橋宏斗最優秀防御率松山也が最優秀中継ぎライデル・マルティネスが最多セーブタイトルを獲得とタイトルホルダーには恵まれたが、故障や不振の選手も立ち、イニング消化に課題を残す場面がしばしば見られた。

オフ小笠原慎之介ポスティングでのメジャー挑戦を容認された。立浪監督は任期満了で退団し、新監督には二軍監督井上一樹が就任する。

パシフィック・リーグ

オリックス・バファローズ

首脳陣
監督 コーチ
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

支配下選手
投手 捕手 内野手 外野手
育成選手
投手 捕手 内野手 外野手
戦績(63勝77敗3分、5位)監督:中嶋聡

球団初の4連覇をした中嶋聡監督の4年は、失意のシーズンとなった。

開幕から投打ともに故障者が続出し、特に打線最低限の得点すら上げられないことが多く、終始下位に低迷することに。鳴り物入りで加入した西川龍馬が不振に苦しむ一方、好調な選手に限って故障することが続き、振るわない選手を一軍で使い続けざるを得ない悪循環に陥っていた。投手は相変わらず優秀だったが、先発の勝ち頭がいない苦しさも同時に味わっている。

オフ中嶋監督が退任し、岸田護が新監督に就任。コーチの一軍・二軍の区別が復活することになった。また、3連覇にも貢献した比嘉幹貴安達了一小田裕也T-岡田が現役を引退マーウィン・ゴンザレスオリックスでのプレーを最後に引退を決めた。

千葉ロッテマリーンズ

首脳陣
一軍 二軍
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

支配下選手
投手 捕手 内野手 外野手
育成選手
投手 捕手 内野手 外野手
戦績(71勝66敗6分、3位)監督:吉井理人

ソフトバンクに首位独走を許すも、自軍も西武戦での貯金を武器にAクラスを安定して守り抜く8月から3位が定位置となり、そのままシーズンを終えた。

DeNAから加入したネフタリ・ソトが活躍し、残留したグレゴリー・ポランコと合わせて軸を担った一方、日本人野手で突出した結果を出した選手はおらず。一方投手では鈴木昭汰横山陸人ブルペンの柱となり、佐々木朗希が自身初の2桁勝利マークした。


クライマックスシリーズでは2位日本ハムに挑んだが、1勝2敗で敗退となった。

オフ佐々木朗がポスティングシステムによるメジャー挑戦を表明。井上晴哉は現役を引退した。

福岡ソフトバンクホークス

首脳陣
一軍 二軍
三軍 四軍
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

支配下選手
投手 捕手 内野手 外野手
育成選手
投手 捕手 内野手 外野手
戦績(91勝49敗3分、1位)監督:小久保裕紀

小久保監督の1年は、投打ともに他球団を圧倒する強さでリーグを席巻し、首位を快走してシーズンを終えた。

山川穂高が1年のブランクをものともしない活躍で本塁打打点の二冠王。栗原陵矢も大きな怪なくシーズン完走し、近藤健介柳田悠岐とともにとにかく打ちまくった。投手を向けてもリバン・モイネロ先発転向が大成功し、有原航平とともに左右の2枚看板を形成するなど弱みだった先発事情が大きく改善。杉山覚醒現役ドラフトで加入した長谷川威展の成長もあり、ブルペンも優位に戦った。


クライマックスシリーズでは日本ハムを打倒しDeNAに挑むが、自慢の打線が抑え込まれまさかの敗退。日本シリーズでの敗退は、巨人に敗れたダイエー時代の2000年以来、実に24年ぶりのことであった。

この年をもって和田毅が現役引退を決断した。

東北楽天ゴールデンイーグルス

首脳陣
一軍 二軍・育成
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

支配下選手
投手 捕手 内野手 外野手
育成選手
投手 捕手 内野手 外野手
戦績(67勝72敗4分、4位)監督:今江敏晃

今江監督の初シーズン。序盤から45位にとどまり、5月にはソフトバンク相手に2試合で33失点を喫した「33-0」が発生するなど重苦しい雰囲気となっていたが、それでも交流戦では僅差でソフトバンクに競り勝ち、チーム初の交流戦優勝を達成。その後は最終盤にAクラス入りのチャンスもあったが、及ばず4位でシーズンを終えた。

ほとんど一軍経験のなかった石原彪を一時捕手として起用、茂木栄五郎代打の切り札とするなど特色ある采配を取っていたが、打撃成績は前年から悪化。則本昂大の抑え転向が一定の成果を挙げ、藤井聖藤平尚真ブレイクするなど投手では新戦力の躍動もあったものの、防御率先発・救援ともリーグワーストとこちらも改善しきれなかった。

オフに今江監督は任期を1年残して解任。二軍日本一に導いた三木肇が再び揮を執る。また、田中将大が制限えの減額提示を拒否し、自由契約となった。

埼玉西武ライオンズ

首脳陣
一軍 二軍三軍
所属選手

太字は開幕一軍
は入団、灰色は退団

支配下選手
投手 捕手 内野手 外野手
育成選手
投手 捕手 内野手 外野手
戦績(49勝91敗3分、6位)監督:松井稼頭央→渡辺久信(代行)

松井監督2年シーズンだったが、開幕から深刻な貧打に直面し、4月下旬以降最下位から抜け出せず。5月26日には松井監督が休養し、ゼネラルマネージャー渡辺久信が代行を務めたが、チーム状況は悪化の一途をたどった。シーズン100敗こそ最終盤の奮起で回避したものの、パ・リーグでは2005年楽天(97敗)以来となる90敗を記録。球団史上でも歴史的な低迷となった。

規定未達の者を含めても打率.250以上の選手は岡田雅利(1.000、引退試合の1打席のみ)、平沼翔太(.265)、源田壮亮(.264)の3人しかいない惨状で、2桁本塁打を放った選手はおらず、チーム打率は.212チームOPSは.574と凄まじい状態であった。新人王の武内夏暉が活躍した先発防御率2.85でリーグ2位だった半面、救援は3.41でワースト2位。サヨナラ負けの多さも立っていた。

オフ松井監督渡辺監督代行とも退任し、ファーム監督西口文也が一軍監督に昇格。増田達至岡田雅利金子侑司引退となった。

北海道日本ハムファイターズ

首脳陣
一軍 二軍
所属選手

太字は開幕一軍
は入団、灰色は退団

支配下選手
投手 捕手 内野手 外野手
育成選手
投手 捕手 内野手 外野手
  • --
  • (111)田泰希
戦績(75勝60敗8分、2位)監督:新庄剛志

2年連続最下位からの逆襲をシーズンは、開幕から打撃好調で上位をキープ場に一時Bクラスに転落するも、再び這い上がって2位シーズンを終えた。

打低が摘されながら、チーム得点は前年から大幅に増加。新戦力のフランミル・レイエス水谷瞬も期待以上の活躍で、上位キープに貢献した。投手力は抜きんでたものではなかったが、FAで獲得した山﨑福也上沢直之を埋め、チーム2位タイの10勝を挙げ、同3位の147.2回を投げ抜いた。


クライマックスシリーズではロッテを下したが、ソフトバンク相手には1勝もできずシーズンを終えた。

3年契約を終えた新庄監督は来季も揮を執ることが決定。オフには王融以来となるCPBLからのポスティング煬を獲得した。

順位

セントラル・リーグ
















1 巨人 巨人 77 59 7 .566 -
2 阪神 阪神 74 63 6 .540 3.5
3 DeNA DeNA 71 69 3 .507 8.0
4 広島 広島 68 70 5 .494 10.0
5 ヤクルト ヤクルト 62 77 4 .446 16.5
6 中日 中日 60 75 8 .444 16.5
パシフィック・リーグ















1 ソフトバンク ソフトバンク 91 49 3 .650 -
2 日本ハム 日本ハム 75 60 8 .556 13.5
3 ロッテ ロッテ 71 66 6 .518 18.5
4 楽天 楽天 67 72 4 .482 23.5
5 オリックス オリックス 63 77 3 .450 28.0
6 西武 西武 49 91 3 .350 42.0

ポストシーズン

クライマックスシリーズ 日本シリーズ
1:巨人(2勝4敗) DeNA(4勝2敗)
2:阪神(2敗) DeNA(4勝2敗)
3:DeNA(2勝)
1:ソフトバンク(4勝) ソフトバンク(2勝4敗)
2:日本ハム(2勝1敗) 日本ハム(4敗)
3:ロッテ(1勝2敗) 

タイトル

野手

タイトル セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 成績 選手名 球団 成績
首位打者 タイラー・オースティン DeNA . 近藤健介 ソフトバンク .314
最多本塁打 村上宗隆 ヤクルト 33 山川穂高 ソフトバンク 34
最多打点 村上宗隆 ヤクルト 86 山川穂高 ソフトバンク 99
最多安打 長岡秀樹 ヤクルト 163 辰己涼介 楽天 158
最多盗塁 近本光司 阪神 19 周東佑京 ソフトバンク 41
最高出塁率 デニス・サンタナ ヤクルト .399 近藤健介 ソフトバンク .439

投手

タイトル セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 成績 選手名 球団 成績
最優秀防御率 髙橋宏斗 中日 1.38 リバン・モイネロ ソフトバンク 1.88
最多勝利 菅野智之 巨人 15 有原航平

伊藤大海
ソフトバンク

日本ハム
14
最多奪三振 戸郷翔征 巨人 156 今井達也 西武 187
最高勝率 菅野智之 巨人 .833 伊藤大海 日本ハム .737
最優秀中継ぎ投手 松山

桐敷拓馬
中日

阪神
43 河野竜生 日本ハム 34
最多セーブ投手 ライデル・マルティネス 中日 43 則本昂大 楽天 32

表彰

ベストナイン

ポジション セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 選手名 球団
投手 菅野智之 巨人 有原航平 ソフトバンク
捕手 山本祐大 DeNA 佐藤都志也 ロッテ
一塁手 岡本和真 巨人 山川穂高 ソフトバンク
二塁手 吉川尚輝 巨人 小深田大翔 楽天
三塁手 村上宗隆 ヤクルト 栗原陵矢 ソフトバンク
遊撃手 長岡秀樹 ヤクルト 今宮健太 ソフトバンク
外野手 ドミンゴ・サンタナ ヤクルト 辰己涼介 楽天
細川成也 中日 近藤健介 ソフトバンク
近本光司 阪神 周東佑京 ソフトバンク
指名打者 - フランミル・レイエス 日本ハム

ゴールデングラブ賞

ポジション セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 選手名 球団
投手 菅野智之 巨人 リバン・モイネロ ソフトバンク
捕手 山本祐大 DeNA 甲斐拓也 ソフトバンク
一塁手 岡本和真 巨人 山川穂高 ソフトバンク
二塁手 吉川尚輝 巨人 小深田大翔 楽天
三塁手 坂本勇人 巨人 栗原陵矢 ソフトバンク
遊撃手 矢野雅哉 広島 源田壮亮 西武
外野手 秋山翔吾 広島 辰己涼介 楽天
近本光司 阪神 周東佑京 ソフトバンク
岡林勇希 中日 万波中正 日本ハム

月間MVP

機構
/
セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
投手 球団 野手 球団 投手 球団 野手 球団
4月 ライデル・マルティネ 中日 ドミンゴ・サンタナ ヤクルト 伊藤大海 日本ハム 柳田悠岐 ソフトバン
5月 床田寛樹 広島 小園海斗 広島 武内夏暉 西武 栗原陵矢 ソフトバン
6月 大瀬良大地 広島 タイラー・オースティン DeNA リバン・モイネ ソフトバン 近藤健介 ソフトバン
7月 高橋宏斗 中日 佐野恵太 DeNA 有原航平 ソフトバン 髙部瑛斗 ロッテ
8月 東克樹 DeNA 近本光司 阪神 リバン・モイネ ソフトバン フランミル・レイエス 日本ハム
9月 吉村貢司郎 ヤクルト 岡本和真 巨人 伊藤大海 日本ハム 栗原陵矢 ソフトバン

FA権有資格者

太字は権利を行使した選手。

セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
球団 FA権 海外FA権 球団 FA権 海外FA権
巨人 日本ハム
  • --
ヤクルト
  • --
楽天
  • --
DeNA 西武
  • --
  • --
中日
  • --
ロッテ
阪神 オリックス
広島
  • --
ソフトバンク
  • --

引退

日付 選手 所属
9月1日 金子侑司 埼玉西武ライオンズ
9月2日 岡田雅利 埼玉西武ライオンズ
9月5日 鍵谷陽平 北海道日本ハムファイターズ
9月8日 T-岡田 オリックス・バファローズ
9月11日 安達了一 オリックス・バファローズ
9月13日 秋山拓巳 阪神タイガース
9月13日 青木宣親 東京ヤクルトスワローズ
9月15日 比嘉幹貴 オリックス・バファローズ
9月16日 小田裕也 オリックス・バファローズ
9月16日 田島慎二 中日ドラゴンズ
9月17日 増田達至 埼玉西武ライオンズ
9月19日 砂田毅樹 中日ドラゴンズ
9月25日 山崎晃大朗 東京ヤクルトスワローズ
9月25日 マーウィン・ゴンザレス オリックス・バファローズ
9月27日 野村祐輔 広島東洋カープ
10月23日 梶谷隆幸 読売ジャイアンツ
10月27日 立岡宗一郎 読売ジャイアンツ
11月1日 二保旭 千葉ロッテマリーンズ
11月3日 加藤豪将 北海道日本ハムファイターズ
11月5日 和田毅 福岡ソフトバンクホークス
11月12日 阿部和広 北海道日本ハムファイターズ
11月13日 江越大賀 北海道日本ハムファイターズ
11月15日 大田泰示 横浜DeNAベイスターズ
11月20日 タイシンガーブランドン大河 埼玉西武ライオンズ
11月29日 小峯新陸 東北楽天ゴールデンイーグルス
大空
大河原
12月1日 古川侑利 福岡ソフトバンクホークス
12月2日 古谷拓郎 千葉ロッテマリーンズ

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  • 16 ななしのよっしん

    2024/10/13(日) 19:35:21 ID: 2UVzoyaJkO

    CSとかいつの間にやってたん? 阪神知らん間に敗退してるし、去年の一般人も巻き込んだ盛り上がりは何だったんだ……。あまりの落差にうすら寒くなってくる。

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  • 17 ななしのよっしん

    2024/10/15(火) 22:23:25 ID: RI08OpYPii

    CSは時期の問題とか色々あるからなぁ 感覚きすぎが言われてたけど最後の最後で優勝決定したのに余韻なくすぐCS始まるのもどうなの?って気もするし

    個人的には両リーグ1位2位トーナメントしてくんねーかなーと思うんだけど

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  • 18 ななしのよっしん

    2024/11/03(日) 22:42:22 ID: kwasoN7tcR

    去年は阪神だったけど、今年はDeNA日本一
    いずれも生きている間に見れるかどうかも怪しかった日本一が2年連続でテレビなどで見られたのは熱かったな。
    現地民が羨ましいわ。

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