(1年前の2012年03月04日経済「逝きし世の面影」記事概要)
『日銀総裁のインフレ1%発言で「円安」に突入か』
日本銀行(白川方明総裁)は2月14日1%のインフレ目標の導入を決め金融緩和に踏み切った。
日銀は元々物価水準の『目安』を前年比上昇率で『2%以下、当面は1%』に設定していた。数値だけなら以前と全く同じ。
違いは今までは努力義務が無い『目安』だった。今回は言葉が『目途』。
日銀は『目途』(目標)の英訳に『ターゲット』を使わず、『ゴール』と訳して今まで否定していた『インフレ・ターゲット』と受け止められないよう気を配る。
日本語訳も『目標』(ターゲット)を否定して、『目途』(めど)を強調している。
英国など他国のインフレ・ターゲット導入は、インフレ抑制なので紙幣増刷ができない。
デフレ下の日本は名前は同じでもインフレ抑制では無くインフレ誘導なので一番安易な紙幣増刷が遠慮なくできる。
他国と日本の違いとは、世界で10億人が飢餓に苦しんでいる中で先進国が飽食による肥満に苦しんでる話に似ている。
人の基本的本能の食欲でダイエットが超難問で成功しないように、膨大な財政赤字を抱える国家にとってインフレ抑制は至難の業。
反対に日本のようなデフレ克服の紙幣増刷では財政赤字解消とインフレはセットなので成功は至って簡単。失敗したくても出来ない。
阿呆でも成功する。
市場はインフレ・ターゲットに敏感に反応。円相場は78円台から82円台に一直線の円安相場。
(ノーベル経済学賞のクルーグマンがわざわざ指摘するまでもなく)インフレ・ターゲットで日銀が紙幣を増刷すれば一石三鳥、膨大な税制赤字もデフレも円高も自動的に解消する。
今まで長い間、日本企業が苦しんでいた異常な円高は一体何が目的だったのだろう。
『資本主義制度の全般的危機』
資本主義全体が制度疲労を起こし末期症状で、数百年に一度の歴史的な転換点が迫っている。
ソブリン危機でギリシャのデフォルトが迫っているが、数千年前にギリシャで銀貨が創られて、今に続くマネーゲームが始まっている。
ギリシャ以前は小麦、羊などの必需品が『貨幣』(交換財)だったので貯蓄には限界があった。金銀など希少金属の『通貨』では無限大に蓄えることが可能になる。
アテナイの貨幣は銀98%の品質保証だったのでギリシャの『貨幣』には物理的な限界があった。
ローマ銀貨は98%から2%へと劇的に品質を落とし、実質的に通貨を無尽蔵に拡大したが、それでも製造原価の一定の限界があった。
今は紙幣の時代で『金』は完全に無限大になり人々の欲望も無限大で歯止めが無い。
ところが器である地球は有限である。
悪魔の碾き臼の新自由主義の無限大の欲望(金)の破綻は必然で危機は避けれない。
『日本資本主義の危機と右傾化』
80年前の世界恐慌で資本主義は全般的危機に見舞われ、日独伊など脆弱な資本主義国は非常手段としてファシズムが採用され一時的には成功するが国家自体が崩壊する。
ファシズムとは、資本主義の究極の搾取形態なのです。
今の日本がファシズム台頭の1930年代と似ている部分もあるが正反対の方が遥かに大きい。
昔とは大違いで日本人は世界で一番平和主義で人を殺せないのでファシズムになりようが無い。
橋下徹の言動はファシズムに似たハシズムと言われている。
小泉純一郎は二流政治家がタレントの真似をしたら『他と違う』と勘違いした市民から圧倒的な支持をうけた何とも阿呆臭い話。
橋下徹は二流タレントが政治家の真似をしたら矢張り『他と違う』と二匹目のドジョウがいた馬鹿馬鹿しい笑えない笑い話。
『日米の右傾化は胡散臭い』
米国は9・11で正気を失い対テロ戦争の自滅に走るが、日本も拉致事件で病的に右傾化・自滅にまっしぐら。
リビアやシリアのイスラム過激派武装勢力をアメリカなどが支援しているのですから9・11アルカイダ犯人説は余りにも怪し過ぎる。
もっと怪しいのは日本を右傾化させた北朝鮮の拉致事件。
米国は朝鮮戦争のトラウマがあり武力行使する考えが無い。
冷戦崩壊で極東地域から米軍の段階的撤退は避けれないが、対米従属しか無い売国的な自民党や官僚や政府は困る。
起死回生の妙案が拉致事件でのマスコミによる雪崩の様な北朝鮮バッシングの凄まじいキャンペーンによる緊張状態。
何年間も一番影響力があるがテレビのニュース枠は北朝鮮バッシングしか流さなかった。
アメリカ人が9・11で右傾化したように日本人は極度に右傾化。
北朝鮮は今でも戦争中で、日本人拉致は敵国の同盟国の後方攪乱程度の発想なのです。
米朝会談で朝鮮戦争の終結(北朝鮮承認)が解決したら核も拉致も即座に解決する。
米中韓など世界にとって、日本の従軍慰安婦や南京大虐殺否定の方が余程大きな問題で、拉致事件は30年も前に起きた被害者十数人の歴史上の小さな事件。
これで日本は11年も引っ張った。
30年前の北朝鮮の引き起こした日本人十数人の拉致事件と、70年前の日本の引き起こした数十万人の拉致や大虐殺と、どちらが世界的な大事件であるかは言うまでも無い。
FBIが国際手配している子供を拉致した日本人親は百人以上。ハーグ条約を批准していない日本は世界から見たら極めて重罪の拉致を放任している拉致大国で、人権無視の『発想』が根本的に違っている。
『今(去年2012年3月)の円安を報道しないマスコミ』
日銀の為替介入による『円安』はマスコミによって大きく報道されたがインフレ目標での『円安』はごく小さい扱い。
日銀にりよるインフレ・ターゲットでの『円安』は、余程都合が悪いのだろう。
『円』が急激に下がりだしたらマスコミは『ドルやギリシャ国債など欧州のユーロ危機が回避される見通しだから』と日銀のインフレ・ターゲットでの『円安』を否定。
真っ赤な嘘である。
欧州のソブリン危機ですが収まるどころか3月2日には米格付け会社(ムーディーズ)は、ギリシャの長期国債格付けを『Ca』から、最低ランクの『C』に引き下げる。
『C』は、通常はデフォルト(債務不履行)に陥っており、元利の回収見込みが極めて薄い債務のこと。
『悪魔の碾き臼だった新自由主義』
中曽根康弘から始まり20年前から本格的に導入された新自由主義の悲惨な結末は必然である。
経済が需要と供給、生産と消費の両輪で成り立っている事ぐらい、中学生程度の経済知識でも分る。
経済に手品は無い。
経済をサプライサイド(生産側)だけの問題と捉え、『徹底的に生産側を合理化して安くて良い物を作りさえすれば需要は自動的に付いて来る』は大間違い。
ユニクロ程度のミクロな個々の企業の経理か経営の視点である。(少数では儲かるが、他が真似ると全員が損をする)
生産コストの削減はマクロ経済(社会全体)では、結果が反対となる。
20年間も一生懸命にやった構造改革、リストラや賃下げ等の雇用条件の悪化や社会保障の縮小は、暮らしを直撃して『消費』を冷やし結果的に景気回復を妨げ、現在の膨大な『財政赤字』と『デフレ経済』と『超円高』の日本経済の三重苦を生んでいる。
ブッシュ政権がイラク進攻で『アメリカ軍はバクダット入城でイラク人から花束で迎えられる』と考えたのと五十歩百歩の自分勝手の能天気なお気楽さ。
悪魔の碾臼、新自由主義の詐欺的な真っ赤な嘘に日本の政府、財界、連合幹部など全員が騙される。
『原発安全神話と似た構造の経済神話』
『原発安全神話』は原発ペンタゴンの長年の努力の結果(世論誘導)だったが、同じ誤った世論誘導が経済問題でも起きていた。
ユーロ危機ですが『PiiGS が酷すぎるだけ』と矮小化しては駄目で、欧州共通通貨のユーロの危機なのです。
昔の様なギリシャ単独通貨ドラクマなら何分の一に通貨の大幅切り下げられる。
人口が1000万人程度で観光が一番の資源のギリシャ通貨が数分の1になれば割安感から世界から観光客が押し寄せ経済が回復すが、共通通貨ユーロなので出来ない。
ユーロの危機は、いわれているほど酷くなく実は米ドルの方が問題点が大きいのだが『目先を眩ます』目的であるとの指摘もあり、真実や先行きは不透明。
『米国が日本を秘密裏に仮想敵国扱い』
日本は68年前にアメリカに袋叩きされたトラウマで軍事的野心が全くないし憲法9条もある。軍事的な仮想敵国にはならない。
冷戦崩壊後、アメリカに軍事力で対抗出来る仮想敵国は世界から消滅する。
アルカイダは目くらましか猫だまし。
ソ連を失ったアメリカは、軍事の代わりに『経済』で仮想敵国を想定した可能性が高い。
150年前に当時の覇権国の大英帝国がGDP大国インドの経済を根本的に破壊して植民地化した19世紀の歴史と同一の経済行為の21世紀版である。
日本は長年軍事外交をアメリカに丸投げ。経済でも同じでアメリカ議会対日要望書を数年後に官僚達が一所懸命努力して実現する。
日本の国是である『対米従属』には明確な動機があった。
敗戦後の焼け野原復興の成功体験が『アメリカの言う通りで日本が繁栄する』との安易過ぎる妄想を生んだ。
君主論のニッコロ マキャベリの『国家は、自分の国益の為に行動する』との世界中で誰でも知っている原則に『アメリカだけ例外』と自分勝手に思い込む。
『日本の経済を意識的に破壊』
日本は『アメリカが悪いことをする筈がない』と勘違しているが、日本の戦後復興はアメリカの国益に叶ったから協力しただけ。
日本経済は第一義的には政府に責任があるが、アメリカに真正面から敵対して独自に立てた経済政策はほぼゼロ。
アメリカの政財界の言う通り忠実に行った結果が、今の閉塞状態である。
今とは大違いで、ジャパンバッシングも多少あったが仮想敵国ソ連がアメリカの脅威であった20年前まで、基本的に米国の言う通りで間違いなく日本は発展した。
ところがソ連崩壊以後は正反対になる。
日本政府の問題点ばかり目がいって、アメリカが旧ソ連に対してとっていた、あるいは150年前にイギリスがインドに対してとっていた『どうすれば対象国の経済を根本的に破壊できるか』との見地から、日本を見るようになった『不都合な現実』を見落としている可能性が高い。
そう思って、今の日本国の政治経済の数々の不思議を見れば全ての謎の答えが出てくる。
日本だけが冷戦崩壊後20年間もマイナス成長のデフレ経済に苦しむ。
しかももっと不思議なのは、それでも日本の『円』は史上最高のレベルの異常な高さ(経済の圧倒的な強さ)なのです。
通常は日本の『円』とは正反対に、その国の通貨が暴落する。
インフレ対策に有効な消費税増税ではデフレの日本では劇薬で、TPPや消費税増税で日本の経済の根本が破壊される。
(8千字を超える1年前の元記事を短く要約)
『安倍晋三シンドローム 別名、ピーピーひなどり病』
漫画中毒のネットウヨの『中国が悪い』に、それ程大きな間違いはないが死に至る恐ろしい安倍晋三症候群ですね。
『弱いのに強く見せざるをえないタカ、勇ましいことを口にしても、ピーピーひなどりみたいに鳴いているようにしか聞こえない。』ので別名、ピーピーひなどり病。
この『逝きし世の面影』ブログが主張している経済認識とネットウヨや安倍晋三の現状認識がほぼ一致している。
中国共産党が世界の『共通の敵』であるかは別として今の日本の若者たちの苦境は本物で怒らない方が間違っている。
ヒトモノカネ情報など全てが国境を超える悪魔の碾臼、新自由主義の跳梁跋扈で、大企業が世界を相手に競争しているのと同じで、一般労働者が無理やり中国などの為替関係で違いすぎる低賃金の労働者と競争させられている。
基本的に無茶苦茶。これでは生活が出来ない。
中国韓国に向かった怒る若者自体は何の不思議もない。基本的に正しいが悲しいかな社会科学の知識が不足しているので『中国共産党が敵だ』と思い込んだのですね。
真実のごく近くまで達しているのだが、右傾化で脳みそは空っぽで目は節穴。
口先ばかりが勇ましいが売国的な安倍晋三シンドロームである。
『安倍晋三の、崩壊した冷戦(ソ連封じ込め)の粗悪な二番煎じ(模造品)』
中国は宇宙遊泳に成功しているので、半世紀前の超大国ソ連に匹敵する軍事力はある。
半世紀前のソ連は陸軍や核やミサイルでは米軍に拮抗していたが海空の通常兵力では到底及ばす脆弱だった。
ソ連封じ込めの『永久に終わらない戦争』(冷戦)は残念ながら20年以上前に終わって影も形もない。
最後の冷戦の残滓として北朝鮮問題が残っているが安倍晋三は年がら年中救う会の青バッジを胸につけ冷戦復活を夢見ている。
冷戦時代、米国は経済的にソ連を完全に封じ込めていた。
紀元前のローマとカルタゴのポエニ戦争の昔から政治経済と軍事は一体不可分。
ヒトモノカネ情報が自由に国境を越える今は米中両国は経済的に不可分に結びつき、安倍晋三が望む中国封じ込めは夢のまた夢。
冷戦当時の対ソ軍事対決は見せかけで、米軍は日本の最前線である北海道には一兵も駐留させなかったし、自国のアラスカ州には核やミサイルを配備しない。
アメリカは剣道の名人の寸止めのように細心の注意を払っていた。
冷戦は本物の軍事対決では無かったのである。
アメリカにとっては冷戦を含むすべての『戦争』とは、日本の無駄に大きい箱物造りの公共事業と同じで、永久に終わらないことに最大の意味があったがレーガンが過激にやり過ぎてゲームオーバーで唐突に終わって仕舞う。
アメリカは建国以来常に仮想敵国を想定して超大国にのし上がった歴史的な経緯がある。
今の仮想敵国は力量不足のイラクでもイランでもない。ましてやもっと実力が無いローカルなアフガニスタンのタリバンや正体不明のアルカイダでもない。
No.1の超大国の仮想敵国は『何処の国が最適か』と考えれば、間違いなく20年前の冷戦崩壊当時の実力No.2の日本ですよ。
相手が中国でもアルカイダでも朝鮮でも誰でも良いが冷戦再復活は良い話で、日本以外の何処かを相手に冷戦を復活させれば日本が助かるが、所詮無理な願望でしょう。
『死んだ東西冷戦は二度と生き返らない』
日本の『中国封じ込め』ですが、米国の知日派(軍産複合体)の方針を自分勝手に忖度しているだけ。まったくの勘違いか、悲惨な思い違い。
日本が無駄に大きい箱物造りのゼネコンだけではない様にアメリカも軍産複合体だけではない。
そもそも経済制裁とか封じ込めとは、いじめや体罰と同じで彼我の圧倒的な力量差が絶対条件である。相手から報復されないから、安全だから可能なのです。
行うなら中国が弱かった20年前に行うべきだった。
今では日中は逆転しているのですよ。GDP値では拮抗しているが貿易量の総額では何倍も中国が上なのです。
日本が中国いじめや封じ込めを行っても力量差の関係で無理。封じ込めが成立しない。
田中宇が『中国と対立するなら露朝韓と組め』と言っているが、当然な主張でしょう。
多数派だから少数派を封じ込めることができるが、日本は中国だけではなくて周りの全ての国と揉めている。
これはもう、無茶苦茶です。
現状では、本当に日本国が行ったとしたら、それは『中国封じ込め』ではなく日本の『引きこもり』(鎖国?)にしかなりません。
そういえば日本の青少年の『引きこもり』ですが、世界では類似例が全くないので外国人には理解不能の不思議な現象らしい。
この状態の人は100万人にのぼるらしいです。
ニートも入れたら更に多いでしょう。
どこの国にもプー太郎は居ますが、家に引きこもるという現象は多分日本特有だと思います。
Wikipedia参考だと、平均年齢は30代です。
今後、ニートや引きこもりを食わすために政府の負担は確実。これらは日本国の脅威なのでしょうか。
90式さん、観点は凄くいいと思いますが、構図の作り方があまりよくないことないですか。
>今後、ニートや引きこもりを食わすために政府の負担は確実。これらは日本国の脅威なのでしょうか。
この見立ては確かに正解でしょうが、そもそもこの政府は人を救わず、むしろ競争社会を煽り立てて弱者をニートや引きこもりに追い込みますから。あなたの見立てはどっちからというと弱者に厳しく、そういう構図を推進した連中側の視点に立っていると思いませんか?
そもそも「弱者をしごいたら壊れちゃいました」の世界ですよね。で、「あいつらが弱いのが悪い」のだと言い張っているに等しいですよね。
永久に救いのない解決不能の世界ですよね。強者が弱者を救わず、弱者が生き難い競争社会を作っておいて、その責任をそもそも解決能力のない弱者に求める。そんな強者側に立つあなたが弱者側に落ちてくることを私は望みます。で、「肉屋を支持した豚」とののしりたいですね。(もちろん、冗談ですよ。)
という感じで、あなたは正しいのですが、筋道の作り方があまりよろしくないですよ、と言いたかっただけです。
個人は弱いですからね。個人主義者ほど、社会のことを考えないと結局自分の身を守れなくなり、さらに社会を疲弊させて行きます。
酔狂人さん、お返事ありがとうございます。
私の書き方が足りなかったのですが、私も自己責任論には反対です。
精神病や発達障害への理解の無い社会と、それを放置してきた政府も悪いと思います。
他のブログサイトはどうかは知りませんが、【FC2ブログ】には無い機能のようです。
私もたまに使います。
リンク記事参照。
http://blog.goo.ne.jp/junsky/e/8372f57c3210bfbfd0a750c77e9b264c
全体主義とは究極の個人主義ではないかと最近考えるようになりました。人のことを考える人間なら全体主義なんてありえませんよね。
全体主義国家における密告行動とか考えてみると国家権力と個人が直接結びつき、個人同士は分断されているように思うのですが。
なんだか面白い(しかし気がめいる)話になってきたので、参加させてください。
この国の政府は競争社会を勝ち抜いてきた人ばかりで構成されておりますから、エリートに弱者への配慮を求めるのはそもそも間違っているのかもしれません。
このごろ儒教関係の本とかばかり漁っておりますが、朱子学→科挙官僚制度の社会体制が日本でも採用されて以来、(西洋化・近代化の装いで隠蔽されているが)競争社会がずっと続いているそうです(『朱子学化する近代日本』小倉紀蔵著)。だから誰もが国家に忠誠を尽くし、かつ同胞と競争する、という思考に慣らされてしまうのですね。
全体主義もとい究極の個人主義、競争社会から逃げる先といえば、浅学ゆえ同調圧力の強い「ムラ社会」しか知りません。与那覇潤氏のように「江戸時代が好き」と屈託なく言うつもりはありません。
究極の利己主義の表れとしての「博愛主義」もありうるでしょうが、その場合救う弱者と救わない人の線引きというものが行われると思います。どんな人でも救うセーフティーネットは宗教を母体にするものしかありえないような気がします。ところで引きこもりの平均年齢、21歳は若すぎる気がしますがどうなのでしょう。
正しくは家族会07年調査で30代でした。
つまらないミスで連投する事に成りましたがお許しください。
不登校の問題にしても、教育体制には批判が行かず、「個人の心理」の問題にされがちです。組織に甘く個人に厳しいこの風潮はなんとか成って欲しいが、まだ時間がかかりそうなのが残念です。
それにしても読者の誰一人も、この記事のメインである『アベノミクスは誰でも成功する』には言及しない。なんとも不思議な話である。
まあ書いている本人も、『アホでも成功するアベノミクス』にはブログ記事冒頭で触れているだけで、あとは日本や資本主義全般でアベノミクスに直接的には言及していない。
私が詳しくアベノミクスを解説しなかった理由は、ごく簡単で仕組みそのものが簡単だから。100%何の疑問も無いからですね。
まさに、誰がやっても間違いなくアベノミクスは成功するのです。
ところが護憲派の政治ブログで、私と同じ見解が皆無。ほぼゼロなのです。
新自由主義やTPPを批判している経済学者でも同じで、アベノミクスを批判している。その影響で護憲左派のブログは軒並み右にならえで批判している。
ノータリンの極右の主張だからと条件反射的に疑っているのですね。
困った話である。
政治は結果責任の世界であり、結果が良いものは正しいのです。
そしてアベノミクスの成功は(私も記事に書いたが)1年も前に証明されている、論争にならない既成事実ですよ。
誰も『アホでも成功するアベノミクス』にコメントしなかった理由が、100%の常識であるから『あえてコメントするまでもない』と考えたのであれば、喜ばしいが、
その逆の、『到底納得いかない』『疑わしい』であれば大問題。
果たして答えはいずれなのでしょう。
ファシズムが「国家』とか「民族』などをスローガンに掲げていたので『ファシズム=全体主義』との間違った印象操作が行われているが、これは悪質な与論誘導の典型です。
国家や民族(全体)を主張したのは、彼らが単に政治的に右翼だったからですよ。
右翼とは習性として必ず国家だの民族だのの『全体の大事さ』を強調するものなのですね。
だからといって、右翼を全体主義と呼ぶものは一人も居りません。
儒教(朱子学)は基本的に帝王学(君子の道徳)であり何よりも秩序を重んじる。
江戸幕府が公式学問に採用したのは当然な判断だった。儒教の異端である陽明学は道徳の実践を大事であるとしたので大塩平八郎の乱のようなことも時には起きてしまうが、朱子学では大震災時でも暴動も略奪も絶対に起きない絆社会が出来上がる。
宗教が世俗世界を支配していた欧米の政教分離原則が、逆の政治など世俗勢力が宗教を利用していた日本に導入されて、本来の意味を意味を知らないので『言葉の通りである』と解釈される。
これと同じで本場の中国では儒教は上に立つ君子が心得なければならない道徳なのですが、我が日本国は庶民を含む一般道徳とされる。だから日本では暴動も略奪も決して起きないのです。
日本独自の他に例がない『引きこもり』ですが、いつまでの大人になれないネットウヨの大量派生と同じ理由でしょう。
基本的に『大人になりたくない』『親離れしたくない』子供の思惑と、いつまでも子離れが出来ない『子供を手放したくない」親との不思議な共同作業で、ピーターパン症候群の一種ですね。
一人前の大人になりたくない。
独り立ちしたくないのですが、これは日米同盟にしがみつく今の日本国の姿とそっくり同じです。
円高デフレを円安インフレにさえすれば経済はよくなるとは本当でしょうか。第一、経済というのは人々の思惑が入り乱れる複雑なものはず。エリートが何々すれば景気は良くなる。新自由主義を取り入れば景気は良くなる。今度は円安インフレ、公共事業の大盤振る舞いで景気は良くなる、と。そんな簡単ものでしょうか。
第二に、数%のインフレは問題なくて、今のデフレは問題が大有りだと。前の選挙では自民党から共産党まで、テレビも新聞でもデフレ脱却さえすれば景気は良くなるといっていましたたが、これも本当なのでしょうか。ここ20年デフレ(といってもほとんど安定した物価)で大人たちはインフレを忘れている。そして、インフレを知らない子供たちが大人になっている。みんなインフレの怖さを何とも思っていない。本当に数%のインフレになる保証はどこにもないし、結局予想もしない猛烈なインフレを引き起こし生活をズタズタに破滅するかもしれません。
もちろん、自分はアベノミクスが成功してほしいし、こんな心配は杞憂で終われば何よりですが。
管理人様、文章があまり整っていなくて申し訳ないです。これからも興味深い記事をよろしくお願いします。
良好なブログ環境の維持とコメント管理の必要から、当ブログでは匿名のコメントは不掲載とするローカルルールがあり『はじめてのコメント』では困るのです。次回の投稿時には何でも結構ですから個人が識別できるHNでのコメントを是非ともお願い致します。
アベノミクスですが当ブログのように『正しいのだ』と言い切っているブログは極少数。
というか護憲左派ではゼロですね。
手放しで新自由主義を賞賛していて、いつもの例なら大賛成するはずの自称マクロ経済学者の池田信夫さえ賛成していないのですよ。
今の日本が異常な円高とデフレに長年苦しんでいるのは誰でもが知っている話ですね。
通貨高とデフレ経済ですが、これらは『人々の思惑』とは無関係に、紙幣の無制限の大量発行(今のアベノミクス?)で簡単に解決する程度は、経済学の初歩の初歩の知識であり、なんの間違いも無いのですよ。
歴史的にも1930年代の大恐慌のデフレ経済からいち早く抜け出したスェーデン銀行や、最近ではユーロ危機の影響での投機筋のスイスフラン買いの高騰からの脱出で、スイス銀行が無制限の紙幣の大増刷で解決したのですから、アベノミクスの成功は論争にならない既成事実ですよ。
デフレも通貨高も、紙幣の大増刷で必ず解消されます。これはなんの疑問もない。
日本の場合には大問題だとされている膨大な公的債務も自動的に解消されることは、冷静に考えれば誰にでも簡単に理解出来ると思いますよ。
『前の選挙では自民党から共産党まで、テレビも新聞でもデフレ脱却さえすれば景気は良くなるといっていました』は間違いです。
輪転機をグルグル回してお札をすりまくると言っていたのはアホの安倍晋三だけなのです。
話は逆で『自民党から共産党まで』全員が例外なく20年間も今の『はじめてのコメント』さんと同じ事『本当に数%のインフレになる保証はどこにもないし、結局予想もしない猛烈なインフレを引き起こし生活をズタズタに破滅するかもしれません』と、言っていましたよ。
マルクスが150年前に資本主義経済では8年から10年周期で必ず景気が変動して、インフレとデフレが交互に繰り返す仕組みを科学的に解明する。
ところがですね、ケインズ政策というデフレの特効薬が発明された第二次世界大戦後の世界ではインフレしか起きていないのですよ。
その唯一の例外は日本国なのです。
デフレがバブルの副産物として起きたと日本では思われているが、日本のバブル程度の現象は世界から見れば年がら年中、何処かの国で必ず起きているのです。
バブル自体は不思議でないし、バブル崩壊はもっと不思議でない。
バブルは必ず崩壊するものなのです。
世界で日本だけが陥ったデフレですが、これはバブル崩壊が原因ではなくて、実は同じ時期に起きていた冷戦崩壊が原因であるとするのが、この記事の隠れたメインテーマなのです。
アメリカが密かに第二次冷戦(日本相手の経済戦争)を始めたのではないのか。
実際の戦争でも情報戦の占める割合は大きいが、実弾が飛ばない経済戦争での主戦場は情報宣伝戦がメインなのです。
そして軍事大国アメリカの最も得意とするのが、情報宣伝やよ論誘導などのプロパガンダなのです。
冷戦崩壊後の「新秩序」とアメリカの仮想敵国
2011年01月15日 | 軍事、外交
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/6c0f3f873e6f30a4141b8cade428fbaa
米国ソブリン危機(Xデー)を秋まで先送りで、止まらない円高
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/08a35f4d630df7f95428474264c1f44c