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逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

続、陰謀論の嫌いな人の心理

2008年11月12日 | 9・11事件と情報操作

「陰謀論」という言葉の胡散臭さ、不正確さ。

困ったことに若者では、『陰謀論』が「援助交際」なんかと同じような極最近に作られた「流行語」だと言う事を知らない人が多い。
最初「援助交際」の言葉を「足長おじさん」の話かと思っていたんですが単なる少女売春じゃあないですか。
「家庭内暴力」は最近の親父は昔のように先祖がえりして暴力的になってきているのかと勘違いしていた。
ところが何と「家庭内暴力」は親父が子供を殴る話ではなく、引きこもりの子供がストレスから親を殴る話で『引きこもり暴力』あるいは『引きこもり症候群』とでも名づけるべき事例である。
家庭内であれ家庭外であれ子供が親を殴る事が正常な行為、現象だと思いますか。?
日本独自の『引きこもり』を抜きにしてこの現象を語ることは無意味である。
日本社会で昔は引きこもりは無かったが『少女売春』の方は大昔から有り正確に少女売春と呼ばれていた。
しかも言葉として昔の少女売春の方が援助交際なんかより実体を正確に表しているという意味で何倍も優れている。
『援助交際』や『家庭内暴力』のように言葉として意味が不鮮明で劣っているばかりではなく、誤解される可能性が有るものが流行るのは困った現象である。



『言葉の劣化現象』

その意味でも最近の『陰謀論』は『援助交際』と同じような言葉として意味が不鮮明で劣っているばかりではなく、誤解される可能性が有るという間違いを犯している。
今ネット社会で盛んに使われている『陰謀論』と言う言葉も、つい最近までは『謀略』と言う言葉だった。
しかも『謀略』という言葉はあったが『謀略論』という言葉は無かった。
その意味でも近頃ネット空間で流行りの『陰謀論』とは何とも摩訶不思議な言葉である。

何故『陰謀』ではなく『陰謀論』なのか。?
色々有るはかりごと(謀)の中でも、陰に隠れて一般のみんなが知らないものを『陰謀』と呼んだ。
以前はユダヤの話は陰謀で、張作霖爆殺のようにみんなが知っている事件事故は謀略と呼んで区別していた。
マスコミや歴史書に絶対に書かれる事がないユダヤだのフリーメイスンだのテンプル騎士団だのが、誰にも知られず密かに世界制服を企てる計画の様に、『みんなが知らない』陰に隠れたはかりごと(謀)だから『陰謀』になる。

そして『陰謀』と言う言葉には取るに足らない些細な噂話程度のニュアンスが有る。
だから日本の運命を決定付けた張作霖爆殺の様な謀略事件は幾等事件が陰謀めいていても『陰謀』とは呼ばない。


今のように9・11事件の様にみんなが全員知っている事件であり、
しかも世界とアメリカを終わることの無い対テロ戦争の惨禍に巻き込んだ最重大事件を、些細な噂話程度のニュアンスが有る『陰謀論』と呼んだ段階で、其れこそ何らかの隠された思惑を持ったインボウ(陰謀)です。



『言論封殺語としての罵倒語』

程度の差こそあれ、今では世界中の人達がブッシュ政権の公式発表を信じずに疑っている。
穏健派の懐疑論は『責任逃れの隠蔽工作、証拠隠滅』で最過激派の懐疑論は対テロ戦争を引き起こす為の『ブッシュ政権の自作自演の空爆テロ』でしょう。

『陰謀論』と言う言葉でブッシュ政権による空爆テロという過激な懐疑派を封殺するだけでなく、同時に「陰謀論」という言葉を言論封殺語にして、穏健派懐疑論を封殺しようとする意図は、十分に考えられます。

嘘も真実も、味噌も糞も一緒くたにした全ての非難的な言動を一掃する一石二鳥の作戦でしょうね。





『決して答えない(答えられない)陰謀論・論者』

陰謀論に限らず論戦とは、何かの共通点がなければ建設的にはならず低級な足の引っ張り合いとか言葉の揚げ足取り程度に終始します。

『陰謀論』を口にする相手(解同活動家のかつ君)に、9・11政府公式報告書は完全なものであると考えているのか。?
それとも不完全なモノと考えているのか。?
政府報告書には書かれていない空白部分はないのかと何度も質問したんですね。
しかし何度質問しても答えない。言を左右にしてのらりくらり返事をしない。何とこの人達は(この質問に対して)決して絶対に答える事が出来ないんですよ。

誰が見ても不完全なアメリカ政府報告書を完全無欠なものと考えているなら、この人物はアメリカ教の信者で有り、其のようであれば聖書原理主義のアメリカ福音派との論争と同じ様に、宗教信者との教義論争では何処まで行っても神学論争しか出来ないので論争自体が無意味です。
不完全と考えているなら、お互いの間には共通の土俵が有り、主義主張が違っていても実りある真面目な討論が戦える。

そう考えて何度も質問したが、この人たちは絶対に答えませんね。
自分が密かにアメリカ政府公式報告書を疑っている事を誰にも知られたくないんですよ。
実に面白い現象です。
自分が穏健派の懐疑論者であるという事実を死んでも認めたくないのでしょう。





『陰謀臭い陰謀論』

『陰謀論』という言葉は、自衛隊のイラク派兵に関連して唐突に日本国内で語られだした『自己責任』とまったく同じ種類の言葉です。
あの時アメリカ軍のファルージャ掃討戦に運悪く巻き込まれた日本人ボランティア3人に対して、本来株取引等の投資家に用いられていた『自己責任』を罵倒語として産経や読売、日本政府関係者から『自作自演説』とセットで突然に使用されだした。
正に陰謀ですね。
この悪しき逸脱した使用例は、大阪の橋下徹知事閣下によって私学補助削減の緩和や家庭の生活苦を訴えた高校生に対しても使用され高校進学は『自己責任』と突っぱねるなどにエスカレートしていくわけです。

『陰謀論』という罵倒語は言論封殺の道具として政治的な思惑で『自己責任』と全く同じように、同じ時期に同じ政治目的で、ひょっとすると同じ集団によって其れこそ『陰謀』として造られた言葉ですよ。
この一連の言葉達を新造した犯人?とか動機とか経緯とか影響とかを考えることは十分に建設的で有るばかりでなく現代の日本を取り巻く世界を理解するうえで大きな手助けになる可能性が有ります。



『ばら撒かれるニセ情報』

普通どんな謀略事件でも永田メールのような目くらましのニセ情報がばら撒かれるものです。
対空攻撃が予想される軍用機は戦闘地域では赤外線追尾ミサイル用にファイアーボールが、レーダ追尾ミサイル用には大量のアルミ箔片をばら撒きながら飛行する。

今回の9・11事件でもユダヤ人全員避難説とか純粋水爆説とか地震兵器説とか瓦礫の後に見つかった解けた鉄塊とかは擬装用の永田メールか攻撃をかわす為のアルミ箔片の類いでしょう。

半世紀前に起こった日本の3大謀略事件三鷹松川下山事件でも有るはずの無いニセ証拠やニセ証言ニセ証人が山のように警察(アメリカ軍特務機関?)によって造られています。
一市民がこれ等の謀略を完全に解明出来るとするのは危険ですね。
そういう意味では国家が企んだ謀略では全体像の完全な把握は国家そのものが崩壊しない限り難しい。
国家犯罪(謀略)とはその様な種類のものです。


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