逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

「幾ら何でも無理筋」詭弁と妄想と虚言と幻惑と錯乱、羞恥心と罪悪感と僅かの謝罪

2013年09月15日 | 社会

『原発の資材置き場のJヴィレッジでキャンプ。 20年五輪で田嶋副会長』

日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三副会長は12日、2020年東京五輪開催決定を受け、東日本大震災後に東京電力福島第1原発事故の対応拠点となっているナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」について「(サッカーで)東京五輪のキャンプ地の中心になると思う」と述べ、練習施設としてできるだけ早い時期の復興に期待を寄せた。
Jヴィレッジで活動していたエリート選手育成校「JFAアカデミー福島」は震災後に静岡県御殿場市に移転している。
発足が決まっていた「Jヴィレッジ復興サポートプロジェクト」のメンバーにはJヴィレッジの上田栄治副社長ら6人が決まった
2013/09/12 【共同通信】

『ご愁傷様でした。残念ながら、すでにご臨終です』

ブラック・ジョークにしても、フランス紙が行った放射能で手足が三本ある日本人以上に品が無さ過ぎる。
日本サッカー協会はニッポン国を世界の笑いものにする気なのだろうか。
頭が空っぽで目が節穴のノータリンのネットウヨの脳内妄想にしても酷すぎて話にならない。
何処の国でも愚か者は存在するが、これが我がニホン国の指導的立場に立つ人間の平均的発想だとすれば、この国はすでに完全に終わっている。
福島第一原発から20キロ地点のJヴィレッジにはサッカーのグラウンドが存在していた事実は、確かに昔はあった。
ところが、現在は放射能で汚染した使用済み防護服などの何処にも持って行き場の無い低濃度放射性廃棄物や原発事故関連の資材置き場で、足の踏み場もない大混乱で収拾不能な有様である。
誰が考えても東京五輪のサッカーのキャンプ地は無理。完璧にご臨終状態である。

『苦しすぎる「五輪招致活動ではなく、震災支援のお礼が目的」との釈明』

『久子さま「震災支援のお礼が目的」 IOC総会振り返る』
国際オリンピック委員会(IOC)総会でスピーチした高円宮妃久子さまは、今回の出席について『東日本大震災被災地支援へのお礼を申し上げるのが目的』と語った。
『招致委員会の足を引っ張りたくはなかった』
『印象は人それぞれ異なると思いますが、宮内庁が決めたことですので。
・・・練習にも参加していません。当日も皆さんと間隔を空けて歩き、ユニホームと全く異なる服装で臨みました』
『・・・五輪も含め人々の生活に大きな影響を与える決定を、積極的にどちらかの方向へ導く態度は避けるべきでしょう』
『IOCが被災地を支援し、若者をロンドン五輪などに招いてくれたことに対して感謝の意を伝える目的で、宮内庁から訪問の要請がありました』
宮内庁は当初『総会には出ない』としていた。
『宮内庁が文部科学省と協議して決めたこと』
と一転、出席。
それでも宮内庁は、『久子さまがスピーチ後に降壇する』と、安倍政権による皇室の政治利用に最後の抵抗を試みる。
しかし実際は壇上にとどまることを強制される。
『登壇したら残るのが総会のしきたりと言われ、現場で文科相(下村博文)が最終判断したとのことです』
『がんばってきた招致委の方たちの足を引っ張ることは避けたかった』
と苦渋の選択を強いられた心境を語っている。
2013年9月13日(金)朝日新聞
9月8日のIOC総会で五輪招致に成功するまでは英ケンブリッジ大卒業の才媛で高円宮憲仁元夫人である久子氏は、今までのマスコミ報道では『高円宮久子さま』の肩書きだった。
ところが大成功した後は論功考証で現在は『高円宮妃久子さま』と『妃』付きに格上げされている。(赤旗は高円宮夫人と表記)

『皇室の政治利用、ここに極まれり』

当初皇族は『五輪も含め人々の生活に大きな影響を与える決定を、積極的にどちらかの方向へ導く態度は避けるべきでしょう』とはっきり皇室の政治利用に反対していた。
皇族が平民と間隔を空けて歩くのは何時もの通り(宮内庁が仕切った?)で何の不思議もないのである。
ところが、『ユニホームと全く異なる服装』の方は、そもそも軍隊でもあるまいし日本招致団の全員一致のユニホーム姿が世界の例外であり異様なのです。
子供達が同一の制服を着ているのが日本では普通だが、個性を尊重する世界では大変珍しい。ましてや大人ではもっと珍しい。
北朝鮮のような一糸乱れぬマスゲームや軍隊の分列行進を美しいと見るか。それとも逆に恐ろしい(見苦しい)と見るか。
個人個人によって大きく意見が分かれるところである。
政治に関与することを嫌がる皇族を無理やりに文部科学省が説き伏せ、最後は『登壇したら残るのが総会のしきたり』と現場で文科相(下村博文)が最終判断(強制)したのである。
『五輪招致活動ではなく、震災支援のお礼が目的』とは幾ら何でも苦しすぎる言い訳(真っ赤な嘘。姑息な弁解)である。
世界中の誰が見てもあれは、100%オリンピック招致の最終プレゼンですよ。

『本音が(無意識に)思わず出てしまった滝川クリステルの大失敗(合掌)』

150年前の欧米の新聞雑誌などの挿絵に登場するお辞儀する日本人は、頭を下げた時に手をだらりとぶら下げて描かれたという。
当時の知識人が間違った原因は、日本人が腰を曲げてお辞儀する風習を『事実』(経験)としては知らなかった。彼等は日本的挨拶のお辞儀を『情報』(知識)として良く知っていた(と思い込んだ)のです。
日本人が腰を曲げた時に手をぴったりと体に添えるとまでは知らないので、お辞儀の時にはラジオ体操のように肩から垂直に腕を垂らしていると勘違いしたのですね。
ハワイやニューヨーク、ロンドンなど日本人観光客が多い場所では少ないが、実は今でも世界では仏教徒は挨拶で合掌すると信じているので、イギリスなど欧州諸国でも相手が日本人だと分かると、礼儀正しく親切の心算で両手を合わして合掌してみせる例が良くある。
日本人は死人に対しては手を合わせるが、生きている人間に向かっては決して合掌しない。
相手の英国人は礼儀正しい心算なのですが、日本人にとっては逆に実に失礼なのです。
人間相手にも合掌するヒンズー教のインドとか上座部仏教の東南アジアなどと、神仏以外には合掌しない日本や中国の大乗仏教を混同しているのです。
ところが我々日本人でも偶には人に手を合わせる場合がある。命乞いとか、究極の謝罪として土下座と共に行われるのです。
これがオリンピック最終プレゼンで滝川クリステルが思わずやった『合掌』の正体であった。

『へらへら笑いながら手を合わせるな。このバカ者が』

日本人なら滝川クリステルの『お・も・て・な・し』のあとの合掌には違和感を持って当然でネット上では、
『だから、合掌なんかしねえんだよ』
『見てるこっちが恥ずかしくなるよな』
『あの合掌は誰も止めなかったのかな』
『あれが日本式かと勘違いされるよな』
『おもてなしで合掌するとかやめろボケ』
『どちらかというとお辞儀だよね 合掌して挨拶や御礼はしない』
『外人的には合掌挨拶が日本人が公式に認める挨拶ってことになっちゃったんだな』
『おもてなし 合掌ってなんか違う おもてなし お辞儀の方が日本らしい』
との声が噴出。
滝川クリステルもネイティブな日本人以上に自分の大失敗は熟知しているのでマスコミで『お・も・て・な・し』の動作の再現を求められても、最後の合掌部分は絶対に人前では行わない。
失敗しないように何遍も何遍も事前に練習したのだろうが、本番では極度の緊張状態で思わず隠していた本心(羞恥心やら謝罪やら罪悪感やら)が無意識に動作に表れて、滝川クリステルは『お・も・て・な・し』の最後に合掌して仕舞ったのである。
オリンピック最終選考会での滝川クリステルの『合掌』の意味とは、フロイト心理学の無意識が動作に表れた大失敗でないとしたら、日本の田舎の選挙戦の最終盤では良くある一票欲しさに恥も外聞もかなぐり捨てて行う保守系候補の土下座の浅ましいパフォーマンスである。
何れであるかは不明だが、恥ずかしい事実に変わりはない。

『意味不明の「問題の先送り」の原因とは』 

『福島県民健康管理調査』ですがチェルノブイリ事故から9年目の最悪だった時でもベラルーシでは11万人当たり1名の小児甲状腺がん発症なのです。
ところが、福島県は現在でも2000人に1名以上が発症している。出来る限り早い疎開しか道は残されていないのである。
日本のマスコミは挙国一致で一切沈黙して、『安全・安心、心配ない』の大本営発表を続けている。
今の日本政府や福島県当局は『住民は一人も逃がさない』と思っているのだろうか。
普通の合理的な判断なら、これは第二次世界大戦での石井部隊の悪魔の飽食以上の恐るべき非人道的な目的(人体実験)の為の擬装であると、見える。
しかし、これは企んだとしても矢張り無理である。
だからマスコミ全員で必死で隠蔽している理由が、幾ら考えてもさっぱり分からない。
短期間は可能でも、誰が考えても長期間の隠蔽は絶対に不可能なのです。
私は最初は、極悪自民党による『衆議院選挙までの時間稼ぎ』(あとは野となれ山となれ)だと考えていた。
ところが総選挙が終わっても、やっぱり偽装工作が続いている。
それで今度は9月8日までのオリンピック東京招致の馬鹿騒ぎまでの先送り(姑息な時間稼ぎ)だろうと考えたのです。
ところが困ったことにマスコミ総がかりで大本営発表でも、その場しのぎの誤魔化し程度の意味合いしかないのに、禍々しくお馬鹿な偽装工作が飽きることなく今だに続いている。
9月8日以降の新聞を隅から隅まで点検しているのですが、今のところは何の変化も無い。
神をも恐れぬ今の政府やマスコミの連中は、『何』を待っているのだろうか。
これから徐々に少しづつでも改善するのでは無い。
東京オリンピック開催年の2020年の破滅に向けて、幾何級数的にどんどん状態は悪化して行くのですよ。
先送りしても『待った』だけ、日本人の犠牲は余計に増えて今以上に苦痛は増すばかりなのです。

『68年遅れの一億玉砕、集団幻想による脳内仮想空間』

今の政府とかマスコミですが、何かの目的で『日本敗北』の真実を隠蔽して一時しのぎの『先送り』を行っているのです。
ところが、合理的な理由がまったく不明。
辻褄が合わない。
意味不明の『先送り』の不思議ですが、実は日本では68年前にも良く似た例が1回だけ短期間(2週間)行われている。
8月15日の玉音放送後にも満州とか樺太や千島列島では日本軍が連合国軍に降服せず、何の意味も無く無駄に日本人やソ連兵の死人だけが増えていった歴史の繰り返しなのでしょか。
日本軍上層部は時間稼ぎの目的で、部下には降服を許さず徹底抗戦を厳命して、自分たちだけは飛行機で本土に逃げ帰って米軍に投降した。
今の福島県民健康管理調査ですが、この極悪非道の関東軍参謀本部と同じで、ほんの少しの時間稼ぎしか出来ません。
ほんの数週間か数ヶ月かの、わずかの時間が稼げるだけで、基本的に何の意味も無いのです。

『糞まみれ程度では終わらない』

我が安倍晋三首相ですが、汚染水漏れ対策で『自信あるから言った』と日本のTBSで胸をはって答えているのです。
安倍首相は、『自信があるからそう言った。海外の不安は払拭(ふっしょく)できた。だからこそ、日本が招致を勝ち得ることができた』。
『あとはしっかりと(汚染水対策を)実行していきたい。今の段階でも、原発の港湾の0・3平方キロメートルの中に完全に汚染水はブロックしている』
IOC総会の招致演説でこうした考えを説明した結果、『会場から拍手が起こった。その瞬間、みなさんに説明を理解してもらえたと確信した』。
安倍の下痢どころの話で済まない。
今の日本ですが、完全に終わっています。

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3 コメント

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Unknown (774)
2013-09-14 08:14:52
8月15日の玉音放送後にも満州とか樺太や千島列島では日本軍が連合国軍に降服せず、何の意味も無く無駄に日本人やソ連兵の死人だけが増えていった歴史の繰り返しなのでしょか。日本軍上層部は時間稼ぎの目的で部下には降服を許さず徹底抗戦を厳命して自分たちだけは飛行機で本土に逃げ帰って米軍に投降した。

この部分だけ残念ですね。
降伏したら露助に嬲り殺しにされて、北海道は盗み取られていたでしょう。
返信する
摩訶不思議な歴史修正主義? (宗純)
2013-09-14 15:09:39
774さん、
それは我慢して頂く以外の道はないでしょうね。
未来は努力で変更が可能でも、過去の歴史の修正は誰にとっても無理なのですよ。
残念なのは、お互い様です。

この逝きし世の面影ブログですが、プロフィールに書いているように、
『自己紹介』の
『見たくないものは忘れ去られる。時が経ち記憶が薄れる以上の速さで真実の歴史の記録が書き換えられていく憂うべき有様を嘆きつつ、やがて消えいく我が身なれば逝きし世の面影を僅かではあるが残せればと思う。』

この記事の8割とか9割りは、単なる客観的な事実の羅列程度ですよ。
歴史的な事実を、いくら『残念である』と言われても、私にはどうすることも出来ません。
『日本軍上層部は時間稼ぎの目的で部下には降服を許さず徹底抗戦を厳命して自分たちだけは飛行機で本土に逃げ帰って米軍に投降した。』は、誰にも否定出来ない客観的な歴史事実です。
『降伏したら露助に嬲り殺しにされて、北海道は盗み取られる』と参謀達が本当に思ったのなら、
関東軍の幹部連中は真っ先に逃げずに、
逆に最後まで踏み止まっていた筈だと思わないのですか。
自分が逃げる時間稼ぎに関東軍の一般兵士とか日本人の開拓団を8月15日が過ぎているのに無意味に戦わせたのです。
この記事の一番のメインの主張とは、68年前に短時間の時間稼ぎで大勢の日本人が犠牲になった。
ところが、そのお蔭で、少数の上層部だけが助かった話ですよ。
今回も同じこと(短時間の時間稼ぎ)が起きているのですよ。
多分、今回も昔と同じで誰か上層部の少数が助かった分日本人の大勢が犠牲になるのです。
今の日本ですが根本的に辻褄が合わないのです。
返信する
本来なら汚い落書きは消すのだが (宗純)
2013-09-16 12:53:56
何処の国でも愚か者は存在する。
何時もは1万字近い長文なのですが、今回は5000字以下なので脳内妄想の世界に生きている、頭が空っぽで目が節穴のノータリンのネットウヨがゴミコメントを送ってくる。
しかしこれは掘り出し物。
実に愉快である。大事に残して置きましょう。
このネットウョは、グアムやサイパンで何が起きたか知らないのだろう。
戦争に負ければ男は全員殺されて、女は犯されると信じていたので、わが子を殺して自分は海に身を投げて自決したバンザイクリフは今でも幾らでも映像が見れますよ。
脳内の78年前の敗戦以前で止まっているのですよ。
グアムのような外地でなくて、硫黄島や沖縄では日本人が、時間稼ぎ目的で大量に死んでいる。
米軍が侵攻したグアムやサイパンでは民間人も日本人全員が死んでいる。
米軍に攻撃された沖縄県では民間人でも4人に1人が死んでいる。
無慈悲で野蛮で残酷なソ連軍が侵攻した、無法な戦争だったと言われている満州とか樺太、千島ですが、たしかにたくさんの日本人が犠牲になった。
そもそも戦争とは残酷で野蛮で無慈悲なのですよ。
沖縄戦を見ろ。硫黄島を思い起こせ。
米軍相手の戦争では、日本人はグアムのような全滅か沖縄のように4人に1人が殺されたが、悪逆非道の筈のソ連軍が侵攻した地域は1割程度の犠牲で収まっている。
満州や千島樺太を、本土と比べるから勘違いするのですが、グアムサイパン、硫黄島や沖縄と比べれば、第二次世界大戦の真実が見えてきます。
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