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逝きし世の面影

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バラク・オバマ最後の戦い! G7閉幕後にヒロシマ訪問か?

2016年04月23日 | 政治

『オバマ大統領、伊勢志摩サミット閉幕後の5月27日世界最初の被爆地の広島訪問』

『米国のオバマ大統領は、5月末に広島を訪問する』との報道を日本経済新聞が2016年4月22日金曜日に、産経新聞系列のフジテレビ(FNN)が4月23日(土)に報じている。
それらによると、オバマ大統領は伊勢志摩サミット閉幕後の5月27日に世界最初の被爆地の広島訪問が実施される。広島入りするオバマ大統領ですが平和記念公園訪問に加えて、2009年のプラハでの演説の流れを受け継いだ演説を行うものとみられる。
この背景は、4月のケリー国務長官の広島訪問に対して、アメリカ国内で大きな批判が出なかったことなどが挙げられ、総合的に判断したものとみられているという。
今のところ、この情報に関しては、米国側からも日本側からも、公式的な確認はなされていない。
大統領任期が半年に迫ったオバマのヒロシマ訪問ですが、実現するかしないかの成否について、最後の土壇場まで日米によるギリギリのしのぎあいが続くと思われる。
先に日系3世でカリフォルニア州選出のマーク・タカノ下院議員(民主党)は、オバマ大統領に対し、原爆の被災地である広島を訪れる米国最初の現職大統領になるよう訴えていた。産経新聞によれば、タカノ下院議員は、21日、核兵器の悲惨さを世界に知らしめるため、広島を訪れるようオバマ氏に促す公開書簡を送ったことを明らかにした。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストも社説でG7に合わせて被爆地で『核なき世界』の提案を行うように求めている。



『予想外に近い、軍事と核(放射能)の密接過ぎる不都合な関係』

観測史上初めて震度7が二回も記録された熊本地震の大騒動ですっかりかき消されたが、大地震の起きる直前に熊本県のお隣の鹿児島で原因不明の摩訶不思議な自衛隊機の墜落事故が起きて乗員6人全員が死亡しているが、遺体収容に参加した自衛隊員が全員放射能防護用のタイメックスを着用していた。墜落した自衛隊機ですが間違いなく放射能で汚染していたのである。
墜落機は1200メートル級の山並みが続く地域を高度800メートルで飛行していて、そのまま山体に激突して大破しているが、当時は視界も良く航空関係者によると『信じられない事故』であるらしい。
2011年のレベル7のフクシマの核事故後に軍事おたくの政治家として有名な石破茂元防衛相が、『原発は日本が核兵器の機微技術を得るためだった』との爆弾発言を行っているが、現在の自衛隊が何らかの核の機微技術を確保しているのは明らか(公然の秘密)だろう。

『オバマ大統領の広島訪問に韓中日の識者が懸念の声』2016/04/23 朝鮮日報

韓国・李泰鎮氏「歴史問題解決をより難しくする」
中国・時殷弘氏「米大統領の広島訪問は中国を刺激」
日本・若宮啓文氏「望ましいことだが波紋を呼ぶ

米国のバラク・オバマ大統領が来月、広島を訪問する可能性が浮上しているが、これに対し、ニア財団(鄭徳亀〈チョン・ドック〉理事長)の招きにより22日にソウルで会談した韓国・中国・日本の代表的な識者たちは懸念を示した。オバマ大統領は「非核化」や「平和」についてのメッセージを伝えるため、世界初の原子爆弾の被爆地となった広島への訪問を検討しているというが、これに対し「戦争を起こした国である日本を被害者扱いし、日本の過去の侵略の歴史に免罪符を与えかねない」と懸念する声も出ている。
国史編さん委員長を務めたソウル大学の李泰鎮(イ・テジン)名誉教授は「北東アジアの(歴史)問題が現在もかなり複雑に絡み合い、解決の見通しも不透明な状況の中、オバマ大統領が広島を訪問すれば(歴史問題解決を)さらに難しくしてしまう。歴史問題が解決され、北東アジアの平和共存体制が確立された後、米国の大統領だけでなく各国の首脳が一緒に訪問するというのが妥当だ」と主張した。
中国人民大学国際関係学院の時殷弘教授も「米国の大統領が被爆都市(広島)を訪問するのは、中国を刺激する行為だ。(米日両国は)安全保障をめぐる競争をあおり、アジアの平和を脅かす行為をやめるべきだ」と述べた。
当事者である日本から出席した朝日新聞の若宮啓文・前主筆は「『核廃絶』のメッセージを発信できる広島を、米国の大統領が訪問するということは、基本的に望ましいことだ」としながらも「右派の首相が政権の座に就き、防衛費を増額している時期に、このようなイベントは波紋を呼びかねない」と主張した。その上で「米国の大統領による広島訪問は、日本の首相の中国・南京への訪問、天皇の韓国訪問が可能になった時点で行うのが望ましい」と述べた。南京は1937年、日中戦争のさなかに日本軍が大虐殺を行ったとされる都市だ。
北東アジアの歴史問題の解決方法について、李名誉教授は「3カ国の青少年たちが歴史を学び、平和共存を模索する道をつくっていくべきだ」と主張し、若宮氏は「韓国が(朝鮮戦争当時に北朝鮮を支援した)中国に対し寛大な姿勢を見せるのと同じように、日本に対しても寛容な姿勢を見せてほしい」と述べた。時教授「日本政府が歴史に関する和解に向け努力してこそ、中国の人民たちの心をつかむことが可能だ」と主張した。
2016/04/23
(韓国で政権与党に一番近く最大の発行部数の朝鮮日報は、日本なら読売新聞のような存在)

『満を持したバラク・オバマの被爆地ヒロシマ訪問』

オバマ政権下で初の駐日大使に任命されたジョン・ルース駐日米大使は、早くも2009年秋には米国使節として初めて広島を訪れている。後任のケネディ大使は8月6日の原爆投下の記念式典に参加している。
4月11日のケリー国務長官による歴史的な広島訪問は、日本国民のみならず、米国民にも驚きをもたらしたがオバマ政権による、これまでの十分過ぎるほどの長年の下準備(根回し)が行われた結果であり、その延長線上に翌月(5月27日)のアメリカ大統領による歴史的な広島訪問が予定されていると見るべきだろう。ダニエル・ラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)など多くの政府関係者が大統領の世界的な核兵器廃絶キャンペーンと絡目て世界最初の被爆地ヒロシマ訪問を支持している。
日本国内では政府も国民もアメリカ大統領のヒロシマ訪問は賛成である。
そして一部の国を除けば、世界の世論動向は(核兵器廃絶キャンペーンの一環として)おおむね日本と同じでオバマのヒロシマ訪問を歓迎している。
ところが、肝心の日本の隣国である中国韓国の国内では強硬な反対意見があるし、ロシアにも反対意見が存在している。中韓の反対理由はごく簡単で今回朝鮮日報が報じたように『日本は戦争の加害者のくせに、逆に(ヒロシマを隠れ蓑にして)被害者面をするな!』に尽きるのである。(核兵器使用の判断を丸ごと放棄した、八つ当たり的?な感情論)
そして一番肝心のアメリカ国内に、最大最強のオバマ大統領の被爆地ヒロシマ訪問反対の世論が存在する。
アメリカではトルーマン大統領が主張した『原爆投下で多数のアメリカ兵の犠牲を防いだ』との原爆神話を素朴に信じている市民が大勢いて、困ったことに彼らにとって核兵器の使用は『絶対悪』(戦争犯罪)ではなくて、何とも腹立たしいことですが180度逆に多くの人命を救った正しい『正義の行い』なのである。
そして、身の毛もよだつ怖ろしい話ですが、アメリカは今現在でも『核の先制使用』を公言している(核の先制使用が軍事ドクトリンになっている)世界で唯一の国である。オバマのヒロシマ訪問の真の目的とは、あまりにも危険なので核の先制使用の軍事ドクトリンを変更したい。
逆に反対派(軍産複合体)は何としても今までの軍事ドクトリンを維持したい。
具体的にはアメリカ共和党の強硬派が今回のオバマのヒロシマ訪問の最大の障害になっているが、逆に考えれば5月27日のヒロシマ訪問とはバラク・オバマとアメリカの軍産複合体との雌雄を決する最後の一大決戦(ハルマゲドン)でもある。ヒロシマ訪問の実現の『成否』は今後の日本を含む世界の政治情勢に大きく影響する。

『オバマの被爆地ヒロシマ訪問で、窮地に立たされる日本(安倍晋三)』

唯一の被爆国である日本ですが国連での核兵器禁止決議では常に消極的だった。理由は極簡単で日本はアメリカの核の傘(核の先制使用)の軍事ドクトリンを積極的に取り入れているのである。(史上初めての米議会上下両院の合同会議にでの安倍晋三の演説はマスコミが大きく取り上げたが、同じ時期に国連での核兵器廃絶会議が開かれていたが安倍晋三は出席しなかった)
あまりにも危険なので核の先制使用の軍事ドクトリンを変更したいと思っているオバマのヒロシマ訪問では、一番困るのは実は『アメリカの核の傘』にしがみつく日本政府なのである。
オバマのヒロシマ訪問を苦々しく思っている共和党強硬派などアメリカの右派の言い分とは(若干中国韓国の反対派に似ていて)『日本は自分からアメリカに戦争を吹っかけたくせに、いまさら被害者面するな。!!』(アメリカが核兵器を使用するのは正しい)であり、この主張はアメリカの素朴な一般市民の共感を得ている。
また、オバマの被爆地訪問を進める民主党リベラル派は今の戦争神社(靖国神社)に集団参拝する安倍晋三などの歴史修正主義(偏狭な右翼国粋主義)に対して、あからさまな嫌悪感や警戒感を隠していない。『一言』で言うと頭から嫌っているのである
5月のオバマ大統領のヒロシマ訪問が実現するとアメリカ国内の右派もリベラル派も双方ともに、今の日本政府(安倍晋三)に対して今まで以上に積極的に圧力をかけてくることが予想される。
『核なき世界』を標榜するバラク・オバマにとってヒロシマ訪問は画期的なレガシーとなる。ところがホスト国首脳としての安倍晋三(日本政府)にとってレガシー(偉大な遺産)どころか、逆にコストが今後とんでもなく高くつくのである。

何れにしろ、そもそも『美しい(正しい)日本』との安倍晋三(ネットウヨ)の主張と『アメリカの正義』とは真正面から激突するので、本来なら永続敗戦論の白井聡が言うように『日本は敗北に終わったあの戦争を、もう一度戦うだろう』との恐ろしい結末しか残っていないのである。
知的容量が小さすぎる阿呆にはカシコの緻密な論理が理解出来ない。

同じように左翼知識人である白井聡にはネットウヨなどのお粗末で馬鹿馬鹿しい考えが理解出来なかったらしい。
実は、安倍晋三などの日本の低能右翼ですが今まで『日本は悪くない』とは繰り返す。ところが決して『日本が正しい』とは一回も言っていなかった。(本来『日本は悪くない』と『日本が正しい』は意味が同じだがイメージが若干違っている)左翼知識人の小難しい白井聡の『永続敗戦論』は理解出来なくてもアホはアホなりに動物的直感で本能的に『日本が正しい』(靖国史観)が自分たちにってトンデモナク危ないと薄々知っていたのである。


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防護服 (ちくわ)
2016-04-25 15:26:31
通常の救助部隊があんなモノを身につけるとは思えません。一体どんな理由があったのか。とても気になります。
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沖国大米軍ヘリ墜落事件 (宗純)
2016-04-26 10:21:48
ちくわさん、コメント有難うございます。

2004年8月13日アメリカ軍普天間基地所属の大型輸送ヘリコプターCH-53Dが、沖縄国際大学に墜落、炎上した事故でも、米軍は即座に現場一帯を封鎖して日本の警察などを排除していますが、原因はストロンチウム90を積んでいたことが原因らしいのです。
何も軍用機でなくとも31年前の1985年8月12日18時56分に発生した日航機墜落事故では、自衛隊が真っ先に駆け付けた米軍の救助隊を排除しただけではなく、
日本側の警察やマスコミ、消防や地元救助隊などに対してデマを流し続けて翌日の朝まで墜落現場一帯から一切の人間を排除する。
原因は矢張り放射能汚染であったらしいのですから怖ろしい。
28年前の御巣鷹山 東海村臨界事故や福島第一原発事故以外のもう一つの放射能汚染
2013年08月20日 | 社会・歴史
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/e3cb4c05eb7cd5bb61717bad654ad08e

NHKスペシャル 日航ジャンボ機事故 空白の16時間
2015年08月04日 | 社会
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/50e4a8eaea106a17089178b79f34dad0
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大型輸送ヘリコプターCH-53D (ひぽぽたます)
2016-04-27 18:57:50
軍用ヘリコプターのローターには放射性物質が大量に入っています。
これはローターの金属疲労を監視するためです。
何も積んでいなくとも、墜落すれば必ず現場を放射能汚染します。
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航空自衛隊埼玉県入間基地の所属が双発ジェット機U-125 (宗純)
2016-05-03 15:09:46
ひぽぽたますさん、コメント有難うございます。

空自のU-125は飛行点検機とされているが、今回は海自の鹿児島県鹿島基地を飛び立ったあと水平飛行で山体に激突しているのですから不思議。パイロットは曲芸飛行のブルースインパルスの隊員だったというのですからなおさら不思議。鹿島基地の直ぐ近くに落ちたのに見つかるまで3日もかかったのも不思議。多分日航機123便と同じで、自衛隊は放射能汚染を恐れて、わざわざ墜落地点が分からないふりをして、時間稼ぎしていた疑いが濃厚なのです。
陸上自衛隊は部隊間の連絡言語は日本語だが、海上自衛隊も航空自衛隊の日本語ではなくて宗主国の言語である英語を使用しているしアメリカがヤード・ポンド法のままなので、メートル法ではなく矢張りヤード・ポンド法を使用するくらいに米軍と一体構造なのです。というかアメリカ軍のための傭兵部隊。独立国の軍隊で外国を使用しているのは有り得ない珍事なのです。
今回の場合何かを観測していたらしいのですが実態は軍用機密で詳らかでない。観測用の機器類に放射能を使っていたらしいのですが、これも実態は不明。
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