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リンカーン・コンチネンタル その後…販売台数

リンカーン
01 /11 2018
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2016年、2003年の生産中止から実に13年ぶりに復活したリンカーン・コンチネンタル。

この車に関しては、発表当時、当ブログでも大きく取り上げましたが、その後、全く取り上げることは有りませんでした。

その理由は…正直、全く見かけないからなのです!
どれ位見かけないか?というと、いままで見かけたのは、カナダ、アメリカ両方合わせて、たったの1台なのです!

2016年に発売されて、2017年は丸ごと一年販売されたのに…一体どの程度販売されたのでしょうか?

先ずはアメリカです。

2016年:5261台  2017年:12012台 …

まあ、あれだけ見ない事を考えれば、ある程度予想は付きましたが、随分と少ないですね…。

では、カナダは?

2016年:174台  2017年:545台!!!

当然この手の車は、バンクーバーよりも、寧ろ自動車産業のあるオンタリオ州の方が多い事を考えると、バンクーバーでの販売は、限りなくゼロに近そうですね!

道理で見ない訳です!

では、同時期に登場したキャデラックCT6はどんなものでしょう?

先ずはアメリカです。

2016年:9160台  2017年:10542台!

初年度がリンカーンより多いのは、リンカーンの統計が9月から始まっているのに対して、キャデラックは3月から始まっている事も関係有りそうです。

しかし、2シーズン目ですでに失速してますね…。

ではカナダは?

2016年:250台  2017年:352台!!!

驚きました!リンカーンの方が売れているんです!

まあ、キャデラックは無意味に複雑なターボエンジンにアルミボディー、リンカーンはトーラスの厚化粧であることを考えると、正直どちらも余り魅力的とは言えませんが、かつてこのクラスといえば、両ブランドにとって最量販車種であったことを考えると、やはり既にこのクラスにマーケットは無い…と言いたいところですが、このクラスで堅実に販売しているレクサスやドイツ勢を見ると、やはりアメリカの車作りが明後日の方向を向いているのが最大の原因打と言えるでしょう。

デザインも、何かアウディーやベントレーを横目に…というのが露骨で、イマイチリンカーンならではの何かを感じないのです。

コレの失敗で、己の車作りの方向性が間違っていることに気付かずに、単に大型セダンは売れない…とならないで欲しい所です。

コメント

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No title

これのコンセプトカーがデビューした時はそこそこカッコイイと思ったんですが、やはりプロダクトモデルとなるといろいろな制約で不恰好になるんですかね。同じ3リッターV6ターボのAWDでも同クラスの他社はエンジン縦置きのFRベースなのにリンカーンは横置きのFFベースで、その分フロントオーバーハングが長く、ホイールベースが短く、真横から見ると寸足らずな印象はあるかもしれませんね。
キャデラックCT6はこの前初めて公道走ってるの見ました。ただCTSを肥大化させた感じで、Fセグメントの風格みたいなものはないですね。東京都心だとたまにCTSやATS Vなんかを目にします。以前ほどアメ車も安くない現在、どんな人が買うのかなぁと気にはなりますね。

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> czj*****さん
そう、コンセプトカーが出た時は、かなり期待したんですが、実物を見ると、正直肥大した感じでイマイチなんですよね…。
殆ど変わっていないのに。

結局は唯でさえ全く売れていないトーラスの厚化粧版ですし。

キャデラックやリンカーンって、昔は数年毎に買い替えてくれるリピーターが居たんですが、既にその世代は顧客ではありません。

ヨーロッパ車やレクサスに対して、何を売りにするのか?その辺からして不明朗です。

かつて本国でもライバルに比べて割安だったんですが、今はソレもありません。

No title

どちらも絶望的に売れてないですね。末期のタウンカー並み、末期のグランドマーキーの半分以下ですね。20年くらいすれば激レア車になってそうです。

ちなみに、Wikipediaによるとこのコンチネンタルは北米トーラスではなくフュージョンベースのようです。

こちらは私が登場時にデザインを弄ってみたものですが、どうでしょう?変に欧州車らしくするよりアメ車らしくした方がまだマシに思えます。
https://blogs.yahoo.co.jp/crownroyalvictoria/40223771.html

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> Calaisさん
フュージョンもトーラスも兄弟関係にあります。
まあ、本来最量販車種であるはずのトーラスですら、全く売れていないですからね…。

そうですね。確かにあのベントレーだかジャガーだか…っていうグリルはイマイチです。折角ブランド立て直すのに、グリルまで変えちゃ駄目でしょう。

結局ベントレーっぽい雰囲気で、大きい割に安いですよ…中身も安物ですが…コレじゃ売れないですよね!

あと、あの煩いヘッドライトのデザインもイマイチです。

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あのデロリアンですら、8000台以上売ってるんですから!

No title

かつてそのフォードから送り込まれた社長にブランドやデザインについて叩き込まれMAZDAが復活したのは皮肉ですね。しかし頂けないデザイン、個人的にはまだCT6の方が良いです。

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> mac*y*29_0*01さん
マツダが復活してフォードは相変わらずですね。
コレも最初に画像を見た時は印象良かったんですけど、モーターショーで実物見て、正直写真ほど印象が良くなかったですね。

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こんにちは。何と言うか、最近のジャガーの亜種みたいですね。バッジを外したら、どこの車か当てるのは至難の業です(苦笑)

この爬虫類みたいなヘッドライト、VWグループが始めてから、み~んな真似していますが、何が良いのかさっぱり分かりません(汗)そんなに後ろの車を威圧したいのでしょうか?意味不明です・・・

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> MAXIさん
今のジャガーも全然売れてないですけど、そんなの真似しなくたって…。何か雰囲気がVWグループって感じですよね。
もう少しアメリカらしい何かが有っても良いと思うんですけど。

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ここ近年のクライスラー顔が定着したつつあったのに、このグリル変更は残念です

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> michiさん
MKZなんかも、このグリルですしね!
メルセデス、アウディー、BMW…皆50年前の延長線上のグリルですが、リンカーンは…。
もう少し、自分のデザインが無いと、高級車とは言えません。

No title

最新のリンカーン・コンチネンタルのベースはフォード・フュージョン!
この辺の生い立ちを鑑みるに新型コンチネンタルからは小生個人としては1990年代に馬鹿売れし/今世紀に入った途端に売れ行きがパタッと止まってしまったあの「トヨタ・ウィンダム」が彷彿されてならないのですが如何でしょうか。
北米名「レクサスES300/330/350」と展開してきたこのウィンダム、当のコンチネンタル同様FF横置きベースで、違いはコンチネンタルがフォード・フュージョンならウィンダムはトヨタカムリ...ここらへんの関係は、中間サイズのポピュラーなファミリーセダンをベースに各部を強化し、遮音材を詰め込んで「高級車ヅラ」させているという成り立ちからも伺えますよね!
果たしてウィンダム、カムリに井桁型フレームを追加し、そこへ高級車的な内外装を与えて「セルシオのジュニア版」として売り出し、一定以上が出回ったのだからイージーなのか、出来過ぎた商売なのか―。
コンチネンタルといい、レクサスESシリーズといい、氏素姓は手放しで高級車でない故に程度の大小はあれ走らせると馬脚を現すのは明白かと思います。

No title

> 真鍋清さん
コンチネンタルと言えば、82年にフォード・フェアモントのフォックスフレームを使ってからが、コストダウンが露骨でした。

その次は初代トーラスベースで横置きV6で、アメリカではタウンカーより高かったんですから!

ウィンダムは、セルシオよりかなり安かったので、まだ許せす。
某アジア系の人が、レクサスESの乗り心地が素晴らしい…と絶賛しているのを聞いて、何とも滑稽に感じました。

コレだけネットで情報が歩き回る今日、こういう安上がりな商売は難しいのかも知れません。

金のある人はドイツ車を買い、そうじゃない人は普通に日本車買い…結局アメ車の市場って残っていないのかも知れません。

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ポッカリ口開けた顔なんて昔はダサいデザインの代名詞でしたよね。それがアウディ以降一気にスタンダードに。
流麗なデザインとは言い難いと思います。

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> m0p4rさん

アウディは、プレステージじゃなくてアッパーミドルです。本来、リンカーンが手本にすべきクラスじゃないですね。

リンカーンはマーク3以降、パルテノン神殿みたいなグリルだったのに、アレの何がいけないんでしょう?
自己否定に走った以上、高級車は難しいですね。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。