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旧ソ連のゴルバチョフ元大統領が死去、91歳…東西冷戦を終結に導きノーベル平和賞受賞

ニュース
08 /31 2022
タス通信によると、1991年に崩壊したソ連最後の最高指導者として、東西冷戦を終結に導き、90年にノーベル平和賞を受賞したミハイル・ゴルバチョフ氏が30日、死去した。91歳だった。入院していた病院が明らかにした。




ゴルバチョフ氏は1980年代にペレストロイカ=雪解け、グラスノスチ=情報公開を行い、悪の帝国、鉄のカーテンと言われたソ連の実態が西側でも知られる様になる切っ掛けを作った人物でした。

しかし、徹底した情報管理を廃したのとは裏腹に、経済面では困窮を極め、1991年のクーデターで失脚し、エリツィンに権力が移り、そしてソ連が崩壊しました。

しかし、だからといって経済が上向くこともなく、エリツィン率いるロシアも相変わらずの困窮を極めた状態で、やがてプーチンの独裁体制へと引き継がれ、皮肉にも経済的にも飛躍的な改善を見るに至ったのです。

ロシアという国は、王政からそのまま社会主義へと転換したことから、資本主義経済の土台が全く無いまま来てしまい、それがソ連の衰退、そして崩壊後の混乱へとつながったのですが、その解決策が結局は独裁体制でしか無かったというのは、何とも皮肉な話です。

1989年のブッシュ大統領との冷戦終結宣言に新たな時代を予感した世代としては、現在の混迷を極めた時代など予想すら出来ませんでした。
既に盟友ブッシュ大統領も鬼籍に入っており、ゴルバチョフ氏も… 正に一つの時代の終了といった気がします。

そして、自由化を志半ばに政権を去ったゴルバチョフ氏は、今日のウクライナ戦争を複雑な思いで見ていたであろうことは容易に想像できます。

反面、ソ連時代の経済の混乱を知っている中高年世代程ゴルバチョフ氏に対する評価は低く、独裁主義に戻りつつも経済を立て直したプーチンを支持するという図式が成り立っているのです。

ゴルバチョフ時代のアネクドートとして、こんなのが有りました。

ゴルバチョフ時代になって、眼科を訪れる人が急増しました。
その理由は… ペレストロイカ、グラスノスチ… といった色々な掛け声は聞こえるけれど、一向に変化が目に見えないから…。

オーデル川で魚大量死、死骸100トン回収 ポーランド

ニュース
08 /17 2022
【AFP=時事】ポーランド消防局は16日、同国やドイツを流れるオーデル(Oder)川から12日以降、合計100トンの魚の死骸を回収したことを明らかにした。環境汚染の懸念が深まっている。

 消防局の広報担当者によると、河川でこれだけの規模の魚の死骸が回収されるのは前代未聞だという。魚の死因は分かっていないが、当局は中毒死の可能性が高いとみている。

 ポーランドのマテウシュ・モラウィエツキ(Mateusz Morawiecki)首相は先週、「恐らく膨大な量の化学廃棄物が、その危険性や結果を十分承知した上で川に投棄されたのだろう」との見解を示していた。

 だがアンナ・モスクワ(Anna Moskwa)気候・環境相は16日、これまでに検査したサンプルからは有害物質が検出されなかったと説明。要因としては自然現象も考えられ、特に最近の水位低下と高温で水中の汚染物質や塩分の濃度が上昇した可能性について調査中だとしている。

 魚の大量死は、先月28日から地元住民や釣り人による報告が相次いでいた。隣国ドイツの当局は、大量の死んだ魚が流れてきたことに驚き、ポーランド側がこの問題について事前に通知しなかったことを非難。ポーランド国内でも、政府が迅速な対応をとらなかったとして、大きな批判が生まれている。




こういう事が起こると、市民は先ず「公害」「毒物」と騒ぎ立てますが、少し冷静になってみましょう。

>>特に最近の水位低下と高温で水中の汚染物質や塩分の濃度が上昇した可能性について調査中だとしている。

ココで重要なのは、高温と水位低下のこの2点です。
異常気象で高温が続くことで、水位が低下すると共に水質が悪化し、バクテリアが大量に発生します。
そこに雨が降ったりすると、大量発生したバクテリアが急激に活動を始め、それが水中の酸素を吸収し尽くしてしまい、酸欠状態になるという訳です。

有害物質が検出されていない…というのがどこまで信用出来るかは分かりませんが、まあ可能性としては、長年川底に蓄積してきた汚染物質が水位低下によって影響が出てきた可能性も皆無とは言えませんが…。

同じことがバンクーバーでも去年起こったのです。
スタンレーパークでの鯉の大量死です。
ソレを見て、無知な連中が「コヨーテ殺害に使われた毒が水の中に流れ込んだ」とか訳のわからない事を騒ぎ始めました。

あの大きな池の鯉をあれだけ殺傷するだけの毒物が公園に撒かれたとしたら、大変なことです。地面にも吸い込まれた事を考えると、一体ドラム缶何千個分の毒を撒いたか?という話になります。

ところが実際の所、死んだのは大型の鯉だけです。1m近くあるような鯉が死ぬ毒なら、他の動物だって死ぬはずです。
実際そういう話はありませんし、水中から毒物も発見されていません。

去年のバンクーバーは史上最高の気温を記録した程暑い夏だったのですが、事実、水位が低下し、バクテリアが大量発生して水が悪臭を放っていました。そこに急に雨が降り始めると、新鮮な水を得たバクテリアが一気に活動を始め、酸欠状態を起こした…という訳です。

私の知人でも、今でもその毒物説を信じているバカがいますが、ああいう人って、どう理論的に説明しても、理解する能力がないですね。

そして、こんな当たり前の理論を説明するメディアって本当に少ないんですよね・・・この新聞記事だってそうですし、バンクーバーでも「原因不明」で片付けてますから・・・。

何故日本人はカルトに洗脳されやすいのか?

日本の話
08 /04 2022
安倍元首相の暗殺事件の背後に、容疑者の統一教会への恨みがあることが分かり、連日報道が繰り返されていますが、そこで一つ疑問に感じるのが、何故日本人がこうもカルトの餌食になり易いのか?ということです。

以前、統一教会がメディアて取り上げられていた当時、韓国人に「何故日本人はあんな物信じるのか?」と言われて返答に困ったことがあります。

たしかに彼らの手口は、真面目そうな、気の弱そうな人を選んで、「現在の自分に満足していない」という事実が、過去の自分の行い、若しくは先祖の行いによるものだ・・・という話しをします。
そして、その過去の穢れを悔い改めない限り、いい人生にはならない。という話しにすり替え、セミナーへの参加、そして高額なお布施…という流れになっているのです。

コレ、何処かで聞いたことありませんか?

そうです!
先ず日本人は、仏教の言う「輪廻転生」というものを当たり前に信じています。
その教えでは、己の過去の不浄、若しくは先祖の不浄が現人生に影響を与えるということになっています。
その為にお祓いなんかをする訳ですが…。

その上、葬式で坊主が経を読むだけで数十万、戒名を付けるだけで100万、墓に数千万…という途方も無い金額を当たり前の様に払ってきた国民です。

元々仏教そのものがカルトと何ら変わりのない悪どい金儲けをしてきて、ソレを当然と思い続けていたのですから、より身近に、より近代的に感じられるカルトに取って代わっただけ…こう考えられると思うのですが、如何でしょうか?

要は日本の文化に根付いた仏教文化が変化してカルトと化し、更に新しいものが出てきて、より徹底した金儲けを始めただけなのかも知れません。
一般に信仰心が有るとは言えない日本人ですが、不思議と天国と地獄、輪廻転生…といったものは強烈に植え付けられているのです。当然その教え自体悪いこととは思わないのですが、それを悪用して金儲けに走ったのが明治以降の仏教であり、そしてその跡を継いだのがカルトという風に私は考えています。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。