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80年型フォード・マスタング 14年ぶりの再会?

フォード
02 /27 2011
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このヘコミがそのままとは・・・・



先日道端で見かけたこの車・・・・・80年型マスタングです。
マスタングⅡの後に出てきた4代目のこの車は、あのマスタングの生みの親、リー・アイアコッカ氏が最後に関わったマスタングでもありますが、余りに没個性なデザインで、少なくとも日本では全く人気はありませんでした。

既にこのブログでも取り上げたことがありますが、後期型では日本車の様な顔付きをしていたこのタイプも、初期の頃は、こんな顔付きをしていたのです。

何となく見覚えのあるこの車・・・・14年前に私がバンクーバーで働いていた頃、社用車として使っていた一台とソックリだったのです。この色といい、テールランプの割れ方、右リアフェンダー周辺のヘコミと錆・・・・記憶の中にあるソレと完全に一致しました。

アノ頃ですら、既に廃車寸前であったアノ車が、あれから14年間も、しかも、アノ頃のままの姿で生き延びたのだとしたら・・・・これは驚異的なことです。

エンジンはシンプルで耐久性にも定評のあった直6エンジンに3速AT、エアコンも何も無いシンプルそのものでした。

極めて地味なスタイルですが、小柄で軽量なボディーのお陰で、間違ってもパワフルとは言えないものの、小気味のいい走りをする車でした。特にV8モデルは、当時のカマロよりもパワフルな走りをみせたものです。

後にこの車は、直6エンジンを捨て、V6に変わって行きましたが、コチラは正直ダメな車でした。このシンプルなエンジン、同じくシンプルで安価なAT、安くて豊富な部品、そしてバンクーバーには車検が無いこと・・・・コレが今まで生き残った理由だと思います。

アノ頃ですら、既に艶の無かったブルーのボディーは、完全に艶消しになっていました。

バンクーバーのお役所仕事

カナダ情勢
02 /22 2011
数ヶ月前、私の元に「何月何日、●●ブリッジを渡った」ということで、料金5ドル10セント支払う様、請求書が来ました。
私の家主に聞いてみても、何のことか分からないし、大した額でも無いので、すっかり忘れていたら、また同じ請求書が来ました。

今度は請求書に書かれてある電話番号に連絡してみました。

すると、私が書類に書かれてある日時に、私がバンクーバー郊外の、ある有料の橋を渡ったといいうことで、その請求だったのです。

正直有料道路の看板も気が付きませんでしたし、料金所も有りません。自動的にナンバーを控えて、後日郵送で請求するというシステムだそうです・・・・・。

曰く、その橋の建設費を賄うために、2年前から、30年間料金を徴収するということですが・・・・。

監視カメラでイチイチ通行車両のナンバーを記録し、その記録がICBC(日本の陸事に相当?)に行き、私の住所を割り出し、請求書を郵送~料金を徴収する・・・・というシステムだそうです。

何ともお役所仕事で・・・・このシステムの為に、一体どれだけの人件費が掛かっているのでしょうか?そしれ既に2度も請求書を郵送して・・・・郵送費、フリーダイヤル、その請求書を封筒に入れ、郵送する・・・それだけで、確実に5ドル10セント以上の費用、人件費は掛かっていると思います。

結局かえって無駄にしかなっていないと思えるシステムですが、役所の考える事って、何処も対して変わらないものですね・・・・。

リンカーン マークLT  Licoln Mark LT

リンカーン
02 /20 2011
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この顔付きも、キャデラック・エスカレードよりは品が有ります。
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最初この角度で見た時、ずいぶん綺麗なトラックだな・・・・と思ったら、リンカーン・・・・・随分と高級なトラックで・・・。


こんな車を見かけました。
上質なブラックの塗装に散りばめられた上品なクローム・・・よく、見ると「リンカーン」と書いてあります。

あのリンカーンがトラックを・・・・・・リンカーン マークLT・・・・フォードF-150をベースにしたトラックで、2005年から2008年まで販売されていました。

アメリカのビッグ3は、どこも価格帯、客層に合わせて複数のブランドを展開しています。

かつてのGMは、上からキャデラック、ビュイック、オールズモビル、ポンティアック、シボレーと5部門が有ったのですが、その中でトラックやSUVを展開しているのは、シボレーだけでした。
そして、ステーションワゴンを展開しているのは、ビュイック、オールズモビル、ポンティアック、シボレーで、プレステージカーのキャデラックには、伝統的に「実用車」であるワゴンやSUVの設定は有りませんでした。

これはフォードも同じ事で、上からリンカーン、マーキュリー、フォードの3ブランドのうち、トラック、SUVを展開しているのはフォードのみでした。そして、ステーションワゴンは、マーキュリーとフォードで、最高級のリンカーンは、セダンとクーペという風に決まっていました。

SUV、トラックというのは、あくまでも実用車で、農業関係者や建築関係・・・ステーションワゴンも、「労働者階級」
の高級車では有っても、実用車であることには変わり無く、プレステージカーであるキャデラックやリンカーンには無縁の世界だったのです。

90年代に入ってから、SUVが高級車としての市民権を得る様になり、ソレに従い、キャデラックやリンカーンもSUVをラインナップする様になったものの・・・ピックアップまで出す様になったんですね・・・。

こんな高級なトラック、一体何に使うんでしょう?精々ローダウンして、巨大なメッキホイールを履いて、ネオンライトを点けて、週末の街中を流す・・・・そんな感じでしょうか?

結局使い道が無かったのか、早々と販売中止になってしまいました。

高級なトラック・・・・言ってみれば、高級レストランで焼き鳥を「グリルドチキン」と呼び、ワインと一緒にナイフ&フォークで食べる様なものでしょうか?

それにしても、最近のリンカーンは、皆マーク●×という名前ですね・・・・従来ソレは最高級のクーペに付けられる名前だったのですが・・・・。

クライスラー クロスファイアー Chrysler Crossfire

カーデザイン スタジオ
02 /17 2011
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この角度から見ると、普通ですが・・・・


クライスラー・クロスファイアーは、2003年に発売された2シーターのクーペ及びコンバーチブルでした。
これはドイツのダイムラー・ベンツとクライスラーの合併により生まれたもので、メルセデスベンツSLKをベースにしたものでした。
それは、エンジンまで及び、アメリカの車がメルセデスのエンジンを搭載するという前代未聞の車でもありました。

そう言った面で、何から何まで異例尽くめの車でしたが、そのデザインも、やはり極めて異例なものでした。

前から見ると、後のクライスラー300を思わせる、21世紀のクライスラー的な雰囲気なのですが、横から~後ろを見ると、正直「エッ???」と思うスタイルでした。
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比較的常識的な顔付きに対して、不思議なラインを描くリア廻り・・・・・正直この車がカッコイイのかカッコ悪いのイメージ 5
か、今でも分かりません。コンバーチブルに関しては、比較的普通のスタイルなのですが・・・・。
尤もこのデザイン処理は、何も新しいものでは無く、60年代のMGB(イギリス車)にも見られました。

・・・が、正直言うと、やはりこのリア廻りは・・・・・・何故もう少し普通にしなかったのでしょうか?

それが理由かどうかは知りませんが、大した人気を得る事も無く、2008年モデルを最後に生産中止になっています。一頃は、それでも結構目にした様に思うのですが、今は本当に見なくなりました。
やはりメルセデスのシャシーということで、維持費の高さも、問題なのでしょう。               1966年MGBクーペ。コンバーチブルの方が有名です。

試しにリア廻りを少しCGで弄ってみました。
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少しリア廻りを延長してみました。
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更にリアを延長してみました。ここまですると、本来のデザインは失われてしまうのですが・・・・。


不思議な事に、この2枚のCGは、トランク廻りを延長しただけで、それ以外は一切弄っていません。
普通、ボディーラインを一部でも弄ると、バランスを取るために、ルーフラインを弄ったり等、何かとバランス取りが必要になるのですが、この車では、不思議とソレが全く無く、何ともいいバランスを保ったままなのです。

まるで、コレが元々のデザインだった?と思う位に・・・・。

もしかしたら、デザイン過程では複数の案が存在しており、この様なものも平行してデザインされていたのかも知れません。何はともあれ、2代目キャデラック・セビル並のインパクトのあるデザインではありましたが・・・・。

因みに、イギリスの車番組「トップギア」のジェラミー・クラークソンは、この後姿を番組中「ウ○コしている時の犬の背中」と酷評しています。

キャデラック XLRの整形2 高価なニセモノ?

カーデザイン スタジオ
02 /15 2011
前回は、フロントビューの整形をしましたが、今回は、サイドビューを扱ってみましょう。
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何と言うか・・・・・思いっきり間延びしたフロント・・・・幾らロングノーズ、ショートデッキとは言っても、コレでは明らかにバランスが破綻しています。

特に斜め前から見ると顕著なのですが、ボンネットの傾斜に対して、フロントガラスの傾斜の関係がイマイチで、何となく折れ曲がった様に見えるのです。

思いっきり長いフロントに対して、全てがクシャッと丸め込んだ様に小じんまりとしているキャビン~リア周り。

一体このデザイナーは何を表現したかったのでしょうか?恐らくGT-Rと同様、とにかく迫力第一だったのでしょう。

下の赤丸の部分を、主に弄ってみました。
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1.フロントガラスを少し前進させ、角度を変更しました。ボンネットが若干短く見えると共に、運転席の圧迫感を取り除きます。

2.1と同時に、若干ルーフライン~Cピラーの形状を変更して、バランスを取っています。

3.先代CTSと同様の、絶壁テールランプを、なだらかな形状に変更。

4.Bピラー、ドアガラス下端のラインを変更することで、やたらとカクカク、バキバキした雰囲気を低減。

5.ドアラインに若干丸みを持たせてあります。

以上が主な変更点ですが・・・・・ある意味、この車の「凄み」は無くなってしまったかも知れません。


ところで、この車は一体どんな客層を考えていたのでしょうか?

メルセデスのSL系といえば、例えばヤングエクゼクティブの様な人が乗っても様になりますし、リタイアした裕福な人にも似合います。そして、セレブな女性も然り・・・。

この車は・・・・正直女性には間違っても似合いませんし、かつてのキャデラックの顧客であったリタイアした裕福層にも受けそうに見えませんし・・・・・まあ、精々ヤングエグゼクティブで、このスタイルが好きな人に限られるのではないでしょうか?

メルセデスには、半世紀を優に超えるレースでの実績があり、アウトバーンを最高速度で何時間も走るという長年の歴史から培われた「スポーティーさ」があります。

対してキャデラックは、最近少しレースをかじった・・・・という程度です。

そんな所からしても、例えメルセデスと同等のパワー、ハンドリングが有ったとしても、やはりスポーティーさで競うのは、難しいのではないでしょうか?

では、エレガントな雰囲気・・・・というと、コチラもメルセデスに負けていますし、ジャガーのXK辺りの方が雰囲気あります。。あのデザインでは、押し出ししか有りません。
有名な話しとして、メーター周りを、あのブルガリがデザインしたとかで、ブルガリのマークが入っているというのですが・・・・キャデラックという由緒正しいでブランドを放棄した挙句がブルガリですか・・・・。

そう言えば、昔、リンカーン・コンチネンタルでカルティエの時計が付いてましたっけ・・・。

最近のキャデラックの最大の欠点は、とにかく「ニセモノっぽい」ことです。
昔のキャデラックも、プラスチック製の偽者のウッドパネルを使い、安物のプラスチックをふんだんに使い、シボレーと共用のシャシーで車作りをしていましたが、それでもキャデラックならではの乗り心地と演出があり、それは、長年の歴史から育まれた「本物」だったのです。

今の車は・・・・というと、人気のある車を研究し、ソレを真似する・・・・まれで統計学の様な車作りで、そこには100年の伝統も歴史も誇りも有ったものではありません。そんなスタンスこそが、私の感じている「ニセモノ感」なのでしょう。

10万ドルも出して偽者ではねぇ・・・・。事実、不人気で早々と撤退した訳ですが・・・・。


キャデラック XLRの整形 Cadillac XLR

カーデザイン スタジオ
02 /13 2011
キャデラックXLRは、2003年に発売された、93年モデルを最後に生産中止になったアランテ以来の2シーターコンバーチブルでした。
2003年というと、丁度キャデラックの創業100周年に当たる年で、価格も10万ドルと、GMの乗用車で最高価格としても話題になりました。

2シーターのコンバーチブルで、リトラクタブル式のハードトップを採用している辺りも、メルセデスのSLを意識していることが分かります。

この車の最大の特徴は、何と言ってもコルベットのシャシーを共用していることでしょう。
正直コルベットのシャシーを共用した車・・・というと、前代未聞なのではないでしょうか?

モノコックとフレームボディーの中間の様なシャシーに、エンジンは、コルベットと違い、キャデラックのノーススターエンジン、トランスミッションはリアにマウントされるという、かなり特徴的な構造を有しており、コルベット自身ですら販売台数は非常に限られている為、コストの高いシャシーだと言えます。

さて、この車ですが、やはりデザインはキャデラックの言うところの「アート&サイエンス」とやらの、所謂カクカク、バキバキのオバケです。

仮にもアートというのなら、もう少し美しく、エレガントにして欲しいものなのですが・・・・。
そんな訳で、特に気になったフロント周りを今回は弄ってみました。


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コチラがオリジナルですが・・・・・10万ドルもするフラッグシップなら、せめてデザイン位他と差別化して欲しいものです。これでは同社のCTSと何ら変わりがありません。
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こんな風にしてみました。ヘッドライトは、今や完全に絶滅した、かつてはアメリカ車で一般的だった開閉式ヘッドライトにしました。折角の高級車なのだから、コレ位の遊び心があっても良いのでは・・・。
私がこの開閉式ライトを気に入っている理由は、上品に見えるからなのです。当然中身はシールドビームではなく、現代風にしたいところですが・・・。

正直デザイン的には全く好みではありませんが、コルベットのシャシーを使ったという辺り、非常に面白いものだと思っていたのですが、残念ながら大した人気を得ることも無く、リーマンショック以降の景気停滞の影響も有り、既に生産中止になっています。

やはりメルセデスのSLの様に長年作り続けられてきたモノに比べ、キャデラックの場合、出しては引っ込め・・・というその一貫性の無い態度、この辺りが高級車として定着しない理由なのでしょう。

ローマは一日して成らず・・・・・高級車も然り・・・・。

それにしても最近のキャデラックのアルファベット3文字の名前、私にはサッパリ覚えられません。

バンクーバーのガソリン価格

カナダ情勢
02 /13 2011
昨年末に原油価格が再び上昇し、1バレル90ドルを超える様になりました。今日、85ドル台まで下落したというニュースがありましたが、ガソリン価格はどうでしょうか?

バンクーバーは、カナダで一番物価の高い街として知られていますが、ガソリンも例外では無い様です。

現在はレギュラーでリッター1ドル19セント位でしょう。では、昨年末は?というと、コレも殆ど差が無く、1ドル22セント位で、昨年6月、私が到着した時でも、1ドル18セント前後だったと記憶していますう。


では、以前住んでいたニュージーランドでは・・・・と調べてみると、驚いたことに、1ドル99セント・・・・・最悪の2008年7月に記録した最高価格が2ドル18セントでした!!

やはり小さい国故の事なのでしょうか?少しの原油価格の上昇で、凄まじく値段が変化してしまう様です。

では、NZ人はガソリン代が高くて困っているのでしょうか?確かに皆高いと文句は言っていますが、それでもバンクーバーよりも遥かにV8エンジンを積んだホールデン・コモドアや、フォード・ファルコンの様な車を、老若男女問わず乗り回していたりします。
スバルに関しても、販売台数の4割はターボなのでは?といった感じでした。

対してバンクーバーでは、5年前に目に付いた大型SUVやクライスラー300の様な車はすっかり影を潜めましたし、タクシーもプリウスを始め、殆どがトヨタ車に切り替わりました。
そして、公共交通機関が発達している関係で、車を持たない人が増えています。

同じくアメリカ西海岸のロサンゼルスを見ると、1ガロン3.41ドル、アメリカ国内平均が3.13ドルになっています。
USガロンは3.78リッターなので、それぞれリッター90セント、80セントと、あのアメリカでも決してガソリンが安い訳では無くなってしまいました。

日本はどうでしょうか?全国平均が131.16円、東京が130.75円・・・・・大体こんな感じでしょうか?

やはり何処もガソリンが高いという意味では変わりませんが、感覚的にニュージーランドのソレが一番深刻に思えます。あそこは、ニュースが流れる度に5セント、10セントとガソリン代が上がるという感じでした。

それに比べると、バンクーバーのガソリン代が、エアコン装備率が低く日が長い夏に比べ、日が短く徹底的に暖房する冬=燃料消費量が増えるにも関わらず、殆ど変化していないのは、大変に有り難いことではあります。

やはり、自国である程度オイルを産出することもあり、国策で出来る限り値上がりを抑えようとしているのでしょうか?

トヨタ叩きほぼ収束?急加速「欠陥なし」の結論

ニュース
02 /10 2011
【ワシントン=岡田章裕】米運輸省は8日、トヨタ自動車の車が急加速し、事故が起きた問題について、「電子制御系に欠陥はなかった」とする最終報告書を公表した。
 急加速の原因は、運転手によるアクセルとブレーキの踏み間違いや、大規模リコール(回収・無償修理)を引き起こしたアクセルペダルとフロアマットの不具合と結論づけた。
 ラフード運輸長官は、記者会見で、「徹底的で類をみない強力な調査で、電子制御系が原因でないことははっきりした。これで(調査は)終わりだ」と述べ、トヨタ車が安全であると宣言した。



まあ、随分と変わり身の早いことで・・・・。

私は、日本に居た半年弱、日本で頻発する「コンビニ特攻事件」を注意して見ていましたが、結果、殆どがトヨタ車でした。100歩譲ってアクセルとブレーキを踏み間違えやすいとしたら、それこそ重大な欠陥で、「欠陥は無い」というのは時期尚早です。

電気系に関しては、様々な外的要因も大いに絡んでくるだけあり、安全宣言など、まだまだ早過ぎるのではないでしょうか?

とにかく最近のトヨタは、リコールに対する対応は様々な問題がありました。

ある意味アメリカにとって、安全性なんかどうでも良く、ただGMの再建が軌道に乗るまで、暫くトヨタの足を引っ張っておきたかった・・・・こんなところだったのかも知れません。

これで真相は永久に藪の中・・・・ですね。

北米の小型トラック事情

カナダ情勢
02 /09 2011
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北米式フルフラット?


以前、バンクーバーで見かけた軽トラの話しをしました。
北米で一番小さいトラックというと、日本製のピックアップトラックになります。写真は、トヨタ・ハイラックスの北米仕様ですが、やはりこの辺りが一番コンパクトなトラックということになるのです。

軽トラックの場合、荷台の「あおり」を倒すことで、荷台の幅よりも大きい荷物を載せることが可能ですが、荷台が固定式のこの手では、そう簡単には行きません。

写真を見ると、荷台の上に、特製の荷台を固定する事で、より大きな荷物を運ぶ様になっています。

日本の小型トラックでは、当たり前のように出来る芸当も、コチラでは、こんなに大袈裟な話しになってしまうのです。

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荷台に出っ張るホイールアーチの例


フルフラットに荷台・・・・・意外とコッチでは無いんですよね・・・・・皆当たり前の様にホイールアーチの出っ張りがあるので、意外な程積載性が悪かったりします。その出っ張りが有るか無いかで、全く違ってくるものなのです。特に大き目の物を運ぶ時は・・・・。

キャデラック・エスカレード

キャデラック
02 /08 2011
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今バンクーバーで一番見かけるキャデラックといえば、コレかも知れません。

シボレー・サバーバンをベースに、エンジンは6.2リッターのV8で、全長5.144m、全幅2,007m、全高1,887m、2.6トンの超巨大なボディーを強引に引っ張ります。

それにしても凄まじいスタイルです。

シボレー・サバーバンをベースに、フォトショップでキャデラックの顔とテールランプを強引に貼り付けた・・・・この消化不良ぶりは、少なくとも私には、そうにしか見えません。

売れるんだから問題無い・・・・・まあ、確かにソレも一理ありますが、そうやって「売れりゃ何でもいい」的な長年の車作りが、GMを破綻に導いた事は忘れてはいけません。

キャデラックをベースにサバーバンを作ったのならともかく、誰がどう見てもサバーバンをベースに厚化粧を施して価格は倍という車です。

確かにこの車に乗っていれば、目立つ事は請け合いですが、正直知性を感じない車ですね・・・・。

何もこの車に限らず、北米では、アメ車のオーナーよりも、輸入車のオーナーの方が知的に見えるのは、随分前から言われていることです。
これなら、まだサバーバンの方が、それ相応の価格、クラスレスな雰囲気で「品格」が有ると思いますが・・・・。

americancars4ever

アメ車のブログとして開設して17年目、近年はインターナショナル、フレートライナーといった大型車の整備を始め、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。