ニュージーランドの食べ物
ニュージーランドの話
私がニュージーランドに居た頃の話しですが、現地の人が「どうもアメリカやカナダの食べ物は味気ない」と言っているのを聞いたことがあります。
日本人からすりゃ、それは当然なのですが、同じ英国系を祖先とするニュージーランド人がアメリカやカナダの食べ物を…というのが少し意外に感じたものでした。
私もカナダに来て既に10年以上経ちますが、ここで改めてニュージーランドの食べ物を思い出してみようと思いました。
ソーセージシズル

先ずは北米というと、ハンバーガーやホットドッグが手軽な食べ物ということになっていますが、ニュージーランドではホットドッグは一般的とは言えず、代わりにソーセージシズルが一般的です。
これはソーセージをコッペパンではなく、普通の食パンの上に乗せたモノですが、イベントなんかが有ると、必ず屋台が出ていて、当時で大体1〜1.5ドルという非常に手頃な価格で購入できたものでした。
ただコレ、店では売ってないんですよね…。
ソーセージは、北米で使う様なタイプではなく、生のタイプのもので、同様な物は此方でも販売されていますが、かなり割高な上に、正直味も塩辛いだけでイマイチです。
ニュージーランド・パイ

そして軽食の定番といえば、やはりミートパイでしょう。
コレは既に記事で取り上げましたが、このビッグベンのものが一番一般的です。
この手はスーパーで冷凍物を買うことも出来ますし、コンビニで温めたものを買うことも出来ましたし、よく街にあるテイクアウトの店では、フィッシュ&チップスと共に定番となっています。
種類も豊富ですが、どれも外れはありませんでした。
バンクーバーにも以前、NZスタイルのパイの店が有ったものの、非常に高価な上に味もイマイチで、長く続きませんでした。そして冷凍食品で似たような物も売っていますが、もう一回買おうとは思えませんでした。
キウィバーガー

ニュージーランドにもハンバーガーは有りますが、コレに関しては、私は特別何とも思いません。
写真はマクドナルドのキウィバーガーですが、大きな特徴が、ビートルートが入っていることです。
私はビートルートが苦手なこともあり、例えばテイクアウトの店でハンバーガーを買う場合でも、ビートルートは抜いて貰っていました。
フィッシュ&チップス

コレは英国圏なら当たり前の軽食ですが、私が滞在していた頃は、5ドルも出せば満腹になりました。
魚はタイが一般的でした。日本では高価なタイも、ニュージーランドでは安価で、そこら辺で普通に釣れる魚なのです。
カナダでも当然有りますが、魚はホッケが一般的なのが違いで、味は兎も角、非常に高価で気軽に手を出せる様な価格とは言えません。
やはりフィッシュ&チップスなんて物は、新聞紙に包んで…コレが定番なのです!
フィッシュ&チップスのついでに冷凍食品の魚フライですけど、Sealoadという会社のこの製品は、フィシュ&チップスの様な食べ方も当然ですけど、日本の天ぷらに非常に近い味で、うどんに入れて、天ぷらうどんとして十分以上に通用する味でもありました。

当然カナダにも似たような物はありますが、味は数段劣ります。
シーフード
ニュージーランドでシーフードというと、先ずはサーモンになりますが、これは有名なカナダのサーモンよりも脂が乗っていて、数段美味しいと思います。スモークサーモンも間違いなくカナダよりも美味しいでしょう。
魚でいえば、タイが一般的で、非常に手軽な値段で買うことが出来ます。
そしてスーパーで売っているこの手の魚が生で食べられる品質で、自分で捌いたサーモンとタイの刺し身は正に絶品です。
それ以外はムール貝が粒が大きく、非常に安く手に入ります。カナダでは遥かに粒の小さいものが倍以上の値段で売られています。
カナダでは当たり前に売られているカニやロブスターが殆ど売られていませんが、既にカナダのソレも一般人には手が出ない様な価格になっています。
ジュース

ジュースも果汁100%のものは、やはりニュージーランドの方が美味しかった様な気がします。
Just Juice、Keri、Mill Orchard... といった独自のブランドは、トロピカーナの様なお高く止まったブランドよりは確実に安く、しかも味も上だったと思います。

個人的にはMill Orchardのアップルジュースが気に入っていたんですが、何故かカナダでは透明なタイプしか無くて、味気ない気がします。
L&P

- パエロアにあるL&P のモニュメント
ソフトドリンクでは、L&Pというのが現地の製品で、人気でした。
少しカナダドライに似た様な味なのですが、より上品な味だと思います。
L&PというのはLemon & Paeroaの略で、その名の通り、オークランドから120キロ程離れたパエロアという田舎町で作れれています。
120キロも走ると、既に片側1車線の田舎道で完全に違う文化圏となりますが、バンクーバーから120キロというと、まだグレーターバンクーバー内だということを考えると、やはり国土の大きさが違いますね…。
Whittker'sチョコレート

チョコレートもWhittker'sを超えると言える物は中々無いでしょう。
アメリカやカナダのチョコレートは、どれも甘過ぎて、砂糖の味しかしませんし、ヨーロッパ製のものも特別コレ…と思う様なものはありませんでした。Whittker'sはその甘さも絶妙なレベルで、私が日本の土産に持って買えるのも今はカナダでも手に入る様になったコレです。
フィジョア

果物はキウィフルーツ…と言いたい所ですけど、キウィフルーツはニュージーランドで食べると、実はあまり美味しくないのです。それは、収穫を一度に行ってしまう為、そのスケジュールが海外向けに適したものになっているのです。
国内では遥かに早く市場に出回る為、ガチガチで食べられたものでは無い状態で店に並ぶのです。そして輸出先に到着する頃には、丁度いい具合になっているのです。
…という訳で、ココではフィジョアを挙げておきます。これは元々中南米原産ということなのですが、ニュージーランドでは手頃な価格で非常に幅広く普及しています。
リアルフルーツアイスクリーム

あとはアイスクリーム…これはよく郊外の農場なんかで売っているものなのですが、本物の果物を混ぜ込んだリアルフルーツアイスクリームです。
イチゴ系統が多いのですが、郊外の農場で果物や野菜を買いながら、こんなのも一緒に買うのです。
アイスクリームの序ですが、欧米で夏によく見掛けるアイスクリームトラックにも、カナダとは大きな違いがあります。
ニュージーランドでは、主にソフトクリームが売られているのに対して、カナダのソレは、一般的に店で販売されているのと同じ様なアイスクリームが売られているだけです。
当然手頃で美味しいニュージーランドのソレに比べると、カナダのソレは店で買うよりもかなり割高で、しかも店と同じとあっては、とても買おうなんて気にはなりません。
こうやって色々と見て行くと、種類としては多くはないものの、その一つ一つがカナダに比べて美味しいというのは、やはり事実なのかも知れません。
例えばイースターの季節に売られるホットクロスバンにしても、此方で売られているものは、ニュージーランドで普通にスーパーで買っていた物に比べて数段劣りますし、よくコーヒーショップなんかで売られているバナナケーキ…コレはニュージーランド時代、仕事場にトラックで売りに来ていた人のモノ以上のものをコチラでは全くお目にかかれません。
ニュージーランドは90年代まで、旧英国植民地の中で最もイギリス的な国といわれていました。
そして、限られた物資の中で工夫を凝らしてきた歴史もあります。
ソレに比べると、物資に溢れている上に大した工夫をするでも無い、更にはアメリカの悪影響を受けやすいカナダは、どうしても大味になり易いのかも知れません。
反面、ニュージーランドの牛肉は正直苦手でした。非常にニオイが強く、何をやっても柔らかくならないので、アジア系の店で薄切りしか買わなくなりました。
日本人からすりゃ、それは当然なのですが、同じ英国系を祖先とするニュージーランド人がアメリカやカナダの食べ物を…というのが少し意外に感じたものでした。
私もカナダに来て既に10年以上経ちますが、ここで改めてニュージーランドの食べ物を思い出してみようと思いました。
ソーセージシズル

先ずは北米というと、ハンバーガーやホットドッグが手軽な食べ物ということになっていますが、ニュージーランドではホットドッグは一般的とは言えず、代わりにソーセージシズルが一般的です。
これはソーセージをコッペパンではなく、普通の食パンの上に乗せたモノですが、イベントなんかが有ると、必ず屋台が出ていて、当時で大体1〜1.5ドルという非常に手頃な価格で購入できたものでした。
ただコレ、店では売ってないんですよね…。
ソーセージは、北米で使う様なタイプではなく、生のタイプのもので、同様な物は此方でも販売されていますが、かなり割高な上に、正直味も塩辛いだけでイマイチです。
ニュージーランド・パイ

そして軽食の定番といえば、やはりミートパイでしょう。
コレは既に記事で取り上げましたが、このビッグベンのものが一番一般的です。
この手はスーパーで冷凍物を買うことも出来ますし、コンビニで温めたものを買うことも出来ましたし、よく街にあるテイクアウトの店では、フィッシュ&チップスと共に定番となっています。
種類も豊富ですが、どれも外れはありませんでした。
バンクーバーにも以前、NZスタイルのパイの店が有ったものの、非常に高価な上に味もイマイチで、長く続きませんでした。そして冷凍食品で似たような物も売っていますが、もう一回買おうとは思えませんでした。
キウィバーガー

ニュージーランドにもハンバーガーは有りますが、コレに関しては、私は特別何とも思いません。
写真はマクドナルドのキウィバーガーですが、大きな特徴が、ビートルートが入っていることです。
私はビートルートが苦手なこともあり、例えばテイクアウトの店でハンバーガーを買う場合でも、ビートルートは抜いて貰っていました。
フィッシュ&チップス

コレは英国圏なら当たり前の軽食ですが、私が滞在していた頃は、5ドルも出せば満腹になりました。
魚はタイが一般的でした。日本では高価なタイも、ニュージーランドでは安価で、そこら辺で普通に釣れる魚なのです。
カナダでも当然有りますが、魚はホッケが一般的なのが違いで、味は兎も角、非常に高価で気軽に手を出せる様な価格とは言えません。
やはりフィッシュ&チップスなんて物は、新聞紙に包んで…コレが定番なのです!
フィッシュ&チップスのついでに冷凍食品の魚フライですけど、Sealoadという会社のこの製品は、フィシュ&チップスの様な食べ方も当然ですけど、日本の天ぷらに非常に近い味で、うどんに入れて、天ぷらうどんとして十分以上に通用する味でもありました。

当然カナダにも似たような物はありますが、味は数段劣ります。
シーフード
ニュージーランドでシーフードというと、先ずはサーモンになりますが、これは有名なカナダのサーモンよりも脂が乗っていて、数段美味しいと思います。スモークサーモンも間違いなくカナダよりも美味しいでしょう。
魚でいえば、タイが一般的で、非常に手軽な値段で買うことが出来ます。
そしてスーパーで売っているこの手の魚が生で食べられる品質で、自分で捌いたサーモンとタイの刺し身は正に絶品です。
それ以外はムール貝が粒が大きく、非常に安く手に入ります。カナダでは遥かに粒の小さいものが倍以上の値段で売られています。
カナダでは当たり前に売られているカニやロブスターが殆ど売られていませんが、既にカナダのソレも一般人には手が出ない様な価格になっています。
ジュース

ジュースも果汁100%のものは、やはりニュージーランドの方が美味しかった様な気がします。
Just Juice、Keri、Mill Orchard... といった独自のブランドは、トロピカーナの様なお高く止まったブランドよりは確実に安く、しかも味も上だったと思います。

個人的にはMill Orchardのアップルジュースが気に入っていたんですが、何故かカナダでは透明なタイプしか無くて、味気ない気がします。
L&P

- パエロアにあるL&P のモニュメント
ソフトドリンクでは、L&Pというのが現地の製品で、人気でした。
少しカナダドライに似た様な味なのですが、より上品な味だと思います。
L&PというのはLemon & Paeroaの略で、その名の通り、オークランドから120キロ程離れたパエロアという田舎町で作れれています。
120キロも走ると、既に片側1車線の田舎道で完全に違う文化圏となりますが、バンクーバーから120キロというと、まだグレーターバンクーバー内だということを考えると、やはり国土の大きさが違いますね…。
Whittker'sチョコレート

チョコレートもWhittker'sを超えると言える物は中々無いでしょう。
アメリカやカナダのチョコレートは、どれも甘過ぎて、砂糖の味しかしませんし、ヨーロッパ製のものも特別コレ…と思う様なものはありませんでした。Whittker'sはその甘さも絶妙なレベルで、私が日本の土産に持って買えるのも今はカナダでも手に入る様になったコレです。
フィジョア

果物はキウィフルーツ…と言いたい所ですけど、キウィフルーツはニュージーランドで食べると、実はあまり美味しくないのです。それは、収穫を一度に行ってしまう為、そのスケジュールが海外向けに適したものになっているのです。
国内では遥かに早く市場に出回る為、ガチガチで食べられたものでは無い状態で店に並ぶのです。そして輸出先に到着する頃には、丁度いい具合になっているのです。
…という訳で、ココではフィジョアを挙げておきます。これは元々中南米原産ということなのですが、ニュージーランドでは手頃な価格で非常に幅広く普及しています。
リアルフルーツアイスクリーム

あとはアイスクリーム…これはよく郊外の農場なんかで売っているものなのですが、本物の果物を混ぜ込んだリアルフルーツアイスクリームです。
イチゴ系統が多いのですが、郊外の農場で果物や野菜を買いながら、こんなのも一緒に買うのです。
アイスクリームの序ですが、欧米で夏によく見掛けるアイスクリームトラックにも、カナダとは大きな違いがあります。
ニュージーランドでは、主にソフトクリームが売られているのに対して、カナダのソレは、一般的に店で販売されているのと同じ様なアイスクリームが売られているだけです。
当然手頃で美味しいニュージーランドのソレに比べると、カナダのソレは店で買うよりもかなり割高で、しかも店と同じとあっては、とても買おうなんて気にはなりません。
こうやって色々と見て行くと、種類としては多くはないものの、その一つ一つがカナダに比べて美味しいというのは、やはり事実なのかも知れません。
例えばイースターの季節に売られるホットクロスバンにしても、此方で売られているものは、ニュージーランドで普通にスーパーで買っていた物に比べて数段劣りますし、よくコーヒーショップなんかで売られているバナナケーキ…コレはニュージーランド時代、仕事場にトラックで売りに来ていた人のモノ以上のものをコチラでは全くお目にかかれません。
ニュージーランドは90年代まで、旧英国植民地の中で最もイギリス的な国といわれていました。
そして、限られた物資の中で工夫を凝らしてきた歴史もあります。
ソレに比べると、物資に溢れている上に大した工夫をするでも無い、更にはアメリカの悪影響を受けやすいカナダは、どうしても大味になり易いのかも知れません。
反面、ニュージーランドの牛肉は正直苦手でした。非常にニオイが強く、何をやっても柔らかくならないので、アジア系の店で薄切りしか買わなくなりました。