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集中ドアロックスイッチの修理

修理
12 /31 2018
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 - コレを分解すると・・・

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 - こんな風に…

古い車の場合、車の価値に対して部品代が非常に高価なことが少なくありません。

この車は、集中ドアロック用のスイッチが破損していました。
正確には作動するのですが、本来スイッチノブの両側にあるべきピボットが片方欠損しており、ノブがグラグラして非常に操作し難かったのです。

本来なら、運転席のパワーウィンドウスイッチ一式全部交換になってしまうのですが、それでは余りに高価です。
今のバンクーバーには、満足な解体屋も無いので…。

先ずは写真の赤丸の部分が本来、反対側にも有るのですが…見事に折れていました。

最初は残っている方で型を取り、その型にプラリペアを流し込み、整形したものを元の場所に取り付ければ…と考えていたのですが、本来の位置に取り付けるとなると、下のスイッチ可動部まで接着してしまう危険性が高いので、諦めました。

結局残っている側で型を取ったのですが、本来の位置よりも少し離れた場所に取り付けるため、強度を考えて、かなり厚目に作り、更にはピンを長目に作りました。

本来の位置は、下側の金属のすぐ脇なのです。

無事いい具合の位置に取り付けることに成功し、ピンの長さも丁度いい具合に出来ました。

後はピンを整形した後、暫く放置した後に組み付けたら、無事作動しました。

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今回の作業に使用したのは、プラリペアという製品ですが、写真の透明のブロックの様なモノで型を取ります。

今までプラスチックの修理というと、エポキシ系のモノが多く、決して作業性が良いとは言えませんでしたが、このタイプはダントツ作業性が良く、型取りの様な作業でも、肉痩せが殆ど無く、しかも強度的にも素晴らしいものを持っています。

色も透明、白、黒とあります。今回は見えない部分なので、テキトーに白を使いましたが…。まあ見える部分なら、もう少し形状も何とかするんですけ…余り時間も掛けられない作業なので、この程度にしました。

プラスチックの修理にはオススメですね。

しかし、この白い部分も5mm四方位の大きさなので、やはりキレイに仕上げるのは難しいですね・・・。




運転講習

無題
12 /30 2018
先日、職場でバスの運転講習を受けました。

私の勤務先では、一部の事務職員以外、殆どの人がバスの運転をしますが、その免許に相当するクラス2ライセンスを所有して入社してくる人は殆どいません。

特に運転手として採用される人は、恐らく会ったとしたら皆さん驚くことと思います。
トラック運転手…というイメージからはかけ離れた様な若者ばかりだからなのですが・・・。

コレには経営者の考えがあり、あの程度の車両なら、下手にベテランドライバーを雇うよりは、普通免許所有者を教育した方がイイ…というのです。

特に接客業でもある運転手は、寧ろ感じの良さを最優先して採用しているフシがある位です。

私は運転手ではないので、クラス2の免許は必要ありません。動かせて、普通に駐車できれば問題ないので、入社直後に上司に横に乗ってもらい、特に問題ないということで、今まで特に指導を受けることもなく、今回初めて運転講習を受けたのです。

社内に3人教官が居るのですが、その中の一人に運転を見てもらうことになりました。
正直驚いたのが、如何に穏やかに運転するか…という事を強調していた事でした。

少し位速くても何の意味も無いということ、速い運転は、運転者自身、周りの者、車両にも負担を掛けているという事を言われました。

曲がる時、内輪差を気にするのは誰でもやりますが、実は外側後部も隣の車線にはみ出すから注意が必要だと言われました。

北米で走っていて戸惑うことがあるのが、赤信号でも右折可能な事なのですが、敢えて無理する必要は無いということ・・・。

自分で運転してはいるものの、正直どの程度安全運転が出来ているのか全く分かっていなかっただけあって、大変に有意義な時間でした。

曰く、下手に過去に経験がある人に限って、自信過剰でとんでもない運転をする人が多い…ということでした。

一時間半程の講習でしたが、有意義な時間でした。


インターナショナル・マックスフォース 水漏れ

修理
12 /22 2018
クリスマス前の最後の仕事がインターナショナル・マックスフォースの水漏れでした。

先ずは冷却系を加圧してやると、ラジエーターのロアホースから漏れているのが確認できました。

ですので、その漏れている箇所のホースクランプを締め付けて修理完了…なんて簡単には事は運ばないのです。

水漏れで重要なのは、不良箇所を直したら、その分圧力が上がり、他の部分から漏れてくる可能性があるので、慎重になる必要があります。

再び加圧して暫く放置しておいたら…今度はお約束のヒーターホースから漏れています!

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 - この矢印の奥の方にヒーターホースがあります

乗用車と違い、バスのヒーターホースというものは、非常に複雑になっています。

この車両の場合、通常の車と同じダッシュボードにあるフロントヒーターの他に、リアヒーターが左右に2つあるので、非常にゴチャゴチャとうねり回っているのです。

そのヒーターホースも、そのまま手が届くモノもありますが、当然届かないものもあります。

しかも先程言った通り、手の届く部分だけ増し締めしたとしたら、大抵手の届かない奥の方が漏れてくるのです。

ですので、思い切って全部手を加えるのが、結局は一見面倒でも、トータルで楽なのです。

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ですので、思い切ってワイパーアーム及びフロントカウルを取っ払います。

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コレで随分とスッキリ?しました。赤丸の部分は、こうしないと全く手が届きません。

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ココまでバラしても、こんな奥深いところに・・・更にその下にもう一本あります。

全部ホースクランプを増し締めしてから、再び加圧して、暫く放置します。

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水漏れが確認できなかったので、再び組み付けました。

ヒーターホース…ヒーターなんか要らないから…という訳にも行かないのです。なんと言っても冷却系の一部ですから、ココからの漏れは、冷却水を失うことになりますから。

まあ最近は、もっと大変な車も幾らでもあるので、必ずしもコレが整備性悪いとも言えないですね。

しかし…日本車やヨーロッパ車を見慣れている人から見ると、物凄く雑な作りですね…。

例えば一番最初に増し締めしたラジエーターホースなんかは、フレームに当たっていて、その当たっている所にゴムのパッドが付いているなんていう有様です。

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カウルを取り外す時にも、こうやって3種類のブラケットが付いているのですが、
何故かこの3本のボルト、右側の一本だけメトリックで、左の2本はインチです。

こういう使い分けって何か意味が有るとも思えませんけどね…。

3本とも裏でナット止めなんですが、左の2本はボルト、ナット共に7/16インチですが、右の奴は、ボルトが10mmで、裏のナットが13mmという全く訳の分からない仕様です。

こんな事すら一貫性を持たせられないというのも、かなりアレですよね・・・。

それにこの車両、まだ3万キロチョットなんですよね…。

最初はチョット駐車場で直してやれ…なんて思っていたのですが、結局こんな事になってしまいました。

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因みにコレがホースクランプの増し締めに使用した工具です。

1.SK11のフラックスギアレンチ8mm
2.アストリプロダクツの1/4フレックスラチェット
3.プロト・コンビネーションレンチ5/16
4.フレックスギアレンチ13mm + Deenロークリアランスソケット8mm

こんな感じです。最早3以外、一般的と言える工具は皆無です。

2は1/4ラチェットとは言え、従来のスナップオンやマックに比べて非常にヘッドが小さく、昨今、大いに活躍しています。既にヘッド固定の従来型ラチェットの使用出来る機会は殆ど無い位です。

4のDeenロークリアランスソケットは、1の様なギアレンチに比べてオフセットがある場合に重宝します。

特にこのギアレンチ系の工具は、以前は全く存在すらしなかった類です。従来はスナップオンやマックのフレックスラチェットこそが最高…という感じだったのですが、最早その手も役不足…と感じる事が増えてきました。

それだけ近年、劇的に整備性が悪くなっているという事でもありますが、やはりフレックスギアレンチというものは、現在では欠かせないモノになっています。

わずか3カ月で中国事業を店じまいしたスズキの勝負勘

日本車
12 /19 2018
 スズキは6月と9月に中国で合弁を解消し、現地での自動車生産から撤退した。同社は2012年に米国の4輪車販売事業からも撤退している。大型車や高級車の人気が高く小型車の勝算が小さい世界2大市場を捨て、シェア1位のインドに経営資源を集中する強い意志をあらためて鮮明にした。

 「のどに刺さった小骨が取れた」。中国撤退の皮切りとなった江西昌河鈴木汽車(昌河鈴木)との合弁解消についてスズキ関係者はこう語る。

 昌河鈴木は95年から4輪車生産を手がけてきたが、車両開発などを巡りスズキとの関係が徐々に悪化。09年に長安汽車が昌河汽車を吸収合併したのをきっかけにスズキはもう一つの合弁会社の重慶長安鈴木汽車(長安鈴木)に経営資源の集中を試みる。だがそれに不安を抱いた昌河鈴木の労働者たちと一触即発の状態になり、新型車の投入を凍結し、駐在員も引き揚げていた。

 一方の長安鈴木も現地での大型車、高級車人気を背景に苦戦を強いられた。「(長安鈴木は)ここ数年販売計画を達成できていない」「小さな車が売れないということならば態度を決めるしかない」。鈴木修スズキ会長は中国撤退のタイミングを探っていた。

 そして、わずか3カ月の間に立て続けに、それぞれの合弁事業からの撤退を表明した。合弁事業という足がかりをなくすと中国への再参入は難しくなるのは当然、覚悟の上だ。

 トヨタ自動車が20年に電気自動車(EV)投入を表明するなど、国内メーカーが中国への投資を積極化する中、スズキが中国からの撤退に踏み切ることができたのは、もうひとつの「10億人市場」のインドで50%近い圧倒的なシェアを確保しているからだ。

 今回の撤退が「英断」となるか否かは、インドでさらなる成長ができるかにかかっている。同時にインド市場への依存度が高い「一本足経営」からの脱却も喫緊の課題だ。


中国で車を生産するには、現地の企業と合弁でないと出来ないという規制があります。

中国という巨大な市場を得るために、そうやって皆合弁で事業を進めたものの、結果として技術も人材も吸い上げられて行ったのです。

そしてアメリカという市場は、大きいものの、かつて徳大寺先生が仰った様に、正に「巨大なゴミ箱」です。

その巨大なゴミ箱で車を販売するために、ドイツ車も日本車も皆巨大になり、大味になって行きました。

翻って、アメリカ市場を捨てたプジョーやシトロエンはどうでしょうか?今でもヨーロッパのための車作りをしています。

別に世の中、アメリカや中国だけじゃないんです。そんな市場に照準を合わせて、多くく孕んだ大味なクソ車を作るのなら、小型車に専念して他で売るというのもまた賢い選択だと私は思います。

中国でも、当初はスズキの様な安価なコンパクトカーの市場はあったものの、現在は、より大きく、より高価な車が売れる様になり、要するに日本の高度経済成長期と同じ様なメンタリティーなのです。

そんな状況では、仮にスズキ程度の予算しか無い人でも、無理してローンを組んで、ホンダ辺りを買うのです。

市場が成熟してくれば、またスズキのような車の需要も出てきますが、それはまだ当分先の事です。

無理して得意でない米中で苦戦するのなら、今既に持っているインドという市場に全力を注ぐというのは非常に賢い選択だと思います。

こういう大胆な決断ができる鈴木修社長という方は、やはり只者ではないですね・・・。

本来なら、三菱辺りも同様の決断が必要だと前から思っているのですが…。カナダでも保証で売っている様なものですから。

英ジャガー、数千人削減か

イギリス車
12 /17 2018
 【ロンドン共同】英自動車最大手ジャガー・ランドローバーが数千人規模の人員削減を検討していることが16日分かった。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版などが報じた。英国の欧州連合(EU)離脱に備えるためのコスト増加に加え、ディーゼル車の不振や中国での販売落ち込みが業績に響いていることが理由。

 報道によると、5千人規模の削減になるとの予測もある。来年1月にも正式に発表するという。EU離脱が英経済の軸である自動車産業に与える影響が広がりつつある。



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 - 現行ジャガーXJ

北米でもかつては結構頻繁に見かけたジャガーやランドローバーですが、本当に見かけなくなりました。それは日本でも同じことです。

どの辺りからか…と考えると、やはり10数年前から始まった新型デザインからなんじゃないでしょうか? 

現在バンクーバーでのジャガーXJの価格が81000ドル~という風になっています。

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- この世界観は、最早完全に失われました・・・

かつてジャガーというと、メルセデスやBMWなんかよりも割安で、独特な世界観を売りにしていたものですが、その後V8エンジンが主力となると同時に値上がりました。

この値段なら正直他社に行くのが普通ですね・・・。

英自動車最大手って…インドだったんじゃないの?

伝統を捨てたは良いけれど、ソレに替わる魅力がなかった・・・言ってみればキャデラックなんかと似ています。

まあ、キャデラック辺りと比べると、新型デザインも決して悪いとは思わないのですが、だからと言ってコレがジャガーのデザインなのか?という疑問はついて回りますし、かつてのイギリスならではの世界観も感じられず、寧ろドイツ車の劣化コピーといった印象が拭えません。

更に不運だったのが、このデザイン変更がインドのタタによる買収とほぼ同時期に起こったことから、どうもインド製に見えてしまうのです。実際には、ソレ以前から始まっていた事なのですが・・・。

中国での落ち込みが・・・というよりも、他で既に地に落ちて、最後の頼みの中国でもダメだった・・・というのが真実でしょう。

ジャガー程度の規模で5000人削減というと、相当な数です。

現在、ロールス・ロイスはBMW製になり、ベントレーはVW製となり、既に大型ミニの様相を来しています。皆ドイツ的なモノ作りばかりを求め、こうやってイギリス的な伝統文化が失われていくのは残念な話ですね。

インターナショナル・マックスフォース…エンジン死亡!

修理
12 /11 2018
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   - オイルではなく、水が出てきています。

先日、ツアーの途中でけたたましい警告音と共に、「エンジンを切る様に!」と警告の出たインターナショナル・マックスフォース。

代わりのバスを届けて、戻ってきた車両ですが…。

確かにラジエーターのサブタンクはほぼ空っぽです。
このタイプは、ヒーターホースからの漏れが非常に多いのですが、その場合、そこまで減らないのが普通です。

アクセルを踏むと、失火が確認できるのが少し気になります。

先ずは冷却系を加圧テストしてみた所、リアヒーター用の電動ポンプから水が漏れているのが確認出来ました…が、それでも、この程度の漏れであれだけ水が減るとも思えませんでした。

リアヒーターのポンプもよくあるトラブルなので、ストック部品と交換。

それで再び加圧し、しばらく放置しましたが、全く外部への漏れは確認できませんでした。しかし、圧力が少しづつ低下している上に、加圧後、水のレベルが低下し、圧力を抜いた後にレベルた元に戻らないのも変でした。

オイルを点検すると…少しオイルが多いのです。色は…ディーゼルのオイルは真っ黒なので、判別し難いのですが、若干白味がかっている様にも見えます。

オイルのフィラーキャップを外すと…水蒸気の様なモノが見えます…。

コレは拙いかも…。

試しにエンジンオイルをドレンボルトから少し抜いてみると…オイルではなくて水が出てきました!!

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 - コレだけ出てきました!

用意していた透明の容器で受けると、明らかに冷却水の色をしています!

コレは…死亡確定です!

実はこのトラブル、インターナショナルでは時々起きているのです!ウチの会社でもコレが初めてではないのです。

それにしても、商用車のエンジンが9万キロ少々でコレじゃ流石に拙いですよね・・・。

近年、メーカーを問わず、昔は考えられなかった様なエンジン本体のトラブルが増えている様な気がします。
幸い、この車両はエンジンの延長保証に加入しているので、無料で修理して貰えることになりますが、それにしてもお粗末ですね・・・。

海外の携帯事情2005年

IT関係
12 /10 2018
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現在iPhoneが大きなシェアを持つ日本ですが、かつては携帯電話というと、DoCoMoやIDOどいった要するにキャリアが企画したモノを電機メーカーが作るという形になっており、そのことから、メーカー名が明確に記載されることはありませんでした。

ところが海外では事情が異なり、当初から電機メーカーが主導を取っていました。

私がニュージーランドに居た2005年当時、どんなメーカーが有ったでしょうか?

当時圧倒的なシェアを誇っていたのは、やはりノキアだったと思います。そしてモトローラ、ソニー・エリクソン辺りが当時のビッグ3であったと思います。

その他にも、パナソニック、サンヨー、京セラといったメーカーも有りましたし、当然サムスン、LGといった韓国勢もありましたが、現在のようなシェアは有りませんでした。

同じ頃、日本では既にカメラ付きが当たり前になっていましたが、ニュージーランドでは、まだまだカメラ付きは多いとは言えませんでした。

当時のニュージーランドでは、ボーダフォンとテレコムの2社による独占状態で、ボーダフォンは当時はプリペイドが一般的で、一分間70数セントしていたと記憶しています。

こんなので会話なんかしたら、物凄く高価なことになるので、皆テキストを使っていました。

当時は携帯を現金で買い、更にプリペイドカードを購入する…という形で、プラン等は何も有りませんでした。

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 - かつてスマホ市場で圧倒的なシェアを誇ったブラックベリー

同じ頃アメリカやカナダでは、キーボードの搭載されたブラックベリーが、ビジネスマンの間でステータスとして持て囃されていました。
コレは、インターネットへの接続も可能となっており、90年台に人気を誇ったシャープ・ザウルスの様なPDAの発展型でもあり、そしてスマホの原型とも言えます。

こんな凄いものを人が持ち歩いている…やはりニュージーランドに比べ、圧倒的に技術力が上であることを思い知らされたものでした。

仮に当時のニュージーランドにコレが有ったとしても…WiFi自体が殆ど無かったので、使い物にならなかったことと思います。

この状況も、2008年に初代iPhoneが登場することで、全く変わってきます。

あれだけ勢力を誇っていたノキアもモトローラも嘘のように衰え、ソニーとエリクソンは別れたものの、共に鳴かず飛ばず。

パナソニック等の家電メーカー系の携帯は全く見かけなくなりましたし、代わりにサムスンやLGといった韓国勢が大躍進しました。

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 - あくまでもキーボードに拘ったブラックベリー                                                   ブラックベリーは、全てタッチスクリーンのiPhoneに対して、物理的なキーボードの操作性、操作フィーリングを全面に打ち出して対抗したものの、その勝負は完敗で、既に自社開発からは撤退しており、OEM販売に特化しており、最早風前の灯です。

携帯のマーケットというものは、本当に不思議なものです。

それまでの勝者が、ある時を境に驚く程に衰退します。
そして、それまで聞いたこともなかった様なメーカーが一躍トップに躍り出たりします。

昨今、日本でもよく見かける様になった中国のHuaweiですが、コレも今、アメリカとの政治的駆け引きに負けつつあります。
まあコレに関しては、セキュリティーの問題を以前から指摘されていただけあって、自業自得という面も否定できませんが・・・。

そして世界一の電子技術を持つ日本の電機メーカーの力を持ってしても、国内市場が精一杯で、海外市場では全く通用しないのですから・・・。

シャープが最初に作ろうとして、キャリアに相手にされずに頓挫し、ブラックベリーが先陣を切り、アップルが市場を根こそぎ・・・そして、その紛い物の韓国勢が数で押す…。

携帯とは、電話機であるだけでなく、アクセサリーであり、身に付けるブランド品でもあります。そんな中、やはりデザインセンスとマーケティングセンスに欠ける日本のメーカーは、ブランド構築に失敗した…面も否定できません。

そして、僅か10数年前の話にも関わらず、現在その当時の端末を使ってる人は皆無と言えますし、全てが歴史のひだに埋もれてしまっているという事実に、改めて驚かざるを得ません。

LP文化の崩壊

映画・音楽
12 /09 2018
 - Absolute Ego Dance... YMOと言えばライディーンとテクノポリスを目当てに買い、そして皆口を揃えてコレがベストだと言ったものです。


CDが発売される以前、音楽といえばレコードでした。
シングルとLPがありましたが、シングルは2曲で600~700円と、かなり割高で、故にトータルで割安?なLPを買ったものでした。

レコードの時代は、CDの様に視聴してから買うことも出来ず、好きな曲一曲を目当てに2500円程の大金を支払ったものでした。

最初は当然目当ての曲ばかりを聞くのですが、段々最初から最後まで聴く様になると、目当ての曲よりも、余り知られていない、シングルカットされていないアルバム曲の方が好きになる…という事も少なくありませんでした。

反面、目当ての曲以外「何だコレ?」という感じで放置していて、しばらく経ってから聴いたらハマった…という事も、また少なからずありました。

今から考えると、LPを買うというのは博打の様なモノでした。一曲の為にシングルではなく敢えて高価なLPを買う…ソレは賭け以外の何物でもありません。

中には一曲も知らずに購入して「何だコレ???」となったアルバムもあります。
コレもしばらく放置後に聴いてみたら、またしてもハマり、本当に擦り切れるまで聴いた例もあります。

今日、ネットの発達で、簡単に色々な音楽を聴ける様になりました。
しかし、同時に知っている音楽しか聴かなくなった様な気がします。

CDを買うなんてことは本当に無くなりましたし、買うとしても、またしても知っている曲ばかりのベスト盤…敢えて言えば、金を払って好きな曲をダウンロードする…ソレも手軽なんですが、本当に好きな曲、既に知っている曲しか聴かないことになるのです。

かつてのミュージシャンは、一曲歌うのに丸一日潰れるテレビ出演を嫌う人が大勢いました。僅か一曲で自分たちを判断して欲しくない…というのが理由だったのです。

ところが今日、アルバム文化が崩壊したことにより、その当時以上に有名な曲だけで判断される様になってしまった様です。ミュージシャンとしてもやりにくい時代ですね・・・。

そういう意味でも、何とも味気のない時代ですね・・・。

コインの材質とパーキングメーター詐欺

カナダ情勢
12 /07 2018
日本のコインは銅系の材質のため、磁石には付きません。

昔、コンドルマンという特撮に出てきた適役ゼニクレージーが磁石の形をした手で大量のコインを吸い付けるシーンがありましたが、当然アレは日本では起こり得ないことなのです。

ところがカナダのコインは鉄分が多く含まれていて、磁石に付くのです。

私もずっとソレに気付かなかったのですが、数年前、近所の子供に磁石を教えた時に初めて気付いたのです。

しかし、最近それを悪用する輩がダウンタウンを中心に増えているのです。
パーキングメーターのコインスロットに詰め物をして、コインが中に入っていかないように細工します。

それを知らずにコインを入れてしまっても、コインは中に入っていかず、途中で止まった状態になるのです。スロットから見えるけど、工具無しには届かないのです。

そして人が居なくなった時期を見計らって、細い磁石を突っ込んでコインを取り出す…という訳です。

今日ダウンタウンで見事にそれに引っ掛かりました。外から見てもどれが正常かも分かりません。取り敢えずメーターに書かれている番号に電話して、メーター番号とクルマのナンバーを伝えて処理をして貰いましたが、急いでいる時、本当に迷惑でした。

まあ、アメリカと違ってこういう電話サービスがマトモに機能するだけでもマシですが…。

用事を済ませて帰って来たら、当然のようにコインは無くなっていました。

ダウンタウンのパーキングメーターの使用者の数を考えると、結構良い商売になる様なのです。まあ、最近はコインスロットのないスマホアプリ専用のメーターが増えているのも、その対策なのです。

スマホを持てない人にはクリマは運転が不自由になる…ますます格差社会になっている気がしますね~。

JR品川新駅、なぜ「高輪ゲートウェイ」なのか?

ニュース
12 /04 2018
山手線30番目の駅として、2020年春の暫定開業を目指してJR東日本が田町―品川間に建設中の新駅。その駅名が、12月4日に発表された。

高輪ゲートウェイ」。これが新駅の駅名だ。

JR東日本は6月5日から6月30日にかけて駅名案の募集を行っていた。6万4000件を超える応募が寄せられ、その駅名案は1万3000種類を超えた。

寄せられた案のうち、第1位は「高輪」、第2位は「芝浦」、第3位は「芝浜」という結果だった。JR東日本によると「高輪ゲートウェイ」は36人が応募し、130位だった。
■再開発エリアの玄関口として

 JR東日本は、駅名の選定理由について以下のように説明している。

この地域は、古来より街道が通じ江戸の玄関口として賑わいをみせた地であり、明治時代には地域をつなぐ鉄道が開通した由緒あるエリアという歴史的背景を持っています。 新しい街は、世界中から先進的な企業と人材が集う国際交流拠点の形成を目指しており、新駅はこの地域の歴史を受け継ぎ、今後も交流拠点としての機能を担うことになります。新しい駅が、過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点として、街全体の発展に寄与するよう選定しました。
 新駅は、JR東日本が開発している13万㎡の再開発エリアの玄関口となる。また、この再開発エリアは「グローバルゲートウェイ品川」というコンセプトが掲げられ、「世界中から先進的な企業と人材が集い、国際社会に受け入れられる街」を目指している。

つまり、高輪ゲートウェイとは、投票1位の「高輪」と、再開発コンセプトの「ゲートウェイ」の組み合わせというわけだ。

新駅のすぐそばには都営地下鉄浅草線の泉岳寺駅がある。新駅と泉岳寺は乗り換えに際しての利便性が保たれるはずで、その意味では新駅に泉岳寺という駅名を付ける選択肢もあったはずだが、再開発エリアのコンセプトを優先した格好となった。かつて泉岳寺駅の駅名をめぐっては、寺側が使用差し止めを求めて提訴したこともあった。
山手線の駅名のうち、カタカナが含まれる駅名は今回が初めて。しかし、昨今はカタカナ混じりの新駅名が見られることもあり、近年の流行に沿ったものともいえる。

隈研吾氏は予想していた? 

新駅の駅舎をデザインしたのは建築家の隈研吾氏。駅舎の特徴である白い大屋根は「日本の伝統的な折り紙をモチーフとしました」と、隈氏は説明する。この白い大屋根からは障子越しのような柔らかい光が駅舎内に差し込むという。つまり、和のテイストがふんだんに盛り込まれた駅舎だ。
8月29日の駅舎の報道公開時に、隈氏は「和のテイストを取り入れているが、シンプルでモダンなデザインなので、どんな駅名でも合うと思う」と話していた。カタカナ混じりの駅名になることをある程度は予想していたのかもしれない。

高輪はこの再開発エリアから品川駅前エリアの周辺の地名である。都営浅草線に高輪台、都営三田線・東京メトロ南北線に白金高輪という駅名がある。そこへ山手線の高輪ゲートウェイが仲間入りする。
再開発エリアが、JR東日本のもくろみどおり、世界へのゲートウェイになるとしたら、高輪という地名もグローバルになる可能性がある。「グローバルゲートウェイ品川」は、あくまで再開発エリアのコンセプト。駅名の決定を受けて、エリア自体の名前も「高輪」を冠することになるかもしれない。



何でしょう?このセンスのない名前は・・・。

先ずは公募の結果130位が選ばれるって、訳分かりませんね。

大体駅の名前なんて、覚えやすくてナンボです。大体ゲートウェイなんて洒落た横文字?に大した意味が無いですね。

国際化なんてホザイていますが、コレを「ゲートウェイ」なんて日本語の発音をしたら、絶対に通じませんよ!日本人の苦手なTとWが入っていますから。

そんな外国人に通じないカタカナ言葉なんて、付けない方が寧ろ国際化なのです。

それに、コレを検索した場合、Takanawa Gateway で検索できるんでしょうか?
まさかTakanawa Geitowei とか書かないと検索にヒットしない・・・なんて事にはならないでしょうね?

どうせそんな長ったらしい名前にしたって、皆間違いなく「高輪駅」って呼びますよ。

変な横文字を取って付けるよりも、「高輪」なり「芝浦」といった昔から知られている地名を駅名にすることの方が、よりイメージアップに繋がるのです。

正にJR東日本というお役所体質のバカさ加減を象徴するような名前ですね。
所詮はジジイの考えた「モダン」であり「国際化」です。

車で「若者向け」「女性向け」なんていうのがヒットした試しがないのと同じことです。


americancars4ever

アメ車のブログとして開設して13年目、車以外にも様々な身の回りの話題を取り扱っています。