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Sweetheart Of The Radio

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NHK-FM『-1969-黄金の夜明け』#05

APRYL FOOLAPRYL FOOL
(1994/11/21)
エイプリル・フール


NHK-FM
『-1969-黄金の夜明け』
#05「日本の音楽シーン」
2019年08月23日(金)18:00-18:50
【出演】萩原健太【ゲスト】小坂忠

https://www4.nhk.or.jp/P5928/

OP) 1969 1969年
 [ Dave Alexander / Ron Asheton / Scott Asheton / Iggy Pop ]
 /ストゥージズ The Stooges

【GS末期の1969年にリリースされたシングル】
~日本でもニューロック、アートロックの時代に。
とはいえ、ライヴでは洋楽志向の活動をしていても、
レコードを作るとなるとプロの作家から楽曲提供を受けていた。

01) 本牧ブルース
 Honmoku Blues  1969年
 [ 作詞:なかにし礼 / 作曲・編曲:村井邦彦 ]
 /ザ・ゴールデン・カップス

【第1回全日本フォークジャンボリー開催】
~アメリカのフォークシーンからプロテストソングやメッセージソングを継承。
日本の歌の常識を歌詞の面から切り崩しを試みる動き。

02) まるで洪水のように 1969年
 [ 作詞・作曲:西岡たかし ]
 /五つの赤い風船

【歌謡曲でもロックでもフォークでもない、
何処にも属さない新しい時代のポップサウンドを模索する動きも】
~誰もが急進的な方向に進もうとしていた訳ではなかった。
~フォークルからのソロデビュー曲(ジミー・ウェッブの世界観を踏襲!)

03) 僕のおもちゃ箱  
 MY TOY BOX 1969年
 [ 作詞:北山修 / 作曲:加藤和彦 / 編曲:ありたあきら ]
 /加藤和彦

【フリージャズ】
~1966年のジョン・コルトレーン来日が刺激

04) グガン
 Gugan  1971年
 [ Yosuke Yamashita ]
 /山下洋輔トリオ

-ジングル-
【ゲストの小坂忠さん登場】

BGM) Tomorrow's Child
 トゥモロウズ・チャイルド 1969年
 [ 作詞:小坂忠 / 作曲:菊池英二 ]
 /エイプリル・フール Apryl Fool

BGM) You Keep Me Hangin' On
 キープ・ミー・ハンギング・オン 1967年67位/1968年6位
 [ Lamont Dozier / Eddie Holland / Brian Holland ]
 /ヴァニラ・ファッジ Vanilla Fudge
 ※Diana Ross & The Supremes-1966年1位/R&B1位

BGM) Everybody's Talkin'
 うわさの男 1969年6位
 [ Fred Neil ]
 /ニルソン Harry Nilsson
 ※Fred Neil-1966年

BGM) Aquarius / Let the Sun Shine In
 輝く星座(アクエリアス) 1969年1位/AC1位/R&B6位
 [ Galt MacDermot / James Rado / Gerome Ragni ]
 /フィフス・ディメンション The 5th Dimension

BGM)時には母のない子のように 1969年
 [ 作詞:寺山修司 / 作曲:田中未知 / 編曲:山屋清 ]
 /カルメン・マキ

~後にソロで「流星都市」に。
05) Tanger
 タンジール 1969年
 [ 作詞:小坂忠 / 作曲:細野晴臣 ]
 /エイプリル・フール Apryl Fool
 ※小坂忠「流星都市」[ 作詞:松本隆 ]-1975年

【1970年、はっぴいえんどの登場をきっかけに
日本に新しいポップミュージックシーンが構築されて行く】

06) 春よ来い 1970年
 [ 作詞:松本隆 / 作曲:大瀧詠一 ]
 /はっぴいえんど


NHK-FM『-1969-黄金の夜明け』第5回目の放送は対談ゲストに小坂忠さんをお迎えして「日本の音楽シーン」について。期間限定公開と思われる番組HPの曲目にはBGMが割愛されてましたので、やはりその辺りも含めてプレイリストを作成、ブログに記録させて頂きました。ヴァニラ・ファッジニルソン「輝く星座」なんかはお話の流れに合わせるような感じでしたが、カルメン・マキは忠さんのリクエストだったんでしょうか?小坂忠さんはお話もとっても面白くて、デビュー50周年だった3年前にFM COCOLOで3ヶ月間放送された『THE MUSIC OF NOTE -小坂忠のForever Young-』を毎週拝聴させて頂いたんですけど(デビューの経緯箱バンのエピソードなどもじっくり語って下さってましたっけ)、健太さんとのディープな対談、もっともっと伺いたいところでした。50年の歴史を45分×5回で駆け抜けるように総括した昨年の『萩原健太のポップス・クロニクル』よりも今回はうんと的を絞った特集企画ではあったものの、放送時間も5分延びたものの、それでも激動の1969年を語り尽くすには50分×5回じゃまだまだ時間が足りないくらいですよね(^^;)。とくに「日本の音楽シーン」については、いよいよはっぴいえんどが登場して更にいろいろ動き出すぞ、という面白いところなだけに(ジュリーショーケンPYGも1970年結成ですしね)、是非またこの続きをお願いしたいです!

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NHK-FM『-1969-黄金の夜明け』#04

クリムゾン・キングの宮殿クリムゾン・キングの宮殿
(2018/5/23)
キング・クリムゾン


NHK-FM
『-1969-黄金の夜明け』
#04「多様化する音楽シーン」
2019年08月23日(木)18:00-18:50
【出演】萩原健太【ゲスト】湯浅学

https://www4.nhk.or.jp/P5928/

OP) 1969 1969年
 [ Dave Alexander / Ron Asheton / Scott Asheton / Iggy Pop ]
 /ストゥージズ The Stooges

【湯浅さんが選んだ1969年を象徴する1曲】
01) The Court of the Crimson King
 クリムゾン・キングの宮殿 1969年80位
 [ Peter Sinfield / Ian McDonald ]
 /キング・クリムゾン King Crimson  

・レコーディング技術や再生機器の進歩でステレオが定着
・ステレオでロック表現がアート化
・ギターからキーボードが主役へ
・シンセサイザーの登場

 
【湯浅さんが選んだ1969年を象徴する1曲】
~自作の発信機とドラムだけのバンド!

02) I Have Known Love 1969年
 [ Eileen Lewellen / Simeon ]
 /シルバー・アップルズ Silver Apples

【湯浅さんが選んだ1969年を象徴する1曲】
~フランク・ザッパによるプロデュース

03) Frownland
 フロウンランド 1969年
 [ Don Van Vliet ]
 /キャプテン・ビーフハート&ヒズ・マジック・バンド
 Captain Beefheart & His Magic Band

【ロックとジャズが相互に刺激】
~マイルスにもジミヘンやスライから影響

04) In A Silent Way
 イン・ア・サイレント・ウェイ 1969年
 [ Joe Zawinul ]
 /マイルス・デイヴィス Miles Davis

【当時不遇だったフリー・ジャズのミュージシャンや
黒人ミュージシャン達はヨーロッパに活路を見出す】
~バックはアート・アンサンブル・オブ・シカゴ!

05) Comme à la Radio 
 ラジオのように 1969年
 [ Areski Belkacem / Brigitte Fontaine ]
 /ブリジット・フォンテーヌ
 Brigitte Fontaine

【1969年のブガルーを象徴する1曲】
06) Subway Joe
 サブウェイ・ジョー 1968年
 [ Joe Bataan ]
 /ジョー・バターン Joe Bataan

【ラテン音楽がジャズやソウルを刺激した一方で、
レゲエやスカがロックを刺激】

BGM) Ob-La-Di, Ob-La-Da 
 オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ 1968年
 [ John Lennon / Paul McCartney ]
 /ザ・ビートルズ The Beatles

07) Vietnam
 ベトナム 1969年(UK46位)
 [ Jimmy Cliff ]
 /ジミー・クリフ Jimmy Cliff

ED) Soulful Strut
 ソウルフル・ストラット 1968-69年3位/R&B3位/AC2位
 [ Eugene Record / Sonny Sanders ]
 /ヤング・ホルト・アンリミテッド 
 Young-Holt Unlimited


NHK-FM『-1969-黄金の夜明け』第4回目の放送は番組全編ゲストの湯浅学さんとの対談形式!今回のテーマが「多様化する音楽シーン」ということもあるのでしょうけど、いつもの健太さんの番組とはまたちょっと違う毛色の選曲で面白かったです(NHK-FMの夕方の番組で1曲目にいきなり「クリムゾン・キングの宮殿」ということも、そうそうないですよね・笑。マイルス共々、時間が許せばフルで聴きたいくらいでした)。気心の知れたお二人のラジオ対談、流石に50分じゃあっという間だったので、やはりもっともっといろいろ深く伺いたいところ。是非とも第2弾(『健太×湯浅のロック巌流島』?)、やって下さい!(湯浅さん、今年も京都レコード祭りでレコード買わせて頂きました。有難うございました!)。

残念ながら番組HP掲載の曲目ではBGMエンディングが割愛されてますが(キング・クリムゾンも邦題表記だけですね)、諸々データ共々、その辺りも書き添えて僕なりにプレイリスト作ってみました(追々データベースにも収蔵する予定です)。

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NHK-FM『-1969-黄金の夜明け』#03

ウッドストック・エディション(紙ジャケット仕様)ウッドストック・エディション
(紙ジャケット仕様)

(2009/7/22)
スライ&ザ・ファミリー・ストーン
解説:萩原健太


NHK-FM
『-1969-黄金の夜明け』
#03「ブラック・パワー・ムーブメント」
2019年08月21日(水)18:00-18:50
【出演】萩原健太【ゲスト】田島貴男(ORIGINAL LOVE)

https://www4.nhk.or.jp/P5928/

OP) 1969 1969年
 [ Dave Alexander / Ron Asheton / Scott Asheton / Iggy Pop ]
 /ストゥージズ The Stooges

【当時大ヒットした最新のソウル・ミュージック】
01) I Can't Get Next to You
 悲しいへだたり 1969年1位/R&B1位
 [ Norman Whitfield / Barrett Strong ]
 /テンプテーションズ The Temptations

【やはり黒人音楽シーンで重要な役割を果たしたJB】
02) Mother Popcorn (You Got to Have a Mother for Me) Part 1
 マザー・ポップコーン パート1 1969年11位/R&B1位
 [ James Brown / Alfred Ellis ]
 /ジェームス・ブラウン James Brown

【この時代ならではの自覚を促すメッセージ・ファンク】
03) Do Your Thing
 ドゥ・ユア・シング 1969年11位/R&B12位
 [ Charles Wright ]
 /チャールズ・ライト&ザ・ワッツ・103rdストリート・リズム・バンド
 Charles Wright & Watts 103rd Street Rhythm Band

【この時期ブラック・ミュージックに斬新な刺激を与えた存在】
04) Everyday People
 エブリデイ・ピープル 1969年1位/R&B1位
 [ Sylvester "Sly Stone" Stewart ]
 /スライ&ザ・ファミリー・ストーン
 Sly & The Family Stone

【名門ソウル・レーベルのアーティスト達をバックで
がっちり支えたセッション・ミュージシャンが集まったハウスバンド】

05) Time Is Tight  
 タイム・イズ・タイト 1969年6位/R&B7位
 [ Al Jackson, Jr. / Booker T. Jones
 / Donald "Duck" Dunn / Steve Cropper ]

 /ブッカー・T&ジ・MGズ
 Booker T. & the MG's

【白人感覚と黒人感覚が躍動的に交じり合った1969年のヒット曲を更に2曲】
~元々は白人カントリー・シンガー、ウェイロン・ジェニングスの持ち歌

06) The Chokin' Kind
 チョーキン・カインド 1969年13位/R&B1位
 [ Harlan Howard ]
 /ジョー・サイモン Joe Simon 
 ※Waylon Jennings-1967年
 
~鬼才フィル・スペクターのもと、
白人メンバーと黒人メンバーが混交してるR&Bヴォーカル・グループ

07) Black Pearl 
 黒い涙 1969年13位
 [ Irwin Levine / Phil Spector / Toni Wine ]
 /チェックメイツ・リミテッド
 Sonny Charles & the Checkmates, Ltd
 Checkmates, Ltd feat. Sonny Charles 
 
-ジングル-
【田島貴男さんのコメントと選曲】

08) California Soul
 カリフォルニア・ソウル 1970年56位
 [ Nickolas Ashford / Valerie Simpson ]
 /マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル
 Marvin Gaye & Tammi Terrell
 ※The Messengers-1967年

【ロック・ミュージカル『ヘアー』の最初と最後の曲のメドレー】
~1969年最大のヒットも黒人のヴォーカル・グループから

09) Aquarius / Let the Sun Shine In
 輝く星座(アクエリアス) 1969年1位/AC1位/R&B6位
 [ Galt MacDermot / James Rado / Gerome Ragni ]
 /フィフス・ディメンション
 The 5th Dimension

【白人同様、黒人アーティスト達もルーツを見直す動き】
~ゴスペルを再評価

10) Oh Happy Day
 オー・ハッピー・デイ 1969年4位
 [ Edwin Hawkins ]
 /エドウィン・ホーキンス・シンガーズ
 The Edwin Hawkins' Singers


NHK-FM『-1969-黄金の夜明け』第3回目のテーマは「ブラック・パワー・ムーブメント」。今回もプレイリストを取り急ぎ(健太さんの曲紹介に合わせるように、番組HPの曲目にはフィフス・ディメンションだけ「輝く星座」邦題で掲載されてましたが、やはり当方は諸々データと共に、原題と邦題の両方を出来る限り併記する主義です)。

そう言えば「エブリデイ・ピープル」NHK-FMが放送開始した1969年3月1日付のビルボートNo.1ソングなんですよね(NHK-FMの40周年記念特番で確かそのように解説して下さってた記憶が)。それに近田春夫さんは『健太×近田のロック巌流島』JBの次にショックを受けたのが「エブリデイ・ピープル 」だったとおっしゃってましたっけ(そんなふうに頭の中で過去の番組のご発言と照らし合わせたりしながら放送を楽しませて貰ってます)。「タイム・イズ・タイト」の曲終わりでついつい「こんばんは、佐野元春です」と口走ってしまう健太さん、まさにあのタイミング、同じような思いで聴いてたリスナーも少なくはないですよね(流石です・笑)。


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NHK-FM『-1969-黄金の夜明け』#02

ウッドストック50周年記念スペシャル・ボックス(完全生産限定盤)ウッドストック50周年記念
スペシャル・ボックス
(完全生産限定盤)

(2019/7/24)
オムニバス


NHK-FM
『-1969-黄金の夜明け』
#02「ウッドストック・フェスティバル」
2019年08月20日(火)18:00-18:50
【出演】萩原健太【ゲスト】松尾レミ(GLIM SPANKY)

https://www4.nhk.or.jp/P5928/

OP) 1969 1969年
 [ Dave Alexander / Ron Asheton / Scott Asheton / Iggy Pop ]
 /ストゥージズ The Stooges

【ウッドストックで一躍名を上げたラテン・ロックの雄】
~初日(1969年8月15日)のステージから

01) Jingo (Live) 
 ジンゴー 2019年
 [ Babatunde Olatunji ]
 /サンタナ Santana
 ※1969年

【1967年のモンタレー・ポップ・フェスティヴァルにもバンドで出演】
~2日目(1969年8月16日)のステージから

02) Piece Of My Heart (Live)
 心のカケラ 2019年
 [ Bert Berns / Jerry Ragovoy ]
/ジャニス・ジョプリン Janis Joplin

【ギターを弾いてるようなステージ・アクションで
ベスト・ギタリスト賞に選ばれたことも!?】

~3日目(1969年8月17日)のステージから

03) With A Little Help From My Friends (Live)
 心の友 2019年
 ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ
 [ John Lennon / Paul McCartney ]
 /ジョー・コッカー Joe Cocker
 ※1969年35位(UK29位)
 ※The Beatles-1967年


【ジャズ・ロックという分野でセンセーショナルに登場】
~3日目(1969年8月17日)のステージから

04) Spinning Wheel (Live)
 スピニング・ホイール 2019年
 [ David Clayton-Thomas ]
 /ブラッド、スウェット&ティアーズ
 Blood, Sweat & Tears
 BS&T
 ※1969年2位/R&B45位/AC1位

-ジングル-
【対談ゲストの松尾レミさん登場!】

BGM) I STAND ALONE
 アイスタンドアローン 2017年
  [ 作詞・作曲:松尾レミ ]
 /GLIM SPANKY グリムスパンキー

BGM) Woodstock 
 ウッドストック 1970年11位
 [ Joni Mitchell ]
 /クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング
 Crosby, Stills, Nash & Young
 CSN&Y

BGM) A Quick One, While He's Away
 クイック・ワン 1966年
 [ Pete Townshend ]
 /ザ・フー The Who

BGM) The Trip 2017年
 [ 作詞・作曲:松尾レミ ]
 /GLIM SPANKY グリムスパンキー

=対談の締めは松尾レミさんの選曲=
【交通渋滞でバンドが来てなかった!?】
~初日(1969年8月15日)のステージから

05) Freedom (Live)
 フリーダム 2019年
 [ Richie Havens ]
 /リッチー・ヘブンス Richie Havens

【最終日の最終ステージから】
~ベトナム戦争へのアンチテーゼをギターで爆発的に表現

06) Star Spangled Banner (Live) 
 星条旗よ永遠なれ 1970年/2019年
 [ Francis Scott Key ]
 /ジミ・ヘンドリックス Jimi Hendrix


NHK-FM『-1969-黄金の夜明け』第2回目のテーマは「ウッドストック・フェスティバル」民放AMラジオJRN系『萩原健太のMusic SMiLE』第227週(2019年7月29日-8月02日)のCD10枚組『ウッドストック50周年記念スペシャル・ボックス』特集で「松尾レミさんとウッドストックについての対談で盛り上がった」とおっしゃってたのはそうかこの番組のことだったんですね(どうやら「シャ・ナ・ナだけはどうしても駄目」というご発言はカットされたみたいでちょっぴり残念・苦笑)。グリムスパンキーは昨年の4月に大阪の服部緑地野外音楽堂で開催された野外フェス「Rocks ForChile 2018」でステージを拝見したんですが、「アイスタンドアローン」などのオリジナルに加えキャロル・キング「空が落ちてくる」なんかも披露してくれて、めっちゃゴキゲンでした。機会があれば是非またライヴ観に行きたいです(やはり出来れば野外フェスで!)。

番組HPのオンエア曲目にはBGMは掲載されてなかったので、一応参考迄にBGMも盛り込んでプレリスト作ってみました。ちなみにKBS京都ラジオ『レコ室からこんにちは』も今週はウッドストック特集なので、更にラジオでウッドストックな気分を味わいたい方にはオススメです。

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NHK-FM『-1969-黄金の夜明け』#01

アビイ・ロード【50周年記念スーパー・デラックス・エディション】(完全生産限定盤)(3SHM-CD+Blu-ray Audio付)アビイ・ロード【50周年記念
スーパー・デラックス・エディション】
(完全生産限定盤)
(3SHM-CD+Blu-ray Audio付)

(2019/9/27)
ザ・ビートルズ


NHK-FM
『-1969-黄金の夜明け』
#01「ロックの進化と原点回帰」
2019年08月19日(月)18:00-18:50
【出演】萩原健太【ゲスト】多保孝一

https://www4.nhk.or.jp/P5928/

OP) 1969 1969年
 [ Dave Alexander / Ron Asheton / Scott Asheton / Iggy Pop ]
 /ストゥージズ The Stooges

【ビートルズが人気投票で抜かれる!】
01) Good Times Bad Times
 グッド・タイムズ・バッド・タイムズ 1969年80位
 [ John Bonham / John Paul Jones / Jimmy Page ]
 /レッド・ツェッペリン  Led Zeppelin

【1969年デビュー組から2曲続けて】
~若者の共同幻想を象徴するスーパーグループ

02) ooden Ships
 木の舟 1969年
 [ David Crosby / Paul Kantner / Stephen Stills ]
 /クロスビー、スティルス&ナッシュ
 Crosby, Stills & Nash 
 CSN

~ジャズやR&B、ロックンロールを融合させたブラスロック
03) Does Anybody Really Know What Time It Is ?
 いったい現実を把握している者はいるだろうか? 1970年7位
 [ Robert Lamm ]
 /シカゴ Chicago

【多保孝一さんのコメント】
04) Honky Tonk Women 
 ホンキー・トンク・ウィメン 1969年1位(UK1位)
 [ Mick Jagger / Keith Richards ]
 /ローリング・ストーンズ  The Rolling Stones

-ジングル-
【アメリカ南部音楽へのルーツ回帰】 

05) Green River
 グリーン・リヴァー 1969年2位
 [ John Fogerty ]
 /クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
 Creedence Clearwater Revival
 C.C.R.

【ベテランにもルーツ回帰の動き】
~『ナッシュビル・スカイライン』

06) Lay Lady Lay
 レイ・レディ・レイ 1969年7位
 [ Bob Dylan ]
 /ボブ・ディラン Bob Dylan

~『エルヴィス・イン・メンフィス』
07) Long Black Limousine
 ロング・ブラック・リムジン 1969年
 [ Bobby George / Vern Stovall ]
 /エルヴィス・プレスリー Elvis Presley

【カントリー・ロック】
~キース・リチャーズにも大きな影響を与えた
グラム・パーソンズを中心に創設された新たなフォーマット

08) Christine's Tune
 悪女の歌 1969年
 [ Gram Parsons / Chris Hillman ]
 /フライング・ブリトー・ブラザーズ
 フライング・ブリトウ・ブラザーズ
 Flying Burrito Brothers

【最後のスタジオ・アルバム『アビイ・ロード』から】
~やっぱりビートルズは凄いと思い知らせてくれたB面メドレー

09) Golden Slumbers / Carry That Weight / The End 1969年
 ゴールデン・スランバー / キャリー・ザット・ウェイト / ジ・エンド
 [ John Lennon / Paul McCartney ]
 /ザ・ビートルズ The Beatles


今日からNHK-FMでスタートした健太さんDJによる特別番組『-1969-黄金の夜明け』”「愛と平和と音楽の祭典」ウッドストック・フェスティバルが行われた1969年から今年で50年。ロック史に輝く名盤も多く生まれた1969年の音楽シーンに迫る5日間!”との触れ込み!一応、番組サイトにもオンエア曲目を掲載して下さってますけど、1曲抜けてますし、恐らく期間限定公開でしょうから、個人的に番組の流れもざっとメモりつつプレイリスト作ってみました。他局ですが、ニッポン放送の制作による系列地方局向けの年末年始特別番組「Back to 1969~THE BEATLES『ABBEY ROAD』の真実」に始まり、JFNゴールデンウィーク特別番組『From 1969~昭和グラフィティ~』に続いて、やはり今年は健太さんの番組も1969年をテーマにしたものが多いですね(来月ニッポン放送で開催されるらしい『アビイ・ロード』50周年盤の発売記念イベントも後日ラジオで放送して下さるでしょうか?)。実は僕も先日、大阪の万博記念公園で開催されたウッドストック50周年記念イベント『SUMMER OF LOVE ~愛と平和の3日間~』に参加して来たんですけど、暑すぎてウッドストックに思いを馳せるどころじゃなかったので(^^;)、この番組、とくに明日の第2回をしっかり拝聴してウッドストック気分を(より理解を深めた上で)味わいたいです。今回の特番はらじるらじるの聴き逃し配信でも一週間以内なら何度も繰り返し聴けるのが嬉しい!!!



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「Back to 1969~THE BEATLES『ABBEY ROAD』の真実」

ザ・ビートルズ・LPレコード 創刊号ザ・ビートルズ・LPレコード 創刊号
初版限定特価 (ABBEY ROAD)
(LPレコード付)
ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション

(2017/8/29)
ザ・ビートルズ
デアゴスティーニ

ニッポン放送制作・年末年始特別番組
「Back to 1969~THE BEATLES『ABBEY ROAD』の真実」
DJ:萩原健太
ゲスト:星加ルミ子


-60分版-
IBC:2018年12月30日(日)AM11:00-12:00
ABS:2018年12月31日(月)19:00-20:00
BSN:2019年01月01日(火)AM10:00-11:00
KNB:2019年01月01日(火)AM11:00-12:00
HBC:2019年01月01日(火)20:00-21:00
MRO:2019年01月03日(木)20:00-21:00
NBC:2019年01月06日(日)16:00-17:00
KRY:2019年01月06日(日)19:00-20:00

-30分版×2-   
YBC:2018年12月29日(土)AM8:25-08:55
 &2018年12月31日(月)AM08:30-09:00
RCC:2018年12月31日(月)&2019年01月01日(火)AM07:25-07:55
YBS:2019年01月02日(水)&2019年01月03日(木)16:00-16:29
RKC:2019年01月02日(水)&2019年01月03日(木)16:00-16:30
SBS:2019年01月02日(水)&2019年01月03日(木)16:30-17:00
SBC:2019年01月02日(水)&2019年01月03日(木)17:46-18:15
FBC:2019年01月02日(水)&2019年01月03日(木)17:50-18:20
TBC:2019年01月02日(水)&2019年01月03日(木)1800-18:30



ニッポン放送の制作による系列地方局向けの特別番組、2018年の新春は『日本語ロックが歩んだ45周年~伊藤銀次のMAGIC TIME HISTORY~』でしたが、この年末年始は2016年の『Spirit of 70's~アメリカンロックの追憶~』以来となる健太さんのDJ!しかも星加ルミ子さんがご一緒だなんて、何とまぁ魅力的な顔合わせのビートルズ特番なのでしょう!取り急ぎ、確認出来た各放送局の放送日時をざっとまとめてみました。後日、プレイリストと共に感想など追記出来たらと思ってます(2018年12月29日)


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『萩原健太のポップス・クロニクル』第5回

BelieveBelieve
(1998/10/23)
Cher



NHK-FM
『萩原健太のポップス・クロニクル』
第5回:1990年代
2018年03月16日(金)18:00-18:45


0P) Theme From Mission: Impossible
 ミッション・インポッシブルのテーマ 1996年7位
 [ Lalo Schifrin ]
 /ラリー・ミューレン&アダム・クレイトン
 Adam Clayton & Larry Mullen Jr.
 ※映画『ミッション:インポッシブル』-1996年
 (1967年のテレビドラマ『スパイ大作戦』のリメイク)
 ※Lalo Schifrin「スパイ大作戦のテーマ」-1967年41位


【90年代前半におけるアメリカの音楽シーン】
~ラップ、ヒップホップ全盛期。

01) Mama Said Knock You Out
 ノック・ユー・アウト 1990年17位/R&B12位/Dance11位/Rap1位
 [ James Todd Smith / Marlon Williams ] 
 /LL・クール・J  LL Cool J
 ※サンプリング
 ~Chicago Gangsters、James Brown、Sly & The Family Stone


【ディーバ=歌姫たち】
~90年代前半から90年代後半に向かって大きな流れ。
~デジタル楽器が席巻した1980年代に忘れかけられていた
「生の歌声の魅力」をリスナーに思い出させる。


02)I Will Always Love You
 オールウェイズ・ラヴ・ユー 1992年1位/AC1位/R&B1位
 [ Dolly Parton ]
 /ホイットニー・ヒューストン Whitney Houston 
 ※Dolly Parton-1974年(1982年53位/C&W1位/AC17位)
 ※初主演映画映画『ボディガード(The Bodyguard)』主題歌
 ※全米チャート14週連続No.1


【1990年代に生まれた英米以外からの最大のヒット】
~アメリカ、オーストラリア、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、
オランダ、ベルギー、スイス、日本など世界各国で1位に。

03) Macarena
 恋のマカレナ 1993年(1996年1位/AC28位)
 [ Rafael Ruiz Perdigones / Antonio Romero Monge ]
 /ロス・デル・リオ Los del Rio

【90年代前半における日本の音楽シーン】
~バンドブーム(誰でも音楽が楽しく出来る!)


04) さよなら人類 1990年(オリコン1位)
 [ 作詞・作曲:柳原幼一郎 / 編曲:たま ]
 /たま

~タイアップがメガヒットに結び付く
(音楽制作の現場へドラマの演出家などが介入することによって、
新鮮な視点をもたらす反面、アーティストの意向をおきざりに
売れ線、広く愛させる仕上がりを目指すあまり、ヘンなプレッシャー
が音楽界に席巻=やはりメガセールスを生むのはプロの仕事)。


05) 君がいるだけで 1992年(オリコン1位)
 [ 作詞・作曲:米米CLUB / 編曲:中村哲 ]
 /米米CLUB
 ※フジテレビ系ドラマ『素顔のままで』主題歌

【1990年代後半を象徴する大ヒットの一つ】
~いつの時代もヒット曲はその時々の重大事件を反映することがある

06) Candle in the Wind 1997 1997年1位/AC1位(UK1位)
  キャンドル・イン・ザ・ウインド~ダイアナ元英皇太子妃に捧ぐ
 [ Elton John / Bernie Taupin ]
 /エルトン・ジョン Elton John
 「風の中の火のように(孤独な歌手、ノーマ・ジーン)」-1973年(UK11位)

【音楽制作の方法論として重要な功績を残したヒット曲】
~ピッチ補正ソフトの「オートチューン」を使ってボーカルにエフェクト
(この技術は「シェール・エフェクト」とも呼ばれる)。


07) Believe 
 ビリーヴ 1998年1位/AC3位(UK1位)
 [ Brian Higgins / Stuart McLennen / Paul Barry
 / Steven Torch / Matthew Gray / Timothy Powell ]

 /シェール Cher

【1990年代後半における日本の音楽シーン】
◎荒削りだったバンドブームが洗練されて落ち着く

~スピッツはロックのフォーマットを基本にしつつも
日本人ならではの情緒を上手く溶け込ませた音作りを提示。


08) ロビンソン 1995年(オリコン4位)
 [ 作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳&スピッツ ]
 /スピッツ

◎宇多田ヒカル衝撃のデビュー!
~声を張らずとも、囁き声で細かい節回しを駆使して
ファンキーなグルーヴを表現。
旋律の背後に潜むビート感を見事に強調して聴かせる。


09) Automatic
 オートマチック 1998年
 [ 作詞・作曲:宇多田ヒカル / 編曲:西平彰 ]
 /宇多田ヒカル
 ※Rhythm track Arrangement:Taka & Speedy
 ※Additional Arrangement:河野圭

 ※8cm盤オリコン4位+12cm盤オリコン2位=合算オリコン1位

【90's 健太セレクション】
10) 幸せな結末 1997年(オリコン2位)
 [ 作詞:多幸福 / 作曲:大瀧詠一 / 編曲:井上鑑 ]
 /大滝詠一
 ※フジテレビ系ドラマ『ラブジェネレーション』主題歌

ED) Lily Was Here
 リリィ・ワズ・ヒア 1991年11位
 [ David A. Stewart ]
 /デイヴ・スチュワート、キャンディ・ダルファー
 David A. Stewart featuring Candy Dulfer
 ※オランダ映画『Lily Was Here』主題歌-1989年


NHK-FM『萩原健太のポップス・クロニクル』第1回第2回第3回第4回に続いて、第5回放送も取り急ぎ諸々データを書き添えつつ、番組の流れを僕なりにメモるような形でプレイリストを作成てみました。「現代のヒット・チャートから落ちた曲はすべてオールディーズ」だと思えば、今やオールディーズと言えなくもない「1990年代」ですが、ポピュラー音楽のヒストリーを辿るラジオ・プログラムで90年代をがっつり検証する特集は今回初めて聴いたような気がします。いち音楽ファンとしての個人的な90年代の印象は、やはりグランジオルタナブリットポップだったり、或いはドラムンベースだったりするんですけど、成程、プロの視点からだと音楽制作の方法論としてシェール「ビリーヴ」における「オートチューン」大きな方向性を示してたんですね。恥ずかしながら宇多田ヒカルのデビューについても、年齢以外に何がどう衝撃的だったのか、今になってあらためて健太さんの解説を拝聴して、ああそうゆう意味での凄さだったのかと理解出来た部分が大きいです(^^;)。そして最後はアムラーじゃなくてナイアガラーというのも、健太さんらしくて、まさしく「幸せな結末」でした。

ところで、今回の特番シリーズ、どうやら関西以外でも一部放送のない地域があったそうじゃないですか!?結局、(特番は期間限定とはいえ)番組サイトもありませんし、せっかくの興味深い特番なのに勿体ないです。ここはひとつ、国営放送らしく不公平のないよう、正真正銘”全国ネット”での再放送なり、聴き逃し配信を是非お願いしたいです!


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『萩原健太のポップス・クロニクル』第4回

The Traveling Wilburys CollectionThe Traveling Wilburys
Collection

(2016/8/3)
トラヴェリング・ウィルベリーズ



NHK-FM
『萩原健太のポップス・クロニクル』
第4回:1980年代
2018年03月15日(木)18:00-18:45


【ヒップホップ・サウンドをいち早く取り入れて話題を巻き起こす】
OP) Rock It 
 ロックイット 1983年71位/R&B6位/Dance1位
 [ Herbie Hancock / Bill Laswell / Michael Beinhorn ]
 /ハービー・ハンコック Herbie Hancock

【音楽専門チャンネル=MTVの登場】
~MTVで放送された最初の音楽ビデオ(1981年)

01) Video Killed the Radio Star 
 ラジオ・スターの悲劇 1979年40位(UK1位)
 [ Bruce Woolley / Geoffrey Downes / Trevor Horn ]
 /バグルス Buggles
 ※Bruce Woolley & The Camera Club-1979年

~映像の見せ方が音楽にも重要な要素となった時代、
それを最大限効果的に利用して、歌の上手さだけじゃなく
強力なダンスの才能なども見せつけながら黄金時代を築き上げた
のが「King of Pop」=マイケル・ジャクソン。


【マイケル・ジャクソンの絶頂期】
~アルバム『スリラー』(1982年)は通算37週間No.1に君臨、
収録の9曲のうち7曲がシングル・カット(すべて全米TOP10入り、
グラミー賞10部門12件ノミネートのうち8部門受賞)。

02) Billie Jean 
 ビリー・ジーン 1983年1位/R&B1位/AC9位
 [ Michael Jackson ]
 /マイケル・ジャクソン Michael Jackson 

【MTVの出現はニューロマンティックスにも呼応】
~パンク、ニューウェイブのシーンから誕生、
「ニューロマンティックス」は音楽的スタイルをさす言葉でなく、
どちらかというとファッション的な言葉。

03) The Reflex
 ザ・リフレックス 1984年1位(UK1位)
 [ Duran Duran ]
 /デュラン・デュラン Duran Duran 

【1980年代初頭における日本の音楽シーン】
~1970年代まで絶対的な存在だった伝統的な歌謡曲に対して、
ニューミュージック(J-POP)が大きな勢力を形成するにつれ、
歌謡曲フィールドのアイドル歌手がニューミュージック勢の才能を借り、
ソングライターとしての起用が活発に。

04) 渚のバルコニー 1982年(オリコン1位)
 [ 作詞:松本隆 / 作曲:呉田軽穂(松任谷由実) / 編曲:松任谷正隆 ]
 /松田聖子

~本来、歌謡曲サイドの松田聖子がロック、ポップス系の楽曲を歌う一方、
ニューミュージック側からデビューした稲垣潤一が歌謡曲寄りの職業作家の
楽曲を歌うようになるという奇妙な逆転現象も。


~勿論、まだまだ従来の歌謡曲的なビッグ・ヒットも。
05) さざんかの宿 1983年(オリコン2位)
 [ 作詞:吉岡治 / 作曲:市川昭介 /編曲:竹村次郎 ]
 /大川栄策

【1980年代中盤の大きな潮流=チャリティ・ソング】
06) We Are The World 
 ウイ・アー・ザ・ワールド 1985年1位/AC1位
 [ Michael Jackson / Lionel Richie ]
 / USA・フォー・アフリカ USA for Africa
 
【1980年代後半にかけて日本でも大人気を博したユーロビート】 
~ストック・エイトキン・ウォーターマンの手法は小室サウンドにも影響。

07) Never Gonna Give You Up
 ギヴ・ユー・アップ 1987年1位(UK1位)
 [ Matt Aitken / Mike Stock / Pete Waterman ]
 /リック・アストリー Rick Astley

~戦後日本の定番企画である「訳詞ポップス」もこの時期沢山誕生。
08) 愛が止まらない ~Turn It Into Love~ 1989年(オリコン1位) 
 [ 作詞・作曲:Mike Stock / Matt Aitken / Pete Waterman ]
 [ 日本語詞:及川眠子 / 編曲:船山基紀 ]

 /Wink ウィンク
 ※フジテレビ系ドラマ『追いかけたいの!』主題歌(1988年)。
 ※Kylie Minogue(当初の邦題は「愛に走れ」
 -1988年(日本の洋楽チャートで10週1位))。
 

【ソウル・ミュージックやR&Bの影響を受けた日本人アーティストの活躍】
~やがてEXILEにも繋がって行く流れ。

09) You Were Mine
 ユー・ワー・マイン 1988年(オリコン3位)
 [ 作詞:川村真澄 / 作曲:久保田利伸 / 編曲:杉山卓夫 ]
 /久保田利伸
 ※フジテレビ系ドラマ『君の瞳をタイホする!』主題歌

=1980年代の一番の特色は「デジタル化」=

~技術が新しくなっても「使いこなせるか?」(技術に使われてないか?)
~従って、60年代や70年代に比べて1980年代の音楽は「特殊なサウンド」
~90年代になると、むしろ60年代や70年代と親和性の高い音作りがなされていく。

 
【80's 健太セレクション】
 ~「デジタルの席巻によって混乱してしまった80年代へのアンチテーゼ」
 ~50年代から70年代の3世代に渡る一国一城の主たちの義兄弟覆面バンド。  
 ~デジタル全盛の時代にアナログな生楽器を掻き鳴らしながら
 作り上げたロックサウンド。
 ~90年代の音楽シーンに大きな刺激を与えた。


10) Handle With Care
 ハンドル・ウィズ・ケア 1988年45位
 [ Traveling Wilburys ]
 /トラヴェリング・ウィルベリーズ
 Traveling Wilburys

ED) Silhouette 
 シルエット 1988年13位/R&B35位/AC2位
 [ Kenny G ]
 /ケニー・G Kenny G


NHK-FM『萩原健太のポップス・クロニクル』第1回第2回第3回に続いて、第4回放送「1980年代」も取り急ぎ諸々データを書き添えつつ、番組の流れを僕なりにメモるような形でプレイリスト作成してみました。やはり今回の肝は番組終盤の「80年代の総括」でしたよね。どうして80年代だけ音が「ヘン」なのか、ウィルベリーズがガンガン掻き鳴らすアコギのコードストロークが何故あの当時やけに痛快に胸に響いたのか、その辺りをズバッと分析して明確に解説して頂けて大いに納得。残念ながら近年ポップスやロックンロールのヒストリーを体系的に紐解いてくれるラジオ番組なんてそうそうないですし、ましてや80年代の音楽シーンをこうゆう形でまとめて考察して頂けるのも益々貴重な機会なので、実に興味深くて有難いです。「45分で洋邦10年間」という「無茶ブリ企画」ゆえの醍醐味(笑)、明日も存分に堪能させて頂けるものと期待しております!

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『萩原健太のポップス・クロニクル』第3回

70年代シティ・ポップ・クロニクル (ele-king books) 70年代シティ・ポップ・クロニクル
(ele-king books)

(2015/8/12)
萩原健太
Pヴァイン


NHK-FM
『萩原健太のポップス・クロニクル』
第3回:1970年代
2018年03月14日(水)18:00-18:45


【当時まだ珍しかったモーグ・シンセサイザーの音をフィーチャー】
OP) Popcorn
 ポップコーン 1972年9位/AC4位
 [ Gershon Kingsley ] 
 /ホットバター Hot Butter

【1970年代初頭のアメリカにおける音楽シーン】
~1960年代後半、リベラルな若者の間では反戦運動や公民権運動が広がり、
ロックを旗印に世の中を変えていけるんじゃないかという共同幻想の
ような気運が高まるも、結局は挫折(時代を象徴するヒーローの相次ぐ死
やビートルズの解散も重なる)。そうした風潮を受け、「We」ではなく、
「You & Me」を歌うシンガーソングライターのパーソナルな歌声が
人々の心に沁み入るように。


01) You've Got A Friend
 君の友だち 1971年1位/AC1位
 [ Carole King ]
 /ジェイムス・テイラー James Taylor
 ジェームス・テイラー

【1970年初頭のイギリスにおける音楽シーン】
~ロックの挫折を経て、ロックに思想性を求めてるのではなく、
退廃的になり、煌びやかでケバケバしく、ファッショナブルな
グラム・ロックが人気を博す。


02) Metal Guru
 メタル・グルー 1972年(UK1位)
 [ Marc Bolan ]
 /T.レックス T.Rex 

【レゲエの誕生】
~多くのロックアーティストがジャマイカ生まれの新しいリズムに
刺激を受け、それぞれの新しい音楽を完成させて行く。


03) I Shot the Sheriff
 アイ・ショット・ザ・シェリフ 1973年(UK67位) 
 [ Bob Marley ]
 /ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ
 Bob Marley & The Wailers

【1970年初頭の日本における音楽シーン】
~1972年と1973年にまたがって16週連続1位(2年連続年間チャート1位)。
~元々は300枚限定の自主制作(インディーの先駆け!)。
~日本独自のソウル感覚を強烈に放つ!


04) 女のみち 1972年(オリコン1位)
 [ 作詞:宮史郎 / 作曲:並木ひろし / 編曲:佐伯亮 ]
 /宮史郎とぴんからトリオ

~メインストリームはまだまだ従来の歌謡曲ながら、
若者達の間では「新しい日本語のロック」が熱心に支持されるように。
~はっぴいえんど人脈のもと、様々な才能が凌ぎを削るようにして
日本の新しいポップ音楽を作るべく試行錯誤を繰り返す。


05) 生まれた街で 1974年
 [ 作詞・作曲:荒井由実 / 編曲:松任谷正隆 ]
 /荒井由実
 ※コーラス:シュガー・ベイブ、吉田美奈子
 ※演奏:キャラメル・ママ


【1970年代中盤の洋楽シーン】【AOR】
~コンサートの規模が大きくなり、ロックがビッグ・ビジネスとなった70年代、
レコーディングの現場にミュージシャンとプロデューサーだけでなく、
弁護士が同席するようになり、都会的ないかにも売れ線の音作りを施した
アダルト・コンテンポラリーやダンサブルなディスコ・サウンドが台頭。


~タイトルは「最低の現実」という意味のスラングらしい。
06) Lowdown
 ロウダウン 1976年3位/R&B5位/Disco5位
 [ Boz Scaggs / David Paich ]
 /ボズ・スキャッグス Boz Scaggs

【1970年代後半の洋楽シーン】【パンク・ロック】
~売れ線のヒットチャートに「否」を突きつけ、
ワイルドなロックンロールを思い出させる。


07) Anarchy in the U.K.
 アナーキー・イン・ザ・UK 1977年(UK38位)
 [ Paul Cook / Steve Jones / Glen Matlock / Johnny Rotten ]
 /セックス・ピストルズ Sex Pistols 

【1970年後半の日本における音楽シーン】
~ピンク・レディー全盛(昨今に連なる女性アイドルグループの基礎を築く)。

~CMソングに起用されて大成功を収めた初期の成功例。
~ロックミュージシャンで初めて長者番付の歌手部門1位に輝く。

08) 時間よ止まれ 1978年(オリコン1位)
 [ 作詞:山川啓介 / 作曲・編曲:矢沢永吉 ]
 /矢沢永吉
 ※資生堂CMソング-1978年

【70's 健太セレクション】
~1970年代の日本で生まれた最良のソウル・ミュージックの一つ!

09) とん平のヘイ・ユウ・ブルース
 Tompei's Hey You Blues 1973年
 [ 作詞:郷伍郎 / 作曲:望月良道 / 編曲:深町純 ]
 /左とん平

ED) Love's Theme 
 愛のテーマ 1974年1位/AC1位/R&B10位
 [ Barry White ]
 /ラブ・アンリミテッド・オーケストラ
 Love Unlimited Orchestra


NHK-FM『萩原健太のポップス・クロニクル』も早いもので第3回第1回第2回に続いて、取り急ぎ諸々データを書き添えつつ、番組の流れを僕なりにメモるような形でプレイリスト作成してみました。やはり1970年代洋邦の10年間を語るのに45分という時間はあまりにも短すぎますが、でも今回、総論としては大体網羅されてますし、実に明快な構成でしたよね!何より、ボブ・マーリーの次にぴんからトリオが聴けちゃったりするのがこの番組ならではの面白味(笑)。「ヘイ・ユウ・ブルース」も最高に痛快でした(黙祷)。そう言えば「時間よ止まれ」のレコーディングには坂本龍一さんや高橋幸宏さんらも参加されてましたから、70年代初頭の「はっぴいえんど人脈のもと、様々な才能が凌ぎを削るようにして試行錯誤」というお話も繋がってますね。そして、そうした試行錯誤の成果が更に大きく花開く(?)1980年代、明日の放送も楽しみです。

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『萩原健太のポップス・クロニクル』第2回

MEET THE BEATLESMEET THE BEATLES
(2014/1/17)
ザ・ビートルズ



NHK-FM
『萩原健太のポップス・クロニクル』
第2回:1960年代
2018年03月13日(火)18:00-18:45


【日本中にエレキ・ブームを巻き起こした彼らの本国デビュー・ヒット】
OP)Walk Don't Run 
 急がば廻れ 1960年2位/R&B13位
 [ Johnny Smith ]
 /ベンチャーズ The Ventures
 ※Johnny Smith-1955年

【日本では森山加代子や伊東ゆかりらによる訳詞カヴァーでヒット】
01) Lipstick on Your Collar
 カラーに口紅 1959年5位/R&B10位
 [ George Goehring / Edna Lewis ]
 /コニー・フランシス Connie Francis

【ビートルズ襲来前のアメリカはティーンエイジ・アイドルが人気】
~ワイルドで活気のあるロックンロール・ミュージック本来の魅力を
思い出させるように襲来したのがビートルズをはじめとする
ブリティッシュ・インヴェイジョンの面々。


【全米チャートを初めて制覇したイギリス人アーティスト】
~1962年の全米年間チャートでも1位を獲得。

02) Stranger On The Shore
 白い渚のブルース 1962年1位/AC1位/R&B7位
 [ Acker Bilk / Robert Mellin ]
 /アッカー・ビルク  Acker Bilk

【1950年代後半ハイスクールを中心に盛り上がったロックンロール】
~1960年代になりハイスクールからカレッジに進んだ連中が熱心に
サポートするようになったのはフォーク・ソング。


~既存の価値観への反抗という点で共通点はあるものの、
・ロックンロールの反抗=「感覚的」「生理的」
・フォークソングの反抗=「理性的」「観念的」


03) Blowin' In The Wind
  風に吹かれて 1963年2位/AC1位
 [ Bob Dylan ]
 /ピーター・ポール&マリー 
 Peter, Paul & Mary PP&M
 ※Bob Dylan-1963年

【60年代前半の日本における音楽シーン】
~当時の最先端洋楽だったラテンと民謡の素晴らしい和洋折衷!

04) アキラのダンチョネ節 1960年
 [ 作詞:西沢爽 / 補作曲:遠藤実 / 編曲:狛林正一 ]
 /小林旭
 ※映画『海から来た流れ者』主題歌
 ※「ダンチョネ節」-神奈川県三浦市三崎町発祥の民謡


~日本人初の全米ヒットチャート1位に輝く。
のちの歌唱法にも大きな影響を与える。

05) 上を向いて歩こう
 SUKIYAKI 1961年(1963年US1位)
 [ 作詞:永六輔 / 作曲・編曲:中村八大 ]
 /坂本九
 ※NHK『夢であいましょう』-1961年10月・11月の「今月のうた」

【ビートルズのアメリカ上陸】
~ビートルズ初の全米No.1ヒット。

06) I Want To Hold Your Hand
 抱きしめたい  1963年1位(UK1位)
 [ John Lennon / Paul McCartney ]
 /ザ・ビートルズ The Beatles

【ブリティッシュ・インヴェイジョンにも動じることなく
存在感を発揮し続けたモータウン・レコード】

07) Where Did Our Love Go
 愛はどこへ行ったの 1964年1位/R&B1位
 [ Lamont Dozier / Brian Holland / Eddie Holland ]
 /ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス
 Diana Ross & The Supremes

【1966年ビートルズ来日】
~こんなところにまでビートルズの影響が!?

08) 遺憾に存じます 1965年
 [ 作詞:青島幸男 / 作曲・編曲:萩原哲晶 ]
 /植木等
 ※演奏:寺内タケシとブルージーンズ

【ビートルズやイギリスの若いバンド達に触発されて
日本でも続々と登場したグループ・サウンズ(GS)が人気を博す】
~ジャズ喫茶では英米の洋楽カヴァーやオリジナル曲を
演奏していたが、いざレコードを出すとなると、まだまだ
プロの作家の曲を歌わされていた時代。

09) 夕陽が泣いている 1966年
 [ 作詞・作曲:浜口庫之助 ]
 [ 編曲:ザ・スパイダース,チャーリー脇野 ]

 /ザ・スパイダース

【60's 健太セレクション】
~当時は英米以外にもヨーロッパの国々のヒット曲が日本でも流行。

10) Non Ho L'eta (Per Amarti)
 夢見る想い 1964年 
 [ Marissa Panzeri ]
 /ジリオラ・チンクェッティ
 Gigliola Cinquetti
 ※ユーロビジョン・ソング・コンテスト、サンレモ音楽祭優勝

ED) Grazing in the Grass
 グレイジング・イン・ザ・グラス(草原の太陽) 1968年1位/R&B1位
 [ Philemon Hou ]
 /ヒュー・マサケラ Hugh Masekela


奇しくもノーキー・エドワーズさんの訃報が届いた日にベンチャーズで幕を開けた『萩原健太のポップス・クロニクル』第2回放送昨日に続いて、取り急ぎ諸々データを書き添えつつ、番組の流れを僕なりにメモるような形でプレイリスト作成してみました。洋邦の10年間を45分で駆け抜ける超特急のような今回の特番、恐らく、大瀧詠一さんの『日本ポップス伝』『アメリカン・ポップス伝』同じ線路の上を走ってるんでしょうけど、スピードや停車駅が違うと、車窓の風景もまた違って見えて、「ポップスの壮大な歴史の旅」が益々楽しくなるばかり。ただ流石に健太さんといえども「1960年代」は45分じゃ語り尽くせないですよね(^^;)。やはり「怒涛の60年代後半」も健太さんに案内して頂きたいので、是非この特番をシリーズ化して頂いて、また続編をお願いしたいです!


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