tie
「tie」とは、結ぶ・しばる・同点になる・ひも・結び目・つながり・絆のことを意味する英語表現である。
「tie」とは・「tie」の意味
「tie」とは、「~を結ぶ、しばる、くくる」や「~と同点(同記録)になる」といった動詞、「ネクタイ・靴ひも・ひも・結ぶもの・結び目・つながり・関係・同点・引き分けになった試合」といった名詞の意味を持つ英単語である。「tie」は、三人称単数現在形で「ties」、現在分詞で「tying」、過去形・過去分詞で「tied」と規則変化する。なお、「tied」という形容詞も存在し、「しっかりと縛られた・固定された・つながった」といった意味を持つ。動詞として用いる場合は、「紐を結ぶ」といった文脈にて用いられるが、日本においては「タイアップ(tie up)」といった和製英語などで定着している。ただし、「連携する」といった意味で用いられる「タイアップ」に対して、「tie up」は「(何かでしばりつけて)動けなくする」というニュアンスを持ち、例えば「My boss is tied up with meetings all day.(上司は一日中会議に忙殺されている)」や「The acquaintance's lady was tying up me by chatting.(知り合いの女性の雑談で私は動けなくなった)」というシーンで用いられやすい。英語圏でカタカナ語「タイアップ」を表現する場合は、「collaboration」あるいはその短縮形の「collab」が使われ、アメリカ英語においては「tie-in」を使うこともある。
名詞の「tie」の意味の一つとして、洋装における「首回りに装飾としてつける布」のことを示す。日本においては「ワイシャツの襟の下に通してつける、細長い布」を「ネクタイ(necktie)」、「蝶ネクタイなどそれ以外のもの」を「タイ」と使い分ける傾向にあるが、英語圏では首周りの装飾品すべてを「tie」としていることが多い。また、「necktie(ネクタイ)」はアメリカ英語圏で用いられやすく、イギリス英語圏ではあまり使われない。
また、和製英語で「タイゲーム」という言葉がある通り、「tie」は「同点の試合」や「引き分け」などを意味する。更に、「絆」という意味も持つ。例えばアメリカのテレビ番組「Family Ties」は、日本語に訳すと「家族の絆」である。なお、「絆」という意味における「tie」は原則として複数形になる。
「tie」の発音・読み方
「tie」の発音記号は「tái」であり、カタカナ読みすると「タァイ」となる。「tie」の語源・由来
「tie」の語源は、「引っ張る・導く」という意味を持つゲルマン祖語「teuhana」に由来するとされる。「tie」を含む英熟語・英語表現
「It's my tie」とは
「It's my tie」とは、「それは私のネクタイです」という意味を持つ英語表現である。単なる英語表現だが、この文章をカタカナ読みすると「イツモアイタイ(いつも会いたい)」と聞こえることから、ジョークの類としてこの表現が紹介されることがある。
「it is a tie」とは
「it is a tie」とは、「タイゲームです」といった意味を持つ英語表現である。スポーツの試合におけるタイゲーム(得点がどちらのチームも同じ状態)であることを示す。
「tie and tie」とは
「tie and tie」とは、日本の音楽グループ「FANTASTICS from EXILE TRIBE」の手掛ける曲名である。「繋ぐ」という言葉をテーマにした曲であり、「tie and tie」は「つながりや絆」あるいは「結びつく」といった意味を持っていると考えられる。
「tie」に関連する用語の解説
「windsor tie」とは
「windsor tie」とは、ネクタイの結び方のひとつである。日本では「ウィンザーノット」と呼ばれる。結び目が大きな三角形になるのが特徴的。名前の由来については諸説あるが不明である。
「tie length」とは
「tie length」とは、「ネクタイの長さ」を意味する英語表現である。
「tie」の使い方・例文
「tie」の使い方としては「He tied up the dog to the fence.(彼はフェンスに犬をつないだ)」や「He tie up a package.(彼は荷物を縛る)」などが一般的な表現である。また、「束縛される」ようなニュアンスでも使われるため、「I'm tied up!(忙しすぎる!)」や「The accident tie up a phone line.(その事故は電話回線をパンクさせた)」、「Back then, her work keeps her tied to a desk. (あの頃、彼女は仕事のせいで机から離れられなかった)」といった表現ができる。「Let's tie into this job, and we will finish it by next week.(仕事を一生懸命やって、来週までに終わらせましょう)」といった文脈でも用いられる。名詞においては「He buys a suit and tie.(彼はスーツとネクタイを買う)」や「The third round was a tie game.(三回戦は引き分けになった)」などと用いられる。「絆」という表現として用いる時は複数形になる点に注意しつつ、「There are ties between me and my friend.(私と友だちの間には絆がある)」と表現する。
タイ
たい
[助動][たかろ|たく・たかつ|たい|たい|たけれ|○]《希望の助動詞「たし」の連体形「たき」の音変化》動詞、および助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」の連用形に付く。
「日比(ひごろ)月日がおがみたいと思うたに」〈虎明狂・腰祈〉
2 話し手以外の人の希望を表す。「読みたいなら貸すよ」「やめたい人はやめればいい」
3 「ある」「である」「なさる」「くださる」や尊敬の助動詞「れる」「られる」に付いて、他に対する希望・要求を表す。…てほしい。「正直者がばかを見ない世の中でありたい」「別表を参照されたい」
[補説] 「たい」が他動性の動詞に付く場合、希望の対象を表すのに、「水を飲みたい」「水が飲みたい」のように「…ヲ…タイ」「…ガ…タイ」の両形を、室町時代以来用いてきている。連用形「たく」の音便形「とう(たう)」は中世から行われているが、現代語では、「ございます」「存じます」を伴うときにかぎって行われる。また、接続助詞「て」を伴う場合、「たくって」となることもある。3は多く文章語に用いる。
た・い
[接尾]《形容詞型活用[文]た・し(ク活)。「いたし」の頭母音が脱落したものか》名詞や動詞の連用形などに付いて、形容詞をつくる。
1 その事のはなはだしい意を表す。「めで—・い」「うしろめ—・い」
2 そのような状態であることを表す。「けむ—・い」「つめ—・い」
タイ【tie】
読み方:たい
2 競技・試合などで、得点や記録が相手または他の競技者と同じであること。また、タイ記録のこと。「スコアを—に持ちこむ」 「一試合で自己最多—の得点を挙げる」
3 楽譜で、同じ高さの二つの音符を結ぶ弧線。両音符は間に切れ目のない1音として演奏される。
[補説] 2は、一般の順位づけや、結果としての数値についても用いられる。「興行収入1位—の映画」「過去最多—の入園者数」
タイ【Thai】
読み方:たい
インドシナ半島中央部を占める立憲王国。正称、タイ王国。首都バンコク。米・ゴム・錫(すず)などを産出。上座部仏教が行われる。13世紀初めからスコータイ朝・アユタヤ朝と続き、1782年チャクリ王朝となり、1932年に専制君主制を廃し現在に至る。人口6709万(2010)。旧称シャム。
[補説] 「泰」とも書く。
た‐い【他意】
たい【体〔體〕】
読み方:たい
[音]タイ(呉) テイ(漢) [訓]からだ
〈タイ〉
1 四肢・骨格などで組み立てられたものとしてのからだ。「体育・体温・体格・体質・体重・体操・体力/巨体・五体・死体・上体・身体・人体・聖体・胴体・肉体・女体・病体・裸体・老体」
2 各部分を組み立てたまとまりのある形や組織。「体系・体制/詩体・字体・政体・全体・団体・文体」
3 一定の形や働きをもつ存在。「体積/液体・機体・客体・球体・実体・主体・船体・天体・媒体・物体・本体」
〈テイ〉見かけのようす。「体裁/憎体(にくてい)・人体(にんてい)・風体・面体」
[補説] 「躰」は「體」の俗字。
[名のり]なり・み・みる・もと
たい【体】
たい【堆】
たい【堆】
たい【大/代/台】
読み方:たい
〈大〉⇒だい
〈代〉⇒だい
〈台〉⇒だい
たい【太】
読み方:たい
[音]タイ(呉)(漢) タ(慣) [訓]ふとい ふとる
〈タイ〉
〈タ〉
〈ふと(ぶと)〉「太股(ふともも)/極太(ごくぶと)・肉太・骨太」
[名のり]うず・おお・しろ・たか・と・ひろ・ひろし・ふと・ふとし・ます・み・もと
[難読]太宰(だざい)・太政(だじょう)・太刀(たち)・太夫(たゆう)・心太(ところてん)・明太(めんたい)・猶太(ユダヤ)
たい【対〔對〕】
たい【対】
読み方:たい
1 対照をなすこと。また、反対の関係にあること。「男の—は女」
3 数を表す語の間に入れて、数量の比例・割合を表す語。「三—二の割でまぜる」
「ある時宣宗が一句を得て—を挙人(きょじん)中に求めると」〈鴎外・魚玄機〉
6 「対の屋」の略。
たい【▽帝/▽諦】
たい【帯〔帶〕】
読み方:たい
[音]タイ(呉)(漢) [訓]おびる おび
〈タイ〉
1 おび。おび状のもの。「衣帯・眼帯・靭帯(じんたい)・声帯・束帯・着帯・紐帯(ちゅうたい・じゅうたい)・包帯」
2 身につける。おびる。「帯出・帯電・帯刀・帯黒色/拐帯・携帯」
4 ある範囲の地域。おび状の範囲。「一帯・温帯・寒帯・地帯・時間帯・植物帯」
[名のり]たらし・よ
たい【待】
たい【怠】
読み方:たい
[常用漢字] [音]タイ(漢) ダイ(呉) [訓]おこたる なまける だるい
心がたるんでなまける。「怠惰・怠慢/過怠・緩怠・勤怠・懈怠(けたい・かいたい)・倦怠(けんたい)」
[名のり]やす
たい【態】
読み方:たい
[音]タイ(呉)(漢) [訓]わざ
身や心の構え。広く、ありさま。ようす。「態勢・態度/擬態・旧態・形態・姿態・事態・失態・実態・醜態・重態・状態・常態・酔態・世態・生態・媚態(びたい)・変態・容態」
[名のり]かた
たい【態】
読み方:たい
1 かたち。すがた。ありさま。てい。
2 《voice》文法で、動詞によって表される動作・作用の性質・あり方とその表現のしかたに関する範疇。能動態・受動態など。なお、完了態のように、相(aspect)の意味にも用いることがある。
たい【戴】
たい【替】
たい【×殆】
たい【泰】
読み方:たい
[常用漢字] [音]タイ(呉)(漢)
たい【滞〔滯〕】
た‐い〔‐ゐ〕【田居】
たい【耐】
たい【胎】
たい【胎】
たい【×腿】
たい【×苔】
たい【苔】
たい【袋】
読み方:たい
[常用漢字] [音]タイ(漢) [訓]ふくろ
たい【袋】
たい【貸】
たい【退】
読み方:たい
[音]タイ(呉)(漢) [訓]しりぞく しりぞける すさる しさる のく ひく
1 後ろに下がる。しりぞく。しりぞける。「退却・退陣・退避/撃退・後退・辞退・撤退・敗退」
2 身を置いていた場所や地位から去る。「退位・退院・退学・退官・退席・退庁/引退・早退・脱退・勇退」
[名のり]のき
たい【逮】
たい【隊】
たい【隊】
たい【×頽】
たい〔たひ〕【×鯛】
読み方:たい
スズキ目タイ科の海水魚の総称。体は楕円形で著しく側扁し、多くは淡紅色。脂肪が少ないので味が落ちにくく、縄文時代からすでに食用にされている。姿が美しく、また、「めでたい」に通じるところから縁起のよい魚とされ、祝い膳(ぜん)に尾頭つきで用いられることが多い。マダイ・キダイ・チダイやクロダイ・ヘダイなどがあるが、特にマダイをさす。
たい【×黛】
タイ [tie(英),Bindebogen(独), archet(仏), fascia(伊)]
太井
田井
田井
田井
田井
田井
田井
田井
田井
田井
田井
田井
読み方:タイ(tai)
所在 兵庫県美方郡新温泉町
田井
田井
田井
田井
田家
田居
田結
田結
タイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/22 07:01 UTC 版)
タイ
- 鯛 - スズキ目スズキ亜目タイ科の魚類の総称
- タイ族 (Tai) - 東南アジアの民族。
- タイ (音楽記号) (tie) - 五線譜に記される音楽記号。
- ⁀ (tie) - ダイアクリティカルマークの一つ。ダブルインバーテッドブリーブの別名。
- ネクタイ ((neck)tie) - 洋装時に首に巻く布製の装飾品。
- 苔類(タイ類) - コケ植物の分類群の一つ。
- Ty (企業) - アメリカ合衆国の玩具製造販売会社。
- 地理
- タイ王国 (Thai) - 東南アジアにある国家。
- タイ (コートジボワール) (Taï) - コートジボワール・カヴァリィ州の町。
- タイ国立公園 (Parc national de Taï) - コートジボワールの国立公園。
- タイ (ナイジェリア) (Tai) - ナイジェリア リバーズ州の都市。
- タイ (テキサス州) (Tye) - アメリカ合衆国テキサス州テイラー郡。
- ウェリントン (ワシントン州) (Wellington)、旧称タイ (Tye) - アメリカ合衆国ワシントン州キング郡。
- 言語
- タイ語 (Thai) - タイ王国の公用語。
- タイ諸語 (Tai languages) - 東南アジアの言語。タイ語を含む。
- タイ語 (パプアニューギニア) (Tai) - パプアニューギニアの言語。
- 引き分け (tie)
勝負事における、勝敗が決定しない結果。
- 同着 - レース等で記録や順位が等しいこと。
- 競馬の同着については着差 (競馬)#日本の着差の表示を参照。
- タイ記録(タイレコード)の略。
- 人物
- クリストファー・タイ (Christopher Tye) - イングランドの作曲家 (c.1505–c.1572)。
- タイ・カッブ (Ty Cobb) - アメリカ合衆国の野球選手 (1886–1961)。
- タイ・ゲイニー (Ty Gainey) - アメリカ合衆国の野球選手 (1960–)。
- タイ・テイバー (Ty Tabor) - アメリカ合衆国のギタリスト (1961–)。
- コーベ・タイ (Kobe Tai) - アメリカ合衆国のポルノ女優 (1972–)。
- マイケル・タイ (Michael Tye) - アメリカ合衆国の哲学者 (????–)。
- タイ・シェリダン (Tye Sheridan) - アメリカ合衆国の俳優 (1996年-)。
- タイ(本名:田井雄希) - 日本のお笑いコンビ「やさしいズ」メンバー(1985年-)。
- タイ (イギリスのMC)
- 象
- タイ (象)
- 架空
- ソール・タイ (Saul Tigh) - SFテレビドラマ『ギャラクティカ』の登場人物。
関連項目
- 「タイ」で始まるページの一覧
- タイトルに「タイ」を含むページの一覧
- Wikipedia:索引 たい#たい
- ダイ(曖昧さ回避)
- TAI(国際原子時)
タイ ( シャム )
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/26 09:16 UTC 版)
「オランダ東インド会社の交易所と居留地の一覧」の記事における「タイ ( シャム )」の解説
アユタヤ 、本部1613-1767。 パタニ( Pattani )、商館1602-1623。 サンゴラ( ソンクラー )、商館1607-1623。 リゴーLigoor、現在はNakhon Si Thammarat )、商館 -1756年。
※この「タイ ( シャム )」の解説は、「オランダ東インド会社の交易所と居留地の一覧」の解説の一部です。
「タイ ( シャム )」を含む「オランダ東インド会社の交易所と居留地の一覧」の記事については、「オランダ東インド会社の交易所と居留地の一覧」の概要を参照ください。
タイ
出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 09:53 UTC 版)
名詞:タイ
名詞:魚
タイ【鯛】
- タイ科に属する魚の総称。扁平で赤っぽい体色をし、身は白い。タイ科に属さない魚でも、このような特徴を持つものはしばしば「-ダイ」と呼ばれる。鯛と呼ばれる魚にはクロダイ、キダイなどがあるが、主にはマダイを指す。
発音(?)
- た↘い
翻訳
固有名詞
タイ(泰)
関連語
翻訳
(形容詞)タイの
同音の漢字
叇
叇 |
|
囆
囆 |
|
夳
夳 |
|
弚
弚 |
|
溙
溙 |
|
艜
蠆
邰
靆
靆 |
|
颱
魋
「タイ」の例文・使い方・用例・文例
- 私の先生はほとんど毎日ネクタイをしている
- 新しいタイプの学校
- 彼は兄とは非常に異なるタイプの人だ
- スタインベックはアメリカの最も偉大な作家のひとりと見なされている
- パートタイムで仕事をする
- タイタニック号は沈む前に船体が2つに割れた
- めったに見られないタイプ
- ネクタイ留め
- タイ文化の短くて簡明な説明
- 彼はジョンをハムレットのタイプとみなした
- 流行のスタイルのほとんどはすぐ消える
- 彼は今回タイトルを守ることができなかった
- 彼はネクタイをするのをいやがる
- 「古いタイプライターはどうしたの?」「戸棚にしまったよ」
- タイガース,5対3でジャイアンツを下す
- 彼女は有能なタイピストです
- 「これまでにタイ料理を食べたことがありますか」「いいえ,ありません」
- 彼はまさに私がなりたいタイプの作家だ
- 今このネクタイを買ったのですが,あれと換えてもらえませんか
- その建物の表面は陶製タイルで仕上げてある
「タイ」に関係したコラム
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