分詞
過去分詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/16 14:52 UTC 版)
「イディッシュ語の文法」の記事における「過去分詞」の解説
過去分詞はイディッシュ語では広範囲に使用される。規則変化する弱動詞は基の形の頭の前に接頭辞 -גע ge- を付け、さらに語幹の後に接尾辞 ט- -t を付けることで形成される:例 געקויפֿט gekoyft 「買う」の過去分詞。しかし、不規則変化をする強動詞は、接頭辞 -גע と接尾辞 נ- -n が語幹に付き、さらに母音の変化も伴う:例 געהאָלפֿן geholfn 「助ける」の過去分詞、語幹は -העלפֿ helf- 。母音変化は予測不能で、動詞ごとに覚える必要がある。 過去分詞の形成に接頭辞の -גע が用いられない動詞のグループもある。この動詞のグループは2種類に分類することができる。1つは語幹の前に -פֿאַר far- や -באַ ba- などの強勢のない接頭辞が付いた動詞群、もう1つは借用語から造語された動詞群で、語幹の後に強勢のある接尾辞 יר- -ir が付いて形成されたものある。そのため、 פֿאַרקויפֿן farkoyfn 「売る」の過去分詞は פֿאַרקויפֿט farkoyft 、אַבאָנירן abonirn 「出資する」の過去分詞は אַבאָנירט abonirt となる。
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