2011/08/11(木)
2 :鳳凰院クリスティーナ ◆xj9aPLjwyw :2011/07/14(木) 21:56:00.97 ID:ls9E2gIP0
紅莉栖「最近はラボからホテルに帰ってきてもやることと言ったらシャワー浴びて寝るだけなのよね」
紅莉栖「明日も早い内からラボに行くためにさっさと寝ますか」
紅莉栖「………………」
紅莉栖「……何か眠れないわ、今までこんなことなかったのに」カパッ
紅莉栖「えっと岡部からの最後のメールは……二日前かぁ。
そういえば最近は結構傍にいたからメールするようなこと無かったもんね」
紅莉栖「えっとその前は……さらに三日……今から五日前。
それも買い出しのお願い、か。味も素っ気も無い」
紅莉栖「………………」
紅莉栖「……寂しい、何だか寂しいよ岡部」ピッピッ
紅莉栖「当たり前だけど隠れてケータイで撮った画面の中の岡部は何も答えてくれないわね」
紅莉栖「………………」
紅莉栖「……私どうしちゃったんだろう? 岡部を意識し出してからなんだかおかしい……」
紅莉栖「岡部ぇ……岡部がいないと私……」
紅莉栖「最近はラボからホテルに帰ってきてもやることと言ったらシャワー浴びて寝るだけなのよね」
紅莉栖「明日も早い内からラボに行くためにさっさと寝ますか」
紅莉栖「………………」
紅莉栖「……何か眠れないわ、今までこんなことなかったのに」カパッ
紅莉栖「えっと岡部からの最後のメールは……二日前かぁ。
そういえば最近は結構傍にいたからメールするようなこと無かったもんね」
紅莉栖「えっとその前は……さらに三日……今から五日前。
それも買い出しのお願い、か。味も素っ気も無い」
紅莉栖「………………」
紅莉栖「……寂しい、何だか寂しいよ岡部」ピッピッ
紅莉栖「当たり前だけど隠れてケータイで撮った画面の中の岡部は何も答えてくれないわね」
紅莉栖「………………」
紅莉栖「……私どうしちゃったんだろう? 岡部を意識し出してからなんだかおかしい……」
紅莉栖「岡部ぇ……岡部がいないと私……」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 21:57:26.62 ID:LZ0g4YU40
ラブホテルに見えた
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 21:59:00.05 ID:ls9E2gIP0
岡部「なぁクリスティーナ」
紅莉栖「ティーナを付けるな。で、何よ?」ギロッ
岡部「いや、ラボ内の物は基本共同使用だから一緒にソファに座っているのはいいのだがいつもより随分と近くないか」
紅莉栖「そ、そうかしら? 気のせいじゃない」ドキッ
岡部「む、そうか。まぁお前がそう言うならそうなんだろう」
紅莉栖「そうよ、断じていつもよりアンタに擦り寄ったりなんかしてないわよ」スリスリ
岡部「……おい」
紅莉栖「な、何よ」
岡部「お前が擦り寄ってくるせいで俺の右半身がソファーの端に押しやられて微妙に痛いのだが」
紅莉栖「そ、そう? 気のせいじゃない?」ギクッ
岡部「そんなわけがあるか! 痛覚は無視できない人間の正常な感覚機能だろうが」
紅莉栖「わ、わかってるわよ! で、でも決して態とじゃないんだからね、勘違いしないでよね!」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:00:41.65 ID:ls9E2gIP0
岡部「ああわかったわかった。どうせお前のことだ、本を読むのに集中して変に横に体重がかかったとかそんなところだろう」
紅莉栖「そ、そうよ、その通りよ!」
岡部「やれやれ、これではおちおちソファーに座っていられんな」スタッ
紅莉栖「えっ?」
岡部「ん? どうした、俺がソファーを使わなければより広々とソファーを使えるだろう」
紅莉栖「そ、そうね……」ショボーン
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:06:00.18 ID:ls9E2gIP0
紅莉栖「………………」ジィー
岡部「………………」
紅莉栖「………………」ジィィーー
岡部「……おい助手、さっきから人の顔をジロジロと見つめて来て何のつもりだ?用があるならさっさと言え」
紅莉栖「べ、別に用なんて無いわよ」アセアセ
岡部「嘘をつくな、お前さっきから持ってる洋書のページが全然進んでいないぞ。何か言いたいことでもあるんだろう?
前にも言ったがラボメンは仲間だ、俺で良ければ相談くらいには乗る」
紅莉栖「ほ、本当に用事や相談することは無い、んだけど……」
岡部「けど、なんだ?」
紅莉栖「その、岡部はもうソファーには座らないのかなって」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:11:38.23 ID:ls9E2gIP0
岡部「? お前の為に俺がスペースを空けてやったのだぞ?」
紅莉栖「べ、別に頼んで無いわよ!! 後でそれをネタに責められるのも嫌だし」
岡部「安心しろ、この鳳凰院凶真、そんなことで責め立てるほど小さい男では無い。フゥーハハハ!
だから遠慮無くソファーは一人で使うがいい助手よ」
紅莉栖「あ、そ、そう……」ショボーン
岡部「何を気を落としているのだ?」
紅莉栖「別になんでもない! まゆりはまだかなって思っただけよ!」
岡部「まゆり? ああまゆりなら今日はラボには来れないと連絡があったぞ。メイクイーン+ニャン2で遅くまでイベントをやるそうだ。
ダルもそれに参加するため今日はラボに来ないと聞いている」
紅莉栖「へ? そうなの?」
岡部「ああ」
紅莉栖「じゃあ今日は他に誰かが来る予定は無いってコト?」
岡部「ふむ、そういえばそうだな」
紅莉栖「そ、そっか……えへへ」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:19:53.49 ID:ls9E2gIP0
岡部「? 何だかお前今日はおかしくないか? 具合が悪いなら帰って寝ても良いんだぞ?さっきも言った通りまゆりは今日は来れないし」
紅莉栖「え? ううん大丈夫、心配には及ばない」
紅莉栖(最近岡部といないとどうにかなっちゃいそうになるし、せっかくの二人きりの時間、無くしたくない)
岡部「まぁお前がそう言うなら止めはせんが無理はするなよ。何せお前はラボメン№004!
お前の体調管理もラボのリーダーである俺には責任があるからな、フゥーハハハ!」
紅莉栖「ちょっ!? 私の体の管理をあんたがするの!?」ドキドキ
岡部「お、おま、体の管理て……」
紅莉栖「ふぇっ!? い、いやそういう意味じゃ……!」
岡部「げ、言動に気をつけることだな助手よ、もしダルがいたらリピートを求められるところだ」
紅莉栖「橋田のHENTAIぶりは異常……」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:24:46.40 ID:ls9E2gIP0
岡部「まあいい、悪いが俺はシャワーを浴びてくる。どうにも汗っぽくてな」ヌギヌギ
紅莉栖「あ、うん……ってちょっ!? ここで脱ぐな!」
岡部「フゥーハハハ! ここは俺のラボだぞ? 第二の家と言っても良い! その場所の何処で着替えようと俺の自由だ!」
紅莉栖「ち、ちょっ待……って、下は脱がないの?」
岡部「はっ?」
紅莉栖「えっ?」
岡部「……こ、このHENTAI処女め! 俺が下まで脱ぐのを見たかったのか? これではダルのことなど言えんな!」
紅莉栖「ちっ、違うわよ馬鹿! 死ね! 氏ねじゃなくて死ね!」
岡部「フゥーハハハ! 助手よ、今更恥ずかしいフリをしても遅いぞこのHENTAIめ!」ポイッ
紅莉栖「きゃあああああ!? こっちに白衣投げてくるなぁ!」
岡部「フゥーハハハ!」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:33:16.16 ID:ls9E2gIP0
紅莉栖「行ったか……もう、わざわざこっちに白衣投げつけてくるなんて……」
紅莉栖「………………」ゴクリ
紅莉栖「シ、シャツは持って行ったようね」ソローリ…ガシッ
紅莉栖「お、岡部が直前まで着ていた白衣……」
紅莉栖「ま、まだほんのり暖かい……」スーッ…クンカクンカ
紅莉栖「はぁ……岡部の匂いがする」
紅莉栖「これ、超欲しい……そうだ!」ヌギヌギパサッ
紅莉栖「はぅ~、岡部の脱ぎたて白衣を着ることでまるで岡部の胸の中にいるみたい……あったかい」
紅莉栖「でもこのままじゃ私が岡部の白衣を着てるってバレるかも。でももうこれ返したくないし……よし!」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:41:51.43 ID:ls9E2gIP0
岡部「ん? 助手よ、俺の白衣は何処だ? 先ほど脱ぎ捨てて行ったはずだが」
紅莉栖「ああ、それなら汚れてるみたいだったからコインランドリーに出してきてあげたわ」
岡部「む、そうか。悪いな、しかし助手にしては珍しく気が利くではないか」
紅莉栖「助手じゃないって何度も言ってんでしょーが」
岡部「フゥーハハハ! 俺の白衣の管理までしたのだ、もはや助手は撤回不可能! なんならこれから身の回りの世話を助手にさせてやろう!」
紅莉栖「っ! それはそれで……」ドキドキ
岡部「……えっ?」
紅莉栖「えっ?」
岡部「いや冗談なんだが……」
紅莉栖「っ! わ、わかってるわよ! だいたいそんなのやるわけないじゃない!」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:50:00.46 ID:ls9E2gIP0
スーハースーハー
紅莉栖「ん、岡部ぇ、この白衣良いよぉ」クンカクンカ
紅莉栖「ああ岡部ぇ」ゴロゴロ
紅莉栖「はぁ、ふぅ……んっ、はぁ、はぁ……」
紅莉栖「ホテルに帰ってきても岡部の匂いがする……」スーハー
紅莉栖「岡部ぇ岡部ぇ……おかべぇ」
紅莉栖「……どうしよう、段々匂い薄れてきた……」
紅莉栖「……足りない、足りなくなってきた……」グス
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:53:45.99 ID:Xex5onXK0
これでこそ助手だ
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:57:20.42 ID:ls9E2gIP0
岡部「助手よ、そういえばこの間お前がランドリーに持っていった白衣はどうした?」
紅莉栖「何言ってるのよ、とっくに持ってきているわよ」
岡部「む? そうだったか? 確かに綺麗な白衣はあるのだがどうにも数が一着合わんのだ」
紅莉栖「………………」
岡部「むぅ」
紅莉栖「お、岡部、なんだったら私が白衣の管理してあげようか? ほらラボで白衣使うのは私達だけだし」
岡部「ん? いいのか?」
紅莉栖「ま、まあ私もラボメンなんだからそれぐらいやってもいいわよ」
岡部「そうか、では頼む。自分から仕事を引き受けるとは殊勝な心がけではないか助手」
紅莉栖「う、うっさい! 助手じゃない! ほら、じゃあ早速今着てる白衣貸して」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:05:39.75 ID:ls9E2gIP0
岡部「え、今着てる奴をか?」
紅莉栖「そうよ、替えはちゃんとあるでしょ」
岡部「あるにはあるがそんなに急に張り切らなくてもいいぞ?」
紅莉栖「いいから! こういうのは勢いとスピードが大事なの!」
岡部「わ、わかった、ほら」
紅莉栖「よし」ピージャッ
岡部「お、おいわざわざ密閉袋に仕舞わんでも」
紅莉栖「持って行く時に便利だから良いのよ」
岡部「そういうものなのか」
紅莉栖「そういうものよ」
岡部「ま、まあお前が言うのなら信じよう。こう見えも俺はお前の事は信頼しているからな」
紅莉栖「え、ふえっ?」
岡部「……何故そこで驚く?」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:13:53.59 ID:ls9E2gIP0
紅莉栖「んっ」スーハークンカクンカ
紅莉栖「ああこれこれ♪ はふぅ」
紅莉栖「今日は完全密閉して持って帰ってきたから匂いの保存もバッチリ」
紅莉栖「んっ……?」
紅莉栖「なんだか匂いが薄い……」
紅莉栖「オマケに岡部の匂いに混じって別な匂いがする……ん?」
紅莉栖「白衣に何か付いてる……これは髪の毛?」
紅莉栖「……長い、茶髪?」
紅莉栖「明らかに岡部の髪じゃない……」
紅莉栖「……ドウイウコト?」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:20:58.81 ID:ls9E2gIP0
紅莉栖「ねぇ岡部」
岡部「なんだ?」
紅莉栖「昨日アンタラボに来る前に何処かに寄った?」
岡部「? いや寄ってはいないが」
紅莉栖「じゃあ誰かと会った?」
岡部「どうしたんだ急に?」
紅莉栖「いいから答えて」
岡部「あ、ああ。確かラジ館前で閃光の指圧師(シャイニングフィンガー)に会ったな」
紅莉栖(それだ!)
岡部「それがどうかしたのか?」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:22:06.56 ID:ls9E2gIP0
紅莉栖「深い意味は無いんだけど……会っただけ?」
岡部「ああ、二、三言葉を……いやメールを交わしたくらいだ」
紅莉栖「ふむん」
(となると偶然かしら? そうよね萌郁さんに限って岡部に手を出すなんて事は……)
岡部「ああ、でも今度一緒に食事しようって言って、いや書いてたな」
紅莉栖「!……食事?」
岡部「ああ、何でもお礼だとかなんとか」
紅莉栖「お礼? 何の? アンタ何したの? 隠すと為にならないわよ?」
岡部「お、おいクリスティーナ?」
紅莉栖「ハッ!?……ごめん、なんでもない」
岡部「い、いや具合が悪いなら今日は帰ったほうが良い。何なら送るぞ?」
紅莉栖「送る? 岡部が? 私を……? う、うん、じゃあお願いしようかな」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:30:27.46 ID:ls9E2gIP0
岡部「ほら、着いたぞ。今日は暖かくしてさっさと寝るんだな」
紅莉栖「あ、あのさ」
岡部「何だ?」
紅莉栖「ちょっと上がっていかない?」
岡部「お前の部屋にか? 良いのか? 体調も悪いんだろう?」
紅莉栖「見、見てもらいたいものもあるし」
岡部「ほう? この狂気のマッドサイエンティストに見てもらいもの、とな?」
紅莉栖「そ、そうそう」
岡部「……お前、本当に大丈夫か?いつもなら「はいはいワロスワロス」とか言って俺の話を流すだろう」
紅莉栖「! そ、それは……」ショボーン
岡部「……わかった、寄っていく」
(そんなガッカリした顔されたら放っておけんではないか。まあ大方何かの相談でもあるのだろう)
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:34:49.56 ID:ls9E2gIP0
岡部「ほう、ここが助手の隠れ家か」
紅莉栖「助手じゃないし、隠れ家言うな! そ、その恥ずかしいからあんまりジロジロ見ないで」テレテレ
岡部「あ、ああすまない」
紅莉栖「す、座ってて。今お茶入れる……あ、ドクペの方がいい?」
岡部「ああ、ドクペで頼む」
紅莉栖「わかった。って、あ! ごめんドクペ一つしかない」
岡部「む、そうかでは……」
紅莉栖「しょうがないから半分個ね、はい」
岡部「まあ半分でも良い……って何故ペットボトルごと俺に渡す?」
紅莉栖「先に飲んで良いよ、この部屋コップが無いの。回し飲みしましょ」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:40:07.64 ID:ls9E2gIP0
岡部「ま、回し飲み?」
紅莉栖「ええ。向こうじゃそんなの日常茶飯事よ(ウソ)」
岡部「そ、そうなのか(気にする方が変、なのか? まあ向こうでそれが普通ならそうなのか)わかった」ゴクゴク
紅莉栖「……」ニヤリ
岡部「ほれ、お前も」
紅莉栖「あ、うん(岡部と間接キス岡部と間接キス岡部と間接キス)」
岡部「お、おい、あんまり先に舌を這わすと零すぞ?」
紅莉栖(岡部の唇岡部の唇岡部の唇岡部の唇岡部の唇岡部の唇岡部の唇)
紅莉栖「きゃっ!?」プハッ
岡部「ほらいわんこっちゃない」
紅莉栖「うう~濡れちゃった……服がベトベト……」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:48:53.19 ID:ls9E2gIP0
岡部「着替えた方がいいのではないか? ドクペも洗わなくては染みになる」
紅莉栖「そうね、ちょっとシャワー浴びてくる」
岡部「じゃあ俺はこれで……」
紅莉栖「えっ?」
岡部「えっ?」
紅莉栖「あ、いや、まだ見てもらおうと思ったの見てもらってないし」
岡部「ああ、そういえばそうだったな」
紅莉栖「だから、シャワー浴びるまで待ってて。適当に寛いでていいから」
岡部「と言ってもな、椅子が無いしベッドに腰掛けても良いのか?」
紅莉栖「ええ、なんなら横になっていてもいいわ」
岡部「それは流石にまずいだろう」
紅莉栖「私は別に構わないけど」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:52:47.72 ID:N004Ok3K0
( ^) だから♪
( ) ̄
( | | )
_(^o^) 今♪
( )|
( | | )
( ^o) 一秒ー♪
 ̄( )
( // )
(o^ ) ごとに~♪
( )ヽ
| |
(o^ ) ・・・・
( )ヽ
| |
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:54:08.66 ID:CkCl4YOq0
>>87
やめんなよww
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:54:53.44 ID:eLrV4iCe0
>>87
世界線超えないのかよwwww
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:56:24.32 ID:ls9E2gIP0
岡部「えっ?」
紅莉栖「ア、アメリカじゃそれぐらい普通なのよフツー(ウソ)」
岡部「そ、そうか。さすがアメリカ。いろいろと凄いな」
紅莉栖「そ、そうなのよ。じゃあ私はシャワー浴びるから。言っておくけど覗いたら酷いからね!」
岡部「ああ」
紅莉栖「絶対だからね!」
岡部「ああ」
紅莉栖「事故とかそんなのそうそう無いんだからね!」
岡部「わかっている」
紅莉栖「ね、念の為岡部は私のベッドの中にいること!」
岡部「いいからさっさとシャワー……何ィ!?」
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:59:42.26 ID:ls9E2gIP0
紅莉栖「の、覗いていなかったどうか調べるには絶対にそこに居たって証拠が必要よ! 説明と証明!
私がシャワーから出た時に岡部がベッドに入っていれば覗いてはいないって証明になるでしょう?」
岡部「いや、しかし……」
紅莉栖「覗く気なんだ……」
岡部「い、いやわかった、わかった、ベッドに入っている。それでいいんだろう? さっさと行ってこい」
紅莉栖「う、うん……ねぇ本当に覗かない?」
岡部「しつこいぞ、覗かん!」
紅莉栖「……けばいいのに」
岡部「ん? 何か言ったか?」
紅莉栖「別にー、さっさとシャワー浴びてくるわ」
岡部「おーいけいけ……ふぅ、行ったか」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 00:08:26.20 ID:XUpcuNG80
岡部「しかし、紅莉栖の寝ているベッドか……約束だからとはいえ……」
岡部「良い匂いがするな、前に言ってた香水か? それにドクペと……何か嗅ぎなれた匂いがする」
岡部「不思議と安心できるなここは。そんな事を言おうものなら紅莉栖に何を言われるかわからんが」
紅莉栖「あ、上がったわ」
岡部「お、早かったナァァァァァァァァ!?」
紅莉栖「な、何よ!? 私はいつもシャワーから上がったらしばらくバスタオル一枚なのよ! アメリカではこれが普
通なの(多分ウソ)」
岡部「そ、そうか、流石はおおらかな国で有名なアメリカだな……」
紅莉栖「そ、そうよ。あ、お風呂上り用にアイス買ってあるんだった。アンタも食べる?」
岡部「あ、ああ頂くとしよう」
紅莉栖「ん、それじゃはい」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 00:10:49.16 ID:XUpcuNG80
岡部「ああ、これはガルガリ君か……しかもドクペ味? よくこんなもの見つけたな。俺も初めて見たぞ」
紅莉栖「そう? ってああーー!!」
岡部「わっ!? 何だ! こっちにくるなわああああああああ!?」バスン!!
紅莉栖「岡部の馬鹿! ノンデリカシー! ベッドの上ではアイス食べないでよ!」
岡部「わ、悪かった、悪かったから俺の上からどけろ! お前は今装甲が薄すぎる!」
紅莉栖「え? キャァァァァァァァアア!?」
岡部「キャアアアじゃないこのHENTAI!」
紅莉栖「HENTAIはそっちだ!」
岡部「何だと!」
紅莉栖「何よ!」
岡部「……なあ、俺もう帰っていいか」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 00:18:38.18 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「えっ?」
岡部「俺はお前と喧嘩するためにここに来たわけじゃない」
紅莉栖「あ、ごめん……言い過ぎた」
岡部「………………」
紅莉栖「あ、謝るからまだ帰らないで」グス
岡部「わかった、わかったから泣くな」
紅莉栖「まだ帰らない?」
岡部「帰らない帰らない」
紅莉栖「うん、わかった……でも、私は泣いてなんかいないからな」
岡部「お前はどこまでツンデレれば気がすむんだ」
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 00:19:58.63 ID:XUpcuNG80
岡部「それで見てもらいたいものとは?」
紅莉栖「あ、うん。私が日本に来る時に作ったタイムトラベルに関する論文の草案なんだけど……」
岡部「ふむ」
紅莉栖「当時はジョンタイターを疑ってはいたからタイター論を否定しつつ、でもカーブラックホールには着目してたの」
岡部「ほう」
紅莉栖「これから精査と思考実験を繰り返して完成……とはいえないものだけど作ったのは、この草案とは結構違うものになってて」
岡部「成程」
紅莉栖「以外に鋭いアンタがこれを見たらどう思うか気になってたの」
岡部「うむ、実に興味深い、しかし今となっては真実を知りすぎてもいるからな。どうせなら知る前にこれを読んでみたかったぞ」
紅莉栖「そっか」
岡部「お前とはもう少し早く会えていたらと思わざるをえないな」
紅莉栖「……ふえっ!?」
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 00:26:00.71 ID:XUpcuNG80
岡部「ん? これは何だクリスティーナ?」
紅莉栖「え? ああそれは睡眠薬よ、最近寝つきが悪くて」
岡部「睡眠薬とは穏やかではないな。しかしお前結構ラボではうつらうつらしていることがあるじゃないか」
紅莉栖「う~んラボではなんでか安心できるのよね(岡部がいるから)」
岡部「そうか、もし睡眠薬にこれからも頼るようなら普通にラボに泊まっていっても構わんのだぞ?」
紅莉栖「え? いいの?」
岡部「お前は大事な仲間の一人だ、気兼ねすることなどない」
紅莉栖(大事な仲間大事な仲間岡部にとって私は大事岡部にとって私は大事大事大事大事)ニヘヘ
岡部「その気になったらいつでも言うがいい」
紅莉栖「え、ええ」
岡部「では今日はこれで帰るとしよう」
紅莉栖「えっ?」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 00:32:36.09 ID:XUpcuNG80
岡部「何だ? まだ何かあったか?」
紅莉栖「い、いや無い、けど……もう結構遅いよ?」ウルウル
岡部「終電には間に合うさ」
紅莉栖「そ、そう」ショボーン
岡部「ではまた明日な、紅莉栖」
紅莉栖「え、うん……って今名前で」パタン
紅莉栖「行っちゃった……ウフフ、最後に岡部ったら名前で呼ぶなんて♪」ピョーン
紅莉栖「ああベッド良い匂い♪ 岡部の匂いがする、計画通り♪」
紅莉栖「さっきのドクペの飲み口ももっと舐めないと」
紅莉栖「あ、そうだ忘れるところだった、電話しとかないと……メールの方がいいかな?」
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 00:37:37.58 ID:XUpcuNG80
岡部「うーむ」
紅莉栖「おはよう岡部、どうしたの?」
岡部「ああ助手か、おはよう。いや夜中に急に指圧師からメールが来てな」
紅莉栖「ふぅん」
岡部「その内容が奴にしてはめずらしく文が崩れていて、要約すると誘われていた食事は無しってことだったんだが」
紅莉栖「へぇ」
岡部「まあ期待していたわけでもないし別にいいんだがちょっと気になってな」
紅莉栖「ふむん」
岡部「? 助手よ、随分と上機嫌ではないか、それに今日はやけに荷物が多いな」
紅莉栖「うん? だって歯ブラシとかいろいろお泊りセット持ってきたから」
岡部「……なぬ!?」
219 :鳳凰院クリスティーナ ◆xj9aPLjwyw :2011/07/15(金) 07:35:42.35 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「何よ、アンタが泊まりにきてもいいって言ったのよ」
岡部「確かに泊まりにきていいとは言ったが……随分と急だな」
紅莉栖「なんかホテルで寝てると調子悪いのよ」
岡部「ほう? つまりはお前はねっからの研究者で、ラボメンで、この鳳凰院凶真の助手だということだな? フゥーハハハ!」
紅莉栖「あーはいはい」
岡部「フッ、調子も戻ってきたようだな。よかろう、ラボメン001が貴様の宿泊を許可する!」
紅莉栖「そりゃどーも。あとこれ差し入れ」
岡部「ほう、ドクペか。丁度減ってきていたのだ、気が利くではないか助手よ……ん? ビンのドクペとは日本では逆に珍しいな」
紅莉栖「偶々本場っぽいのを見つけてね、アンタにも飲ませてやろうと思って」
岡部「そうか、フゥーハハハ! 本場のドクペ得と味あわせてもらおう!」
紅莉栖「いっとくけどちゃんと冷蔵庫の残り二本飲み終わってから飲めよー」
221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 07:39:35.61 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「はい、本場のドクペ」
岡部「ああ、すまない」ゴクゴク
紅莉栖「さてそろそろ良い時間だし寝ましょうか、アンタも泊まるんでしょ?」
岡部「うむ、ここは俺の家のようなものだからな」
紅莉栖「じゃあどうやって寝るかだけど……」
岡部「お前はソファーを使っていいぞ。俺は床で……」
紅莉栖「え?……で、でも何か悪いわ、もともとアンタの居場所なんでしょ」
岡部「しかしお前を床に寝かせるわけには……」
紅莉栖「まぁしょうがないから一緒にソファーで寝ましょう」
岡部「な、何を言って……ふわぁ……急に眠くなってきた」
紅莉栖「ほら、もう遅いんだし、言い争いは明日にしましょ」
岡部「そう、だな……なんか……かなり眠いし」
222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 07:40:59.44 ID:y0MAXp+j0
睡眠薬でも盛ったか
助手が中々黒いな
226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 07:47:52.62 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「はいはい、じゃあさっさとソファーで横になるなる」
岡部「あ、ああ……ふわぁ」
紅莉栖「ほらちゃんとして」
岡部「ああ、すまない……ムニャムニャ」
紅莉栖「……フフッ」
岡部「……zzz」
紅莉栖「岡部、寝顔は結構可愛いというか格好良いというか。素の岡部は良いのよね」
紅莉栖「じゃあ私も岡部の隣に横になって、と」
岡部「……zzz」
紅莉栖「睡眠薬入りのドクペは効果抜群ね。わざわざビンにした甲斐があったわ。ビンだったら未開封がどうかパッと見わからないものね」
紅莉栖「ああ、岡部あったかい……いい匂いがする」
岡部「……ムニャムニャ」サワサワ
紅莉栖「!? お、岡部が背中に手を回してきた♪」
229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 07:53:29.98 ID:XUpcuNG80
岡部「……zzz」
紅莉栖(寝てる、のよね。でも岡部ああ岡部岡部岡部岡部岡部岡部)
紅莉栖(目の前には岡部の顔、岡部がいるああ岡部岡部岡部岡部岡部岡部)スリスリ
岡部「……ムニャムニャ、ハムッ」
紅莉栖「ひゃっ!?」
紅莉栖(耳噛まれたー?ああ、でも、蕩けそう……♪)
岡部「……zzz」ペロペロ
紅莉栖「あっ、んっ!?」ビクビク
紅莉栖(本当に寝てるの岡部、あっ? いやん♪)
233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 07:58:19.33 ID:XUpcuNG80
紅莉栖(岡部ったらもう♪)
岡部「……zzz」
紅莉栖(こ、こっちからもお返ししてもいかしら? いいわよね?)
岡部「……zzz」
紅莉栖(で、でもいきなり唇にキスは卑怯かもしれないし……そうだ!)
紅莉栖「んっ」チュウウウウ
紅莉栖「っと、出来た♪ 岡部の首筋にキスマーク♪」
紅莉栖「これ、明日皆になんて言うのかしらね、フフ♪」
紅莉栖「ああ岡部の匂いがする、あったかし。本当に久しぶりに今日は寝られそう」
紅莉栖(岡部分が足りなくてここ最近は本当に眠れなかったしね、ああ岡部岡部岡部岡部)
398 :鳳凰院クリスティーナ ◆xj9aPLjwyw :2011/07/15(金) 19:49:39.71 ID:XUpcuNG80
岡部「ん……ん?」
紅莉栖「スースー……」
岡部「ふわぁ……何だ助手か……は!?」
岡部(何で俺は助手と一緒にソファーで寝てるのだ!? いやくっ付きすぎだろう? 抱き枕にされてる?)
岡部(確か昨日は……ドクペを飲んだ辺りから急に眠くなって……)
岡部(それにしても穏やかな寝顔だな……睫毛長い……)
紅莉栖「スースー……んぅ、おかべぇ……おかべぇ……」
岡部「!?」
紅莉栖「スースー……」
401 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 19:51:47.70 ID:XUpcuNG80
岡部(お、おどかすな……起きたかと思ったぞ)ドキドキ
紅莉栖「スースー……」スリスリ
岡部(助手のくせに胸に顔を擦り付けてくるとは……か、可愛いじゃないか……ハッ!? 何を考えているんだ俺は!?)
岡部(いかん、このままではいかん! マッドサイエンティストとしての威厳が……)
紅莉栖「んぅ……ん」パチッ
岡部「あ……(起きた)」
紅莉栖「んぅ~?」
岡部「ク、クリスティーナ、おはよう」
紅莉栖「……おかべだぁ、おきたらおかべがいるぅ……ゆめ?」
岡部「い、いや、もう朝……っ!?(首に手を回してきた!?)」
紅莉栖「ゆめならいいかなぁ、んぅ~~」
405 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 19:53:09.53 ID:XUpcuNG80
岡部「!?」チュゥゥゥ
紅莉栖「んっ、おかべのあじ…………? え? 味?」
岡部「あ、あうあうあ……」
紅莉栖「……朝? 起きてる? 夢、じゃない?」
岡部「あうあうあうあうあ……」
紅莉栖「あ、ああ、あああああ……!? ち、違うの! これは違うの! キャッ!?」
岡部「あうあうあ……おい!? 急に動くなうわっ!?」ドスン
紅莉栖「あ」
岡部「あ……」
紅莉栖「そ、そのよけてくれる」
岡部「あ、ああ(押し倒す形になってしまった)」
まゆり「トゥットゥルー♪」
岡部・紅莉栖「!?」
406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 19:55:23.03 ID:XUpcuNG80
まゆり「あ、オカリンと紅莉栖ちゃんおはよー」
岡部「あ、ああおはようまゆり」
紅莉栖「お、おはよう」
まゆり「あれれー? 二人ともなんで床で正座してるのー?」
岡部「な、何でもない! 意味などない! だから気にするな」
紅莉栖「そ、そうよ! 意味なんて無いのよ! これから岡部に押し倒されそうだったとか期待してたとかそんな事は無いのよ!」
まゆり「そっかー、意味はないのかー」
岡部・紅莉栖((まゆりが天然で助かった……))
まゆり「あれー? オカリン首のところに何かの跡が出来てるよー?」
岡部「ん? 本当だ、何だこれは?」
紅莉栖「!」
407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 19:57:40.85 ID:XUpcuNG80
岡部「覚えは無いな……、寝てる間に何処かにぶつけ……(寝てる間……!?)」
紅莉栖「…………」
岡部「お、おいクリスティーナ、何処か痛い所はないか?」
紅莉栖「へっ? いや特に……あっ!? そ、そそそうね、鼻が何故かちょっとジンジンするかしら」
岡部「そ、そうか、多分それだ、すまない」
紅莉栖「べ、別に気にしてないわ」
まゆり「? まゆしぃには二人が言ってることがわからないのです」
岡部「ああ、すまんまゆり。この跡は多分一緒に寝た助手が鼻をぶつけ……」
紅莉栖「バッ……!!」
まゆり「ほええー? オカリンと紅莉栖ちゃん一緒に寝てたのー?」
岡部「あ!? いや違う、これは……」チラッ
紅莉栖「え、ええとねまゆり、そうだ! その手にあるのはジューシーからあげナンバーワンじゃない?」
408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 19:59:48.31 ID:XUpcuNG80
まゆり「そうだよー、まゆしぃの朝ごはんなのです」
紅莉栖「そ、それは早く食べないと冷めてしまうわ」
まゆり「えー? これからチンするんだよー?」
紅莉栖「そ、そうだったわね」
まゆり「あ、でも電子レンジ使えないなんだったー」
紅莉栖「そ、そうね、残念ね」
まゆり「うん残念ー、あれれー? さっき何の話してたんだっけー?」
紅莉栖「な、何の話もしてないわよ? それより早く朝ご飯にしましょ」
まゆり「うんそうだねー」
岡部(助手、ナイスだ!)
412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:02:08.40 ID:XUpcuNG80
岡部「ふぅ、まゆりはバイトに行ったか。危なかったな」
紅莉栖「全く、少しは気を使いなさいよ」
岡部「す、すまん、助かったぞ助手」
紅莉栖「だから助手じゃないってば。まあこれで一つ貸しね」
岡部「ぐぬぬぬ……」
紅莉栖(それにしてもまゆり……天然でキスマークを言及するなんて……恐い子。やっぱり岡部もまゆりが好きなのかな)チラッ
岡部「む? どうした?」
紅莉栖「い、いや岡部はその、まゆりのことどう思ってるのかなって」
岡部「まゆり?」
紅莉栖「ほら、二人は仲が良いし、まるでこい、びとみたい、だし……」ショボーン
415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:04:05.50 ID:XUpcuNG80
岡部「何を言い出すかと思えば。まゆりはただの幼馴染みだ」
紅莉栖「ほ、ほんと!?」パァッ
岡部「ああ、しいて言えば手のかかる目の離せない妹のようなものだな」
紅莉栖「そ、そっか……えへへ」
岡部「何だ、安心したような顔して」
紅莉栖「べっ、別にアンタがまゆりと恋人じゃなくて安心したわけじゃないわよ!」
岡部「いや誰もそこまで聞いとらんが」
コンコン
岡部「む、客だ」
417 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:05:18.81 ID:XUpcuNG80
ルカ子「こ、こんにちは」
岡部「ルカ子ではないか、珍しいな。どうした? 」
ルカ子「えっと、クッキーを一杯焼いたので良ければと思って」
紅莉栖「………………」
岡部「おお! そうかすまないな。ラボへの食料配給感謝するぞ。お前の作るクッキーは美味いしな」
ルカ「そ、そんな……ボク照れちゃいます。お、おか……凶真さんの為ならボクいつでも作ってきますから」
紅莉栖「………………」
岡部「その心がけ実に良し! お前はラボメンの鑑だな、フゥーハハハ!」
紅莉栖「………………」
420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:06:26.21 ID:XUpcuNG80
ルカ子「そ、それではボクはこれで……あの凶真さん」
岡部「何だ?」
ルカ子「良ければまたウチの神社に来て下さい、その、“アッチ系”の修行とか……」モジモジ
紅莉栖「……!?」(アッチ系……修行?……まさか、アッ─!?)
岡部「フゥーハハハ! 弟子よ、随分と熱心ではないか、よかろう、そのうち行くとしよう」
紅莉栖(そのうちイク!?)イライラ
ルカ子「それではまた」
紅莉栖「あ、待って漆原さん、私も一緒に行くわ、丁度出かけようと思ってたの」
ルカ子「え? あ、はい」
423 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:07:55.63 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「ねぇ、うるし……ルカ『君』」ニコッ
ルカ子「はい……?」(何か今日の牧瀬さんは恐い……やたら『君』を強調するし)ビクッ
紅莉栖「さっき言ってた“アッチ系”ってなんなの?」ニコッ
ルカ子「えっ、それは……」
紅莉栖「それは……?」ジロリ
ルカ子「そ、その……えっと……それは……」
紅莉栖「それは……?」ギロリ
ルカ子「ひ、ひぃっ!?」ビクビク
紅莉栖「それは……? ねぇそれは何なの? ねぇ何? 何何何何何何?」ジィィィーーッ
425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:12:39.63 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「ふむん、成る程、清心斬魔流……ねぇ」チラッ
ルカ子「ひゃ、ひゃい……これはおか……凶真さんがボクのために教えてくれて……」
紅莉栖「ふむん……ルカ君の為、ねぇ……ところでルカ君」ニコッ
ルカ子「ひゃい!?」ビクビク
紅莉栖「いつも岡部って最初に苗字で呼ぼうとしながら次は言い直しつつ、さりげなく鳳凰院の『名前』の方で呼んで
るわよねアイツのこと」
ルカ子「あ、そ、それは……」
紅莉栖「ルカ君……男で良かったわね?」ニコッ
ルカ「え? でもボクこんなだし実はおん……」
紅莉栖「良かったわね?」ニコッ
ルカ子「は、はい……」
紅莉栖「うんうん、“もしも女だったら”何してるかわからないところよ」ニコッ
428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:18:57.19 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「さて、ルカ君の話も聞けたしラボに戻らないと」
鈴羽「あ、牧瀬紅莉栖!」
紅莉栖「? 阿万音さん?」
鈴羽「………………」ジローッ
紅莉栖「な、何よ?」アセアセ
鈴羽「別に」プイッ
紅莉栖「な、なんなのよ……」
鈴羽「あ、岡部倫太郎!」
紅莉栖「!……? 岡部なんていないわよ?」
鈴羽「嘘だよ嘘」
紅莉栖(こいつ……!!)
429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:24:49.62 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「私が貴方に何かした?」
鈴羽「“まだ”してないよ」
紅莉栖「じゃあどうしてそんなにつっかかって来るのよ」イライラ
鈴羽「……私さぁ、あんたのコトは知ってんだよね、その本質って奴も」
紅莉栖「? 何言ってるの?」
鈴羽「まあ今言ってもわからないだろうし良いけどさ、それに何をしたってそこは変わらないだろうし」
紅莉栖「??? 貴方の言っている意味がわからないわ」
鈴羽「わからなくて良いよ」
鈴羽(まさか牧瀬紅莉栖は未来で岡部倫太郎と結ばれるためにタイムマシンを完成させたなんて言えない……)
鈴羽(こいつがタイムマシンを完成させなきゃ未来ではあんなコトには……ん? まてよ?)
430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:32:47.41 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「貴方って失礼な人ね」フンッ……スタスタ
鈴羽「あ、待って! 岡部倫太郎とは何処まで行ってる?」
紅莉栖「……なんですって?」
鈴羽「えっ」ゾクリ
紅莉栖「今岡部って言った? 今岡部って言った? 大事なことだから二回聞いたけど。それとも何? また嘘? 嘘なの?」
鈴羽「ちょっ、ちょっと待ってよ、さっきの嘘は悪かったって、謝るよ」
鈴羽(うわ~この時からもう岡部倫太郎LOVEなんだね、でもじゃあどうして未来では結ばれなくなったんだろう?)
鈴羽(こいつが岡部倫太郎と結ばれてればタイムマシンは出来なかったかもしれない……ここは応援するべきかな)
鈴羽(SERNの邪魔ばかり考えてたけど、ようは牧瀬紅莉栖がタイムマシンを作らなければいいんだ。保険は多い方が良い)
紅莉栖「ちょっと、黙ってないで何とか言いなさいよ」
431 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:40:13.50 ID:XUpcuNG80
鈴羽「ごめんごめん、いや岡部倫太郎とあんたはお似合いだと思ってね、恋人として何処まで行ってるのか気になったわけ」
紅莉栖「こっ恋人じゃないし!!」テレテレ
鈴羽「ええ~? でもあんなにお似合いなのに?」ニヤリ
紅莉栖「お、お似合い……私と岡部が……」
鈴羽「岡部倫太郎も満更でもなさそうだったし」
紅莉栖「! ほ、本当かしらそれ? 説明と証明を要求するわ! 真実には証明の為の方程式と論理が必要で……」
鈴羽「なーに言ってるのさ、恋に決まった方程式なんか無いよ」
紅莉栖「こっここここここいいいいいいいいぃ……」プシュー
鈴羽(何だろう、牧瀬紅莉栖って面白い……)
435 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:52:54.44 ID:XUpcuNG80
鈴羽「いいかい、少し助言しておくよ」
紅莉栖「じょ、じょじょじょ助言ってなななののなな何の?」
鈴羽「あんたは奇妙な冒険する気か……決まってるだろ? 助言って言ったら岡部倫太郎のことさ」
紅莉栖「お、おおおおおかべべべっべべべとはべっっっっべえええべべべええつにななななにもももも」
鈴羽「はいそれダメー。そうやって本心隠してると誰かに盗られるよー」
紅莉栖「と、盗られる……」ピクッ サァーッ
鈴羽「まずは出来るだけ素直に」
紅莉栖「す、素直……私の性格的に無理だと思うわけだが」
鈴羽「その性格とプライドを何とかするだけで次の日から夢の岡部倫太郎ライフが始まるよー」
紅莉栖「お、岡部……夢の岡部ライフ……?」ポーッ
436 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:54:09.19 ID:Ih8pwGh00
夢の岡部倫太郎ライフwwwww
437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:59:00.71 ID:XUpcuNG80
鈴羽「そうそう、後は徹底的に甘えること」
紅莉栖「あ、甘える……」ポワーン
鈴羽「岡部倫太郎はああ見えて押しに少し弱いみたいだからねー、何度も甘えたお願いをしてれば断れなくなると思う
よ」
紅莉栖「岡部が、私を、断らない?」
鈴羽「うん、もともと気はあるみたいだしねー」
紅莉栖「岡部が、私に気がある……」
鈴羽「あとは大胆に! かな」
紅莉栖「だ、大胆……」ゴクリ
鈴羽「大事なこと忘れてた。“キセイジジツ”って大事だよ」
紅莉栖「ふえっ!?」
442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:01:50.61 ID:XUpcuNG80
鈴羽「最終的にはこの既成事実が成功の鍵を握る、かな」
紅莉栖「性交の嗅ぎをにぎる……」ポーッ プシューッ
鈴羽「おーい聞いてるー? なんか言葉おかしいぞー? 牧瀬紅莉栖ー?」
紅莉栖「き、聞いてる」コクコク
鈴羽「よし、じゃあ頑張って岡部倫太郎にアタックしなよ、手伝いが必要なら手伝ってあげるから」
紅莉栖「わ、わかった」トテトテ
鈴羽「あ、言い忘れてた、もし避妊しようとしたら断った方が良いよー」
紅莉栖「mヵjkでゃklsぁんf!?」
鈴羽「いや言葉になってないよ。既成事実作るなら無い方がいいでしょ。本当は男だって無い方がいいだろうし、その方が責任取ってくれるよ」
448 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:07:44.99 ID:XUpcuNG80
岡部「おい助手」
紅莉栖「………………」ポーッ
岡部「助手? おい大丈夫か?」
紅莉栖「へっ? う、ううんだいじょばなくないわ」
岡部「なんだその言い方は、相当テンパッってるな。何があった?」
紅莉栖「な、ななななんんでもないのでございまするぜ」
岡部「…………おい」
紅莉栖「な、何……ひゃっ!?」ペタ
紅莉栖(岡部の手がおでこに……)
岡部「熱は……深刻では無さそうだな」
452 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:13:19.67 ID:XUpcuNG80
岡部「だがお前何かおかしいぞ」
紅莉栖「だ、だいじょうぶだってば」
岡部「本当か?」
紅莉栖「う、うん」
岡部「ならいいが無理はするなよ。お前はラボメンにとって必要不可欠で大事な助手だ」
紅莉栖「う、うん……」コクリ
紅莉栖(大事って言われた必要不可欠だってウフフ)
紅莉栖(こ、ここはアドバイス通り少し素直になっていこうかしら?)
紅莉栖(べ、別にあの女の言うことを鵜呑みにしてるんじゃ無いんだからね!)
紅莉栖「あ、ありがとう岡部、心配してくれて。その、岡部に心配されて嬉しかった」テレテレ
岡部「……はい?」ギョッ
458 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:17:46.56 ID:XUpcuNG80
岡部「お、お前どうしたんだ? やっぱり調子悪いんじゃないか」
紅莉栖「そ、そんなことない。た、偶には素直にお礼言ってみただけだ」フルフル
岡部「し、しかし……」
紅莉栖「うっ……うぅ、やっぱり私は素直になったらいけないんだ……」
岡部「い、いやいけなくはない、いけなくはないぞクリスティーナ!」
紅莉栖「クリスティーナじゃない……」グスグス
岡部「そ、そうだったな紅莉栖。悪かった、この通りだ」
紅莉栖「………………」グス
岡部「な? 泣くなよ? 俺が悪かった、人間素直が一番だ、な? 素直なお前が珍しくてびっくりしただけだったんだ」
紅莉栖「名前、呼んで」
岡部「く、紅莉栖?」アセアセ
紅莉栖「……」ピタッ
463 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:25:09.71 ID:XUpcuNG80
岡部(ほっ、泣きやんだか。こいつの泣き顔は見たくないぞ)
紅莉栖(岡部って本当に押しに弱いみたい)
岡部「ふ、ふぅ、落ち着いたようだな。ドクペでも飲むか。お前も飲むかクリスティー……」
紅莉栖「……」ジワッ
岡部「じゃなくて紅莉栖よ」
紅莉栖「……」コクリ
岡部「そ、そうか、では俺が直々に用意してやろう」
紅莉栖(紅莉栖って呼ばせることに成功した……)
ピロリロリ~♪
岡部「む、電話か、紅莉栖、ドクペはテーブルに置いておくぞ」
紅莉栖「あ、うん」
岡部「さて、と着信相手はフェイリスか」ピッ
465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:26:48.47 ID:sRSaFw3w0
フェイリス逃げてええええええええええええええええええええええええ
468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:30:27.12 ID:XUpcuNG80
岡部「俺だ、鳳凰院凶真だ」
紅莉栖「……」ゴクゴク
岡部「何っ? とうとう機関が動き出したのかッ!?」
紅莉栖「……」ゴク
岡部「それは……確かにな、なっ!? お前まさか……!!」
紅莉栖「……」
岡部「くっ、機関め、どこまでやるつもりなのだ、ああわかった」
紅莉栖「……」イライラ
岡部「仕方がない、そっちへ行く。エル・プサイ。コン……あっ?切りやがった……全くフィエリスはいつも最後まで聞かないな」
474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:45:49.00 ID:XUpcuNG80
岡部「すまん、ちょっと出かけてくる」
紅莉栖「……何処行くの?」
岡部「メイクイーン+ニャン2だ。フェイリスが俺に用事があるらしい。アイツには世話になったから無視するわけにもいかん」
紅莉栖「……ふぅん」
岡部「どうした?」
紅莉栖「それって私も付いていってもいい?」
紅莉栖(ダメって言われても行くけど)
岡部「構わないが」
紅莉栖「じゃあ一緒に行くわ、一人でラボに居てもしょうがないし」
紅莉栖(岡部に女からの呼び出しなんて……!!)イライラ
478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:53:40.84 ID:XUpcuNG80
岡部「来たぞフェイリス」
フェイリス「ニャンニャン♪ わざわざすまないのニャン」
紅莉栖「私も付いてきちゃったけど良かったかしら?」
フェイリス「クーニャンお久しぶりニャン♪ もちろん構わないニャン。あ、でも今二人用席しか空いてないけど二人ともいいかニャン?」
岡部「別にどこでも構わん」
紅莉栖「私も」
フェイリス「良かったニャン、じゃあこのカップルをカップル席へご案内ニャーン♪」
岡部「カ、カッポゥだと!?」
紅莉栖「カップル……」エヘヘ
岡部「おいフェイリス、他の席は無いのか?」
フェイリス「残念だけど今は満席だニャン。呼び出しといて申し訳ニャいけど今忙しいから座って待ってて欲しいのニャン。その代わり御代は半額ニャン」
479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:54:52.48 ID:UsAzFcPS0
カップルの一言でフェイリスは許されたか
481 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:00:52.34 ID:XUpcuNG80
岡部「タダじゃないのか」
フェイリス「こっちも仕事ニャ、機関と戦うにはお金がいるニャ。それじゃごゆっくりニャン♪」
紅莉栖「……随分とフェイリスさんと仲良さげに話すのね、珍しく話も合うみたいじゃない」
岡部「いや、フェイリスと話しているとどんどん俺の設定ゲフンゲフン……俺の話を侵食してくるから正直疲れる」
紅莉栖「ふ、ふぅん、じゃ、じゃあ私とは話してても疲れないの?」オソルオソル
岡部「? お前とか、いやそんな風に思ったことはないが。そうだな、論破されることがほとんどだがお前との討論は
有意義で楽しいぞ(論破できればもっと楽しいが)」
紅莉栖「そ、そう?」テレテレ
岡部「ああ」
フェイリス「お待たせニャン! カップル用二人で一つのミックスジュースをお持ちしましたニャン!」
485 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:07:55.70 ID:XUpcuNG80
岡部「なっ!? フェイリスゥゥゥゥ!! なんだこのスイーツ(笑)が頼みそうな一つのコップにハートマーク付きの二つ飲み口があるストロージュースは!?」
フェイリス「この席に座ったお客様に半額で出しているサービスジュースニャ、凶真は半額から半額だから今日は四分の一で良いニャ」
岡部「聞いているのは値段では無い!」
紅莉栖「お、岡部落ち着いて、ね? しょ、しょうがないでしょ? ほら? 一緒に飲もう?」
フェイリス「クーニャンは話がわかるニャン♪ それとも凶真は私と飲みたいのかニャ? それならオプション料金がかかるニャ」
紅莉栖「……」イラッ
岡部「ふざけるな! 誰が金を払ってまでそんなことをせねばならないのだ。そんなことにお金をかけるくらいなら俺
はさっさとクリスティーナと飲む! 助手、さっさと飲むぞ!」
紅莉栖「ふぇっ? う、うん」
フェイリス「ニャニャ~、凶真は手厳しいニャ、メイクイーンではフェイリスとそれを飲めるのは限られたメンバーだけニャ、それでも良いニャ」
岡部「良いといっている!」ズチュー
紅莉栖「……」チューチュー ジローッ
岡部「……?」ズチュー
紅莉栖「……」チューチュー ブスッ
487 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:11:07.65 ID:XUpcuNG80
岡部「何を怒っているのだ助手」
紅莉栖「また、名前で呼んでない。私はクリスティーナでも助手でも無い」
岡部「へ? あ、ああ」
紅莉栖「……」ウルウル
岡部「わ、わかった、悪かったじょ……紅莉栖」
紅莉栖「ん」パァッ チューチュー
岡部「……」ズ……チューチュー
紅莉栖「……」チューチュー
岡部「……」チューチュー
492 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:17:29.01 ID:XUpcuNG80
岡部「よ、ようやく飲み終わったか」
紅莉栖「……(これ、良い)」
岡部「そ、そういえばまゆりがいないな、今日はバイトだと言ってたが」
フェイリス「まゆしぃ☆ニャンニャンは今ちょっとアフターに行ってるニャン」
岡部「アフター? ここはそんなことまでやってるのか?」
フェイリス「冗談ニャ、ちょっと買い出しに行ってもらってるニャ。これはトップシークレットなのニャけど、今度ここの制服を替えようと思ってるニャ」
岡部「制服……? メイド服をか?」
フェイリス「そうニャ、そこでフェイリスに中々なびかない凶真の意見を参考にしたいと思ったニャ、こう言うのもなんだけフェイリスは自分に少しは自信があったニャ」
紅莉栖「……」イライラ ガタガタ
フェイリス「でも凶真は全然フェイリスに見向きもしないニャ、これはちょっと悔しいニャ、そこで凶真の好みのメイド服を揃えてみることにしたニャ」
494 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:24:53.78 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「……」イライラ ガタガタ
フェイリス「ん? クーニャンどうし、たニャ?」
フェイリス(何なのニャこの目は!? )ガクガクブルブル
フェイリス(クーニャンが考えていることが何十色も絵の具を混ぜ合わせたようにぐちゃぐちゃになって黒くなっていってるニャ)
紅莉栖「……」ギロ
フェイリス「っ!!」
フェイリス(こ、これはヤバイニャ、踏んじゃいけない何かを、逆鱗を踏んじゃったみたいニャ……この目、見てるだけで震えてくるニャ、恐いニャ)
岡部「どうしたフェイリス、震えているぞ?」サワ
紅莉栖「!」ガルルルル
フェイリス(凶真、火に油ニャ! クーニャンの目が、目がヤバイニャ、グラジオールなんてメじゃない危険度ニャ! ハッ!? そうニャ!)
498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:34:14.44 ID:XUpcuNG80
フェイリス「な、なななーんと二人はこの席に座った通算千組のカップルニャ!」
岡部「は? 急に何を言い出すんだフェイリス。それに俺たちはカッポゥなどでは……」
フェイリス「実は千組のカップルにはこの、夜景の綺麗なレストランでの食事&宿泊券ペアチケットを渡すことになっているニャ! 是非ご利用をお願いするニャ!」
紅莉栖「……ペアチケットで宿泊?」
岡部「いやだから俺たちはカッ……」
フェイリス「おめでとーニャーーーーー!!!!!」パチパチパチパチ
岡部「人の話を聞け!」
紅莉栖「ま、まぁまぁ岡部、ここは有り難くもらっておきましょ、得したと思っておきなさいよ」
岡部「むぅ……」
フェイリス(乗り切った、乗り切ったニャ!?)
499 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:36:23.35 ID:Iv5LZZ2X0
それでいいのかフェイリスよ
502 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:38:51.49 ID:XUpcuNG80
まゆり「トゥットゥルー♪ まゆしぃは今戻ったのです♪ フェリスちゃんオカリンに聞いたー?」
フェイリス「!?」
紅莉栖「……」ピク
フェイリス「ま、まゆしぃはちょっとこっち来るニャ! 大至急ニャ! 予定が大幅に変更になるニャ! 凶真、忙しくなりそうだから今日はもういいニャ!」
岡部「何?」
フェイリス「ごめんニャ、その代わり御代はいらないニャ」
岡部「そうか……仕方ない、わかった」
紅莉栖「……」ジィー
フェイリス「クーニャン、今夜辺り凶真とそのレストランで楽しんでくるニャ!」
紅莉栖「っ……! う、うん、ありがとう」
508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:41:21.74 ID:XUpcuNG80
岡部「おい、俺は行くとはまだ一言も……」
紅莉栖「……」ウルウル
岡部「わ、わかった、せっかくだから今夜行くぞ」
紅莉栖「……」パァァッ
岡部(何かこいつの涙目には弱いんだよな……妙に可愛いし)
フェイリス(こ、これで助かるニャ……)
まゆり「えー? レストランってなぁにー?」
フェイリス「!? な、何でもないニャ! まゆしぃはフェイリスと一緒にこっちに来るニャ!」
岡部「……か、帰るか」
紅莉栖「そ、そうね」
ダル「僕の存在には誰もノータッチだったお。リア充爆発しろ」
510 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:43:21.65 ID:10jf1fbv0
ダルいたのかwwww
511 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:43:49.11 ID:UsAzFcPS0
いたのかダルwww
518 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:49:29.80 ID:XUpcuNG80
岡部「ま、まだレストランに行くには早いしラボで時間を潰すか」
紅莉栖「そ、そうね」
岡部「……」
紅莉栖「……」ドキドキ ソローリ ピトッ
岡部「!?」
紅莉栖「っ、ごめん」ガバッ
岡部「い、いや」
岡部(今紅莉栖は手を繋ごうとしたのか?)
紅莉栖「……」ビクビク
岡部(まさか、な)
紅莉栖「……」ソローリ ギュッ
岡部「っ!?」
523 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:59:53.67 ID:XUpcuNG80
岡部「じょ……紅莉栖」
紅莉栖「何よ」
岡部「な、何故手を握る」
紅莉栖「い、いけない?」
岡部「い、いけなくはないが、意味がわからん」
紅莉栖「検証実験よ、だ、男性の手の発汗具合を調べてるの」
岡部「そ、そうか実験か。なら仕方ないな」
紅莉栖「うん」
岡部「……」
紅莉栖「……」
岡部「……」ギュッ
紅莉栖「!?」
537 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:08:48.06 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「♪」
岡部(紅莉栖が近い、近すぎる……!)
岡部(帰って来てソファーに座ったはいいが結局手は離さず一緒に座ったままになってしまった)
岡部(何だか気恥ずかしいやらきまずいやらで凄く居心地が悪いぞ)
紅莉栖「ねぇ岡部」
岡部「ん?」
紅莉栖「岡部の手っておっきいね」
岡部「!」ドキン
岡部(そ、その顔でその言葉を今言うのは反則だ……不覚にもときめいてしまったではないか!)
紅莉栖「お、岡部って付き合ってる人、い、いないんだよね」
岡部「あ、ああ」
岡部(何故このタイミングでそんなことを聞く!?)
539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:10:00.87 ID:UsAzFcPS0
それでもダルなら……ダルならこの空気の中エロゲをしてくれる!
545 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:17:58.12 ID:XUpcuNG80
岡部(ははあ、分かったぞ! この助手さては俺が女に耐性が無いのを良いことにからかっているな?)
岡部(それなら強気でいかせてもらおうじゃないか、こちらにもマッドサイエンティストとしての意地があるからなフゥーハハハ!)
岡部「俺は今まで女を好きになるってコトをしらなかったからな」
紅莉栖「しらなかった? 過去形なの?」
岡部「ああ、過去形だな、何故なら俺はお前を好きになってしまったからだ紅莉栖」
岡部(さあどうでる? 尻尾を出せクリスティーナ!)
紅莉栖「ふえっ? ほ、ほんと?」
岡部「え?」
岡部(あれ?)
紅莉栖「わ、私もその、岡部のコト、好きになってた」
550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:24:02.71 ID:XUpcuNG80
岡部「え……」
岡部(ヌゥアニィィィィィィィ!?)
紅莉栖「よ、良かった、岡部も私が好きだったなんて……!」ポロポロ
岡部「お、おい泣くな助手」
紅莉栖「助手じゃ、ない」ポロポロ
岡部「く、紅莉栖、泣くな、泣くんじゃない! お前の泣き顔は……見たくない」
紅莉栖「!……うん」ピトッ
岡部「!?」
岡部(よ、寄りかかってきた~!? や、柔らかいし良い香りがする……いかん! 流されそうだ)
岡部(うう、まずいぞ。紅莉栖の奴まさか本気なのか? 嘘だと言ってよ●ーニィ!などと言える雰囲気でも無い……)
紅莉栖「……」スリスリ
552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:26:31.26 ID:XUpcuNG80
岡部(紅莉栖がやたらと擦り寄ってくる。そういえば最近よく似たようなコトがあったが、まさかあれは紅莉栖なりのアプローチだったのか?)
紅莉栖「岡部? どうかした?」
岡部「あ、いや……」
紅莉栖「もしかして無理してる?」ビクビク
岡部「?」
紅莉栖「ほ、本当は私に気を使って合わせてるだけで岡部は私を嫌ってるんじゃ……」
岡部「!? 馬鹿な、そんなことは無い! もともとお前はラボメンであるし何より初めて会った時から俺の憧れ……ハッ!?」
紅莉栖「……憧れ?」
岡部「あ、いやこれは、その……くっ!」カパッ
岡部「俺だ! 今機関によって最大レベルの精神攻撃を受けている回避・防御は不可能だ! 恐らく俺はやられる、後は頼む! エル・プサイ・コングルゥ!」
555 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:27:36.47 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「やられるの?」
岡部「ああ、やられる。無理だ」
紅莉栖「狂喜のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真ともあろう人が?」クスクス
岡部「しょうがないだろう、いくら鳳凰院凶真と言えど勝てないものはあるのだ」
紅莉栖「ふぅん、そうなんだ、いばってた割りに大したことないのね鳳凰院」
岡部「……ふん、誇るがいい。その鳳凰院を無力化できることに成功したお前自身を」
紅莉栖「はいはいワロスワロ……ふぇぇぇっ!?」
岡部「フゥーハハハ! しかし俺は勝てないなら別の道を作る! お前はこちらの陣営につくのだからな! いやお前はそもそもラボメン! はじめからこちらの陣営なのだ!」
紅莉栖「ふぇっ、ふぇっ、ふぇぇぇぇ!!」ポロポロ
556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:28:55.62 ID:XUpcuNG80
岡部「な、何故泣く!?」アセアセ
紅莉栖「な、泣いてないわよぉ」ボロボロ
岡部「どこからどう見ても泣いているではないかっ」
紅莉栖「う、嬉しかっただけなんだから! 本当に泣いてなんかないんだから! ふぇぇぇっ」ポロポロ
岡部「う……く、紅莉栖」ソーッ
紅莉栖「?」ポロポロ
岡部「……っ!!」ダキッ
紅莉栖「!!」ビクン ポーッ
岡部「泣くな、お前が泣く顔は見たくないと言っただろう。お前は不機嫌そうにムスッしてるくらいが丁度良い」
紅莉栖「な、何よそれ……」シュン
559 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:32:25.59 ID:XUpcuNG80
岡部「不満か?」
紅莉栖「……不満よ」ギュッ
岡部「なら、笑ってくれ」
紅莉栖「!……う、うん」ニ、ニコ、リ
岡部「まだぎこちないな、俺の為には笑えないか」
紅莉栖「!? う、ううんそんなこと……!」アセアセ
岡部「プッ……」
紅莉栖「あ、笑った……むぅ」プクーッ
岡部「ハッハッハ、可愛いな紅莉栖」
紅莉栖「! 今普通に笑った、それに可愛いって……」テレテレ
564 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:38:28.00 ID:XUpcuNG80
岡部「今日レストランのチケットをもらえたのはラッキーだったな。いやこれも運命石の扉の選択か」
紅莉栖「そうね」ダキッ
岡部「おいおいあんまりくっ付くな、周りからはスイーツ(笑)に見られるぞ」
紅莉栖「いいわよ別に。だってこうしていたいんだもん」
岡部「お前、デレると……素直になると途端に可愛さが増すな」
紅莉栖「ふえっ!? そ、そんなに何回も可愛いとか言わないでよ! 価値が薄れる」
岡部「照れ隠しのツンは健在か」
紅莉栖「うぅ~」
571 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:43:20.91 ID:XUpcuNG80
岡部「ここか、高そうな場所だな」
紅莉栖「そ、そうね、なんか凄いわね」
岡部「よし入るぞ」
紅莉栖「ええ」
店員「いらっしゃいませ、チケットをお持ちですか?」
岡部「ああ、これで頼む」
店員「かしこまりました。すぐにでも夕食を召し上がられますか?」
岡部「どうする?」
紅莉栖「いいんじゃない?」
店員「かしこまりました。こちらの券は宿泊込みとなっておりますので、お食事の後係りの者に申し付けて頂ければお部屋へご案内致します」
574 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:48:50.90 ID:XUpcuNG80
岡部「食事は……バイキングか」
紅莉栖「いろいろあるわね~」
岡部「夜景は確かに綺麗だな、こうしてみると外にある町がゆっくり動いているように見える」
紅莉栖「相対性理論とはちょっと違うけど、これもロマンチックね」
岡部「よしいろいろ取ってくるか」
紅莉栖「そうね」
岡部「結構種類があるな」
紅莉栖「う~ん」
~~~~~
岡部「お前ここまで来てラーメンか」
紅莉栖「う、うるさい! 良いじゃないミニ生ラーメンってのがあったから試にと思ったのよ!」
581 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:56:05.76 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「ねぇ岡部」
岡部「何だ?」
紅莉栖「何か視線を感じるんだけど」
岡部「そりゃあ、お前ラーメンをフォークで食べてるからだろう。日本人はそうそうフォークでラーメンは食わないと思うぞ」
紅莉栖「えっ!? で、でも箸は上手く使えないし……」
岡部「……仕方無いな、ほれ」ズルーッ
紅莉栖「あ……」
岡部「食べさせてやるから食え」
紅莉栖「あ、うん」カァァァッ パクッズルズル
582 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:56:51.26 ID:2P8PF6L70
ラーメンプレイか・・・!
586 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:02:44.86 ID:Mj8xSTpg0
岡部「どうだ?」
紅莉栖「わ、わかんにゃい……」テレテレ
岡部「……気のせいかさっきより注目を浴びたな」
紅莉栖「うぅ」
岡部「す、すまん」
紅莉栖「わ、私もあんたに食べさせればおあいこだっ」
岡部「な、なんだと?」
紅莉栖「い、いいからこのビーフステーキ食べなさい!」スッ
岡部「う、うむ」パクッ
593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:05:22.38 ID:Mj8xSTpg0
岡部「食事は美味かったが居ずらかったな」
紅莉栖「そ、そうね」
店員「ではお部屋にご案内致します」
岡部「ほう、中々広いな、ベッドもちゃんと二つある。ツインの部屋だな。ラボのようにはならなくて済みそうだ」
紅莉栖「……」ショボーン
岡部「おい?どうした」
紅莉栖「……だ」
岡部「何?」
紅莉栖「やだ」
岡部「何が?」
紅莉栖「一緒に寝れないとやだ」
595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:06:35.62 ID:Mj8xSTpg0
岡部「お、おおおおおおまえ」
紅莉栖「最近、本当に眠れないの。岡部がいないと、岡部のものが無いと寝れないの、落ち着かないのよ!」シクシク
岡部「なっ!? じゃあ白衣が無くなってたのは……」
紅莉栖「……持って帰ってた」
岡部「お、お前……そこまで……」
紅莉栖「で、でもへんなことはしてない! 匂い嗅いで抱きしめてただけ!」
岡部「いや、だけって言われても」
紅莉栖「お、怒った? 気持ち悪いとか思った」ウルウル
602 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:10:55.80 ID:Mj8xSTpg0
岡部「いや、怒ってはいないが」
紅莉栖「……」ウルウル
岡部(確かにちょっと引いたが嫌いになるほどじゃない。むしろこいつはそれほど俺が気になっていたのか。なら……)
岡部「フゥーハハハ! 安心するが良い! HENTAIなどダルで見飽きている! その程度なんでもないわ!」
紅莉栖「見飽きて……? じゃ、じゃあ私にも飽きてるってこと?」グス
岡部「何故そうなる!? お前意外とネガティブ思考なのだな。安心しろ、その程度で嫌いになったりなどせん」
紅莉栖「ほ、ほんと?」パァッ
岡部「あ、ああ」
紅莉栖「じゃあ今夜は一緒に寝てくれる?」
岡部「ああ……え?」
紅莉栖「本人の同意を得られた……!」
606 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:14:39.20 ID:Mj8xSTpg0
岡部「す、することもないし、先にシャワー浴びて来い。その後寝よう」
紅莉栖「う、うん」
シャアアアアアア
岡部「……ドキドキしてきた」
岡部(いや、何を緊張してるんだ俺は。ただ一緒のベッドで寝る、それだけじゃないか!)
岡部(し、しかし、万が一過ちが起こるということもなきにしもあらずな確率でおきかねない可能性を秘めていなくもないような気がしないでもない)
岡部(っ!? 何となく部屋を探してみただけなんだがラブホテルでもないのにあるものだな、避妊具……いや、これを使うことは無いだろうが)
岡部(いやいやいや!! 使うことが無いというは生でそういうことではなくそういうことにならないというわけであって……誰に言い訳してるんだ俺は)
紅莉栖「お、岡部……上がったよ」
岡部「あ、ああ……」
609 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:17:49.81 ID:Mj8xSTpg0
岡部(落ち着け岡部倫太郎……いや鳳凰院凶真よ)
岡部(紅莉栖に他意は無いはずだ、なのに俺がそんな事ばかり考えていてどうする。こういう時こそしっかりせなば)
岡部「あがった……ぞ?」
紅莉栖「あ、うん」
岡部(いやいやまてまて! 勘違いするな俺! そう奴は今バスタオル一枚だが以前言っていたではないか。あいつは風呂上りはそういう癖があるのだ)ブツブツ
紅莉栖「ど、どうかした?」
岡部「い、いやなんでもない、なんでもないぞ!」
岡部(みっともない、これでは俺一人が意識しているみたいではないか)
紅莉栖「そ、そう? じゃあ、もう、その寝る?」ソワソワ
岡部「そ、そうだな、起きていてやることもないしな」
613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:20:47.03 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「じゃ、じゃあ」ゴソゴソ
岡部「まて紅莉栖、何故お前はそのままベッドに入ろうとするのだ? 着替えないのか?」
紅莉栖「着替え? えっと着替えた方が良い? 脱衣プレイ?」
岡部「……お前は何を言っている?」
紅莉栖「あれ? 何か私間違えた……? 『寝る』っていうからてっきり……」オロオロ
岡部「いや寝ることに変わりは無いが……」
紅莉栖「? じゃあ、着てない方がいいんじゃないの?」
岡部「……………ほえあああああっ!? 待て待て待て!? 寝るって寝るっていう意味か!?」
紅莉栖「? 言ってる意味がよくわからないけど寝るんでしょ?」
618 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:22:14.66 ID:Mj8xSTpg0
岡部「そ、その……俺でいいのか」
紅莉栖「あんたじゃなきゃ、イヤ……」
岡部「そ、そうか。わかった」
岡部(紅莉栖にここまで言わせたのだ、俺も腹を括ろうではないか。さっき丁度備え付けの避妊具も見つけた事だし)
紅莉栖「何してるの?」
岡部「え? あ、いや丁度さっき避妊具を見つけてな、用意しようと」
紅莉栖「ダメッ」
岡部「え?」
紅莉栖「そ、その始めてはそのままで良いんじゃないかなって」
岡部「え?ええええ?ええええええええええええええ!?」
619 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:23:31.51 ID:Mj8xSTpg0
岡部「ほ、本気か紅莉栖!?」
紅莉栖「良いって言ってるでしょ! 岡部が、欲しいの。岡部がいないと私、変になっちゃいそう……」
岡部「うぐっ!?」
岡部(紅莉栖が異常に色っぽいぞ……)ゴクリ
紅莉栖「ねぇ……ダメ?」
岡部「わ、わかった。よろしく頼む」
紅莉栖(計画通り。阿万音さんの言った通りね)ニヤリ
621 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:24:47.29 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「お、おかべぇ」チュ
岡部「く、紅莉栖」チュウ
紅莉栖「んっ、あっ、んんっ、ぷはっ、んぅ」
岡部(貪欲にキスを求められる……紅莉栖がなんだかめちゃくちゃエロいぞ……)
紅莉栖「んっ、んふふぅ♪ また付けちゃおっと」
岡部「ん? また?」
紅莉栖「うんまた」
岡部「おい、俺の首筋にまでキスを……くすぐったい……ってこれは!?」
紅莉栖「キスマーク」
岡部「あ、あれはキスマークだったのか!?」
紅莉栖「う、うん」テレテレ
622 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:26:16.03 ID:Mj8xSTpg0
岡部(く、紅莉栖が照れてる姿がいつもの三倍増しで可愛い気がする……)
紅莉栖「ねぇ岡部……そろそろ……」
岡部「い、いいのか?」
紅莉栖「……うん」
岡部「アレもつけなくても?」
紅莉栖「……うん、そのままでして欲しい。そのままの岡部を感じたい」
岡部「じゃ、じゃあ行くぞ」
紅莉栖「ん、来て……」
626 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:28:34.65 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「あ、はあああああっ! あんっ、ああ! ああああんっ!」
岡部「くっ! きつい!」
岡部(ヤバイまじでこれヤバイ!)
紅莉栖「あんっ! ああ岡部ぇ、おかべぇ! おかべをかんじるぅ、からだのなかっ、おかべ、が、いるっ、あんっ!」
岡部「くっ、で、出る!」
岡部(紅莉栖の膣内ヤバイマジヤバイ)
紅莉栖「あああああああああああああああっ!」
岡部「うわああああああああああっ!!」
紅莉栖「はぁ、はぁ、はぁ……ん、おかべぇ、良かったよぉ」
627 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:29:23.81 ID:85MRUI6S0
鳳凰院早漏過ぎだろwwwww
629 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:29:48.87 ID:+2faKC0n0
早すぎわろたwww
631 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:30:19.46 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「おかべ、もうねてる……?」
岡部「……起きている」
紅莉栖「そっか、あのね、今日はこのまま動かないで寝ていい?」
岡部「? し、しかしまだ入ったま……」
紅莉栖「いいの、おかべをより強く感じたまま寝たいの」
岡部「……」テレテレ
紅莉栖「おかべのむねからおかべのにおいがするぅ」
岡部「あ、あたりまえだろう」
紅莉栖「んぅ、いいにおい♪ あんしんする……」
岡部「……紅莉栖?」
紅莉栖「……スースー」
岡部(やれやれ、可愛いじゃないか、クソ。ダル、悪いな、先に童貞は捨てさせてもらったぞ)
633 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:31:43.26 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「ねぇねぇ岡部」
岡部「なんだ?」
紅莉栖「えへへ、呼んでみただけよ」
岡部「そうか」
紅莉栖「ねぇねぇ岡部」
岡部「なんだ?」
紅莉栖「昨日と違ってすんなり手を握ってくれたし、ひっついても文句言わないね?」
岡部「それは……まぁ、お前だからな」
紅莉栖「え、えへへ? て、照れるね」
岡部(紅莉栖……お前が傍でそうやってずっと笑ってくれるなら、俺はもう何もいらないのかもしれない)
637 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:33:06.44 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「どうしたの?」
岡部「いや、可愛いなと思っただけさ」
紅莉栖「っ! も、もう! エヘヘ」
岡部(そうさ、紅莉栖が居る限りずっとこういう時間が続くんだきっと、そんなのも悪くない……)
キキォーーーッ! ドンッ!!
岡部「えっ!?」
ドシャッ!!
岡部「え?おい?紅莉栖!?紅莉栖ーーーーっ!?」
638 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:34:01.11 ID:df9DVKXa0
おい
639 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:34:12.46 ID:Q3UK6vBR0
工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚) ェェェェェェエエエエエエ工工
648 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:35:08.17 ID:apkQmQhT0
シュタゲではよくあること
649 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:35:19.22 ID:Mj8xSTpg0
岡部「ふざけるなよ! なんでだよなんでだよ!? なんで紅莉栖が死ななくちゃいけないんだよ!?」
岡部「こんな結末俺は認めない!」
岡部「紅莉栖がいない世界を俺は認めない!」
岡部「紅莉栖、お前が傍にいないとだめなんだ」
岡部「だから!!」
カンカンカン!
岡部「はぁはぁはぁ……ラボに着いたか」
岡部「タイムリープマシンで過去へ!」
岡部「跳べよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
654 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:36:46.01 ID:Mj8xSTpg0
岡部「ハッ!?」
紅莉栖「どうしたの岡部?」
岡部(目の前にはバスタオル姿の紅莉栖……これはホテルでの夜に戻ったのか)
岡部「く、紅莉栖、聞いてくれ!!」
岡部(紅莉栖はまゆりとは違う、多少の不安もあるが話しておくべきだろう)
紅莉栖「……ふむん」
岡部「俺はお前を失いたくない、今すぐ遠くへいかないか?」
紅莉栖「っ!! それもいいけど……でも私が死ぬ事が収束とみるのはまだ早計よ」
658 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:38:55.69 ID:Mj8xSTpg0
岡部「そ、それはそうだが」
紅莉栖「だから変えるにしても変えないにしても、様子見をしておくべきね。車には気をつけるわ」
岡部「しかし!」
紅莉栖「大丈夫、岡部の言う事が本当で仮に私が死ぬ収束率があったとしても岡部は死なない事が既に実証されてる」
岡部「……」
紅莉栖「それならきっと岡部がなんとかしてくれる。私は岡部を信じてる」
岡部「紅莉栖……」
紅莉栖「だから今夜はこのまま予定通り……」
紅莉栖(だいたいここから出たら次いつチャンスが来るかわからないし未来の私だけ岡部とヤったなんてズルイじゃない!)
660 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:40:17.86 ID:Mj8xSTpg0
岡部「あ、ああ……」
紅莉栖「ねぇ確認するけど前の私とは一回入れて、終わったのよね? それだけだったのよね?」
岡部「ああ、それだけでも最高だった」
紅莉栖「そ、そう」テレテレ
岡部「まぁその前に何度もキスをしたが」
紅莉栖「じゃ、じゃあまずはそこから……んっ」
岡部「んんっ?」
紅莉栖「あっ、んんっ、んぅ♪」
岡部(何か紅莉栖が前よりも乱れてる気がする……)
662 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:41:33.63 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「ぷはっ」
岡部「お気に召したか?」
紅莉栖「……うん」ポーッ
岡部「じゃ、じゃあ今度は中に……」
紅莉栖「待って」
岡部「どうした? やっぱりやめたくなったか?」
紅莉栖「ううん、ただ前の私とはこのままヤッて終わったんでしょう?」
岡部「そうだが」
紅莉栖「じゃ、じゃあ今の私は貴方のを、その、咥えてあげる」
岡部「っ!?」
663 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:42:35.25 ID:TJbD/GK60
なん……
666 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:44:00.82 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「んっ、んにゅっ」
じゅぼっ、じゅるじゅるじゅる、きゅぽんっ、ぺろぺろ
岡部「あうっ? あ、ああああああ?」
紅莉栖「あむっ、んっ、んぅんぅっ」
岡部「く、紅莉栖っ! そろそろ出るっ……!」
紅莉栖(……出して良いよ)
岡部「うっ!」
紅莉栖「!?」ゴクゴク
岡部「はぁはぁはぁ……」
紅莉栖「……」トローン
669 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:45:06.16 ID:Mj8xSTpg0
岡部「く、紅莉栖っ!!」
紅莉栖「あっあっあっ! あんっ!、キてる! おかべがなかにっ、キてるっ!」
岡部「ま、また出るっ!」
紅莉栖「ひゃあああああああああんっ!」
岡部「はぁ、はぁ、大丈夫か、紅莉栖」
紅莉栖「ら、らいじょうびゅ……」
岡部「よ、良かったのか、その、咥えてもらった後に本番までして」
紅莉栖「うん……これで少なくとも前とは違うでしょ?」
紅莉栖(それに前の私よりも岡部に奉仕したことになるし。同じ自分でも岡部への奉仕で負けるのは何かイヤだわ)
紅莉栖「わ、私どうだった……?」
岡部「さ、最高だった……」ポヤーン
紅莉栖「……」テレテレ
671 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:46:22.03 ID:Mj8xSTpg0
岡部(大丈夫だ、車にさえ気をつけていれば紅莉栖は死なない。紅莉栖が死ぬなんて収束があってたまるものか)
紅莉栖「えへへ、ねぇ岡部」
岡部「なんだ?」
紅莉栖「呼んでみただけ、でもなんかいいね、こういうの」
岡部「そうだな」
紅莉栖「えへへ……」
?「どけっ!」
紅莉栖「キャッ!? アッ……」
岡部「!? 紅莉栖ーっ!?」
?「チッ、ついてねぇ、強盗ついでに本当に人を刺しちまった」
紅莉栖「あ、ああ……」
岡部「きぃぃぃさまぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
672 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:46:53.49 ID:0Itn6QSY0
ちょwwwww
675 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:47:30.64 ID:BWkwbDT+0
またかよww
679 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:49:40.42 ID:Mj8xSTpg0
岡部(くそっ、結局あの後強盗には逃げられタイムリープしてきた)
紅莉栖「大丈夫、岡部?」
岡部「あ、ああ。だが今言った通りだ。収束している可能性を考慮した方がいいのかもしれない」
紅莉栖「……」
岡部「なんとか回避しないと……絶対に紅莉栖を死なせてたまるものか」ブツブ
紅莉栖「ねぇ岡部」ダキッ
岡部「何だ?うわっ」バサッ
紅莉栖「私にちょっと考えがあるの。うまくいくかはわからないけど」
岡部「考え? 何だそれは? お前が助かるならなんでもする! 教えてくれ!」
紅莉栖「それは……まだちょっと教えられない」
岡部「どういうことだ?」
680 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:51:32.77 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「ごめん、確証が無いから言えない。でも、信じて」
岡部「……」
岡部(こいつの目は嘘を言ってる目では無い)
岡部「わかった、俺は何をすればいい?」
紅莉栖「!……ありがとう」ギュッ
岡部「ちょっ、お前今はだ、はだ、はだか……」
紅莉栖「もう何回か見てるんでしょ?」
岡部「そういう問題じゃない! お前の裸綺麗過ぎてその……」
紅莉栖「あうう……」
681 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:52:45.55 ID:Mj8xSTpg0
岡部「うっ!? お、お前初めてなのになんでそんなに咥えるの上手いんだ?」
紅莉栖「岡部のだから、できるだけ気持ちよくなってもらいたくてがんばったんらけど、もしかしたら前の私の記憶が少しあるのかも?」
岡部「いや世界線は移動してないぞ」
紅莉栖「あ、そっか、じゃあ純粋にあんたを思う気持ちが為した技よ」ペロペロゴクゴク
岡部「そ、そうか……」テレテレ
紅莉栖「さて、確認するけど前の私と前々回の私とは本番は一回ずつしかヤってないのよね?」
岡部「へ? ああそうだが」
紅莉栖「さっき言った考えなんだけど今度は限界まで私を抱いて」
岡部「は、はぁぁぁぁぁ!?」
紅莉栖「お願い」
紅莉栖(それぐらいしてもらわないと前の私に勝てないし、それに今日は……)
683 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:53:57.04 ID:Mj8xSTpg0
岡部「お、お前……」
紅莉栖「お願い岡部、私を信じて」
岡部「そ、それはいいがしかし……」
紅莉栖「それに私だって、前の私みたいにもっともっと岡部を感じたいの」
岡部「っ! わかった……んっ」チュゥ
紅莉栖「あっんっ」チュゥチュゥ
岡部(今度はこっちから……うお?舌を入れてきた!? 前はこんなに早く無かったぞ!?)
紅莉栖「んっ、あむっ、んんっ、はぁ、あんっああっ」
紅莉栖(ああ、岡部の身体だ岡部の身体だ岡部の身体だ)
685 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:55:06.11 ID:Mj8xSTpg0
岡部「はぁ、はぁ行くぞっ!!」
紅莉栖「あんっ、いい、イイッ、キテッ、おかべきてっ! あ、中、あたって、るっ!! ああっ!!」
岡部「はぁ、はぁ、くっ!!」
紅莉栖「はあ、あああああああああっ! でてる、おかべの、でてるぅ」
岡部「はぁはぁはぁ」
紅莉栖「はぁ、はぁ……三回もでたね……」
岡部「あ、ああ、紅莉栖が良すぎるか、ら……?」
岡部(何だ? 頭が……!? これは、リーディングシュタイナーが発動している!?)
686 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:55:53.30 ID:8DrISm5p0
どういうことなの・・・
687 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:55:58.40 ID:SLbxXuVO0
孕ませることで世界線が変わるのかwww
689 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:56:36.07 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「岡部? どうかした?」
岡部「今、リーディングシュタイナーが発動した……と思う」
紅莉栖「そう、やっぱり」
岡部「やっぱり?」
紅莉栖「うん、えへへ」ナデナデ
岡部「どうした、何故お腹をなでているのだ?」
紅莉栖「んーん、秘密。でももう世界戦は変わったから大丈夫だと思う」
岡部「し、しかし小さな移動では、んっ?」
紅莉栖「大丈夫だよ、おか……倫太郎」
694 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:57:41.21 ID:Mj8xSTpg0
岡部「り、りんた……」
紅莉栖「ダ、ダメ……?」
岡部「いやダメではないが」
紅莉栖「よかった……ねぇ倫太郎、いつ青森いこっか?」
岡部「ああ、お前の父親に会いに行くんだったな」
紅莉栖「うん……」
岡部「いつでも付き合う、お前の好きにするがいい。お前の父親との仲直りを全力で支援してやる」
紅莉栖「うん、でもパパには報告することが予定より増えたんだけどね」ナデナデ
岡部「?」
岡部がその本当の意味を知るのは三ヶ月後、紅莉栖の姓が変わるのは半年後のことだった。完
696 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:58:44.23 ID:Ikw0lGtn0
乙!!!
700 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 01:00:01.78 ID:Mj8xSTpg0
これで終わりだ、最後まで見てくれてありがとう。
最後のは子供が出来たことで世界線が分岐したと思ってくれ。
エロシーンはラストに持っていくための蛇足みたいなもんでもあったし台本形式で濃厚なヤツやれるほどの腕を俺は持っていなかった。
そこは大目にみてくれ。
なにはともあれありがとう!
701 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 01:00:47.38 ID:BWkwbDT+0
>>700
乙!面白かった
702 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 01:01:09.25 ID:SLbxXuVO0
おつ
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当ブログについて
※欄636さんありがとうです。
読み物:その他
お絵かき掲示板
画像掲示板
ラブホテルに見えた
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 21:59:00.05 ID:ls9E2gIP0
岡部「なぁクリスティーナ」
紅莉栖「ティーナを付けるな。で、何よ?」ギロッ
岡部「いや、ラボ内の物は基本共同使用だから一緒にソファに座っているのはいいのだがいつもより随分と近くないか」
紅莉栖「そ、そうかしら? 気のせいじゃない」ドキッ
岡部「む、そうか。まぁお前がそう言うならそうなんだろう」
紅莉栖「そうよ、断じていつもよりアンタに擦り寄ったりなんかしてないわよ」スリスリ
岡部「……おい」
紅莉栖「な、何よ」
岡部「お前が擦り寄ってくるせいで俺の右半身がソファーの端に押しやられて微妙に痛いのだが」
紅莉栖「そ、そう? 気のせいじゃない?」ギクッ
岡部「そんなわけがあるか! 痛覚は無視できない人間の正常な感覚機能だろうが」
紅莉栖「わ、わかってるわよ! で、でも決して態とじゃないんだからね、勘違いしないでよね!」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:00:41.65 ID:ls9E2gIP0
岡部「ああわかったわかった。どうせお前のことだ、本を読むのに集中して変に横に体重がかかったとかそんなところだろう」
紅莉栖「そ、そうよ、その通りよ!」
岡部「やれやれ、これではおちおちソファーに座っていられんな」スタッ
紅莉栖「えっ?」
岡部「ん? どうした、俺がソファーを使わなければより広々とソファーを使えるだろう」
紅莉栖「そ、そうね……」ショボーン
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:06:00.18 ID:ls9E2gIP0
紅莉栖「………………」ジィー
岡部「………………」
紅莉栖「………………」ジィィーー
岡部「……おい助手、さっきから人の顔をジロジロと見つめて来て何のつもりだ?用があるならさっさと言え」
紅莉栖「べ、別に用なんて無いわよ」アセアセ
岡部「嘘をつくな、お前さっきから持ってる洋書のページが全然進んでいないぞ。何か言いたいことでもあるんだろう?
前にも言ったがラボメンは仲間だ、俺で良ければ相談くらいには乗る」
紅莉栖「ほ、本当に用事や相談することは無い、んだけど……」
岡部「けど、なんだ?」
紅莉栖「その、岡部はもうソファーには座らないのかなって」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:11:38.23 ID:ls9E2gIP0
岡部「? お前の為に俺がスペースを空けてやったのだぞ?」
紅莉栖「べ、別に頼んで無いわよ!! 後でそれをネタに責められるのも嫌だし」
岡部「安心しろ、この鳳凰院凶真、そんなことで責め立てるほど小さい男では無い。フゥーハハハ!
だから遠慮無くソファーは一人で使うがいい助手よ」
紅莉栖「あ、そ、そう……」ショボーン
岡部「何を気を落としているのだ?」
紅莉栖「別になんでもない! まゆりはまだかなって思っただけよ!」
岡部「まゆり? ああまゆりなら今日はラボには来れないと連絡があったぞ。メイクイーン+ニャン2で遅くまでイベントをやるそうだ。
ダルもそれに参加するため今日はラボに来ないと聞いている」
紅莉栖「へ? そうなの?」
岡部「ああ」
紅莉栖「じゃあ今日は他に誰かが来る予定は無いってコト?」
岡部「ふむ、そういえばそうだな」
紅莉栖「そ、そっか……えへへ」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:19:53.49 ID:ls9E2gIP0
岡部「? 何だかお前今日はおかしくないか? 具合が悪いなら帰って寝ても良いんだぞ?さっきも言った通りまゆりは今日は来れないし」
紅莉栖「え? ううん大丈夫、心配には及ばない」
紅莉栖(最近岡部といないとどうにかなっちゃいそうになるし、せっかくの二人きりの時間、無くしたくない)
岡部「まぁお前がそう言うなら止めはせんが無理はするなよ。何せお前はラボメン№004!
お前の体調管理もラボのリーダーである俺には責任があるからな、フゥーハハハ!」
紅莉栖「ちょっ!? 私の体の管理をあんたがするの!?」ドキドキ
岡部「お、おま、体の管理て……」
紅莉栖「ふぇっ!? い、いやそういう意味じゃ……!」
岡部「げ、言動に気をつけることだな助手よ、もしダルがいたらリピートを求められるところだ」
紅莉栖「橋田のHENTAIぶりは異常……」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:24:46.40 ID:ls9E2gIP0
岡部「まあいい、悪いが俺はシャワーを浴びてくる。どうにも汗っぽくてな」ヌギヌギ
紅莉栖「あ、うん……ってちょっ!? ここで脱ぐな!」
岡部「フゥーハハハ! ここは俺のラボだぞ? 第二の家と言っても良い! その場所の何処で着替えようと俺の自由だ!」
紅莉栖「ち、ちょっ待……って、下は脱がないの?」
岡部「はっ?」
紅莉栖「えっ?」
岡部「……こ、このHENTAI処女め! 俺が下まで脱ぐのを見たかったのか? これではダルのことなど言えんな!」
紅莉栖「ちっ、違うわよ馬鹿! 死ね! 氏ねじゃなくて死ね!」
岡部「フゥーハハハ! 助手よ、今更恥ずかしいフリをしても遅いぞこのHENTAIめ!」ポイッ
紅莉栖「きゃあああああ!? こっちに白衣投げてくるなぁ!」
岡部「フゥーハハハ!」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:33:16.16 ID:ls9E2gIP0
紅莉栖「行ったか……もう、わざわざこっちに白衣投げつけてくるなんて……」
紅莉栖「………………」ゴクリ
紅莉栖「シ、シャツは持って行ったようね」ソローリ…ガシッ
紅莉栖「お、岡部が直前まで着ていた白衣……」
紅莉栖「ま、まだほんのり暖かい……」スーッ…クンカクンカ
紅莉栖「はぁ……岡部の匂いがする」
紅莉栖「これ、超欲しい……そうだ!」ヌギヌギパサッ
紅莉栖「はぅ~、岡部の脱ぎたて白衣を着ることでまるで岡部の胸の中にいるみたい……あったかい」
紅莉栖「でもこのままじゃ私が岡部の白衣を着てるってバレるかも。でももうこれ返したくないし……よし!」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:41:51.43 ID:ls9E2gIP0
岡部「ん? 助手よ、俺の白衣は何処だ? 先ほど脱ぎ捨てて行ったはずだが」
紅莉栖「ああ、それなら汚れてるみたいだったからコインランドリーに出してきてあげたわ」
岡部「む、そうか。悪いな、しかし助手にしては珍しく気が利くではないか」
紅莉栖「助手じゃないって何度も言ってんでしょーが」
岡部「フゥーハハハ! 俺の白衣の管理までしたのだ、もはや助手は撤回不可能! なんならこれから身の回りの世話を助手にさせてやろう!」
紅莉栖「っ! それはそれで……」ドキドキ
岡部「……えっ?」
紅莉栖「えっ?」
岡部「いや冗談なんだが……」
紅莉栖「っ! わ、わかってるわよ! だいたいそんなのやるわけないじゃない!」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:50:00.46 ID:ls9E2gIP0
スーハースーハー
紅莉栖「ん、岡部ぇ、この白衣良いよぉ」クンカクンカ
紅莉栖「ああ岡部ぇ」ゴロゴロ
紅莉栖「はぁ、ふぅ……んっ、はぁ、はぁ……」
紅莉栖「ホテルに帰ってきても岡部の匂いがする……」スーハー
紅莉栖「岡部ぇ岡部ぇ……おかべぇ」
紅莉栖「……どうしよう、段々匂い薄れてきた……」
紅莉栖「……足りない、足りなくなってきた……」グス
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:53:45.99 ID:Xex5onXK0
これでこそ助手だ
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 22:57:20.42 ID:ls9E2gIP0
岡部「助手よ、そういえばこの間お前がランドリーに持っていった白衣はどうした?」
紅莉栖「何言ってるのよ、とっくに持ってきているわよ」
岡部「む? そうだったか? 確かに綺麗な白衣はあるのだがどうにも数が一着合わんのだ」
紅莉栖「………………」
岡部「むぅ」
紅莉栖「お、岡部、なんだったら私が白衣の管理してあげようか? ほらラボで白衣使うのは私達だけだし」
岡部「ん? いいのか?」
紅莉栖「ま、まあ私もラボメンなんだからそれぐらいやってもいいわよ」
岡部「そうか、では頼む。自分から仕事を引き受けるとは殊勝な心がけではないか助手」
紅莉栖「う、うっさい! 助手じゃない! ほら、じゃあ早速今着てる白衣貸して」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:05:39.75 ID:ls9E2gIP0
岡部「え、今着てる奴をか?」
紅莉栖「そうよ、替えはちゃんとあるでしょ」
岡部「あるにはあるがそんなに急に張り切らなくてもいいぞ?」
紅莉栖「いいから! こういうのは勢いとスピードが大事なの!」
岡部「わ、わかった、ほら」
紅莉栖「よし」ピージャッ
岡部「お、おいわざわざ密閉袋に仕舞わんでも」
紅莉栖「持って行く時に便利だから良いのよ」
岡部「そういうものなのか」
紅莉栖「そういうものよ」
岡部「ま、まあお前が言うのなら信じよう。こう見えも俺はお前の事は信頼しているからな」
紅莉栖「え、ふえっ?」
岡部「……何故そこで驚く?」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:13:53.59 ID:ls9E2gIP0
紅莉栖「んっ」スーハークンカクンカ
紅莉栖「ああこれこれ♪ はふぅ」
紅莉栖「今日は完全密閉して持って帰ってきたから匂いの保存もバッチリ」
紅莉栖「んっ……?」
紅莉栖「なんだか匂いが薄い……」
紅莉栖「オマケに岡部の匂いに混じって別な匂いがする……ん?」
紅莉栖「白衣に何か付いてる……これは髪の毛?」
紅莉栖「……長い、茶髪?」
紅莉栖「明らかに岡部の髪じゃない……」
紅莉栖「……ドウイウコト?」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:20:58.81 ID:ls9E2gIP0
紅莉栖「ねぇ岡部」
岡部「なんだ?」
紅莉栖「昨日アンタラボに来る前に何処かに寄った?」
岡部「? いや寄ってはいないが」
紅莉栖「じゃあ誰かと会った?」
岡部「どうしたんだ急に?」
紅莉栖「いいから答えて」
岡部「あ、ああ。確かラジ館前で閃光の指圧師(シャイニングフィンガー)に会ったな」
紅莉栖(それだ!)
岡部「それがどうかしたのか?」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:22:06.56 ID:ls9E2gIP0
紅莉栖「深い意味は無いんだけど……会っただけ?」
岡部「ああ、二、三言葉を……いやメールを交わしたくらいだ」
紅莉栖「ふむん」
(となると偶然かしら? そうよね萌郁さんに限って岡部に手を出すなんて事は……)
岡部「ああ、でも今度一緒に食事しようって言って、いや書いてたな」
紅莉栖「!……食事?」
岡部「ああ、何でもお礼だとかなんとか」
紅莉栖「お礼? 何の? アンタ何したの? 隠すと為にならないわよ?」
岡部「お、おいクリスティーナ?」
紅莉栖「ハッ!?……ごめん、なんでもない」
岡部「い、いや具合が悪いなら今日は帰ったほうが良い。何なら送るぞ?」
紅莉栖「送る? 岡部が? 私を……? う、うん、じゃあお願いしようかな」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:30:27.46 ID:ls9E2gIP0
岡部「ほら、着いたぞ。今日は暖かくしてさっさと寝るんだな」
紅莉栖「あ、あのさ」
岡部「何だ?」
紅莉栖「ちょっと上がっていかない?」
岡部「お前の部屋にか? 良いのか? 体調も悪いんだろう?」
紅莉栖「見、見てもらいたいものもあるし」
岡部「ほう? この狂気のマッドサイエンティストに見てもらいもの、とな?」
紅莉栖「そ、そうそう」
岡部「……お前、本当に大丈夫か?いつもなら「はいはいワロスワロス」とか言って俺の話を流すだろう」
紅莉栖「! そ、それは……」ショボーン
岡部「……わかった、寄っていく」
(そんなガッカリした顔されたら放っておけんではないか。まあ大方何かの相談でもあるのだろう)
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:34:49.56 ID:ls9E2gIP0
岡部「ほう、ここが助手の隠れ家か」
紅莉栖「助手じゃないし、隠れ家言うな! そ、その恥ずかしいからあんまりジロジロ見ないで」テレテレ
岡部「あ、ああすまない」
紅莉栖「す、座ってて。今お茶入れる……あ、ドクペの方がいい?」
岡部「ああ、ドクペで頼む」
紅莉栖「わかった。って、あ! ごめんドクペ一つしかない」
岡部「む、そうかでは……」
紅莉栖「しょうがないから半分個ね、はい」
岡部「まあ半分でも良い……って何故ペットボトルごと俺に渡す?」
紅莉栖「先に飲んで良いよ、この部屋コップが無いの。回し飲みしましょ」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:40:07.64 ID:ls9E2gIP0
岡部「ま、回し飲み?」
紅莉栖「ええ。向こうじゃそんなの日常茶飯事よ(ウソ)」
岡部「そ、そうなのか(気にする方が変、なのか? まあ向こうでそれが普通ならそうなのか)わかった」ゴクゴク
紅莉栖「……」ニヤリ
岡部「ほれ、お前も」
紅莉栖「あ、うん(岡部と間接キス岡部と間接キス岡部と間接キス)」
岡部「お、おい、あんまり先に舌を這わすと零すぞ?」
紅莉栖(岡部の唇岡部の唇岡部の唇岡部の唇岡部の唇岡部の唇岡部の唇)
紅莉栖「きゃっ!?」プハッ
岡部「ほらいわんこっちゃない」
紅莉栖「うう~濡れちゃった……服がベトベト……」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:48:53.19 ID:ls9E2gIP0
岡部「着替えた方がいいのではないか? ドクペも洗わなくては染みになる」
紅莉栖「そうね、ちょっとシャワー浴びてくる」
岡部「じゃあ俺はこれで……」
紅莉栖「えっ?」
岡部「えっ?」
紅莉栖「あ、いや、まだ見てもらおうと思ったの見てもらってないし」
岡部「ああ、そういえばそうだったな」
紅莉栖「だから、シャワー浴びるまで待ってて。適当に寛いでていいから」
岡部「と言ってもな、椅子が無いしベッドに腰掛けても良いのか?」
紅莉栖「ええ、なんなら横になっていてもいいわ」
岡部「それは流石にまずいだろう」
紅莉栖「私は別に構わないけど」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:52:47.72 ID:N004Ok3K0
( ^) だから♪
( ) ̄
( | | )
_(^o^) 今♪
( )|
( | | )
( ^o) 一秒ー♪
 ̄( )
( // )
(o^ ) ごとに~♪
( )ヽ
| |
(o^ ) ・・・・
( )ヽ
| |
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:54:08.66 ID:CkCl4YOq0
>>87
やめんなよww
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:54:53.44 ID:eLrV4iCe0
>>87
世界線超えないのかよwwww
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:56:24.32 ID:ls9E2gIP0
岡部「えっ?」
紅莉栖「ア、アメリカじゃそれぐらい普通なのよフツー(ウソ)」
岡部「そ、そうか。さすがアメリカ。いろいろと凄いな」
紅莉栖「そ、そうなのよ。じゃあ私はシャワー浴びるから。言っておくけど覗いたら酷いからね!」
岡部「ああ」
紅莉栖「絶対だからね!」
岡部「ああ」
紅莉栖「事故とかそんなのそうそう無いんだからね!」
岡部「わかっている」
紅莉栖「ね、念の為岡部は私のベッドの中にいること!」
岡部「いいからさっさとシャワー……何ィ!?」
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/14(木) 23:59:42.26 ID:ls9E2gIP0
紅莉栖「の、覗いていなかったどうか調べるには絶対にそこに居たって証拠が必要よ! 説明と証明!
私がシャワーから出た時に岡部がベッドに入っていれば覗いてはいないって証明になるでしょう?」
岡部「いや、しかし……」
紅莉栖「覗く気なんだ……」
岡部「い、いやわかった、わかった、ベッドに入っている。それでいいんだろう? さっさと行ってこい」
紅莉栖「う、うん……ねぇ本当に覗かない?」
岡部「しつこいぞ、覗かん!」
紅莉栖「……けばいいのに」
岡部「ん? 何か言ったか?」
紅莉栖「別にー、さっさとシャワー浴びてくるわ」
岡部「おーいけいけ……ふぅ、行ったか」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 00:08:26.20 ID:XUpcuNG80
岡部「しかし、紅莉栖の寝ているベッドか……約束だからとはいえ……」
岡部「良い匂いがするな、前に言ってた香水か? それにドクペと……何か嗅ぎなれた匂いがする」
岡部「不思議と安心できるなここは。そんな事を言おうものなら紅莉栖に何を言われるかわからんが」
紅莉栖「あ、上がったわ」
岡部「お、早かったナァァァァァァァァ!?」
紅莉栖「な、何よ!? 私はいつもシャワーから上がったらしばらくバスタオル一枚なのよ! アメリカではこれが普
通なの(多分ウソ)」
岡部「そ、そうか、流石はおおらかな国で有名なアメリカだな……」
紅莉栖「そ、そうよ。あ、お風呂上り用にアイス買ってあるんだった。アンタも食べる?」
岡部「あ、ああ頂くとしよう」
紅莉栖「ん、それじゃはい」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 00:10:49.16 ID:XUpcuNG80
岡部「ああ、これはガルガリ君か……しかもドクペ味? よくこんなもの見つけたな。俺も初めて見たぞ」
紅莉栖「そう? ってああーー!!」
岡部「わっ!? 何だ! こっちにくるなわああああああああ!?」バスン!!
紅莉栖「岡部の馬鹿! ノンデリカシー! ベッドの上ではアイス食べないでよ!」
岡部「わ、悪かった、悪かったから俺の上からどけろ! お前は今装甲が薄すぎる!」
紅莉栖「え? キャァァァァァァァアア!?」
岡部「キャアアアじゃないこのHENTAI!」
紅莉栖「HENTAIはそっちだ!」
岡部「何だと!」
紅莉栖「何よ!」
岡部「……なあ、俺もう帰っていいか」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 00:18:38.18 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「えっ?」
岡部「俺はお前と喧嘩するためにここに来たわけじゃない」
紅莉栖「あ、ごめん……言い過ぎた」
岡部「………………」
紅莉栖「あ、謝るからまだ帰らないで」グス
岡部「わかった、わかったから泣くな」
紅莉栖「まだ帰らない?」
岡部「帰らない帰らない」
紅莉栖「うん、わかった……でも、私は泣いてなんかいないからな」
岡部「お前はどこまでツンデレれば気がすむんだ」
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 00:19:58.63 ID:XUpcuNG80
岡部「それで見てもらいたいものとは?」
紅莉栖「あ、うん。私が日本に来る時に作ったタイムトラベルに関する論文の草案なんだけど……」
岡部「ふむ」
紅莉栖「当時はジョンタイターを疑ってはいたからタイター論を否定しつつ、でもカーブラックホールには着目してたの」
岡部「ほう」
紅莉栖「これから精査と思考実験を繰り返して完成……とはいえないものだけど作ったのは、この草案とは結構違うものになってて」
岡部「成程」
紅莉栖「以外に鋭いアンタがこれを見たらどう思うか気になってたの」
岡部「うむ、実に興味深い、しかし今となっては真実を知りすぎてもいるからな。どうせなら知る前にこれを読んでみたかったぞ」
紅莉栖「そっか」
岡部「お前とはもう少し早く会えていたらと思わざるをえないな」
紅莉栖「……ふえっ!?」
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 00:26:00.71 ID:XUpcuNG80
岡部「ん? これは何だクリスティーナ?」
紅莉栖「え? ああそれは睡眠薬よ、最近寝つきが悪くて」
岡部「睡眠薬とは穏やかではないな。しかしお前結構ラボではうつらうつらしていることがあるじゃないか」
紅莉栖「う~んラボではなんでか安心できるのよね(岡部がいるから)」
岡部「そうか、もし睡眠薬にこれからも頼るようなら普通にラボに泊まっていっても構わんのだぞ?」
紅莉栖「え? いいの?」
岡部「お前は大事な仲間の一人だ、気兼ねすることなどない」
紅莉栖(大事な仲間大事な仲間岡部にとって私は大事岡部にとって私は大事大事大事大事)ニヘヘ
岡部「その気になったらいつでも言うがいい」
紅莉栖「え、ええ」
岡部「では今日はこれで帰るとしよう」
紅莉栖「えっ?」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 00:32:36.09 ID:XUpcuNG80
岡部「何だ? まだ何かあったか?」
紅莉栖「い、いや無い、けど……もう結構遅いよ?」ウルウル
岡部「終電には間に合うさ」
紅莉栖「そ、そう」ショボーン
岡部「ではまた明日な、紅莉栖」
紅莉栖「え、うん……って今名前で」パタン
紅莉栖「行っちゃった……ウフフ、最後に岡部ったら名前で呼ぶなんて♪」ピョーン
紅莉栖「ああベッド良い匂い♪ 岡部の匂いがする、計画通り♪」
紅莉栖「さっきのドクペの飲み口ももっと舐めないと」
紅莉栖「あ、そうだ忘れるところだった、電話しとかないと……メールの方がいいかな?」
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 00:37:37.58 ID:XUpcuNG80
岡部「うーむ」
紅莉栖「おはよう岡部、どうしたの?」
岡部「ああ助手か、おはよう。いや夜中に急に指圧師からメールが来てな」
紅莉栖「ふぅん」
岡部「その内容が奴にしてはめずらしく文が崩れていて、要約すると誘われていた食事は無しってことだったんだが」
紅莉栖「へぇ」
岡部「まあ期待していたわけでもないし別にいいんだがちょっと気になってな」
紅莉栖「ふむん」
岡部「? 助手よ、随分と上機嫌ではないか、それに今日はやけに荷物が多いな」
紅莉栖「うん? だって歯ブラシとかいろいろお泊りセット持ってきたから」
岡部「……なぬ!?」
219 :鳳凰院クリスティーナ ◆xj9aPLjwyw :2011/07/15(金) 07:35:42.35 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「何よ、アンタが泊まりにきてもいいって言ったのよ」
岡部「確かに泊まりにきていいとは言ったが……随分と急だな」
紅莉栖「なんかホテルで寝てると調子悪いのよ」
岡部「ほう? つまりはお前はねっからの研究者で、ラボメンで、この鳳凰院凶真の助手だということだな? フゥーハハハ!」
紅莉栖「あーはいはい」
岡部「フッ、調子も戻ってきたようだな。よかろう、ラボメン001が貴様の宿泊を許可する!」
紅莉栖「そりゃどーも。あとこれ差し入れ」
岡部「ほう、ドクペか。丁度減ってきていたのだ、気が利くではないか助手よ……ん? ビンのドクペとは日本では逆に珍しいな」
紅莉栖「偶々本場っぽいのを見つけてね、アンタにも飲ませてやろうと思って」
岡部「そうか、フゥーハハハ! 本場のドクペ得と味あわせてもらおう!」
紅莉栖「いっとくけどちゃんと冷蔵庫の残り二本飲み終わってから飲めよー」
221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 07:39:35.61 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「はい、本場のドクペ」
岡部「ああ、すまない」ゴクゴク
紅莉栖「さてそろそろ良い時間だし寝ましょうか、アンタも泊まるんでしょ?」
岡部「うむ、ここは俺の家のようなものだからな」
紅莉栖「じゃあどうやって寝るかだけど……」
岡部「お前はソファーを使っていいぞ。俺は床で……」
紅莉栖「え?……で、でも何か悪いわ、もともとアンタの居場所なんでしょ」
岡部「しかしお前を床に寝かせるわけには……」
紅莉栖「まぁしょうがないから一緒にソファーで寝ましょう」
岡部「な、何を言って……ふわぁ……急に眠くなってきた」
紅莉栖「ほら、もう遅いんだし、言い争いは明日にしましょ」
岡部「そう、だな……なんか……かなり眠いし」
222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 07:40:59.44 ID:y0MAXp+j0
睡眠薬でも盛ったか
助手が中々黒いな
226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 07:47:52.62 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「はいはい、じゃあさっさとソファーで横になるなる」
岡部「あ、ああ……ふわぁ」
紅莉栖「ほらちゃんとして」
岡部「ああ、すまない……ムニャムニャ」
紅莉栖「……フフッ」
岡部「……zzz」
紅莉栖「岡部、寝顔は結構可愛いというか格好良いというか。素の岡部は良いのよね」
紅莉栖「じゃあ私も岡部の隣に横になって、と」
岡部「……zzz」
紅莉栖「睡眠薬入りのドクペは効果抜群ね。わざわざビンにした甲斐があったわ。ビンだったら未開封がどうかパッと見わからないものね」
紅莉栖「ああ、岡部あったかい……いい匂いがする」
岡部「……ムニャムニャ」サワサワ
紅莉栖「!? お、岡部が背中に手を回してきた♪」
229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 07:53:29.98 ID:XUpcuNG80
岡部「……zzz」
紅莉栖(寝てる、のよね。でも岡部ああ岡部岡部岡部岡部岡部岡部)
紅莉栖(目の前には岡部の顔、岡部がいるああ岡部岡部岡部岡部岡部岡部)スリスリ
岡部「……ムニャムニャ、ハムッ」
紅莉栖「ひゃっ!?」
紅莉栖(耳噛まれたー?ああ、でも、蕩けそう……♪)
岡部「……zzz」ペロペロ
紅莉栖「あっ、んっ!?」ビクビク
紅莉栖(本当に寝てるの岡部、あっ? いやん♪)
233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 07:58:19.33 ID:XUpcuNG80
紅莉栖(岡部ったらもう♪)
岡部「……zzz」
紅莉栖(こ、こっちからもお返ししてもいかしら? いいわよね?)
岡部「……zzz」
紅莉栖(で、でもいきなり唇にキスは卑怯かもしれないし……そうだ!)
紅莉栖「んっ」チュウウウウ
紅莉栖「っと、出来た♪ 岡部の首筋にキスマーク♪」
紅莉栖「これ、明日皆になんて言うのかしらね、フフ♪」
紅莉栖「ああ岡部の匂いがする、あったかし。本当に久しぶりに今日は寝られそう」
紅莉栖(岡部分が足りなくてここ最近は本当に眠れなかったしね、ああ岡部岡部岡部岡部)
398 :鳳凰院クリスティーナ ◆xj9aPLjwyw :2011/07/15(金) 19:49:39.71 ID:XUpcuNG80
岡部「ん……ん?」
紅莉栖「スースー……」
岡部「ふわぁ……何だ助手か……は!?」
岡部(何で俺は助手と一緒にソファーで寝てるのだ!? いやくっ付きすぎだろう? 抱き枕にされてる?)
岡部(確か昨日は……ドクペを飲んだ辺りから急に眠くなって……)
岡部(それにしても穏やかな寝顔だな……睫毛長い……)
紅莉栖「スースー……んぅ、おかべぇ……おかべぇ……」
岡部「!?」
紅莉栖「スースー……」
401 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 19:51:47.70 ID:XUpcuNG80
岡部(お、おどかすな……起きたかと思ったぞ)ドキドキ
紅莉栖「スースー……」スリスリ
岡部(助手のくせに胸に顔を擦り付けてくるとは……か、可愛いじゃないか……ハッ!? 何を考えているんだ俺は!?)
岡部(いかん、このままではいかん! マッドサイエンティストとしての威厳が……)
紅莉栖「んぅ……ん」パチッ
岡部「あ……(起きた)」
紅莉栖「んぅ~?」
岡部「ク、クリスティーナ、おはよう」
紅莉栖「……おかべだぁ、おきたらおかべがいるぅ……ゆめ?」
岡部「い、いや、もう朝……っ!?(首に手を回してきた!?)」
紅莉栖「ゆめならいいかなぁ、んぅ~~」
405 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 19:53:09.53 ID:XUpcuNG80
岡部「!?」チュゥゥゥ
紅莉栖「んっ、おかべのあじ…………? え? 味?」
岡部「あ、あうあうあ……」
紅莉栖「……朝? 起きてる? 夢、じゃない?」
岡部「あうあうあうあうあ……」
紅莉栖「あ、ああ、あああああ……!? ち、違うの! これは違うの! キャッ!?」
岡部「あうあうあ……おい!? 急に動くなうわっ!?」ドスン
紅莉栖「あ」
岡部「あ……」
紅莉栖「そ、そのよけてくれる」
岡部「あ、ああ(押し倒す形になってしまった)」
まゆり「トゥットゥルー♪」
岡部・紅莉栖「!?」
406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 19:55:23.03 ID:XUpcuNG80
まゆり「あ、オカリンと紅莉栖ちゃんおはよー」
岡部「あ、ああおはようまゆり」
紅莉栖「お、おはよう」
まゆり「あれれー? 二人ともなんで床で正座してるのー?」
岡部「な、何でもない! 意味などない! だから気にするな」
紅莉栖「そ、そうよ! 意味なんて無いのよ! これから岡部に押し倒されそうだったとか期待してたとかそんな事は無いのよ!」
まゆり「そっかー、意味はないのかー」
岡部・紅莉栖((まゆりが天然で助かった……))
まゆり「あれー? オカリン首のところに何かの跡が出来てるよー?」
岡部「ん? 本当だ、何だこれは?」
紅莉栖「!」
407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 19:57:40.85 ID:XUpcuNG80
岡部「覚えは無いな……、寝てる間に何処かにぶつけ……(寝てる間……!?)」
紅莉栖「…………」
岡部「お、おいクリスティーナ、何処か痛い所はないか?」
紅莉栖「へっ? いや特に……あっ!? そ、そそそうね、鼻が何故かちょっとジンジンするかしら」
岡部「そ、そうか、多分それだ、すまない」
紅莉栖「べ、別に気にしてないわ」
まゆり「? まゆしぃには二人が言ってることがわからないのです」
岡部「ああ、すまんまゆり。この跡は多分一緒に寝た助手が鼻をぶつけ……」
紅莉栖「バッ……!!」
まゆり「ほええー? オカリンと紅莉栖ちゃん一緒に寝てたのー?」
岡部「あ!? いや違う、これは……」チラッ
紅莉栖「え、ええとねまゆり、そうだ! その手にあるのはジューシーからあげナンバーワンじゃない?」
408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 19:59:48.31 ID:XUpcuNG80
まゆり「そうだよー、まゆしぃの朝ごはんなのです」
紅莉栖「そ、それは早く食べないと冷めてしまうわ」
まゆり「えー? これからチンするんだよー?」
紅莉栖「そ、そうだったわね」
まゆり「あ、でも電子レンジ使えないなんだったー」
紅莉栖「そ、そうね、残念ね」
まゆり「うん残念ー、あれれー? さっき何の話してたんだっけー?」
紅莉栖「な、何の話もしてないわよ? それより早く朝ご飯にしましょ」
まゆり「うんそうだねー」
岡部(助手、ナイスだ!)
412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:02:08.40 ID:XUpcuNG80
岡部「ふぅ、まゆりはバイトに行ったか。危なかったな」
紅莉栖「全く、少しは気を使いなさいよ」
岡部「す、すまん、助かったぞ助手」
紅莉栖「だから助手じゃないってば。まあこれで一つ貸しね」
岡部「ぐぬぬぬ……」
紅莉栖(それにしてもまゆり……天然でキスマークを言及するなんて……恐い子。やっぱり岡部もまゆりが好きなのかな)チラッ
岡部「む? どうした?」
紅莉栖「い、いや岡部はその、まゆりのことどう思ってるのかなって」
岡部「まゆり?」
紅莉栖「ほら、二人は仲が良いし、まるでこい、びとみたい、だし……」ショボーン
415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:04:05.50 ID:XUpcuNG80
岡部「何を言い出すかと思えば。まゆりはただの幼馴染みだ」
紅莉栖「ほ、ほんと!?」パァッ
岡部「ああ、しいて言えば手のかかる目の離せない妹のようなものだな」
紅莉栖「そ、そっか……えへへ」
岡部「何だ、安心したような顔して」
紅莉栖「べっ、別にアンタがまゆりと恋人じゃなくて安心したわけじゃないわよ!」
岡部「いや誰もそこまで聞いとらんが」
コンコン
岡部「む、客だ」
417 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:05:18.81 ID:XUpcuNG80
ルカ子「こ、こんにちは」
岡部「ルカ子ではないか、珍しいな。どうした? 」
ルカ子「えっと、クッキーを一杯焼いたので良ければと思って」
紅莉栖「………………」
岡部「おお! そうかすまないな。ラボへの食料配給感謝するぞ。お前の作るクッキーは美味いしな」
ルカ「そ、そんな……ボク照れちゃいます。お、おか……凶真さんの為ならボクいつでも作ってきますから」
紅莉栖「………………」
岡部「その心がけ実に良し! お前はラボメンの鑑だな、フゥーハハハ!」
紅莉栖「………………」
420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:06:26.21 ID:XUpcuNG80
ルカ子「そ、それではボクはこれで……あの凶真さん」
岡部「何だ?」
ルカ子「良ければまたウチの神社に来て下さい、その、“アッチ系”の修行とか……」モジモジ
紅莉栖「……!?」(アッチ系……修行?……まさか、アッ─!?)
岡部「フゥーハハハ! 弟子よ、随分と熱心ではないか、よかろう、そのうち行くとしよう」
紅莉栖(そのうちイク!?)イライラ
ルカ子「それではまた」
紅莉栖「あ、待って漆原さん、私も一緒に行くわ、丁度出かけようと思ってたの」
ルカ子「え? あ、はい」
423 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:07:55.63 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「ねぇ、うるし……ルカ『君』」ニコッ
ルカ子「はい……?」(何か今日の牧瀬さんは恐い……やたら『君』を強調するし)ビクッ
紅莉栖「さっき言ってた“アッチ系”ってなんなの?」ニコッ
ルカ子「えっ、それは……」
紅莉栖「それは……?」ジロリ
ルカ子「そ、その……えっと……それは……」
紅莉栖「それは……?」ギロリ
ルカ子「ひ、ひぃっ!?」ビクビク
紅莉栖「それは……? ねぇそれは何なの? ねぇ何? 何何何何何何?」ジィィィーーッ
425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:12:39.63 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「ふむん、成る程、清心斬魔流……ねぇ」チラッ
ルカ子「ひゃ、ひゃい……これはおか……凶真さんがボクのために教えてくれて……」
紅莉栖「ふむん……ルカ君の為、ねぇ……ところでルカ君」ニコッ
ルカ子「ひゃい!?」ビクビク
紅莉栖「いつも岡部って最初に苗字で呼ぼうとしながら次は言い直しつつ、さりげなく鳳凰院の『名前』の方で呼んで
るわよねアイツのこと」
ルカ子「あ、そ、それは……」
紅莉栖「ルカ君……男で良かったわね?」ニコッ
ルカ「え? でもボクこんなだし実はおん……」
紅莉栖「良かったわね?」ニコッ
ルカ子「は、はい……」
紅莉栖「うんうん、“もしも女だったら”何してるかわからないところよ」ニコッ
428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:18:57.19 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「さて、ルカ君の話も聞けたしラボに戻らないと」
鈴羽「あ、牧瀬紅莉栖!」
紅莉栖「? 阿万音さん?」
鈴羽「………………」ジローッ
紅莉栖「な、何よ?」アセアセ
鈴羽「別に」プイッ
紅莉栖「な、なんなのよ……」
鈴羽「あ、岡部倫太郎!」
紅莉栖「!……? 岡部なんていないわよ?」
鈴羽「嘘だよ嘘」
紅莉栖(こいつ……!!)
429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:24:49.62 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「私が貴方に何かした?」
鈴羽「“まだ”してないよ」
紅莉栖「じゃあどうしてそんなにつっかかって来るのよ」イライラ
鈴羽「……私さぁ、あんたのコトは知ってんだよね、その本質って奴も」
紅莉栖「? 何言ってるの?」
鈴羽「まあ今言ってもわからないだろうし良いけどさ、それに何をしたってそこは変わらないだろうし」
紅莉栖「??? 貴方の言っている意味がわからないわ」
鈴羽「わからなくて良いよ」
鈴羽(まさか牧瀬紅莉栖は未来で岡部倫太郎と結ばれるためにタイムマシンを完成させたなんて言えない……)
鈴羽(こいつがタイムマシンを完成させなきゃ未来ではあんなコトには……ん? まてよ?)
430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:32:47.41 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「貴方って失礼な人ね」フンッ……スタスタ
鈴羽「あ、待って! 岡部倫太郎とは何処まで行ってる?」
紅莉栖「……なんですって?」
鈴羽「えっ」ゾクリ
紅莉栖「今岡部って言った? 今岡部って言った? 大事なことだから二回聞いたけど。それとも何? また嘘? 嘘なの?」
鈴羽「ちょっ、ちょっと待ってよ、さっきの嘘は悪かったって、謝るよ」
鈴羽(うわ~この時からもう岡部倫太郎LOVEなんだね、でもじゃあどうして未来では結ばれなくなったんだろう?)
鈴羽(こいつが岡部倫太郎と結ばれてればタイムマシンは出来なかったかもしれない……ここは応援するべきかな)
鈴羽(SERNの邪魔ばかり考えてたけど、ようは牧瀬紅莉栖がタイムマシンを作らなければいいんだ。保険は多い方が良い)
紅莉栖「ちょっと、黙ってないで何とか言いなさいよ」
431 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:40:13.50 ID:XUpcuNG80
鈴羽「ごめんごめん、いや岡部倫太郎とあんたはお似合いだと思ってね、恋人として何処まで行ってるのか気になったわけ」
紅莉栖「こっ恋人じゃないし!!」テレテレ
鈴羽「ええ~? でもあんなにお似合いなのに?」ニヤリ
紅莉栖「お、お似合い……私と岡部が……」
鈴羽「岡部倫太郎も満更でもなさそうだったし」
紅莉栖「! ほ、本当かしらそれ? 説明と証明を要求するわ! 真実には証明の為の方程式と論理が必要で……」
鈴羽「なーに言ってるのさ、恋に決まった方程式なんか無いよ」
紅莉栖「こっここここここいいいいいいいいぃ……」プシュー
鈴羽(何だろう、牧瀬紅莉栖って面白い……)
435 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:52:54.44 ID:XUpcuNG80
鈴羽「いいかい、少し助言しておくよ」
紅莉栖「じょ、じょじょじょ助言ってなななののなな何の?」
鈴羽「あんたは奇妙な冒険する気か……決まってるだろ? 助言って言ったら岡部倫太郎のことさ」
紅莉栖「お、おおおおおかべべべっべべべとはべっっっっべえええべべべええつにななななにもももも」
鈴羽「はいそれダメー。そうやって本心隠してると誰かに盗られるよー」
紅莉栖「と、盗られる……」ピクッ サァーッ
鈴羽「まずは出来るだけ素直に」
紅莉栖「す、素直……私の性格的に無理だと思うわけだが」
鈴羽「その性格とプライドを何とかするだけで次の日から夢の岡部倫太郎ライフが始まるよー」
紅莉栖「お、岡部……夢の岡部ライフ……?」ポーッ
436 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:54:09.19 ID:Ih8pwGh00
夢の岡部倫太郎ライフwwwww
437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 20:59:00.71 ID:XUpcuNG80
鈴羽「そうそう、後は徹底的に甘えること」
紅莉栖「あ、甘える……」ポワーン
鈴羽「岡部倫太郎はああ見えて押しに少し弱いみたいだからねー、何度も甘えたお願いをしてれば断れなくなると思う
よ」
紅莉栖「岡部が、私を、断らない?」
鈴羽「うん、もともと気はあるみたいだしねー」
紅莉栖「岡部が、私に気がある……」
鈴羽「あとは大胆に! かな」
紅莉栖「だ、大胆……」ゴクリ
鈴羽「大事なこと忘れてた。“キセイジジツ”って大事だよ」
紅莉栖「ふえっ!?」
442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:01:50.61 ID:XUpcuNG80
鈴羽「最終的にはこの既成事実が成功の鍵を握る、かな」
紅莉栖「性交の嗅ぎをにぎる……」ポーッ プシューッ
鈴羽「おーい聞いてるー? なんか言葉おかしいぞー? 牧瀬紅莉栖ー?」
紅莉栖「き、聞いてる」コクコク
鈴羽「よし、じゃあ頑張って岡部倫太郎にアタックしなよ、手伝いが必要なら手伝ってあげるから」
紅莉栖「わ、わかった」トテトテ
鈴羽「あ、言い忘れてた、もし避妊しようとしたら断った方が良いよー」
紅莉栖「mヵjkでゃklsぁんf!?」
鈴羽「いや言葉になってないよ。既成事実作るなら無い方がいいでしょ。本当は男だって無い方がいいだろうし、その方が責任取ってくれるよ」
448 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:07:44.99 ID:XUpcuNG80
岡部「おい助手」
紅莉栖「………………」ポーッ
岡部「助手? おい大丈夫か?」
紅莉栖「へっ? う、ううんだいじょばなくないわ」
岡部「なんだその言い方は、相当テンパッってるな。何があった?」
紅莉栖「な、ななななんんでもないのでございまするぜ」
岡部「…………おい」
紅莉栖「な、何……ひゃっ!?」ペタ
紅莉栖(岡部の手がおでこに……)
岡部「熱は……深刻では無さそうだな」
452 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:13:19.67 ID:XUpcuNG80
岡部「だがお前何かおかしいぞ」
紅莉栖「だ、だいじょうぶだってば」
岡部「本当か?」
紅莉栖「う、うん」
岡部「ならいいが無理はするなよ。お前はラボメンにとって必要不可欠で大事な助手だ」
紅莉栖「う、うん……」コクリ
紅莉栖(大事って言われた必要不可欠だってウフフ)
紅莉栖(こ、ここはアドバイス通り少し素直になっていこうかしら?)
紅莉栖(べ、別にあの女の言うことを鵜呑みにしてるんじゃ無いんだからね!)
紅莉栖「あ、ありがとう岡部、心配してくれて。その、岡部に心配されて嬉しかった」テレテレ
岡部「……はい?」ギョッ
458 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:17:46.56 ID:XUpcuNG80
岡部「お、お前どうしたんだ? やっぱり調子悪いんじゃないか」
紅莉栖「そ、そんなことない。た、偶には素直にお礼言ってみただけだ」フルフル
岡部「し、しかし……」
紅莉栖「うっ……うぅ、やっぱり私は素直になったらいけないんだ……」
岡部「い、いやいけなくはない、いけなくはないぞクリスティーナ!」
紅莉栖「クリスティーナじゃない……」グスグス
岡部「そ、そうだったな紅莉栖。悪かった、この通りだ」
紅莉栖「………………」グス
岡部「な? 泣くなよ? 俺が悪かった、人間素直が一番だ、な? 素直なお前が珍しくてびっくりしただけだったんだ」
紅莉栖「名前、呼んで」
岡部「く、紅莉栖?」アセアセ
紅莉栖「……」ピタッ
463 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:25:09.71 ID:XUpcuNG80
岡部(ほっ、泣きやんだか。こいつの泣き顔は見たくないぞ)
紅莉栖(岡部って本当に押しに弱いみたい)
岡部「ふ、ふぅ、落ち着いたようだな。ドクペでも飲むか。お前も飲むかクリスティー……」
紅莉栖「……」ジワッ
岡部「じゃなくて紅莉栖よ」
紅莉栖「……」コクリ
岡部「そ、そうか、では俺が直々に用意してやろう」
紅莉栖(紅莉栖って呼ばせることに成功した……)
ピロリロリ~♪
岡部「む、電話か、紅莉栖、ドクペはテーブルに置いておくぞ」
紅莉栖「あ、うん」
岡部「さて、と着信相手はフェイリスか」ピッ
465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:26:48.47 ID:sRSaFw3w0
フェイリス逃げてええええええええええええええええええええええええ
468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:30:27.12 ID:XUpcuNG80
岡部「俺だ、鳳凰院凶真だ」
紅莉栖「……」ゴクゴク
岡部「何っ? とうとう機関が動き出したのかッ!?」
紅莉栖「……」ゴク
岡部「それは……確かにな、なっ!? お前まさか……!!」
紅莉栖「……」
岡部「くっ、機関め、どこまでやるつもりなのだ、ああわかった」
紅莉栖「……」イライラ
岡部「仕方がない、そっちへ行く。エル・プサイ。コン……あっ?切りやがった……全くフィエリスはいつも最後まで聞かないな」
474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:45:49.00 ID:XUpcuNG80
岡部「すまん、ちょっと出かけてくる」
紅莉栖「……何処行くの?」
岡部「メイクイーン+ニャン2だ。フェイリスが俺に用事があるらしい。アイツには世話になったから無視するわけにもいかん」
紅莉栖「……ふぅん」
岡部「どうした?」
紅莉栖「それって私も付いていってもいい?」
紅莉栖(ダメって言われても行くけど)
岡部「構わないが」
紅莉栖「じゃあ一緒に行くわ、一人でラボに居てもしょうがないし」
紅莉栖(岡部に女からの呼び出しなんて……!!)イライラ
478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:53:40.84 ID:XUpcuNG80
岡部「来たぞフェイリス」
フェイリス「ニャンニャン♪ わざわざすまないのニャン」
紅莉栖「私も付いてきちゃったけど良かったかしら?」
フェイリス「クーニャンお久しぶりニャン♪ もちろん構わないニャン。あ、でも今二人用席しか空いてないけど二人ともいいかニャン?」
岡部「別にどこでも構わん」
紅莉栖「私も」
フェイリス「良かったニャン、じゃあこのカップルをカップル席へご案内ニャーン♪」
岡部「カ、カッポゥだと!?」
紅莉栖「カップル……」エヘヘ
岡部「おいフェイリス、他の席は無いのか?」
フェイリス「残念だけど今は満席だニャン。呼び出しといて申し訳ニャいけど今忙しいから座って待ってて欲しいのニャン。その代わり御代は半額ニャン」
479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 21:54:52.48 ID:UsAzFcPS0
カップルの一言でフェイリスは許されたか
481 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:00:52.34 ID:XUpcuNG80
岡部「タダじゃないのか」
フェイリス「こっちも仕事ニャ、機関と戦うにはお金がいるニャ。それじゃごゆっくりニャン♪」
紅莉栖「……随分とフェイリスさんと仲良さげに話すのね、珍しく話も合うみたいじゃない」
岡部「いや、フェイリスと話しているとどんどん俺の設定ゲフンゲフン……俺の話を侵食してくるから正直疲れる」
紅莉栖「ふ、ふぅん、じゃ、じゃあ私とは話してても疲れないの?」オソルオソル
岡部「? お前とか、いやそんな風に思ったことはないが。そうだな、論破されることがほとんどだがお前との討論は
有意義で楽しいぞ(論破できればもっと楽しいが)」
紅莉栖「そ、そう?」テレテレ
岡部「ああ」
フェイリス「お待たせニャン! カップル用二人で一つのミックスジュースをお持ちしましたニャン!」
485 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:07:55.70 ID:XUpcuNG80
岡部「なっ!? フェイリスゥゥゥゥ!! なんだこのスイーツ(笑)が頼みそうな一つのコップにハートマーク付きの二つ飲み口があるストロージュースは!?」
フェイリス「この席に座ったお客様に半額で出しているサービスジュースニャ、凶真は半額から半額だから今日は四分の一で良いニャ」
岡部「聞いているのは値段では無い!」
紅莉栖「お、岡部落ち着いて、ね? しょ、しょうがないでしょ? ほら? 一緒に飲もう?」
フェイリス「クーニャンは話がわかるニャン♪ それとも凶真は私と飲みたいのかニャ? それならオプション料金がかかるニャ」
紅莉栖「……」イラッ
岡部「ふざけるな! 誰が金を払ってまでそんなことをせねばならないのだ。そんなことにお金をかけるくらいなら俺
はさっさとクリスティーナと飲む! 助手、さっさと飲むぞ!」
紅莉栖「ふぇっ? う、うん」
フェイリス「ニャニャ~、凶真は手厳しいニャ、メイクイーンではフェイリスとそれを飲めるのは限られたメンバーだけニャ、それでも良いニャ」
岡部「良いといっている!」ズチュー
紅莉栖「……」チューチュー ジローッ
岡部「……?」ズチュー
紅莉栖「……」チューチュー ブスッ
487 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:11:07.65 ID:XUpcuNG80
岡部「何を怒っているのだ助手」
紅莉栖「また、名前で呼んでない。私はクリスティーナでも助手でも無い」
岡部「へ? あ、ああ」
紅莉栖「……」ウルウル
岡部「わ、わかった、悪かったじょ……紅莉栖」
紅莉栖「ん」パァッ チューチュー
岡部「……」ズ……チューチュー
紅莉栖「……」チューチュー
岡部「……」チューチュー
492 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:17:29.01 ID:XUpcuNG80
岡部「よ、ようやく飲み終わったか」
紅莉栖「……(これ、良い)」
岡部「そ、そういえばまゆりがいないな、今日はバイトだと言ってたが」
フェイリス「まゆしぃ☆ニャンニャンは今ちょっとアフターに行ってるニャン」
岡部「アフター? ここはそんなことまでやってるのか?」
フェイリス「冗談ニャ、ちょっと買い出しに行ってもらってるニャ。これはトップシークレットなのニャけど、今度ここの制服を替えようと思ってるニャ」
岡部「制服……? メイド服をか?」
フェイリス「そうニャ、そこでフェイリスに中々なびかない凶真の意見を参考にしたいと思ったニャ、こう言うのもなんだけフェイリスは自分に少しは自信があったニャ」
紅莉栖「……」イライラ ガタガタ
フェイリス「でも凶真は全然フェイリスに見向きもしないニャ、これはちょっと悔しいニャ、そこで凶真の好みのメイド服を揃えてみることにしたニャ」
494 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:24:53.78 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「……」イライラ ガタガタ
フェイリス「ん? クーニャンどうし、たニャ?」
フェイリス(何なのニャこの目は!? )ガクガクブルブル
フェイリス(クーニャンが考えていることが何十色も絵の具を混ぜ合わせたようにぐちゃぐちゃになって黒くなっていってるニャ)
紅莉栖「……」ギロ
フェイリス「っ!!」
フェイリス(こ、これはヤバイニャ、踏んじゃいけない何かを、逆鱗を踏んじゃったみたいニャ……この目、見てるだけで震えてくるニャ、恐いニャ)
岡部「どうしたフェイリス、震えているぞ?」サワ
紅莉栖「!」ガルルルル
フェイリス(凶真、火に油ニャ! クーニャンの目が、目がヤバイニャ、グラジオールなんてメじゃない危険度ニャ! ハッ!? そうニャ!)
498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:34:14.44 ID:XUpcuNG80
フェイリス「な、なななーんと二人はこの席に座った通算千組のカップルニャ!」
岡部「は? 急に何を言い出すんだフェイリス。それに俺たちはカッポゥなどでは……」
フェイリス「実は千組のカップルにはこの、夜景の綺麗なレストランでの食事&宿泊券ペアチケットを渡すことになっているニャ! 是非ご利用をお願いするニャ!」
紅莉栖「……ペアチケットで宿泊?」
岡部「いやだから俺たちはカッ……」
フェイリス「おめでとーニャーーーーー!!!!!」パチパチパチパチ
岡部「人の話を聞け!」
紅莉栖「ま、まぁまぁ岡部、ここは有り難くもらっておきましょ、得したと思っておきなさいよ」
岡部「むぅ……」
フェイリス(乗り切った、乗り切ったニャ!?)
499 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:36:23.35 ID:Iv5LZZ2X0
それでいいのかフェイリスよ
502 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:38:51.49 ID:XUpcuNG80
まゆり「トゥットゥルー♪ まゆしぃは今戻ったのです♪ フェリスちゃんオカリンに聞いたー?」
フェイリス「!?」
紅莉栖「……」ピク
フェイリス「ま、まゆしぃはちょっとこっち来るニャ! 大至急ニャ! 予定が大幅に変更になるニャ! 凶真、忙しくなりそうだから今日はもういいニャ!」
岡部「何?」
フェイリス「ごめんニャ、その代わり御代はいらないニャ」
岡部「そうか……仕方ない、わかった」
紅莉栖「……」ジィー
フェイリス「クーニャン、今夜辺り凶真とそのレストランで楽しんでくるニャ!」
紅莉栖「っ……! う、うん、ありがとう」
508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:41:21.74 ID:XUpcuNG80
岡部「おい、俺は行くとはまだ一言も……」
紅莉栖「……」ウルウル
岡部「わ、わかった、せっかくだから今夜行くぞ」
紅莉栖「……」パァァッ
岡部(何かこいつの涙目には弱いんだよな……妙に可愛いし)
フェイリス(こ、これで助かるニャ……)
まゆり「えー? レストランってなぁにー?」
フェイリス「!? な、何でもないニャ! まゆしぃはフェイリスと一緒にこっちに来るニャ!」
岡部「……か、帰るか」
紅莉栖「そ、そうね」
ダル「僕の存在には誰もノータッチだったお。リア充爆発しろ」
510 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:43:21.65 ID:10jf1fbv0
ダルいたのかwwww
511 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:43:49.11 ID:UsAzFcPS0
いたのかダルwww
518 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:49:29.80 ID:XUpcuNG80
岡部「ま、まだレストランに行くには早いしラボで時間を潰すか」
紅莉栖「そ、そうね」
岡部「……」
紅莉栖「……」ドキドキ ソローリ ピトッ
岡部「!?」
紅莉栖「っ、ごめん」ガバッ
岡部「い、いや」
岡部(今紅莉栖は手を繋ごうとしたのか?)
紅莉栖「……」ビクビク
岡部(まさか、な)
紅莉栖「……」ソローリ ギュッ
岡部「っ!?」
523 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 22:59:53.67 ID:XUpcuNG80
岡部「じょ……紅莉栖」
紅莉栖「何よ」
岡部「な、何故手を握る」
紅莉栖「い、いけない?」
岡部「い、いけなくはないが、意味がわからん」
紅莉栖「検証実験よ、だ、男性の手の発汗具合を調べてるの」
岡部「そ、そうか実験か。なら仕方ないな」
紅莉栖「うん」
岡部「……」
紅莉栖「……」
岡部「……」ギュッ
紅莉栖「!?」
537 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:08:48.06 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「♪」
岡部(紅莉栖が近い、近すぎる……!)
岡部(帰って来てソファーに座ったはいいが結局手は離さず一緒に座ったままになってしまった)
岡部(何だか気恥ずかしいやらきまずいやらで凄く居心地が悪いぞ)
紅莉栖「ねぇ岡部」
岡部「ん?」
紅莉栖「岡部の手っておっきいね」
岡部「!」ドキン
岡部(そ、その顔でその言葉を今言うのは反則だ……不覚にもときめいてしまったではないか!)
紅莉栖「お、岡部って付き合ってる人、い、いないんだよね」
岡部「あ、ああ」
岡部(何故このタイミングでそんなことを聞く!?)
539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:10:00.87 ID:UsAzFcPS0
それでもダルなら……ダルならこの空気の中エロゲをしてくれる!
545 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:17:58.12 ID:XUpcuNG80
岡部(ははあ、分かったぞ! この助手さては俺が女に耐性が無いのを良いことにからかっているな?)
岡部(それなら強気でいかせてもらおうじゃないか、こちらにもマッドサイエンティストとしての意地があるからなフゥーハハハ!)
岡部「俺は今まで女を好きになるってコトをしらなかったからな」
紅莉栖「しらなかった? 過去形なの?」
岡部「ああ、過去形だな、何故なら俺はお前を好きになってしまったからだ紅莉栖」
岡部(さあどうでる? 尻尾を出せクリスティーナ!)
紅莉栖「ふえっ? ほ、ほんと?」
岡部「え?」
岡部(あれ?)
紅莉栖「わ、私もその、岡部のコト、好きになってた」
550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:24:02.71 ID:XUpcuNG80
岡部「え……」
岡部(ヌゥアニィィィィィィィ!?)
紅莉栖「よ、良かった、岡部も私が好きだったなんて……!」ポロポロ
岡部「お、おい泣くな助手」
紅莉栖「助手じゃ、ない」ポロポロ
岡部「く、紅莉栖、泣くな、泣くんじゃない! お前の泣き顔は……見たくない」
紅莉栖「!……うん」ピトッ
岡部「!?」
岡部(よ、寄りかかってきた~!? や、柔らかいし良い香りがする……いかん! 流されそうだ)
岡部(うう、まずいぞ。紅莉栖の奴まさか本気なのか? 嘘だと言ってよ●ーニィ!などと言える雰囲気でも無い……)
紅莉栖「……」スリスリ
552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:26:31.26 ID:XUpcuNG80
岡部(紅莉栖がやたらと擦り寄ってくる。そういえば最近よく似たようなコトがあったが、まさかあれは紅莉栖なりのアプローチだったのか?)
紅莉栖「岡部? どうかした?」
岡部「あ、いや……」
紅莉栖「もしかして無理してる?」ビクビク
岡部「?」
紅莉栖「ほ、本当は私に気を使って合わせてるだけで岡部は私を嫌ってるんじゃ……」
岡部「!? 馬鹿な、そんなことは無い! もともとお前はラボメンであるし何より初めて会った時から俺の憧れ……ハッ!?」
紅莉栖「……憧れ?」
岡部「あ、いやこれは、その……くっ!」カパッ
岡部「俺だ! 今機関によって最大レベルの精神攻撃を受けている回避・防御は不可能だ! 恐らく俺はやられる、後は頼む! エル・プサイ・コングルゥ!」
555 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:27:36.47 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「やられるの?」
岡部「ああ、やられる。無理だ」
紅莉栖「狂喜のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真ともあろう人が?」クスクス
岡部「しょうがないだろう、いくら鳳凰院凶真と言えど勝てないものはあるのだ」
紅莉栖「ふぅん、そうなんだ、いばってた割りに大したことないのね鳳凰院」
岡部「……ふん、誇るがいい。その鳳凰院を無力化できることに成功したお前自身を」
紅莉栖「はいはいワロスワロ……ふぇぇぇっ!?」
岡部「フゥーハハハ! しかし俺は勝てないなら別の道を作る! お前はこちらの陣営につくのだからな! いやお前はそもそもラボメン! はじめからこちらの陣営なのだ!」
紅莉栖「ふぇっ、ふぇっ、ふぇぇぇぇ!!」ポロポロ
556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:28:55.62 ID:XUpcuNG80
岡部「な、何故泣く!?」アセアセ
紅莉栖「な、泣いてないわよぉ」ボロボロ
岡部「どこからどう見ても泣いているではないかっ」
紅莉栖「う、嬉しかっただけなんだから! 本当に泣いてなんかないんだから! ふぇぇぇっ」ポロポロ
岡部「う……く、紅莉栖」ソーッ
紅莉栖「?」ポロポロ
岡部「……っ!!」ダキッ
紅莉栖「!!」ビクン ポーッ
岡部「泣くな、お前が泣く顔は見たくないと言っただろう。お前は不機嫌そうにムスッしてるくらいが丁度良い」
紅莉栖「な、何よそれ……」シュン
559 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:32:25.59 ID:XUpcuNG80
岡部「不満か?」
紅莉栖「……不満よ」ギュッ
岡部「なら、笑ってくれ」
紅莉栖「!……う、うん」ニ、ニコ、リ
岡部「まだぎこちないな、俺の為には笑えないか」
紅莉栖「!? う、ううんそんなこと……!」アセアセ
岡部「プッ……」
紅莉栖「あ、笑った……むぅ」プクーッ
岡部「ハッハッハ、可愛いな紅莉栖」
紅莉栖「! 今普通に笑った、それに可愛いって……」テレテレ
564 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:38:28.00 ID:XUpcuNG80
岡部「今日レストランのチケットをもらえたのはラッキーだったな。いやこれも運命石の扉の選択か」
紅莉栖「そうね」ダキッ
岡部「おいおいあんまりくっ付くな、周りからはスイーツ(笑)に見られるぞ」
紅莉栖「いいわよ別に。だってこうしていたいんだもん」
岡部「お前、デレると……素直になると途端に可愛さが増すな」
紅莉栖「ふえっ!? そ、そんなに何回も可愛いとか言わないでよ! 価値が薄れる」
岡部「照れ隠しのツンは健在か」
紅莉栖「うぅ~」
571 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:43:20.91 ID:XUpcuNG80
岡部「ここか、高そうな場所だな」
紅莉栖「そ、そうね、なんか凄いわね」
岡部「よし入るぞ」
紅莉栖「ええ」
店員「いらっしゃいませ、チケットをお持ちですか?」
岡部「ああ、これで頼む」
店員「かしこまりました。すぐにでも夕食を召し上がられますか?」
岡部「どうする?」
紅莉栖「いいんじゃない?」
店員「かしこまりました。こちらの券は宿泊込みとなっておりますので、お食事の後係りの者に申し付けて頂ければお部屋へご案内致します」
574 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:48:50.90 ID:XUpcuNG80
岡部「食事は……バイキングか」
紅莉栖「いろいろあるわね~」
岡部「夜景は確かに綺麗だな、こうしてみると外にある町がゆっくり動いているように見える」
紅莉栖「相対性理論とはちょっと違うけど、これもロマンチックね」
岡部「よしいろいろ取ってくるか」
紅莉栖「そうね」
岡部「結構種類があるな」
紅莉栖「う~ん」
~~~~~
岡部「お前ここまで来てラーメンか」
紅莉栖「う、うるさい! 良いじゃないミニ生ラーメンってのがあったから試にと思ったのよ!」
581 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:56:05.76 ID:XUpcuNG80
紅莉栖「ねぇ岡部」
岡部「何だ?」
紅莉栖「何か視線を感じるんだけど」
岡部「そりゃあ、お前ラーメンをフォークで食べてるからだろう。日本人はそうそうフォークでラーメンは食わないと思うぞ」
紅莉栖「えっ!? で、でも箸は上手く使えないし……」
岡部「……仕方無いな、ほれ」ズルーッ
紅莉栖「あ……」
岡部「食べさせてやるから食え」
紅莉栖「あ、うん」カァァァッ パクッズルズル
582 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/15(金) 23:56:51.26 ID:2P8PF6L70
ラーメンプレイか・・・!
586 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:02:44.86 ID:Mj8xSTpg0
岡部「どうだ?」
紅莉栖「わ、わかんにゃい……」テレテレ
岡部「……気のせいかさっきより注目を浴びたな」
紅莉栖「うぅ」
岡部「す、すまん」
紅莉栖「わ、私もあんたに食べさせればおあいこだっ」
岡部「な、なんだと?」
紅莉栖「い、いいからこのビーフステーキ食べなさい!」スッ
岡部「う、うむ」パクッ
593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:05:22.38 ID:Mj8xSTpg0
岡部「食事は美味かったが居ずらかったな」
紅莉栖「そ、そうね」
店員「ではお部屋にご案内致します」
岡部「ほう、中々広いな、ベッドもちゃんと二つある。ツインの部屋だな。ラボのようにはならなくて済みそうだ」
紅莉栖「……」ショボーン
岡部「おい?どうした」
紅莉栖「……だ」
岡部「何?」
紅莉栖「やだ」
岡部「何が?」
紅莉栖「一緒に寝れないとやだ」
595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:06:35.62 ID:Mj8xSTpg0
岡部「お、おおおおおおまえ」
紅莉栖「最近、本当に眠れないの。岡部がいないと、岡部のものが無いと寝れないの、落ち着かないのよ!」シクシク
岡部「なっ!? じゃあ白衣が無くなってたのは……」
紅莉栖「……持って帰ってた」
岡部「お、お前……そこまで……」
紅莉栖「で、でもへんなことはしてない! 匂い嗅いで抱きしめてただけ!」
岡部「いや、だけって言われても」
紅莉栖「お、怒った? 気持ち悪いとか思った」ウルウル
602 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:10:55.80 ID:Mj8xSTpg0
岡部「いや、怒ってはいないが」
紅莉栖「……」ウルウル
岡部(確かにちょっと引いたが嫌いになるほどじゃない。むしろこいつはそれほど俺が気になっていたのか。なら……)
岡部「フゥーハハハ! 安心するが良い! HENTAIなどダルで見飽きている! その程度なんでもないわ!」
紅莉栖「見飽きて……? じゃ、じゃあ私にも飽きてるってこと?」グス
岡部「何故そうなる!? お前意外とネガティブ思考なのだな。安心しろ、その程度で嫌いになったりなどせん」
紅莉栖「ほ、ほんと?」パァッ
岡部「あ、ああ」
紅莉栖「じゃあ今夜は一緒に寝てくれる?」
岡部「ああ……え?」
紅莉栖「本人の同意を得られた……!」
606 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:14:39.20 ID:Mj8xSTpg0
岡部「す、することもないし、先にシャワー浴びて来い。その後寝よう」
紅莉栖「う、うん」
シャアアアアアア
岡部「……ドキドキしてきた」
岡部(いや、何を緊張してるんだ俺は。ただ一緒のベッドで寝る、それだけじゃないか!)
岡部(し、しかし、万が一過ちが起こるということもなきにしもあらずな確率でおきかねない可能性を秘めていなくもないような気がしないでもない)
岡部(っ!? 何となく部屋を探してみただけなんだがラブホテルでもないのにあるものだな、避妊具……いや、これを使うことは無いだろうが)
岡部(いやいやいや!! 使うことが無いというは生でそういうことではなくそういうことにならないというわけであって……誰に言い訳してるんだ俺は)
紅莉栖「お、岡部……上がったよ」
岡部「あ、ああ……」
609 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:17:49.81 ID:Mj8xSTpg0
岡部(落ち着け岡部倫太郎……いや鳳凰院凶真よ)
岡部(紅莉栖に他意は無いはずだ、なのに俺がそんな事ばかり考えていてどうする。こういう時こそしっかりせなば)
岡部「あがった……ぞ?」
紅莉栖「あ、うん」
岡部(いやいやまてまて! 勘違いするな俺! そう奴は今バスタオル一枚だが以前言っていたではないか。あいつは風呂上りはそういう癖があるのだ)ブツブツ
紅莉栖「ど、どうかした?」
岡部「い、いやなんでもない、なんでもないぞ!」
岡部(みっともない、これでは俺一人が意識しているみたいではないか)
紅莉栖「そ、そう? じゃあ、もう、その寝る?」ソワソワ
岡部「そ、そうだな、起きていてやることもないしな」
613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:20:47.03 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「じゃ、じゃあ」ゴソゴソ
岡部「まて紅莉栖、何故お前はそのままベッドに入ろうとするのだ? 着替えないのか?」
紅莉栖「着替え? えっと着替えた方が良い? 脱衣プレイ?」
岡部「……お前は何を言っている?」
紅莉栖「あれ? 何か私間違えた……? 『寝る』っていうからてっきり……」オロオロ
岡部「いや寝ることに変わりは無いが……」
紅莉栖「? じゃあ、着てない方がいいんじゃないの?」
岡部「……………ほえあああああっ!? 待て待て待て!? 寝るって寝るっていう意味か!?」
紅莉栖「? 言ってる意味がよくわからないけど寝るんでしょ?」
618 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:22:14.66 ID:Mj8xSTpg0
岡部「そ、その……俺でいいのか」
紅莉栖「あんたじゃなきゃ、イヤ……」
岡部「そ、そうか。わかった」
岡部(紅莉栖にここまで言わせたのだ、俺も腹を括ろうではないか。さっき丁度備え付けの避妊具も見つけた事だし)
紅莉栖「何してるの?」
岡部「え? あ、いや丁度さっき避妊具を見つけてな、用意しようと」
紅莉栖「ダメッ」
岡部「え?」
紅莉栖「そ、その始めてはそのままで良いんじゃないかなって」
岡部「え?ええええ?ええええええええええええええ!?」
619 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:23:31.51 ID:Mj8xSTpg0
岡部「ほ、本気か紅莉栖!?」
紅莉栖「良いって言ってるでしょ! 岡部が、欲しいの。岡部がいないと私、変になっちゃいそう……」
岡部「うぐっ!?」
岡部(紅莉栖が異常に色っぽいぞ……)ゴクリ
紅莉栖「ねぇ……ダメ?」
岡部「わ、わかった。よろしく頼む」
紅莉栖(計画通り。阿万音さんの言った通りね)ニヤリ
621 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:24:47.29 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「お、おかべぇ」チュ
岡部「く、紅莉栖」チュウ
紅莉栖「んっ、あっ、んんっ、ぷはっ、んぅ」
岡部(貪欲にキスを求められる……紅莉栖がなんだかめちゃくちゃエロいぞ……)
紅莉栖「んっ、んふふぅ♪ また付けちゃおっと」
岡部「ん? また?」
紅莉栖「うんまた」
岡部「おい、俺の首筋にまでキスを……くすぐったい……ってこれは!?」
紅莉栖「キスマーク」
岡部「あ、あれはキスマークだったのか!?」
紅莉栖「う、うん」テレテレ
622 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:26:16.03 ID:Mj8xSTpg0
岡部(く、紅莉栖が照れてる姿がいつもの三倍増しで可愛い気がする……)
紅莉栖「ねぇ岡部……そろそろ……」
岡部「い、いいのか?」
紅莉栖「……うん」
岡部「アレもつけなくても?」
紅莉栖「……うん、そのままでして欲しい。そのままの岡部を感じたい」
岡部「じゃ、じゃあ行くぞ」
紅莉栖「ん、来て……」
626 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:28:34.65 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「あ、はあああああっ! あんっ、ああ! ああああんっ!」
岡部「くっ! きつい!」
岡部(ヤバイまじでこれヤバイ!)
紅莉栖「あんっ! ああ岡部ぇ、おかべぇ! おかべをかんじるぅ、からだのなかっ、おかべ、が、いるっ、あんっ!」
岡部「くっ、で、出る!」
岡部(紅莉栖の膣内ヤバイマジヤバイ)
紅莉栖「あああああああああああああああっ!」
岡部「うわああああああああああっ!!」
紅莉栖「はぁ、はぁ、はぁ……ん、おかべぇ、良かったよぉ」
627 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:29:23.81 ID:85MRUI6S0
鳳凰院早漏過ぎだろwwwww
629 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:29:48.87 ID:+2faKC0n0
早すぎわろたwww
631 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:30:19.46 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「おかべ、もうねてる……?」
岡部「……起きている」
紅莉栖「そっか、あのね、今日はこのまま動かないで寝ていい?」
岡部「? し、しかしまだ入ったま……」
紅莉栖「いいの、おかべをより強く感じたまま寝たいの」
岡部「……」テレテレ
紅莉栖「おかべのむねからおかべのにおいがするぅ」
岡部「あ、あたりまえだろう」
紅莉栖「んぅ、いいにおい♪ あんしんする……」
岡部「……紅莉栖?」
紅莉栖「……スースー」
岡部(やれやれ、可愛いじゃないか、クソ。ダル、悪いな、先に童貞は捨てさせてもらったぞ)
633 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:31:43.26 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「ねぇねぇ岡部」
岡部「なんだ?」
紅莉栖「えへへ、呼んでみただけよ」
岡部「そうか」
紅莉栖「ねぇねぇ岡部」
岡部「なんだ?」
紅莉栖「昨日と違ってすんなり手を握ってくれたし、ひっついても文句言わないね?」
岡部「それは……まぁ、お前だからな」
紅莉栖「え、えへへ? て、照れるね」
岡部(紅莉栖……お前が傍でそうやってずっと笑ってくれるなら、俺はもう何もいらないのかもしれない)
637 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:33:06.44 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「どうしたの?」
岡部「いや、可愛いなと思っただけさ」
紅莉栖「っ! も、もう! エヘヘ」
岡部(そうさ、紅莉栖が居る限りずっとこういう時間が続くんだきっと、そんなのも悪くない……)
キキォーーーッ! ドンッ!!
岡部「えっ!?」
ドシャッ!!
岡部「え?おい?紅莉栖!?紅莉栖ーーーーっ!?」
638 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:34:01.11 ID:df9DVKXa0
おい
639 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:34:12.46 ID:Q3UK6vBR0
工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚) ェェェェェェエエエエエエ工工
648 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:35:08.17 ID:apkQmQhT0
シュタゲではよくあること
649 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:35:19.22 ID:Mj8xSTpg0
岡部「ふざけるなよ! なんでだよなんでだよ!? なんで紅莉栖が死ななくちゃいけないんだよ!?」
岡部「こんな結末俺は認めない!」
岡部「紅莉栖がいない世界を俺は認めない!」
岡部「紅莉栖、お前が傍にいないとだめなんだ」
岡部「だから!!」
カンカンカン!
岡部「はぁはぁはぁ……ラボに着いたか」
岡部「タイムリープマシンで過去へ!」
岡部「跳べよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
654 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:36:46.01 ID:Mj8xSTpg0
岡部「ハッ!?」
紅莉栖「どうしたの岡部?」
岡部(目の前にはバスタオル姿の紅莉栖……これはホテルでの夜に戻ったのか)
岡部「く、紅莉栖、聞いてくれ!!」
岡部(紅莉栖はまゆりとは違う、多少の不安もあるが話しておくべきだろう)
紅莉栖「……ふむん」
岡部「俺はお前を失いたくない、今すぐ遠くへいかないか?」
紅莉栖「っ!! それもいいけど……でも私が死ぬ事が収束とみるのはまだ早計よ」
658 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:38:55.69 ID:Mj8xSTpg0
岡部「そ、それはそうだが」
紅莉栖「だから変えるにしても変えないにしても、様子見をしておくべきね。車には気をつけるわ」
岡部「しかし!」
紅莉栖「大丈夫、岡部の言う事が本当で仮に私が死ぬ収束率があったとしても岡部は死なない事が既に実証されてる」
岡部「……」
紅莉栖「それならきっと岡部がなんとかしてくれる。私は岡部を信じてる」
岡部「紅莉栖……」
紅莉栖「だから今夜はこのまま予定通り……」
紅莉栖(だいたいここから出たら次いつチャンスが来るかわからないし未来の私だけ岡部とヤったなんてズルイじゃない!)
660 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:40:17.86 ID:Mj8xSTpg0
岡部「あ、ああ……」
紅莉栖「ねぇ確認するけど前の私とは一回入れて、終わったのよね? それだけだったのよね?」
岡部「ああ、それだけでも最高だった」
紅莉栖「そ、そう」テレテレ
岡部「まぁその前に何度もキスをしたが」
紅莉栖「じゃ、じゃあまずはそこから……んっ」
岡部「んんっ?」
紅莉栖「あっ、んんっ、んぅ♪」
岡部(何か紅莉栖が前よりも乱れてる気がする……)
662 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:41:33.63 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「ぷはっ」
岡部「お気に召したか?」
紅莉栖「……うん」ポーッ
岡部「じゃ、じゃあ今度は中に……」
紅莉栖「待って」
岡部「どうした? やっぱりやめたくなったか?」
紅莉栖「ううん、ただ前の私とはこのままヤッて終わったんでしょう?」
岡部「そうだが」
紅莉栖「じゃ、じゃあ今の私は貴方のを、その、咥えてあげる」
岡部「っ!?」
663 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:42:35.25 ID:TJbD/GK60
なん……
666 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:44:00.82 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「んっ、んにゅっ」
じゅぼっ、じゅるじゅるじゅる、きゅぽんっ、ぺろぺろ
岡部「あうっ? あ、ああああああ?」
紅莉栖「あむっ、んっ、んぅんぅっ」
岡部「く、紅莉栖っ! そろそろ出るっ……!」
紅莉栖(……出して良いよ)
岡部「うっ!」
紅莉栖「!?」ゴクゴク
岡部「はぁはぁはぁ……」
紅莉栖「……」トローン
669 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:45:06.16 ID:Mj8xSTpg0
岡部「く、紅莉栖っ!!」
紅莉栖「あっあっあっ! あんっ!、キてる! おかべがなかにっ、キてるっ!」
岡部「ま、また出るっ!」
紅莉栖「ひゃあああああああああんっ!」
岡部「はぁ、はぁ、大丈夫か、紅莉栖」
紅莉栖「ら、らいじょうびゅ……」
岡部「よ、良かったのか、その、咥えてもらった後に本番までして」
紅莉栖「うん……これで少なくとも前とは違うでしょ?」
紅莉栖(それに前の私よりも岡部に奉仕したことになるし。同じ自分でも岡部への奉仕で負けるのは何かイヤだわ)
紅莉栖「わ、私どうだった……?」
岡部「さ、最高だった……」ポヤーン
紅莉栖「……」テレテレ
671 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:46:22.03 ID:Mj8xSTpg0
岡部(大丈夫だ、車にさえ気をつけていれば紅莉栖は死なない。紅莉栖が死ぬなんて収束があってたまるものか)
紅莉栖「えへへ、ねぇ岡部」
岡部「なんだ?」
紅莉栖「呼んでみただけ、でもなんかいいね、こういうの」
岡部「そうだな」
紅莉栖「えへへ……」
?「どけっ!」
紅莉栖「キャッ!? アッ……」
岡部「!? 紅莉栖ーっ!?」
?「チッ、ついてねぇ、強盗ついでに本当に人を刺しちまった」
紅莉栖「あ、ああ……」
岡部「きぃぃぃさまぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
672 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:46:53.49 ID:0Itn6QSY0
ちょwwwww
675 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:47:30.64 ID:BWkwbDT+0
またかよww
679 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:49:40.42 ID:Mj8xSTpg0
岡部(くそっ、結局あの後強盗には逃げられタイムリープしてきた)
紅莉栖「大丈夫、岡部?」
岡部「あ、ああ。だが今言った通りだ。収束している可能性を考慮した方がいいのかもしれない」
紅莉栖「……」
岡部「なんとか回避しないと……絶対に紅莉栖を死なせてたまるものか」ブツブ
紅莉栖「ねぇ岡部」ダキッ
岡部「何だ?うわっ」バサッ
紅莉栖「私にちょっと考えがあるの。うまくいくかはわからないけど」
岡部「考え? 何だそれは? お前が助かるならなんでもする! 教えてくれ!」
紅莉栖「それは……まだちょっと教えられない」
岡部「どういうことだ?」
680 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:51:32.77 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「ごめん、確証が無いから言えない。でも、信じて」
岡部「……」
岡部(こいつの目は嘘を言ってる目では無い)
岡部「わかった、俺は何をすればいい?」
紅莉栖「!……ありがとう」ギュッ
岡部「ちょっ、お前今はだ、はだ、はだか……」
紅莉栖「もう何回か見てるんでしょ?」
岡部「そういう問題じゃない! お前の裸綺麗過ぎてその……」
紅莉栖「あうう……」
681 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:52:45.55 ID:Mj8xSTpg0
岡部「うっ!? お、お前初めてなのになんでそんなに咥えるの上手いんだ?」
紅莉栖「岡部のだから、できるだけ気持ちよくなってもらいたくてがんばったんらけど、もしかしたら前の私の記憶が少しあるのかも?」
岡部「いや世界線は移動してないぞ」
紅莉栖「あ、そっか、じゃあ純粋にあんたを思う気持ちが為した技よ」ペロペロゴクゴク
岡部「そ、そうか……」テレテレ
紅莉栖「さて、確認するけど前の私と前々回の私とは本番は一回ずつしかヤってないのよね?」
岡部「へ? ああそうだが」
紅莉栖「さっき言った考えなんだけど今度は限界まで私を抱いて」
岡部「は、はぁぁぁぁぁ!?」
紅莉栖「お願い」
紅莉栖(それぐらいしてもらわないと前の私に勝てないし、それに今日は……)
683 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:53:57.04 ID:Mj8xSTpg0
岡部「お、お前……」
紅莉栖「お願い岡部、私を信じて」
岡部「そ、それはいいがしかし……」
紅莉栖「それに私だって、前の私みたいにもっともっと岡部を感じたいの」
岡部「っ! わかった……んっ」チュゥ
紅莉栖「あっんっ」チュゥチュゥ
岡部(今度はこっちから……うお?舌を入れてきた!? 前はこんなに早く無かったぞ!?)
紅莉栖「んっ、あむっ、んんっ、はぁ、あんっああっ」
紅莉栖(ああ、岡部の身体だ岡部の身体だ岡部の身体だ)
685 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:55:06.11 ID:Mj8xSTpg0
岡部「はぁ、はぁ行くぞっ!!」
紅莉栖「あんっ、いい、イイッ、キテッ、おかべきてっ! あ、中、あたって、るっ!! ああっ!!」
岡部「はぁ、はぁ、くっ!!」
紅莉栖「はあ、あああああああああっ! でてる、おかべの、でてるぅ」
岡部「はぁはぁはぁ」
紅莉栖「はぁ、はぁ……三回もでたね……」
岡部「あ、ああ、紅莉栖が良すぎるか、ら……?」
岡部(何だ? 頭が……!? これは、リーディングシュタイナーが発動している!?)
686 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:55:53.30 ID:8DrISm5p0
どういうことなの・・・
687 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:55:58.40 ID:SLbxXuVO0
孕ませることで世界線が変わるのかwww
689 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:56:36.07 ID:Mj8xSTpg0
紅莉栖「岡部? どうかした?」
岡部「今、リーディングシュタイナーが発動した……と思う」
紅莉栖「そう、やっぱり」
岡部「やっぱり?」
紅莉栖「うん、えへへ」ナデナデ
岡部「どうした、何故お腹をなでているのだ?」
紅莉栖「んーん、秘密。でももう世界戦は変わったから大丈夫だと思う」
岡部「し、しかし小さな移動では、んっ?」
紅莉栖「大丈夫だよ、おか……倫太郎」
694 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:57:41.21 ID:Mj8xSTpg0
岡部「り、りんた……」
紅莉栖「ダ、ダメ……?」
岡部「いやダメではないが」
紅莉栖「よかった……ねぇ倫太郎、いつ青森いこっか?」
岡部「ああ、お前の父親に会いに行くんだったな」
紅莉栖「うん……」
岡部「いつでも付き合う、お前の好きにするがいい。お前の父親との仲直りを全力で支援してやる」
紅莉栖「うん、でもパパには報告することが予定より増えたんだけどね」ナデナデ
岡部「?」
岡部がその本当の意味を知るのは三ヶ月後、紅莉栖の姓が変わるのは半年後のことだった。完
696 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 00:58:44.23 ID:Ikw0lGtn0
乙!!!
700 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 01:00:01.78 ID:Mj8xSTpg0
これで終わりだ、最後まで見てくれてありがとう。
最後のは子供が出来たことで世界線が分岐したと思ってくれ。
エロシーンはラストに持っていくための蛇足みたいなもんでもあったし台本形式で濃厚なヤツやれるほどの腕を俺は持っていなかった。
そこは大目にみてくれ。
なにはともあれありがとう!
701 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 01:00:47.38 ID:BWkwbDT+0
>>700
乙!面白かった
702 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/16(土) 01:01:09.25 ID:SLbxXuVO0
おつ
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※欄636さんありがとうです。
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この記事へのコメント
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名前: 名無し #-: 2011/08/11(木) 03:52: :edit1
今から読む -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/11(木) 04:32: :edit紅莉栖のふとももにおにんにんはさみたいよぉ
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/11(木) 04:56: :edit紅莉栖のふとももにおにんにんはさみたいよぉ
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/11(木) 04:58: :edit一桁(・ω・)
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/11(木) 05:26: :edit鈴羽(まさか牧瀬紅莉栖は未来で岡部倫太郎と結ばれるためにタイムマシンを完成させたなんて言えない……)
ねえ、まさかこれネタバレじゃないよね? -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/11(木) 06:09: :editラブホテルに見えたって書こうとしたらものすごい勢いですでに書かれてた。
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/11(木) 07:00: :edit※5
安心しろ本編ネタバレではない
だがネタバレを気にするなら
シュタゲ関連のSSやサイトを見るのは本編クリア後かアニメ終了後にした方が見のためだな -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/11(木) 07:38: :editそうだよFブラウン氏
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ひとけた
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/11(木) 08:02: :edit一桁
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/11(木) 08:58: :edit楽しかった
ぷん太&主ありがとう -
名前: 名無しさん #-: 2011/08/11(木) 09:01: :editんあーじゃなかった
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/11(木) 12:52: :editまどマギにシュタゲに…時間巻き戻しは便利だな
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/11(木) 13:33: :edit紅莉栖が喘ぐたびに、アメリカンAV女優がちらついて仕方ない
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名前: 名無しさん #-: 2011/08/11(木) 15:54: :edit遅っ
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/11(木) 18:49: :editマジレスすると白衣は洗濯しない
基本使い捨てだ
危険な薬物が付着していた場合、洗った水を下水に流せないからな -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/11(木) 19:42: :editE爺がどうしたのよ!
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/12(金) 00:05: :edit早漏院凶真
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/12(金) 01:21: :editそもそも機械工学系って白衣着るの?
脳科学は着るかも知れんけど?
ってなるから
気分で着てるでいいいだろ -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/12(金) 01:37: :editダルの声だけは脳内でハッキリと再生された
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名前: 通常のナナシ #3qyes9Ns: 2011/08/12(金) 06:25: :editまあ、ハッピーエンドで良かった
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.