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2024年8月10日 (土)

不請阿弥陀仏、両三遍申してやみぬ

南海トラフ巨大地震

 日向灘沖でM7を超える地震が起きました。臨時情報が発出されて、避難準備を含む注意を促しました。今回の地震が南海トラフ巨大地震の前兆だとは直ちに言えないようですが、想定震源域の端で、陸側のプレートが跳ね上がる同じメカニズムの地震が起きたので、誰もが南海トラフが危ないと連想するわけです。万が一、巨大地震が起こってしまえば、日本への打撃は計り知れません。桁違いの死者や家屋の倒壊、社会インフラの毀損が起きますし、被害甚大な都市は、その機能の回復に相当な時間を要すると思います。大阪万博もとても開催不可能でしょう。それどころか、大阪の街自体も中心部の広範囲が海水につかります。もう一度、被害想定を確認して、1週間分のサバイバルのための備蓄、対策本部の立ち上げ準備、避難手順の確認、避難所の立ち上げ準備など、今できることを始めておくことが大切だと思います。巨大地震に対して、日本がどう備えを行って、被害を最小化したかを、世界に示すチャンスだと思います。特に、被害想定地域は、時間を無駄にできません。

 

長崎市平和祈念式典

 イスラエルを招待しなかったために、G7の日本以外の国の大使も参加を取りやめる事態になっています。主催者である長崎市の勝手ですが、イスラエルを排除することは、パレスチナの側を政治的に支持することを意味すると受け取られるので、あまり賢い判断ではなかったと思います。それでも、長崎市の独自の政治的判断なので、それ自体は自由です。ただ、こうした事態を招く可能性があることを認識していたのなら良いのですが、外務省とも事前にすり合わせておくべきだったでしょう。自らの正義の基準照らして良かれと思ってしたことが、思わぬ波紋を引き起こして、収拾に苦労しているのではないでしょうか?平和祈念は立場の異なる参加者によって、立場を超えて行われることに意味があると思います。他国を侵略しているロシアのような国は別として、長崎市が特定国を排除したのは、得策ではなかったと思います。

 

ライドシェアいまだ成らず

 日本版は、タクシーが足りない曜日と時間帯に限って、地域限定で、運転業務ができるに過ぎないので、やる気があっても、儲からないので、参入を躊躇する人が多いようです。日経新聞にも、大阪市でのニューモの募集でも希望者は2000人いたものの、採用に至ったのは30人だったとのことです。その条件では稼げないと知って辞退した人が多かったのです。タクシー会社の既得権を重んじて、ライドシェアを導入しない、導入しても形ばかりにするなどの、実に日本らしい対応が見られます。世界に取り残されるニッポンの典型的な事例です。社会的ニーズもあり、世界には成功事例もあり、やってみたい人もいるにもかかわらず、頑なに制度の全面導入を妨害している守旧派の政治家をあぶりだして、次の選挙で全員落とすしかないでしょう。

 

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