雑色・随身は、すこし痩せてほそやかなるぞよき
読売巨人軍の田中将大さん
楽天から自由契約になった田中投手の来シーズンの所属先が決まったのは、大変喜ばしいことです。楽天における成績が下降していたことで、限界説を唱える人も少なくないようですが、NPBを盛り上げるためにも、ぜひマウンドでの勇姿を見せてほしいと願います。読売巨人軍は、あくまで戦力として期待するから契約したものと受け止めますが、田中将大選手のような球史に残るような選手には、燃え尽きるまで活躍の場を与えるべきだと思います。かりに2025年シーズンが最後になるにしても、本人として納得のいく有終の美を飾って欲しいのです。MLBを見ても、日本人は選手の年齢を気にしすぎていると感じます。田中選手には、栄養、トレーキング、コンディショニングの工夫によって、選手寿命を延ばすということにも、挑戦してほしいと願います。幼馴染の坂本選手とともに、できれば40歳までやるつもりで、最新の科学的な成果を踏まえて、取り組んだらいいでしょう。新天地での活躍を祈ります。
ペットと賃貸
地主と家主1月号は、「ペット共生物件」がテーマです。私は、新築の賃貸物件で、始めから、ペット可として運用しています。そういう条件があったので、見目麗しい小型犬を飼われている方も入居しています。今やペットは立派な家族であり、春風亭一之輔師匠の家庭では、一之輔師匠よりも、飼い犬君が上位の地位を占めているほどです。賃貸物件において、登場している専門家は、犬か猫かに特化するという方法も勧めています。猫は、爪とぎをする、時々嘔吐する、網戸を開けて脱走する、トイレは見られたくない、キャットステップから安全確認をすることを好むという特徴に注意が必要とされます。複数のペットを可とする場合は、不妊・去勢手術を必須とするとも助言しています。ただ、賃貸物件では、1匹までが普通でしょう。こうした特集が組まれることからも、ペット可は次第に増えているので、共生物件が当たり前の時代が来ると思います。ペットを通じて夫婦の会話が弾む(それ以外は話題がない)という話はよく聞きます。また、単身者はペットが唯一の家族として心の支えになっているのだと思います。現代人は、ペットとの共生で、ストレスを緩和して、心の安定を保っているのではないでしょうか?
西山朋佳女流3冠の棋士編入試験第4局
宮嶋健太4段との対戦は、西山女流が勝利して、最終局に女性初の棋士誕生への期待を繋げてくれました。西山女流の先手で、三間飛車から美濃囲いに組んで、角と飛車の交換に成功して、玉形の固さを生かして、柔軟な受けによって有利を築いていきました。宮嶋4段は、1筋からの突破を試みましたが、西山女流の7一歩、5八銀によって、横からの龍による攻めを封じられて、攻勢は不発に終わります。逆に、西山女流は、2六香から5一角成で、彼女らしい剛腕の切り返しを見せ、2四金のタダ捨てが決め手になりました。宮嶋4段にも、まだ粘る手順があるにはあったようですが、現実的に指せなかったのも仕方がありません。第2局は、体調不良で、第3局は、強敵との対戦で、連敗してしまいましたが、そこから立て直して、最終局に希望をつないだ西山女流の精神力は高く評価すべきだと思います。例えていうなら、西山朋佳さんは、「極道の妻たち」で主演を演じた岩下志麻姐さんのような存在です。棋士になれるかどうかは、確率50%でしょうが、自分を信じて集中してほしいと思います。恐らく、将棋ファンの大半が朋佳姐さんの勝利を祈っているので、相手の柵木4段もやりにくいでしょうね。歴史的な対局になるので、両者には、その重圧を楽しんでもらえばよいと感じます。柵木4段は、負けても誰も非難しないので、どうぞご安心ください。でも、勝った場合は、悪魔的なキャラとして記憶に残ることになるかも知れません。さて、来年1月、どんな決着が待っているでしょうか?「柵木はん、覚悟しいや!」
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