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月議

毎日新聞朝刊2面に毎週月曜に掲載するコラム。2024年4月から下桐実雅子記者が担当します。

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女性の健康の「番人」=下桐実雅子

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 パンデミックを起こした新型コロナウイルスの感染には「性差」がある。男性の方が重症化しやすく、女性の方が後遺症が出やすい。この傾向は、男女の免疫反応の違いが一因と言われている。

 だから、医薬品や治療法の開発では、症状や効果の性差を念頭に置いておく必要がある。

 米国では、臨床研究の対象から女性が外された時期があった。1960年前後に世界で睡眠薬のサリドマイドを服用した妊婦の赤ちゃんに薬害が相次ぎ、同様の被害を恐れての対応だった。

 だが、男性の研究データを女性に当てはめることに疑問の声が上がり、90年になって米政府は性差を考慮した医学研究の支援を始めた。製薬会社には研究対象に女性を半数入れることを求めた。

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