米国選手も「最高のコーチ」と評価 「ヨシ」が日本で伝えたいこと

現役の米マイナーリーグ選手を迎えた三好貴士さん(前から2列目の中央)の野球教室。子どもたちには貴重な時間となった=神奈川県大和市で2024年10月22日、円谷美晶撮影
現役の米マイナーリーグ選手を迎えた三好貴士さん(前から2列目の中央)の野球教室。子どもたちには貴重な時間となった=神奈川県大和市で2024年10月22日、円谷美晶撮影

 米大リーグ傘下のマイナーリーグで指導する三好貴士さん(46)は、米国での自らの経験を日本の子どもたちに伝えている。毎年オフシーズンに帰国すると、休む間もなく野球教室や講演会を開く。米国で培った人脈も生きている。

 2024年10月、神奈川県大和市のスポーツ施設に一時帰国した三好さんの姿があった。自らが運営する野球教室「MLBスタイル スキルアップスクール」で指導するためだ。この日は現役の米マイナー選手2人がゲストとして登場。参加した小中学生ら35人からの質問は最後まで途切れることなく続いた。

メジャーリーガーになるためには

 来日したのは、大リーグの2軍相当の3Aでプレーするジェイレン・ノーリン投手とトラビス・アダムス投手。三好さんがツインズ傘下のマイナリーグでコーチを務めていた時期の教え子たちだ。ともに20代前半と若く、トラビス投手は最速158キロの球を投げるとあって今季はメジャーでの活躍も期待される。

 ノーリン投手は三好さんについて「ヨシ(三好さん)はデータだけでなく、メンタル面も含めて僕らのことを理解している。最高のコーチだ」と話す。

 そんな三好さんは日ごろから教室に来る小中学生らに受け身にな…

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