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中学受験

私立・国立中の受験者数が首都圏で過去最多に。少子化が進む中、受験熱は地方にも広がっています。

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令和のリアル 中学受験

中学受験を目前に志望校変更 親の決断と子どもの胸のうち

国語の問題をまとめ、トイレに掲示したホワイトボード=あかりさん提供
国語の問題をまとめ、トイレに掲示したホワイトボード=あかりさん提供

 年の瀬が迫る12月、東京都内に住むあかりさん(49歳・仮名)はちょうど1年前を思い返して胸がざわついた。それは、中学受験が目前に迫る中、小学6年だった娘・りおさん(12歳、仮名)に第1志望校の変更を迫ったあの日のことだ。

 <主な内容>
 ・「全落ち」の経験
 ・募る焦り
 ・母の提案
 ・受験体験記に娘がつづったこと
 「令和のリアル 中学受験」第19部は2025年1月下旬に公開予定です。

自然な流れで中学受験に

 あかりさんは、小中高一貫校に高校から入学したが、小学校から入学した同級生らが、きょうだいのように親しく接している様子を羨ましく思ったことをよく覚えている。

 そんな経験もあり、りおさんを小学校受験に挑戦させたこともあった。

 だが、受験した2校とも落ち、地元の公立小学校に進学した。

 仲の良い友達と楽しく学校生活を過ごしている様子で、公立小も悪くはなかった。

 ただ、授業に不満がなかったわけではない。授業が簡単すぎたことに加え、算数の問題では、学校で習った方法以外で解くことを禁止された。理解できない「謎ルール」に違和感を抱いた。

 こうした違和感や小学校受験の経験から、中学受験に挑むことは自然な流れで決まっていった。

両立難しく

 りおさんは、小学…

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