<ka-ron>
イスラエルとパレスチナの戦いの「原点」を知るうえで、欠かせないノンフィクションがある。
米仏出身の2人の気鋭のジャーナリストがイスラエル建国時のユダヤとアラブの戦いを描いた「新版 おおエルサレム! アラブ・イスラエル紛争の源流 上下巻」(ラリー・コリンズ&ドミニク・ラピエール著、KADOKAWA)だ。巻末に解説を書いたから言うわけではない。2人は第二次大戦末期のパリ解放を描いた世界的なベストセラー「パリは燃えているか?」の著者としても知られる。
彼らは双方の関係者2000人以上にインタビューし、記録をかき集め、映画のように再現していく。迫害と飢餓を生き延びて建国を熱望するユダヤの民の汗、突如として自宅を追われたアラブの民の涙、野心と打算に満ちた指導者たちの冷徹なまなざし――。
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