入管施設の長期収容者、処遇改善必要 佐々木・出入国在留管理庁長官認める
毎日新聞
2019/9/9 22:15(最終更新 9/18 09:56)
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出入国在留管理庁の佐々木聖子長官は9日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、不法滞在などで入管施設に長期収容されている外国人が死亡したり、十分な医療が受けられていないとされる問題に関し、現状は十分でなく改善が必要だとの認識を示した。
「医療の充実が必要」……でも「常勤医師の確保は難しい」
佐々木長官は「入管として適切な処遇をするため、いろいろなものを充実しなければいけないという認識はある。特に医療の問題について、今の状況が十二分であるとの認識を持っているわけではない。さらなる充実を図っていかなければいけない」と述べた。
具体的には、入管施設での常勤医師の確保や、職員と医師のコミュニケーション円滑化、診療科の増加などの対応を進めたいとの考えを示した。一方で、常勤医師の確保は難しいとも述べた。
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