民進党

統一会派つまずき 立憲拒否、希望と2党も多難

民進党両院議員総会と地方組織幹部らによる全国幹事会合同会議で議員の質問を聞く大塚耕平代表(左)と増子輝彦幹事長(中央)=参院議員会館で2017年12月26日午後1時23分、川田雅浩撮影
民進党両院議員総会と地方組織幹部らによる全国幹事会合同会議で議員の質問を聞く大塚耕平代表(左)と増子輝彦幹事長(中央)=参院議員会館で2017年12月26日午後1時23分、川田雅浩撮影

 民進党が立憲民主党、希望の党との統一会派を目指すのは、新党への展望が開けない中で選んだ「次善の策」だ。しかし、立憲が歩み寄る気配はなく、逆に足元を見られているのが実情。求心力を失った民進党は混迷したまま年を越す。

 民進党の増子輝彦幹事長は26日、合同会議を終えるとすぐに立憲民主党の福山哲郎幹事長と会談し、「できれば来年の通常国会で一緒に会派を組めればありがたい」と要請した。これに対し、福山氏は「理念、政策が異なる希望の党とは統一会派を組めない」という党の立場を改めて説明し、「立憲と民進が会派を組む場合には、希望とは組まないことを確認してほしい」と逆に増子氏に条件を突き付けた。

 民進党執行部としては、立憲の拒否は織り込み済み。衆院解散前に民進党を見限った希望の党の結党メンバーさえ外せば、希望との2党による会派結成は可能だと踏んでいた節がある。

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