東京・銀座で現存する最古のバーとして知られる「ボルドー」(中央区銀座8)が22日、89年の歴史に幕を下ろす。蔦(つた)の絡まる洋館には旧海軍の山本五十六らが通い、戦後は作家の山口瞳ら文化人が顔を見せた。銀座の社交場を彩った往時の余韻にひたろうと、店の前には長い列ができている。
「落ち着きがありシックなところが銀座の魅力。この街に通う日々がもうすぐ終わる」。オーナーの新沼良一さん(83)は感無量な面持ちだ。
ボルドーは、新橋の芸者だった伯母が1927(昭和2)年にスタートした。重厚な木の扉を開けると、正面にランプの明かりに照らされたカウンター。2階まで吹き抜けのあるモダンな建物は、戦災を免れた。
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