「ASIMO(アシモ)」再来にファンも歓喜――。ホンダが7日に発表した次世代電気自動車(EV)に搭載する車両向け基本ソフト(OS)の名称は、あの二足歩行ロボットと同じ「アシモ」だった。開発が終了し、表舞台から姿を消していたアシモだけにSNS(ネット交流サービス)では驚きや喜びなどの投稿が相次いでいる。
ロボットのアシモは2000年に発表され、ホンダの広告などに数多く登場。人間に近い自然な動きが可能で、音楽に合わせてダンスを踊る姿を披露するなど、愛らしい仕草が人気を集めた。02年にはニューヨーク証券取引所の鐘を鳴らすなど、活動は海外にも及んだが、18年には人型ロボットとしての開発を終了したことが報じられ、22年にはホンダ本社などでの実演も終えていた。
ホンダはその後もアシモのロボット技術で培った外界認識技術や人の意図をくみ取って行動する自律行動制御技術などの開発を継続。こうした技術を応用したのが、運転支援システムなどを制御するアシモOSだ。ホンダは「アシモと同様、世界中の皆様に驚きと感動を与える」としている。
アシモOSが搭載されるのは2026年前半から販売が予定される電気自動車シリーズ「Honda 0(ゼロ)」の2車種。セダンタイプとスポーツタイプ多目的車(SUV)がある。7日に米ラスベガスで開幕した最先端技術の見本市「CES」で発表した。
X(ツイッター)では「胸アツ」「アシモ生きててよかった」「日本独自の技術ここにあり」といったアシモの復活を喜び、高い技術力を誇る声などが多数投稿された。【嶋田夕子】
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