熊本地震

大きな亀裂、道路寸断…益城町

倒壊した家屋の中をビニールシートを持って歩く女性=熊本県益城町で2016年4月16日午前9時57分、久保玲撮影
倒壊した家屋の中をビニールシートを持って歩く女性=熊本県益城町で2016年4月16日午前9時57分、久保玲撮影

 14日夜の地震で集中的な被害が出た熊本県益城(ましき)町は16日未明の地震によって被害が更に拡大した。民家の倒壊が増え、道路には大きな亀裂が入り、寸断された。

 平田地区に住む西村正敏さん(88)と美知子さん(82)夫婦は、同居する孫の洋介さん(38)とともに倒壊した自宅の下敷きに。洋介さんは月明かりを頼りに何とか自力で外に出たが、夫婦は約6時間後、遺体で見つかった。「『痛い、動けない』と言う祖母の姿が見えた」。洋介さんは救出できなかった無念を明かした。

 安永地区の山内由美子さん(92)も自宅が倒壊し、命を落とした。長女坂田由理子さん(68)によると、約20年前に夫を亡くしたが、歌舞伎、時代劇が好きで、俳句が趣味。孫をよくかわいがった。坂田さんは「(14日夜の)震度7に耐えたので、もう大丈夫だろうと思っていた。母はまだまだ生きられる人。こんなふうに死なせてしまうなんて」と悔やみきれないように話した。

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