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誰でも参加できる「懇談会」を始めました

日記
04 /14 2014
 国家は国民の権利・生命・財産を守るべきなのに、安倍政権は企業が利益を更に上げることができるように法人税を下げ、消費税を増税しました。雇用の分野でも、企業がいつでも労働者を解雇できる解雇特区制度、派遣労働の見直しなど労働法制の規制緩和に邁進しています。TPP交渉では電気・自動車関連など主要輸出産業には関税ゼロを他国に要求し、食料品など輸入品には関税の緩和。これでは農・漁村など生産者はたまりません。脱原発・自然エネルギー政策については、国民の「原発はイラナイ」の声を無視し、原発を「重要なベースロード電源」と位置づけ、再稼動・新規増設をすすめようとしています。更に危険なのは、特定秘密保護法、集団的自衛権の行使、憲法の解釈改憲、そして憲法9条の改悪へと向かう一連の動きです。

 安倍政権の政策の真の狙いは国民生活の再建ではなく、公共事業での税金のバラマキ、軍需予算の増大、法律で国民の権利をしばり、戦争ができる法整備、いつか来た道へ導くことだとつくづく感じ、恐ろしくなります。市民が、私たちが安心して働き、安心して生活できる社会になるのは何時のことなのでしょう。安心して医者にかかれ、安心して子育てができる社会の実現こそ、私たちのような「普通の市民」の共通の課題です。

 私は社民党員として「地球上で人殺しが合法的に行われることのない(戦争のない)」世界を展望しながら、地味ではあっても地に足をつけた着実な運動をすすめていきたいと思っています。昨日(4月13日)、先の県連合大会における一代議員の提案にもとづき、初めての「(誰でも参加できる)社民党懇談会」が開かれました。この懇談会は社民党の県組織や各地域の組織の枠を超え、広く支援者にも参加していただき、何でも率直な意見を出し合える場として設定しました。第一回目の懇談会には12名の党員プラス1名、22才の若い支援者の方が参加されました。社民党を「誰にでも開かれた政党」として再建・発展させていくために、今後もこのような活動を継続していきたいと思っています。

 「社民党の政策は正しいと思うが、それが一般に伝わっていない。」というお話を支持者や市民の方々から良く聞きます。どう情報を発信すれば広範な市民の方々の支持を得ることができるか、また共に運動を展開できる支援者を増やせるのかを考え、創造的に工夫をしていくことが、私たちに課せられた課題だと思っています。

(2014-4-14 by ブラック・キャット)

点から面へ

日記
04 /02 2014
    点から面へ

  おおきく おおきく 夕陽が ゆらゆら ゆれる
  天草の背に沈みゆく
  遊び疲れ 堤防に 腰をおろした 私
  とてつもなく おおきく 夕陽が 包みこむ
  干潟に 反射する 夕映え
  天草まで 歩いて 行けそうな 干潟
    歩いて行けるかな・・・
    途中 潮が満ちてくるかな
  私を のみこみそうな 一瞬の時
  天空に茜が残る
  ことばを発しない 自然との かけあい

  時間に追いたてられない
  子どもの頃 脳裏に 焼きついた場面だ

  子どもたちは 今 おとなのスピードに
  追いたてられている
  そして あれもこれも 知識だけが 詰めこまれ
  ゆっくりと 想像を かきたてる ゆとりさえ
  うばわれている
  自然と 語りあうことさえ 

  公害も 核もない
  子どもたちに 青い地球を 残す
  おとなたちが みずからを ときはなつ
  たたかいを 開始するとき 子どもたちの 未来は 開ける

                     (1986年12月 きむらえいこ 作)

うたせ船

 この作品は“教育ネット藤沢”教育の自治を求めて 特集号 教育と平和 1986年12月、「子どもたちの未来を語ろう」に載せたものです。当時は教育委員の準公選制度に向けた闘いなど、民主教育を願って突き進んでいました。

 あれから27年、子どもたちの未来に暗雲が広がっています。

 安倍政権が狙う「教育再生」の戦略に基づき着々と進められ、政治的中立は骨抜きです。首長が任命する教育長、教育委員会制度の廃止。行政首長の意向を反映する教育に、また教科書検定の改悪により、国民主権より国家観重視とアジア諸国に対する侵略にも目を閉ざす歴史観。愛国心を煽り、軍備増強の担い手をつくる作戦に他なりません。

 「子どもたちが危ない」- 守るのは、平和、自由、平等、共生を謳うおとなたちの責任です。

 点から面へ どう拡げることが出来るかにかかっています。

(2014-4-2 by 木村えい子)