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無賃乗車

日記
05 /30 2013
昼下がり、ゴトッ、ゴトッ、車内に響く音
少ない乗客は携帯やスマホを見ている
ドアが開いた、瞬間、
モンシロチョウが“ひらひら”と舞いこんできた
ドアが閉まった、誰も気づいていない
換気坑から噴き出す風圧で、床に叩きつけられそうになる
また、舞いあげる、叩きつけられそうになる、
繰り返している。
まだ、誰も気づいていない

どうしよう、捕まえて、次の駅で離そうか
燐粉が剥がれたら飛べなくなるかしらん
それより終点の新宿駅までいったら
コンクリートジャングル、駅ビルから抜け出せなくなる
それまでに、何とかしなくちゃ
蝶が舞いこんで、ふたつ目の駅も過ぎた
まだ、誰も気づいていない

ひとり、ヤキモキ、ドキドキしている
騒いだら、蝶のいのちも保障がない
頭の中はぐるぐると、どうしょう
まだ緑の風景があるうちに
早く、何とかしなくちゃ
まだ、誰も気づいていない

蝶が舞いこんで三つ目の駅
ドアが開いた瞬間“ひらひら”と飛んでいった
ひとり、どっと力が抜けた

つぎは、ちゃんと電車賃払うのよ

モンシロチョウ

(2013-5-30)

川崎市内で福島党首と街頭演説中にあった、うれしいこと

日記
05 /27 2013
 今日は一日、福島党首と一緒に川崎市内(川崎駅前、溝の口駅前、新百合ヶ丘駅前)で街頭演説しました。その中で、とてもうれしいことがありました。

 最後の新百合ヶ丘街頭宣伝で、木村が演説をおわると拍手がおこり、その皆さんへ握手しに近づいたところ、一人の方が「私は原発の技術者です」と名乗られ、そのうえで「私はあなたに投票します」と言って下さったことです。

 私は演説の中で、もちろん、脱原発、福島と同じ原発事故を繰り返したくないと力説しました。

 その中で、30年~40年かかるであろう廃炉に向けて、技術者は技術力を活かして下さい、また、廃炉後に向けて、原発立地の各自治体が自立できるよう環境整備を後押しを行っていく責任があるとも訴えました。そのことを受け止めて下さったと考えています。



(2013-5-26)

終の棲家と在宅介護のサポート体制充実と相続税の自治体への移管を

日記
05 /24 2013
 20日、川崎駅前「月曜の声」街頭宣伝のあと、川崎市幸区に5月にオープンしたばかりの特別養護老人ホーム、ショートスティ、小規模多機能型居宅介護施設を見学しました。

 団地の中にあった学校施設と跡地を利用したものです。運営しているのは、社会福祉法人、施設もオーナーであるインテリアデザイナーのセンスが随所に活かされ、広々と高級感あふれ、高齢者施設とは思えない雰囲気が醸し出されていました。

 地域との交流スペース「カフェコーナー」「図書コーナー」が設けられ、施設内をオープンにし、何よりも利用者への快適性を追求していくという姿勢を垣間見ました。
 ここの施設が介護保険費用だけで利用できるとしたら、川崎市の最高のモデルケース施設として位置づけられるのだろうと推測しました。
 これも既存の公共の土地と建物を提供された結果です。

 誰でもがこのような施設に入所、利用することが出来て、高齢者の尊厳を大切に「自宅か、施設か」自由に選択出来るように、充実させなくてはと改めて感じました。それには、在宅介護の支援の在り方や、地域包括支援センターの充実強化をもっと進めていかなければなりません。

 大都市では、高齢者施設や保育施設、福祉施設など、様々な事業を展開するにあたって、土地が取得できれば8割が終わったといわれる位、土地の問題が事業展開にあたっての足かせとなっています。

 私は、市議時代から相続税を市町村に移管すべきと考えていました。相続税を払えない、いわゆる土地を税金に代わって納める物納の方がいます。自治体が地域で有効活用をしたいと思っても国は競売にかけてしまい、自治体が取得できるとは限りません。相続税を地方自治体に移管することによって、自治体の裁量がひろがり、福祉事業なども有効に展開して行く事ができると考えています。地域主権、福祉の循環型経済の活性化にもつながり、アベノミクスのうかれた経済政策より、人を活かす、地に就いた経済政策を進めたいものです。

(2013-5-24)

橋本日本維新の会共同代表の発言に背筋が凍りつく

日記
05 /15 2013
 人間としての品位の欠片もない、それが世界に通用すると勘違いしている、恥知らずさ加減を問うても、その想像力すら欠如しているのでしょうか。

 日本維新の会、橋下徹共同代表の米軍司令官に対する「もっと風俗営業の活用を」との発言や、旧日本軍の従軍慰安婦制度は「必要だった」の発言に背筋が凍りました。

 兵士たちへ、戦場に向けている有り余るエネルギーを発散しなさいと、風俗で働いている女ならいい、と差し出すのですね。私の妻も娘も女、お使い下さいと差し出すでしょうか。思考回路がまともなら、あり得ないでしょう。風俗に関わらざるを得ない人生を送る女たちへの選別と差別は、根が深いものです。

 かって、貧しさがゆえに、女の子は売られ、戦後やっと売春防止法(買春防止法であるべきでしょう)ができ、女性たちは解放され、人権が守られるようになりました。

 女性を性の道具としてしか、見ていないばかりか、自分と同じ人間だという目線を持てない、それが法を守る弁護士資格を持つ人とは、驚愕するばかりです。 
 
 橋下氏の発言は、戦場という狂気の中で、殺し、殺される、兵士が自分の人間性を否定し、否定しないと生きていけない、足掻いている兵士に対しての冒涜だとも気づいていないのです。

 橋本氏自身が戦場に赴くことはないであろう、いつでも他人事、自分の問題と捉えることはないのです。

 私は、何よりも、戦争は極限状態に人間を追い込む、その非人道性を指摘すること、平和こそが人権尊重と尊厳を守る砦であると考えています。

 女性の人権を守ることは、男性の人権を守ることでもあるのです。

 世界はこんな発言を繰り返す日本を、まともに相手してくれなくなるでしょう。

 いま、自民党や維新の会の憲法96条を改正しようという動きには、こうした基本的人権を保障している憲法の全条文を改正しやすくする狙いがあります。人権どころか、もっと国民を国家の言いなりに出来る憲法改悪が行われ、最悪となるでしょう。

 私たちも正念場です。ここで、こうした動きを二度と出来ないよう封じ込める、その意思表示が、参議院選挙なのです。自民党を、日本維新の会を、圧勝させてはなりません。
 
 私も「安心の未来を子どもたちにバトンタッチ」、大きく輪を広げて、責任を果たしたいと考えています。


      まなざし

      みえないものから よみとり
       未来を展望する まなざし
      状況を切り取り
       過去から まなぶ まなざし
      理論だけでなく
       人の心にふれる まなざし
      自然の中に
       身を置く まなざし
       
               きむらえいこ 


(2013-5-15)

5月3日 上野公園前、社民党憲法記念日街頭宣伝行動に参加

日記
05 /07 2013
 上野動物園、美術館、博物館などへ、人波が途切れることなく続きます。

 いま福島原発事故で、避難し、職を失い、住む家を失い、自宅に帰れない方が15万人、放射能汚染のため、故郷に二度と帰ることができない方がいます。また地震で被災され、仮設住宅で暮らし、明日が見えてこない、1日も早い復興を願っている方がいます。

 憲法25条、健康で文化的な生活をどう保障して行くのか、憲法実現、こんなことを考えながら演説をしました。
 
 親子連れ、恋人同士手をつなぎ、ベビーカーを押すお父さん、犬を抱っこした女性、友達同士、ここの風景を見る限り、日本は平和です。

 そして途切れることのない人波に、次代を担う子どもたちに「どんな未来をプレゼント」をしたいのか、問いかけます。

 福島の原発事故は「予見できた」にも関わらず防げなかった、この責任は原発を推進してきた自民党政権、東京電力にあります。しかし都会にあって、電力を使い続けてきた、私たちにも責任があると言わざるをえない、だからこそ「脱原発基本法」を制定し、安心の道筋を示す責務と合せ、社民党はその先頭に立つと訴えました。

 また、木村えい子は各自治体がエネルギービジョンを策定し、自然エネルギーなどで自給率を高め、地産地消を進めて行く政策によって、子どもたちに安心の未来がプレゼントできると強調しました。

 更に子どもたちに、しっかりと「安心の未来」をプレゼントするために、平和憲法を子どもたちにバトンタッチしていくのは大人の責任、政治の責任と語り、平和憲法はノーベル平和賞の価値があると喧伝しました。

 右翼の妨害を避けるため警視庁の機動隊員に守られながらの街頭宣伝活動です。

 これも憲法21条、表現の自由が保障されているからです...ね。

2013-5-3-上野

(2013-5-3)

5月1日、メーデー

日記
05 /06 2013
 薫風になびく旗、5月1日のメーデーは季語にもなっています。いまの8時間労働は労働者の団結で、ストライキ、デモなど血と汗で勝ち取り、築かれてきたものです。

 しかし、いまやどうでしょうか。労働者の団結力が弱くなったのを見透かすように、経済界の意向を受け、とりわけ自民党政府は、解雇の金銭解決まで打ち出してきました。労働者を正にモノ扱い、顔をみていない、そこには家族があり、一人ひとりの人生がある、血の通った労働者が利益を生み出している、人であることです。

 70年前にILO(国際労働機関)は「労働は商品ではない}と宣言しました。歴史は逆戻りしています。

 第21回港湾メーデーでは社民党を代表して挨拶し、これらに触れ、社民党は法制化の動きを阻止すべく、ともに闘い連帯していく決意を述べました。

 挨拶する眼差しの先には超豪華客船が停泊、「この船に乗船できるぐらい賃上げができたらいいですね 」と笑いを誘いました。

 また反町公園メーデーでは、かって木村えい子はNPO法人で派遣切りにあった方や路上生活者などの生活支援・就労支援を取組んできた経験から、いま取組むべきは、職業紹介だけでは不十分、職業訓練、研修制度、その間の経済的なサポートと合せセフティーネットを拡充していく事が先決ではないかと訴えました。

 今、こうした環境に身を置くことは、特別なことではなく、誰でも紙一重のところにあるという、厳しい現実です。

 マイノリティといわれる人々の声ををしっかり受け止め、取組むことが、全労働者の権利を守ることにつながると考えています。

 更に小田原地区労OB会では、労働運動の先頭にたってこられた大先輩ばかりです。80歳代健康論議にも花が咲き、元気一杯です。

 また木村えい子さん頑張れの応援エールに勇気百倍、活力をもらって散会しました。

(2013-5-1)