点から面へ
日記
点から面へ
おおきく おおきく 夕陽が ゆらゆら ゆれる
天草の背に沈みゆく
遊び疲れ 堤防に 腰をおろした 私
とてつもなく おおきく 夕陽が 包みこむ
干潟に 反射する 夕映え
天草まで 歩いて 行けそうな 干潟
歩いて行けるかな・・・
途中 潮が満ちてくるかな
私を のみこみそうな 一瞬の時
天空に茜が残る
ことばを発しない 自然との かけあい
時間に追いたてられない
子どもの頃 脳裏に 焼きついた場面だ
子どもたちは 今 おとなのスピードに
追いたてられている
そして あれもこれも 知識だけが 詰めこまれ
ゆっくりと 想像を かきたてる ゆとりさえ
うばわれている
自然と 語りあうことさえ
公害も 核もない
子どもたちに 青い地球を 残す
おとなたちが みずからを ときはなつ
たたかいを 開始するとき 子どもたちの 未来は 開ける
(1986年12月 きむらえいこ 作)
この作品は“教育ネット藤沢”教育の自治を求めて 特集号 教育と平和 1986年12月、「子どもたちの未来を語ろう」に載せたものです。当時は教育委員の準公選制度に向けた闘いなど、民主教育を願って突き進んでいました。
あれから27年、子どもたちの未来に暗雲が広がっています。
安倍政権が狙う「教育再生」の戦略に基づき着々と進められ、政治的中立は骨抜きです。首長が任命する教育長、教育委員会制度の廃止。行政首長の意向を反映する教育に、また教科書検定の改悪により、国民主権より国家観重視とアジア諸国に対する侵略にも目を閉ざす歴史観。愛国心を煽り、軍備増強の担い手をつくる作戦に他なりません。
「子どもたちが危ない」- 守るのは、平和、自由、平等、共生を謳うおとなたちの責任です。
点から面へ どう拡げることが出来るかにかかっています。
(2014-4-2 by 木村えい子)
おおきく おおきく 夕陽が ゆらゆら ゆれる
天草の背に沈みゆく
遊び疲れ 堤防に 腰をおろした 私
とてつもなく おおきく 夕陽が 包みこむ
干潟に 反射する 夕映え
天草まで 歩いて 行けそうな 干潟
歩いて行けるかな・・・
途中 潮が満ちてくるかな
私を のみこみそうな 一瞬の時
天空に茜が残る
ことばを発しない 自然との かけあい
時間に追いたてられない
子どもの頃 脳裏に 焼きついた場面だ
子どもたちは 今 おとなのスピードに
追いたてられている
そして あれもこれも 知識だけが 詰めこまれ
ゆっくりと 想像を かきたてる ゆとりさえ
うばわれている
自然と 語りあうことさえ
公害も 核もない
子どもたちに 青い地球を 残す
おとなたちが みずからを ときはなつ
たたかいを 開始するとき 子どもたちの 未来は 開ける
(1986年12月 きむらえいこ 作)
この作品は“教育ネット藤沢”教育の自治を求めて 特集号 教育と平和 1986年12月、「子どもたちの未来を語ろう」に載せたものです。当時は教育委員の準公選制度に向けた闘いなど、民主教育を願って突き進んでいました。
あれから27年、子どもたちの未来に暗雲が広がっています。
安倍政権が狙う「教育再生」の戦略に基づき着々と進められ、政治的中立は骨抜きです。首長が任命する教育長、教育委員会制度の廃止。行政首長の意向を反映する教育に、また教科書検定の改悪により、国民主権より国家観重視とアジア諸国に対する侵略にも目を閉ざす歴史観。愛国心を煽り、軍備増強の担い手をつくる作戦に他なりません。
「子どもたちが危ない」- 守るのは、平和、自由、平等、共生を謳うおとなたちの責任です。
点から面へ どう拡げることが出来るかにかかっています。
(2014-4-2 by 木村えい子)