2010年6月6日日曜日

Ubuntu を VirtualBox へインストール - なるべく軽量な環境にする

1. 古い PC へ Ubuntu をインストールする前に、仮想マシンで動作を確認する

古い PC に Linux を入れようか検討中。

Linux 方面の OS は、10 年前マカーだった頃、使い物にならなくなったノート PC に、FreeBSD をインストールしたことがある程度。PC が非力過ぎて、ウィンドウシステムを起動させることができなかった。何だかよく分からない設定ばかりで辟易し、使うのを諦めた。 (+_+)

以前 Windows XP が起動しなくなったとき、 USB に OS を入れてブートし、データを救出しようと考えた。そのとき、久しぶりに Linux について検索したら、

Ubuntu

という名前をよく目にした。

なんて発音するのだろう?

と思いつつ、Ubuntu のイメージファイルをダウンロードし、 CD に焼き、CD から OS を起動。なんの設定もしないでも、簡単にウィンドウシステムまで起動したことに、とても驚いた。

Ubuntu をインストールして、古い PC でも実用的に使えるのか試してみたい。

 

仮想マシンへインストール

… と、その前に Ubuntuの入手 を見たら、仮想マシンのダウンロード先も書かれている。

実際の PC にインストールする前に仮想マシンに Ubuntu をインストールしてみよう。

 

2. 仮想マシン VirtualBox へ Ubuntu をインストール

Ubuntu のサイトでは、仮想マシンとして、上記のように 2 つ挙げらていた。ここでは、 VirtualBox を利用することにした。この仮想マシンでは、

ハードディスクは、「仮想ディスク・イメージ(Virtual Disk Images)」と呼ばれる特別なコンテナ・フォーマットとしてエミュレートされ、…

… 通常ホストOS上のシステムファイル(拡張子 .vdi)として格納される。

ISO イメージもCDやDVDドライブとして使用できる。

( VirtualBox – Wikipedia より )

インストールするまでの、大雑把な流れは、

  1. 新規に仮想ディスクを作成
  2. Ubuntu のイメージファイルをマウントしてインストール

詳しくは、以下の記事を参照。

「新規に作成した仮想ハードディスクを D: ドライブ直下に置いた」こと以外は、ウィザードのデフォルトの値にしておいた。

 

Ubuntu のバージョン

今回インストールした Ubuntu のバージョンは

  • 10.04 LTS Lucid Lynx

この LTS の意味は、

Ubuntu は、半年ごとの定期的なリリースを行っている。通常のリリースの他、デスクトップ版で3年、サーバ版で5年のサポートを保証する、長期サポート版(LTS) も提供している。

各バージョンについては、こちら を参照。

 

3. なるべく軽い環境にしたい

最終的にインストールしたいのは古い PC なので、できるだけ軽い環境にすることに。

Ubuntu Weekly Recipe:第50回 NetBookを使いこなす(2):Xubuntu・LXDEの利用|gihyo.jp … 技術評論社 によると、

Ubuntuのバリエーションとして,「軽い」デスクトップ環境であるXFceを利用した「Xubuntu」があります。 …

もし非力なPCでも高速なデスクトップ環境を利用したい場合,「とにかく軽量であること」を目指したデスクトップ環境である,LXDE(Lightweight X11 Desktop Environment)を利用すると良いでしょう

LXDE とは、 Ubuntu - Wikipedia の派生物によると、
Lubuntu
Ubuntu のデスクトップ環境GNOME から LXDE に置き換えた、比較的「軽い」ディストリビューション。

この Lubuntu をインストールすることにした。

 

方法

Ubuntu を起動したら、管理者でログインした後、

  1. 画面上のメニューより 「アプリケーション > Ubuntu ソフトウェアセンター」 を選択。
  2. Ubuntu ソフトウェアセンターが表示されたら、右上の検索窓に `lubuntu’ と入力。
  3. `Lubuntu Desktop environment’ を選択して、インストールする。

LXDE に変更するには一度ログアウトしてから、再ログインするときに画面下部にあるデスクトップの種類から `Lubuntu’ を選ぶ。