ブックレビュー「植民地朝鮮の日本人」
全体的な基調は「日本人は、朝鮮で何ひとつ良いことをしなかった」というものです(P.131 L.15~P.132 L.1「ところで、「日本は朝鮮で悪いこともしたが、良いこともした。その一つは植林である」と信じている人は多い。しかし、植林をしたのは、より多くの森林資源を収奪するためであり、朝鮮の山を緑にすることを目的にしたものではなかったことを忘れてはならない。」)が、280冊に及ぶ参考文献を元に書かれており、その意図するところはともかくとして、資料的にはなかなか価値あるものだと感じました。
この本には朝鮮における日本人の様々な言動が取り上げられております。その中には朝鮮で無法無体なことをした日本人も少なくなかったことが書かれておりますが、私はこれを否定しません。
現在ですら、法治国家とはお世辞でしか言えない彼の地です。当時は法など薬にする程度にしかなかったでしょう。そんな朝鮮へ好き好んで行くような日本人が、清廉な人々だけである方が不思議です。おそらくは日本本土で食い詰めた者や未開の地で一発当てようとたくらむ山師、官憲に追われて朝鮮に逃げたアウトローが少なくなかっただろうことは当然でしょう。
むしろ、この本に登場する「そんな朝鮮へ好き好んで」行っていながら、日本人として誠実に朝鮮人に接した人々が、意外に多いということの方に私は注目したいと思います。
もし私が、当時の朝鮮へ何かの間違いで行く羽目になれば、きっとこの本で非難されている「横柄で倣岸不遜な日本人」であっただろうなと思います。この本では「朝鮮人は殴らないと言うことを聞かない」と放言する日本人の姿を取り上げておりますが、日韓チャットで韓国人と接している私としては、まったくその通りだと思うからです。
例えば、P.152 L.3~6 「しがない卵売りの朝鮮人を数人で取り巻いて、見つからないように桶から卵を盗ってしまうというようなことをやっていた。当初はそれを「かわいそう」と思っていた福山兵市も、じきに「ああ、こいつらは馬鹿だ。下等だ。こいつらには徹底的やっていいんだ」と思うようになった。」と書かれています。
しがない卵売りから卵を盗むことは、その相手が朝鮮人であろうがなかろうが、もちろん褒められたことではありません。それを見て「かわいそう」と思う心情の方に、たいていの日本人は共感するでしょう。
ところが、ここに登場する日本人の意識は「かわいそう」からやがて「ああ、こいつらは馬鹿だ。下等だ。こいつらには徹底的やっていいんだ」と変遷します。それは何故でしょうか。朝鮮に住まううちに、他の横柄で倣岸不遜な日本人に影響されてサディスティックな支配者意識に目覚めたからでしょうか。
それも皆無ではないかもしれません。しかしそれよりももっと大きな理由は、朝鮮人の度し難い愚昧さと、無意味な反抗だろうと思います。
日韓チャットでもそうですし、弊ブログにしてもそうなのですが、韓国人と接する日本人の、韓国人に対する非難や批判や忠告は、もし韓国人がそれを受け入れれば、韓国人の利になることは多いと思います。もちろん、純粋に韓国人の利になることだけを考えて言うわけはありません。日本人にとっても有益で、韓国人にとっても損は無いということを言うに決まっています。
しかし韓国人は、例え損をすることになっても、日本人の言うことに対しては第一次反抗期の幼児のごとくひたすら「イヤ」「ダメ」「バカ」「キライ」を繰り返します。
韓国人がいっぱしのことを言うので、実際にやらせてみたらグダグダだったなんてことは前回のチャットログや李寧煕のモノ騙りを見ればおわかりいただけるように、普通にお約束です。そのグダグダを日本人が追及したり非難したりすれば、責任転嫁に逆恨みに無関係な日本批判の嵐。そんなことが日常茶飯に行われれば、たいていの日本人は「ああ、こいつらは馬鹿だ。下等だ。こいつらには徹底的やっていいんだ」どころか、「こいつらには徹底的にやってやらねばわからないんだ」と思うようになるのが自然です。当時、それでもなお、朝鮮人を信頼し擁護した日本人がいたことの方を評価するべきでしょう。
この本のスタンスは、とにかく「日本は朝鮮で悪いことばかりしたの!チョッパリは反省して謝罪しる!」というものですが、文献資料は比較的正確に引用されているように感じました。
例えば朝鮮人の強制連行に関する記述も、朴慶植の「朝鮮人強制連行の記録」に引用された鎌田沢一郎「朝鮮新話」の一節、「納得の上で応募させていたのでは、その予定数に仲々達しない。そこで、群とか面(村)とかの労務係が深夜や早暁、突如男子のある家の寝込みを襲い、或いは田畑で働いている最中に、トラックを廻して何げなくそれに乗せ、かくてそれらで集団を編成して、北海道や九州の炭鉱へ送り込み、その責を果たすという乱暴なことをした。」という記述ですが、この末尾「但、総督がそれまで実行せよと命じたわけではないが、上司の鼻息を窺う朝鮮出身の末端の官吏や公吏がやってのけたのである」までを正しく引用している点は評価されるべきでしょう。もっとも、本書ではこれを「乱暴な振る舞いを告発したのはよいが、責任は朝鮮人に転嫁している」と評していますが。
さらに朝鮮人が行なった蛮行は穏便に記し、日本人が行なった蛮行は過大に記すという印象操作も怠りなく行われております。それに惑わされず、資料を資料としてきちんと読み解くことが出来れば、この本は膨大な資料に基づいてまとめられておりますので、非常に便利な本ではあります。
なおこの本の目的は、「日本の植民地支配の特色を実証的に明らかにすること」「在朝日本人の言動を描き出して、彼らが日本の朝鮮政策や日本人の朝鮮観に与えた影響を探ること」「在朝日本人の振る舞いが、朝鮮人の目にどのように映っていたかを考えること」であり、最終的には「わたしたちが、祖父母や父母の体験を客観化することで、過ちを二度と繰り返さないための担保を獲得すること」とされております。
ここに掲げられている「過ち」が、「朝鮮なんぞに関わりあった愚」という意味で、それを二度と繰り返さないことが「最終的な目的」であると言う主張であるならば、私はこれについては諸手を挙げて賛成するものであります。
初めから終わりまで、朝鮮話法
かなり長いログになりますが、途中は飛ばしてもあまり問題ないかもしれません。朝鮮話法のサンプルとしてご参照いただければと存じます。また、親韓を嫌韓へといざなう韓国人の地道な努力も、どうぞご堪能ください。
ava (J) : そういえば、韓国人って、友好国でたまにトルコを挙げる人が居ますけど、あれなんででしょうね?
ava (J) : 何か根拠があるのだろうか?
rokoroko (J) : 他に無いからじゃない?
ava (J) : 何でトルコ?
yeri (J) : 日本に対抗してるだけでは?
ava (J) : 歴史的に、交わったこととかあるのだろうか?
rokoroko (J) : なんか助けてくれたんでしょ。朝鮮戦争かなんかのときに。
yeri (J) : 助け返してないんかい
ava (J) : 朝鮮戦争のときはいろんな国が助けたのに^^;;
rokoroko (J) : トルコにはサムスンという町がありますよ。友情の証ですね。ホルホル。
yeri (J) : まじっすか
rokoroko (J) : あるにはあるらしい。
rokoroko (J) : でも、ただの偶然という説も。
ava (J) : まさか、それが根拠なのだろうか?ww
rokoroko (J) : どうだろねw
ava (J) : サムスンの工場がトルコのサムスンにあるのだろうか?
rokoroko (J) : それはどうだろう?無いような気が。
yeri (J) : ああ、やっぱり根拠は朝鮮戦争みたい
ava (J) : お、何か調べましたね?
rokoroko (J) : たまにはロコロコ正しいこと言うじゃんー
ava (J) : 朝鮮戦争のときに一体何が?
rokoroko (J) : あと、なんだっけ。民族的にルーツが同じだとかなんだとかほざいてたような記憶がある。
yeri (J) : 出兵したらしい
yeri (J) : www.chosunonline.com/article/20020611000051
yeri (J) : これだ
rokoroko (J) : あとは、あれじゃないか?2002年のWCで日本を下したからトルコに親近感湧いてるんじゃ?
yeri (J) : 国連軍で参戦してたら兄弟ならアメリカも兄弟では?
rokoroko (J) : アメリカは悪人やねんw
yeri (J) : 納得いかんなぁw
2020 (K) : トルコの先祖が...
2020 (K) : 高句麗の子孫だからです
rokoroko (J) : ああ、これこれww
yeri (J) : ああ、スウェーデンも参戦してた
ava (J) : 国防部の関係者は「トルコ-ブラジル戦以降、トルコ駐在の韓国大使館爆破説まで飛び回る程、トルコ人の反韓感情がかなり膨れ上がっており、これまで作り上げてきた“金の塔”が崩れるのではないかと心配している」と話した。
ava (J) : この記事を読んでいると、友好国だと韓国が一方的に言っているだけにしか聞こえないのだが・・・・
2020 (K) : トルコは歴史書では 突厥 で現われます...
yeri (J) : 東ローマ帝国は高句麗の末裔だったのか
rokoroko (J) : 金の塔ではなく砂上の楼閣だったのではないか?
2020 (K) : 突厥 = Turk = トルク
ava (J) : オーストラリアやイギリス、ベルギーはどうなる?w
rokoroko (J) : もうそれでいいよ。トルコ人の起源は韓国。はいはい。
ava (J) : ww
2020 (K) : それはトルコの歴史書で示しています
2020 (K) : 韓国歴史書では出ないです
2020 (K) : トルコ人に聞きました
ava (J) : トルコ人の祖先は高句麗・・・・pu
2020 (K) : 韓国の人々はトルコ人たちが、韓国を好むことを変に思いました
2020 (K) : トルコ人たちは韓国を兄弟の国だと思います
2020 (K) : しかし韓国の人々は歴史書で学ばなくて分からないです
rokoroko (J) : トルコ人がそれを聞いたら、どうコメントするんだろう?
2020 (K) : 直接問って見てください
rokoroko (J) : トルコ人の知り合い居ないし。
ava (J) : えっと・・・
yeri (J) : 【6世紀に入ってモンゴル高原に突厥が興起すると、契丹や靺鞨など弱小民族の支配権をめぐって突厥と対立関係が生じた。『三国史記』には突厥が高句麗の新城を攻撃した記事が見え、突厥の「ビルゲ可汗碑」にも初代突厥可汗が東方のボクリ可汗を攻撃した記事がみえる。】
2020 (K) : トルコインターネットで問って見ればどうでしょう
yeri (J) : こらw
yeri (J) : ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%8F%A5%E9%BA%97
ava (J) : トルコ人は「自分達の祖先が朝鮮人」だと認識していると?
2020 (K) : そしてモンゴルも韓国を兄弟の国だと思いますね
rokoroko (J) : ん?高句麗関係ない?
yeri (J) : これでなんでトルコの先祖が高句麗の子孫になるんだ?
ava (J) : トルコ・・・高句麗の新城を攻撃したらしいがw
ava (J) : 『三国史記』に書いてあるそうですよ?
2020 (K) : いいえトルコ人々がする言葉です
yeri (J) : そのトルコの歴史書の名前が分からんとなぁ
ava (J) : 実際にトルコ人から聞きましたか?
2020 (K) : はい...
ava (J) : 実際にトルコ人から聞いた?
ava (J) : 自分で?
2020 (K) : ニュースにも報道されました (韓国で)
ava (J) : では、自分でトルコの歴史書を確認した訳ではないのですね?
2020 (K) : トルコ言語は分からないです.... 韓国語に似ているというの外には
ava (J) : 韓国語に似ているのか・・・・
yeri (J) : いや、語順が同じなだけ。その理屈だと日本語とも似てることになる
rokoroko (J) : そういう日本に関する情報を話したあとは、彼らによるトルコの解説が始まった。よくトルコに関する本を読んでいると、「トルコ人は日本人に対して好意的」というような話が目に付く。はたして彼らもそうで、とても好意を持っているようだった。彼らによると、もともと元トルコ人はユーラシア大陸の中央部に住んでいて、それが東西に移動して行き、西に向かって小アジアに住み着いたのが現在のトルコ人。そして東に向かって、その東の端に住み着いたのが現在の日本人というわけだ。だから日本人とトルコ人は兄弟という理屈なのだ。もともと同族であり、トルコの仇敵であったロシアのバルチック艦隊を打ち破ったこともあって、日本にはとてもシンパシーを感じているようだ。ただ、そのわりには日本の情報があまり入っていない感じだった。イメージ先行型なんだろう。
rokoroko (J) : トルコを旅行した日本人の手記。どうとでも言えるわなw
yeri (J) : ああ、対ロシアはポイント高かったらしいよ
yeri (J) : トルコとかフィンランドとかロシア相手に苦労してたからさ
2020 (K) : 古代に東欧中央アジア極東皆が一つの国だったと言います。日本を含み。
rokoroko (J) : そんなことを言い出したら、人類はアフリカで誕生したんだから、どの国も兄弟国になってしまうじゃないか。
2020 (K) : それが高句麗ということですよ
yeri (J) : うわw
rokoroko (J) : え?高句麗?
yeri (J) : 東欧から極東までを支配してた高句麗?
rokoroko (J) : ユーラシア大陸全域を支配していた高句麗?
2020 (K) : とても荒唐な事件があったが
2020 (K) : 話しましょうか?
2020 (K) : 止しましょうか?
yeri (J) : wktk
2020 (K) :知りたくないですか?
rokoroko (J) : 韓国の学校ではそんな教育をするのねー
2020 (K) : イスラエル分かりましょう?
yeri (J) : モンゴルよりも広い領土って。。。
2020 (K) : イスラエルが 1945年独立したでしょう?
yeri (J) : いきなり時代が飛ぶなぁ
2020 (K) : ユダヤ人たちが世界あちこちに散らばって住んで行って
yeri (J) : 続けてもらいましょうか
2020 (K) : 一番最初にUNにユダヤ人たちがユダヤ人国を建てようとUNに頼んだ所が
2020 (K) :極東の満洲白頭山北だったという事実
2020 (K) : 少し荒唐な事件だったです
rokoroko (J) : それで?
2020 (K) : ところで中共で反対して、失敗しました
rokoroko (J) : うん。それで?
2020 (K) : それで今の中東にイスラエルを建国した
yeri (J) : その「事実」っていうのは、どこを探すと見つかるの?UNの記録?
rokoroko (J) : 結局何が言いたいのか分からん。
yeri (J) : あと、トルコと関係ないし、それ
2020 (K) : UN記録です...
yeri (J) : どうしてくれようか
rokoroko (J) : イスラエルが満州の土地を欲しがった。それだけのことでしょう?
yeri (J) : じゃあ、記録番号なり何なり示してください
rokoroko (J) : イスラエルじゃないな。ユダヤ人が。
rokoroko (J) : その話は事実だとして、あなたは何を言いたいのかが分からない。
2020 (K) : 私もそれが知りたいです
yeri (J) : 元々の話はトルコね
2020 (K) : トルコ話に帰りましょう
rokoroko (J) : 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
yeri (J) : ということで根拠不明の意味不明で、その話は終わり
2020 (K) : トルコ人々が日本人たちにも兄弟の国だと思いますか?
rokoroko (J) : 知りませんよ。そんなことは。
yeri (J) : トルコ人は義理堅いねって話をしてたんだけどね
rokoroko (J) : 大体、顔も形も似ていないのに。
2020 (K) : 白人種が遺伝子が優性だと言いますね....
2020 (K) : 混血になったが...
2020 (K) : トルコ歴史書でそれほど教えるという...
2020 (K) : 少々お待ちください。捜してみますよ
2020 (K) : 捜してみますそれでは...
ava (J) : IT大国の検索能力に期待
rokoroko (J) : さて、2020が歴史書を出してくるまでの間、タバコでも吸ってこよう
yeri (J) : 行ってら
2020 (K) : http://blog.naver.com/samshin0?Redirect=LoglogNo=100015295957
yeri (J) : 石灰石のページですか
ava (J) : なんだww
2020 (K) : 見えないですか?
ava (J) : 見えますけどね・・・・・
yeri (J) : 【カルシウムがその化学造成で石灰石は主に方解石で成り立ちながら,方解石の純粋なのは透明だが不純物が含まれれば色々な色を帯びて槌で軽くたたけば菱面体の劈開便でこわれる。 また方解石は複屈折ができて偏光もできるので光学用で重要な鉱物だ。 方解石が完全な結晶体で無色透明なのをアイスランド スパーアラゴする。】(筆者註:原文はハングル)
yeri (J) : これがどう関係あるのか分からん
ava (J) : blog.naver.com/samshin0?Redirect=LoglogNo=100015295957/a
ava (J) : ここで間違いないのですか?
2020 (K) : ないです...
ava (J) : ?
ava (J) : 早く正しい住所を
2020 (K) : blog.naver.com/samshin0?Redirect=LoglogNo=100015295957
ava (J) : これがなに?
rokoroko (J) : なぜ鉱石の記述がトルコ人の話と関係があるの?
2020 (K) : ちょっと待ってください
rokoroko (J) : はい
ava (J) : URLを一つ出すのに何でこんなに時間がかかるのか・・・・
ava (J) : 低速回線なのか?
rokoroko (J) : 資料が見当たらないんでしょう。
ava (J) : さっきのは何だったのだw
rokoroko (J) : さっきのURLは何かの勘違いだったと思うことにしましょう
ava (J) : 意図的に、あのページを提示したとしか思えない
2020 (K) : blog.naver.com/samshin0/100015295957
rokoroko (J) : もしかして鉱物にトルコの謎が。
2020 (K) : blog.naver.com/samshin0/100015295957
2020 (K) : 見えますか
2020 (K) : エラーがありました...
ava (J) : はい、今見ています
yeri (J) : 長いなぁ
yeri (J) : 歴史書の記述の部分だけ抜粋してくれればいいのに
ava (J) : これは、誰のブログですか?
ava (J) : この「フン族」というのがテュルク系民族?
yeri (J) : avaさん、どこの翻訳機使ってるの?Exciteだと全然戻ってこない
ava (J) : ヤフー
yeri (J) : なる
rokoroko (J) : というか、こんな長い文章読めないぞ。
rokoroko (J) : 翻訳機を使って読むのに、これだけの分量を読めというのは酷いww
rokoroko (J) : 該当箇所をここに抜き出してコピーしてくださいよ。
2020 (K) : ちょっと待って
2020 (K) : 匈奴は西紀 5世紀高句麗広開土好太王時代に同ローマを侵略した高句麗系統だ...
yeri (J) : 輪行袋の緒が切れてきた
rokoroko (J) : 終わり?
2020 (K) : これは圧縮したのです...
rokoroko (J) : 余計なことはしなくて良い
yeri (J) : いや、だからトルコ側の歴史書の記述はどこに?
rokoroko (J) : 該当箇所をそのままコピーしてここに貼ってください
2020 (K) : トルコ歴史は突厥の歴史です...
rokoroko (J) : 話が通じていない。
yeri (J) : 通じてない
rokoroko (J) : 私が言っていることが分かりませんか?
2020 (K) : うーん翻訳に問題がありましたよね
yeri (J) : いや、翻訳の問題では全くないと思います
2020 (K) : トルコ歴史書はトルコ言語が分からなければなりません...
rokoroko (J) : 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
2020 (K) : 突厥の歴史敍述を持って来ても良いですか?
rokoroko (J) : それでは、その記述があるトルコの歴史書の書名を教えてください。
rokoroko (J) : もう叙述よりも書名の方が知りたい。
2020 (K) : トルコの歴史書を見たことは明確にではないです...
2020 (K) : トルコ人に聞いたという話をしました..
rokoroko (J) : 見たことは無くても、そのような書物があるのなら、検索すれば書名は分かりますよね?
yeri (J) : ロコが追い込みに入った
rokoroko (J) : 要領を得ないので段々イライラしてきた
yeri (J) : カルシウム足りてへんねん。。。
rokoroko (J) : カルシウムなら必要量以上を摂取してるねんけどなあ。
2020 (K) : 突厥の歴史はたくさん存在します...(韓国にも)
rokoroko (J) : そんな御託は要らないので、歴史書の名前を教えてください
2020 (K) : ................
rokoroko (J) : 歴史書の名前が分かれば、こちらでも検索できるから。
2020 (K) : ちょっと待って....
2020 (K) : 25史 の中であたる内容があるのか見ます...
rokoroko (J) : 頑張って探してください
yeri (J) : 小魚と牛乳かぁ、健康的で羨ましい
rokoroko (J) : いや、カルシウム剤やけどな。
yeri (J) : サプリか
rokoroko (J) : サプリみたいなもんやね。
2020 (K) : ハンダンゴギ
rokoroko (J) : 嫌な予感。
2020 (K) : 43世檀君物理乙卯36年 BC426年
2020 (K) : ハンダンゴギを一度読んで見ることを勧めます...
yeri (J) : それ、トルコの歴史書の名前?
rokoroko (J) : そのハンダンゴギって漢字でどのように書くのか分かりますか?
2020 (K) : 少しの間だけ...
2020 (K) : ハンダンゴギ=桓檀古記
yeri (J) : 韓壇御記
yeri (J) : 途中まで当たったw
rokoroko (J) : 。。。。。。。。。。。。。。。。。
ava (J) : 考察のきっかけはアメリカとドイツのドキュメンタリーで、誰か(ブログ主)がインターネットと資料で調べたという流れですよね
yeri (J) : 予想通り
rokoroko (J) : 桓檀古記(かんだんこき)とは、超古代からの朝鮮半島の歴史を太白教の桂延壽(宣川桂延寿)が編集したものを李沂が1911年(檀君紀元5808年、光武15年)5月に印刷したとされる偽史書。
2020 (K) : 歴史知識が多いようです... しかし直接読んで見てください... その後に真偽をおっしゃってください
rokoroko (J) : いや、既に偽物だと断定されている書物を読む意味があるのかい?
yeri (J) : 【日韓併合の翌年に編纂された本書の「檀君世紀」や「太白逸史」には中国の清の時代の地名や嘉慶以後の言葉「長春」や「太白逸史」の引用書「朝代記」に男女平等、父権などの用語がある。また編纂に必要な引用文献などが明確でなく、不明であるにもかかわらず、古代以来伝えられた真実を記載したとするため偽書とされる。この点で日本の古史古伝と似ている。事実、本書は日本の古史古伝の研究家、鹿島により1982年、古史古伝と同じ扱いで日本語訳書が出版されることにより大韓民国で有名になった。】
2020 (K) : 朝鮮史編修会という団体がありました....
2020 (K) : 日本の韓国征服時期に韓国歴史書を編纂しました...
rokoroko (J) : 団体があるのは構わないが、信憑性が無い内容ならば、意味が無いじゃないか。
yeri (J) : 終わりでしょ、これ
2020 (K) : あの時歴史を操作した証拠がたくさんあります...
rokoroko (J) : 1911年ですよね。
ava (J) : でも、先ほどのサイトは全部筆者の「仮説」ですよね?
rokoroko (J) : 日韓併合の翌年に出された本だよね。
2020 (K) : 明らかに申し上げました... トルコ人たちに直接問って見てください
ava (J) : 「思う」とか「~ようだ」とか多いw
rokoroko (J) : 日本政府も甘いなあ。こんな偽物歴史本を発行許可するなんて。
yeri (K) : いや、それトルコの歴史書でもないからトルコ人は関係ないし
rokoroko (J) : というか、あなたは最初に「トルコの歴史書」に書いていると言ってなかったか?
2020 (K) : そうです... トルコ人たちに聞いたと言いました..
rokoroko (J) : トルコ語だから読めないですね、って言っていましたよね?
rokoroko (J) : だから、トルコの歴史書の名前を出せばいいのですよ。
rokoroko (J) : なぜそこで韓国の文献を、しかも偽物を証拠として出すのか。
2020 (K) : トルコの歴史書をどう分かりますか?
ava (J) : なんで参考文献も書いてないのかw
rokoroko (J) : 調べれば分かるでしょう?
2020 (K) : 調査したら分かります
rokoroko (J) : では調べてください
2020 (K) : トルコ歴史教科書を見てください
rokoroko (J) : は?
rokoroko (J) : 教科書の話なんてしていない
2020 (K) : 私が調査する余裕はないです...
rokoroko (J) : 文献の名前を言えと言っているのだ
2020 (K) : トルコ歴史教科書を見てください
yeri (J) : 量産型のようでした
rokoroko (J) : それなら最初から「私は頭が悪いので調べられません」と言えよ。
2020 (K) : 私は頭が良いがトルコ語は分からないです...
rokoroko (J) : これだけ時間を費やして、結局何も分かりませんでした。という結論で我々が納得するとでも思ってるの?
2020 (K) : あなたが頭が良ければ調査をしてください
rokoroko (J) : 韓国語で検索すればいいじゃないか。 韓国とトルコの間の話だろ?それなら韓国語のサイトにその話とその根拠が明記してあるだろ?
rokoroko (J) : それともそんな大事な2国間の歴史的事実を確認する手段が韓国のネットには無いのか?
2020 (K) : またした話をするようにしますね
rokoroko (J) : 何のためのIT大国だ?
2020 (K) : 日本検索が難しければ手伝ってくれることはできます..
rokoroko (J) : 怒るのは当然だろ。ここまで時間を割いて与太話に付き合ってきたんだからな。
yeri (J) : 無駄、無駄
rokoroko (J) : 日本のネットにはそんな情報はありません。
2020 (K) : もし英語がお上手ですか...?
yeri (J) : これだけ引っ張るだけ引っ張って、まともな情報を出せるわけがない
rokoroko (J) : なぜ日本のネットにその情報が無いか?理由は簡単だ。そんな事実が存在しないから。
yeri (J) : 与太話で終わりでしょ
2020 (K) : 英文サイトを紹介をして上げることができます...
rokoroko (J) : もういいよ。無駄だ。時間を損した。
rokoroko (J) : 時間を返せ。
ava (J) : ちなみに日本にはトルコ語資料は圧倒的に歴史・地理分野が多く、 古代オリエントの時代から現代のトルコ共和国までを扱った資料は幅広く、しかも一般に公開されている。それなのにトルコ人の起源が高麗人という話は韓国人以外から聞いた事が無い
2020 (K) : 歴史は現在の勝利者の記録です.
2020 (K) :過去の記録は勝利者中心に縮小されるものです...
rokoroko (J) : だから何だ?
2020 (K) : だから日本に資料がなければ外国の資料を捜してみてください
rokoroko (J) : は?意味不明なことを言うなよ。
ava (J) : 韓国とトルコでは韓国が勝利者だとでも言いたいのか?
2020 (K) : 日本が勝利者です
ava (J) : 韓国とトルコの話だろう?何故日本が出てくるのだ?
2020 (K) : 日本には韓国の歴史書 20万巻があると聞きました..
rokoroko (J) : 高句麗はユーラシア大陸を制覇したんだろう?それなら高句麗は勝者じゃないか。なぜその勝者の記録が無いんだ?
2020 (K) : 壬辰の乱と日本征服時期に持って行った本だと聞きました...その諸本を熱心に研究してください
yeri (J) : 「トルコの歴史書」に書いてあるって言ってたでしょ
rokoroko (J) : また論点をごまかして、話を逸らしてるの?
rokoroko (J) : 話題を摩り替えたら、納得するなんて思うなよ。
2020 (K) : そして韓国の研究結果を一つお知らせいたします...
2020 (K) : 少しの間だけ...
rokoroko (J) : 韓国では常識なんだろ?ユーラシアを制覇した高句麗は。それなのに証拠の文献すら出せないのは、どういう頭の構造をしているんだ。
rokoroko (J) : もういい。無駄。
rokoroko (J) : タバコ吸ってくる
yeri (J) : 行ってら
2020 (K) : www.coo2.net/files/和食1-1.gif
2020 (K) : 原本 urlをコピーしてください
ava (J) : アドレスにハングルが含まれているので無理
ava (J) : なんだ、和食ってww
2020 (K) : 少しの間だけ,...
2020 (K) : www.khaan.net/histophoto/changbeom/album/img/samkook-position.jpg
ava (J) : 今度は天気図?
2020 (K) : はい...
ava (J) : 何を考えているのだ?
2020 (K) : 絵を見れば
ava (J) : 絵を見れば何?
2020 (K) : 歴史書の天文現象(和食)を分析した結果
yeri (J) : 高句麗、百済って書いてあるから天気図ではないみたい
2020 (K) : 左側の上の絵は高句麗の天文現象観測地域で
2020 (K) : 左側の下は百済の天文現象観測地域
2020 (K) : 右側は新羅の天文現象観測地域です...
2020 (K) : ソウル大学校天文学科バックチァングボム教授の著述
2020 (K) : 和食=sunset
2020 (K) : 仕事=日
2020 (K) : ちがう..
rokoroko (J) : それで、その天体観測が何の関係があるのだ?
ava (J) : それで、この天気図と、トルコ人の先祖が高麗人というのがどのように繋がるのだ?
2020 (K) : 和食 [日蝕, solar eclipse]
rokoroko (J) : 余計なことをせずに、該当する記述がある文献の名前を書けよ。
2020 (K) : 三国史記日本書紀その他歴史書を分析した内容です..
rokoroko (J) : 自分で最初に主張したことだろう?責任持ってその内容の真実を示せよ。
2020 (K) : ところが、三国史記は日本が朝鮮史編修会で操作したが、日蝕記録はまだ操作ができなかったという...
rokoroko (J) : だから、日食と今の話は関係ないだろうが。
rokoroko (J) : 話を逸らすな。都合が悪くなるといつも韓国人はそうやって話題を変える
2020 (K) : トルコと関係を説明しなさいという話ですか?
rokoroko (J) : 都合が悪くなると話題を変えて立場を有利にしましょう、と学校で先生に習うのか?
rokoroko (J) : 今頃何を言っている?文献名を出せ。これだけだ。
2020 (K) : 山海経を読んで見てください。三国史記山海経 25四等々読んで見てください
2020 (K) : 25士 = 25史
ava (J) : 中国の歴史書だろうがwww
rokoroko (J) : で、その山海経に何が書いてるって?
ava (J) : トルコの歴史書はどうした?w
2020 (K) : 読んでみないで教科書に習ったことで話さないで下さい
rokoroko (J) : 山海経(せんがいきょう)とは戦国時代から秦・漢期にかけて徐々に付加執筆されて成立した中国最古の地理書である。禹の治水を助けた伯益の著に仮託される。18巻。現行本には、西晋の郭璞の伝(注釈)を付す。各地の動植物、鉱物などの産物を記すが、その中には空想的なものや妖怪、神々の記述も多く含まれ、そこに古い時代の中国各地の神話が伝えられていると考えられている。そのため、後世失われたものの多い中国神話の重要な基礎資料となっている。3世紀に完成。
2020 (K) : トルコ言語が分かったら直接読んで見てください
rokoroko (J) : 動植物の話を読んで、我々に何をしろと言うのだ?
2020 (K) : 百科事典検索しますか?
rokoroko (J) : はい。検索しましたよ。
rokoroko (J) : 何でもいいからごまかせば良いとでも思っているのか?
2020 (K) : 信じなくても構わないです...
2020 (K) : 私があなたに強要しないです...
rokoroko (J) : あなたは嘘しか言わないのね。
2020 (K) : あなたの自由です...
ava (J) : 話にならないな
2020 (K) : うーん...
2020 (K) : 地図を一つ見せてくれましょうか
rokoroko (J) : 最初に「トルコの歴史書に書いてます」と言ったのはあなただ。しかしあなたが出してくるのは朝鮮の偽書と中国の古代書。トルコの歴史書は?????????
ava (J) : いや、私はもういいや
rokoroko (J) : 地図なんて要らない!!!!!
rokoroko (J) : 嘘吐きめ。
ava (J) : この韓国人は不良品だった
2020 (K) : 面白いです....
rokoroko (J) : 一生嘘吐きのレッテル貼られて過ごしてなさい
rokoroko (J) : さて、オレももう飽きたわ
2020 (K) : わがまま思ってください
2020 (K) : en.wikipedia.org/wiki/Gojoseon
2020 (K) : 参考して見てください
rokoroko (K) : もういい。
2020 (K) : そうです
2020 (K) : これ以上は無意味です
rokoroko (J) : 相手したくない。今すぐ出て行ってくれ。
2020 (K) : 出勤でもと言いましょう
yeri (J) : 乙かれー
2020 (K) : see you later
2020(K) さんが退場しました。
rokoroko (J) : 。。。。。。疲れるなー
ava (J) : 後半は無茶苦茶でしたね・・・
ava (J) : トルコ人は韓国起源?
rokoroko (J) : もう宇宙は韓国起源でいいよ。
yeri (J) : よく、あれだけ話を誤魔化せると思う。言ってることが事実かどうか以前に
ava (J) : そのうち海から最初に地上に上がったのも韓国人になる
rokoroko (J) : 韓国人は自尊心って言葉良く使うけど、自尊心が欠落しているからあんな行動がとれるんだとしか思えない。
yeri (J) : 本当に自尊心があったら、自尊心、自尊心って言わないよ
rokoroko (J) : 嘘吐きとまで言われても、平然と更に嘘を重ねる根性に自尊心もへったくれもあるかってんだ。
rokoroko (J) : ムキー
rokoroko (J) : しかも最後にSee you laterだとさ。二度と来るなっつーねん。
rokoroko (J) : ムキー
ログ採取日 2007年6月18日午前8時頃
鬼とトッケビの新・モノ騙りその7
でも、本来ならあと2回ぐらいに分けてやろうかと思ってたのですが、今回で一気に終わらせますw
実は,この時使われる棒を
‘福棒’、‘ウチデノコジュチ’と呼んだそうです。
何故ですか? 銑鉄道具は当時最も貴重な貴重品でしたよ。
これだけあれば農作業をよく作ることができて、農作業がうまくいけば
食べ物でも服でも何でも暮らせたからです。
そしてその道具はまさに‘棒’で
たたいて作ることだったからだよ。
P.48ハングル訳文
日本中部地方の愛知オクミカワ(愛知縣三河)には長い間の昔から伝えられて伝わる‘花祭り’という祭りがあります。
祭りの主人公はまさかりを手に持ったおばけ。 日本にはこれと共におばけが登場する祭りがとても多いです。
日本おばけの‘オニ(鬼)’の角は概して二つなんです。
しかし。キュシュオイタケンクニサキ(九州大分縣国東)半島の寺で活躍する、祭りおばけの角は一個なんです。
このシリーズで掲載している絵本画像は、10日前後で削除し、その代わりにトッケビのイメージ画像を掲載しております(これも本当は著作権がらみでヤバいかもしれないので、クレームが来たら削ります)。所詮空想上の化け物ですから、これが正しいトッケビの姿だというものはありませんが、朝鮮のトッケビにも2本角のものが散見されます。もっとも、日帝統治時に日本の鬼のイメージがかなり影響したらしき印象もありますが。
P.49ハングル訳文
おばけは日本に行った。
ある日、おばけ親分は、海の彼方
日本土地で行くか考えました。
その頃の日本の人々は、まだ銑鉄や銑鉄道具
作る方法を知らずにいましたよ。
日本には銑鉄作るのに使われる良い砂鉄が多かったし、
炭作るのに使われる木もとても多かったという話です。
“銑鉄作る方法を教えれば日本の人々も
本当に好むでしょう。”
親分の部下らも大賛成でした。
ここから、物凄い違和感のあるくだりが始まります。まず朝鮮半島にいる製鉄技術者集団が「海の彼方に日本という国がある」ということを知り得たかどうか。仮に知り得たとして、その日本では製鉄技術がまだ伝わっていなかったということを知り得たかどうか。とりあえずそれをも知り得たとして、日本に製鉄用の砂鉄が多く、製鉄用の炭を作る木が豊富だったということを知り得たかどうか。さらに製鉄技術が伝わっていなかったはずの日本で、何故製鉄に適した砂鉄が多く取れるということを知り得たのか。インターネットで検索したのでしょうかね。
P.53ハングル訳文
おばけ親分は、多い部下働き手らを連れて
いよいよ日本に渡っていきました。
銑鉄と銑鉄道具をザァーと作って大きく歓迎されたし、
神と敬われることさえしましたよ。
この話を聞いた他のおばけらも争って日本に
渡っていきました。 おばけの日本語は‘オニ’です。
これは‘大きい人’という意の韓国昔言葉
‘オニ’(この頃言葉で‘兄’を示す‘オンニ’)が
このように変わったことだというんですよ。
この当時、半島から技術者が自発的に、技術を伝えるなどという目的を持って来日した例を私は知りません。ほとんどが技術系奴隷として貢納されたものか、でなければ戦乱や亡国のために亡命してきた人々です。韓国人が誇る王仁でさえも、日本側の求めに応じて貢納された学者です。
ところで、朝鮮では年少者から年長者に呼びかける場合、呼びかける年少者の男女、呼びかけられる年長者の男女で呼称が変わります。年少男子から年長男子に呼びかける時は「ヒョン」と呼び、年少女子から年長男子に呼びかける時は「オッパ」と呼びます。年少男子から年長女子に呼びかける時は「ヌナ」、そして年少女子から年長女子に呼びかける時は「オンニ」と言います(年長者から年少者へ呼びかける時は、ファーストネームを呼び捨てにするのが普通のようです)。
それから日本語の「おに」という言葉は「隠」という言葉から発生しているらしいというのが日本での定説です。とりあえず李寧煕には、「オニ」という言葉が朝鮮語の「オンニ」からだというソースを提示していただきたいものです。日本に製鉄技術者が渡来したのは4~6世紀頃と自分で前述しているのですから、李寧煕はその頃の朝鮮語の文献資料をお持ちなのでしょう。
貴重品の塊鉄と銑鉄道具をたくさん作って
たくさん持っていたおばけは、
ときおり悪党らの襲撃を受けたりもしました。
汗流して,熱心に作ったのを根こそぎ奪われたりされました。
おばけは時々このように盗み当てられたし、
無惨に死んだりもしました。これは本当に悲しいことです。
最近日本の製鉄史について書かれた本を読んでいるのですが、それによると、日本における製鉄集団は、製鉄適地を求めて流浪する人々だったそうです。彼らはしばしば暴力的に村落を襲って食糧や女性を奪うため、恐れられたといいます。それらはヤマタノオロチなどに仮託され、伝説となりました。李寧煕の説とは真逆です。
この脈絡無く差し込まれたくだりについては、李寧煕が「こんな昔から、無識なチョッパリは先進文化を教えてやったウリたちに、恩知らずにも残虐な行為をしますね」と言いたかったためだとしか思えません。
P.57ハングル訳文
おばけは恐ろしく見えたが、気立ては優しくて暖かかったです。
7世紀新羅のソウル徐羅伐に住んでいたヂグィ(志鬼)という名前の
おばけもそうしました。
ヂグィはソンドク(善徳)女王様を思慕していました。
女王様はおばけらをいつも有難く思っておられましたよ。
白い牡丹花のように美しくて、非常に賢い方だったそうです。
ある日、女王様が寺に外に行かれたという話を聞いて、
ヂグィは寺塔の前で待って思わず寝つきました。
法堂から出た女王様はヂグィをかわいそうに思って、
手に挟まった金の指輪を抜いて彼の胸の上にのせてやって
宮に戻りました。後ほどこれを知ったヂグィは
あまりにも悲しくて、思わず胸で火事が起こって焼け死んでしまったそうだよ。
‘三国史記’という歴史の本にある話です。
私が調べた限りでは、「志鬼説話」が載っているのは「三国史記」ではなく、「三国遺事」の方でした。
P.61ハングル訳文
ヂグィ(志鬼)は‘作ること’(物作ること、物作る人)という
韓国言葉を漢字で現わした名前です。
古代の韓国や日本では、これら色々‘作ること’中でも
特に銑鉄作ることたちは最も尊く敬いました。
6世紀に作られた高句麗墓で発見された壁の絵の中では、
銑鉄道具を作っている鍛冶屋が
地帯(訳注:意味不明)高い神に描かれています。
もちろん「志鬼」が物作りを意味するなどというのは、完全に李寧煕の創作です。また、古代から現代に至るまで、朝鮮で職人が尊重されたという話はほとんど聞きません。その逆はうんざりするほど聞けますが。
日本では人でも物でも結構簡単に神になります。もっとも、人や物が神になるのは「敬われたから」ではなく、「恐れられたから」であることの方が多いようです。
日本は祭りの国です。
一年ずっと色々な祭りが楽しく開かれるのに、
特に子供守りとしてのおばけ祭りが多いです。
おばけは韓国の昔話にもたくさん現れますね。
話の中のおばけは、子供が特に好きで
共にいたずらをしながらよく遊びます。
昔、人々のために銑鉄を作ったおばけは、
今は祭りや話の中で子供を守りながら生きているとのことです。
おばけおじさんありがとう!
日本に子供守りの鬼祭りって多かったでしたっけ?なまはげとか獅子舞のことでしょうか。日本の祭りは、自然の脅威を鎮めたり、また逆に自然の恵みに感謝したりするものと、祖霊の鎮魂が多かったと思うのですが。
ところでこのシリーズを始める際にも書いたことですが、この最後の一文が私には、日本の子供たちに「そう言え」と言ってるように見えてしかたありません。
P.64ハングル訳文
文の後に
この本は童話作家であるイヨンヒ先生様(POSCO人材開発院教授・製鉄史)と、韓国と日本の歴史に明るい挿絵家キムトゥヒョン先生様にお願いして、文の絵を用意、POSCOと新日本製鉄が力を合わせて出したのです。 今後もずっと出てくることになるこの「おもしろい話」シリーズを、2ヶ国子供皆さんが仲良く力集めて押してふるまって下さい。
ポスコ・シンニッテチュ
このあとがきですが、ハングル版には、日本語版の方にある「両国の子供たちが永遠に仲良くしていってほしいと心から願っています」という文章がすっぽり抜け落ちています。日本人にのみ「韓国人と仲良くしろ」と言うのは、どういう意図があるのでしょうか。
7回に渡る「鬼トッケビ」シリーズ。うんざりされている皆様が多いとは存じますが、今回で終了です。おつきあいありがとうございました<(_"_)>
※お断り この絵本の画像は、7/3に削除しました。
朝鮮という呪い
と言うわけで、本日は梅雨の中休み、じゃなくて鬼トッケビの中休みです(余談ですが、今年の梅雨入りは遅かったですねえ)。
私が育った地域では、それほど在日朝鮮人を見ることはありませんでした。実感としては、ゼロだったと言っても良いでしょう。それでも子供の頃から在日朝鮮人に関する話は、新聞やテレビなどで時々聞き及んでおりました。
一番印象に残っているのは、やはり指紋押捺問題でしょうか。その次が在日韓国人の経営する地下銀行による不正送金と、覚醒剤取締法違反で捕まった在日朝鮮人が「これは覚醒剤じゃない!キムチの食べ過ぎだ!」と主張していたという記事です。
小学校4年生ぐらいの頃、同級生に「朝鮮学校の奴らとは絶対喧嘩したらあかんで。あいつら平気でナイフ出してくんで」と言われて慄いた覚えもあります。当時「朝鮮学校の奴ら」を見たことは、一度もありませんでしたが。
そのせいかどうかはわかりませんが、左傾教育どっぷりで育ったにもかかわらず、何故か子供の頃から在日朝鮮人に対するスタンスは今とさほど変わりません。即ち「日本に住むなら日本の法律に従え」「それが嫌なら祖国へ帰れ」「日本人と同じ権利が欲しいなら帰化しろ」の3点です。その考えは基本的に現在も変わりません。在日朝鮮人が韓国籍や北朝鮮籍、朝鮮籍を保持する限り、彼らは日本では紛うことなき外国人です。
しかし不思議なことに、彼らは「我々は日本の【在日】という新しい民族である」などと言い始めております。
彼らの本国である韓国も、日本が無ければアイデンティティを失う国ではありますが、それでも一応本国韓国人には韓国人であるという自覚があります。翻って在日朝鮮人は、【朝鮮人である】ということと同じか、あるいはそれ以上に【在日】であるということに強くアイデンティティを持ちます。
彼らは出生地も、生活圏も、生活習慣も、言語もすべて日本でありながら、朝鮮の血と国籍に強烈にこだわりつつ、何故か日本における権利に関しては、日本人と同等以上のものを求めるというねじれを見せます。
それが高じるとどういう現象が起きるかと言いますと、例えばとあるSNSで「在日コリアン on the earth」などというコミュニティを作るわけです。
在日朝鮮人は、日本に在住しているから在日なのであって、アメリカ在住なら在米朝鮮人ですし、イギリスにいれば在英朝鮮人です。中国なら在中朝鮮人で、韓国にいれば普通に韓国人です。あえて本国人と区別をつけたいなら、日本生まれの韓国人(あるいは朝鮮人)と名乗れば良いと思います。
彼らが日本から出れば、その時点で【在日】ではなくなりますし、彼らが再度日本に来る時は「再入国」であって、「帰国」ではありません(そう言えば最近、在日朝鮮人の再入国許可を免除しろという運動が行なわれているようです。本当に、軒を貸せば母屋を乗っ取ろうとする連中です)。
にもかかわらず、某SNSの「在日コリアン on the earth」というコミュニティでは「ニューヨーク在住5年の在日コリアンですが、もうすぐ日本に帰国します」とか、「バンクーバー在住の在日コリアンです」とか「在タイ歴10年の在日コリアンです」とかいう連中のオンパレードで、読み進むにつれ軽い頭痛がしてきました。
何故そこまでして彼らは「在日」であることにしがみつくのでしょうか。
疼く頭の片隅を掠めた思いは、「もしかすると、朝鮮とは国ではなく、【呪い】なのかもしれない」という考えでした。
彼らは血統や国籍に強く執着しますが、それらに愛着を持っているとは思えません。朝鮮人とは、血や国籍なのではなく、【朝鮮という呪い】に縛られて、身動きが取れなくなっている者のことなのかもしれません。
鬼とトッケビの新・モノ騙りその6
さて、原始的な製鉄法には「たたら製鉄」というのがあるそうです。それとは別に日本の独自の製鉄法に「たたら吹き」というのがあるそうです。どちらにも「たたら」という言葉があるため、しばしば混同されるそうです。語尾「そうです」のオンパレードでもお察しいただけると思いますが、実は私にもこれらが具体的にどう違うのか、よくわかりませんでした。李寧煕の記述も「たたら製鉄」と「たたら吹き」を混同しているように見えます。
「たたら」とは「ふいご」のことで、製鉄に際し高温を得るために人為的に炉に空気を吹き込むための装置です。要するに空気ポンプのことだと思えば、概ね間違っていないと思います。
「たたら」の語は、既に日本書紀に見られると言います。その語源は、中央アジアのタタールだとか、インドの地方言語だとか、もちろんご多分に漏れず朝鮮語だとか色々言われていますが、定かではありません。
「音が似ているから」という理由で語源とするならば、例えば「たたり」という言葉も「タタール」が語源なのでしょうか?そう言えば、出雲周辺は日本の製鉄発祥地のひとつですが、「とっとり」も「タタール」と似た音になりますね。音が似ているという理由での語源説は、こじつけようと思ったらいくらでもこじつけられます。
「人麻呂の暗号」で騙されて以来、そして清水義範の「蕎麦ときしめん」に収録されている「序文」で爆笑して以来、「音が似ているから」という理由だけで、ある外国語がある日本語の語源になると考えるのは危険だと思うようになっております。
選んで出した砂鉄はとけた鉄を作るための所で運搬されます。
そこには銑鉄鍛える技術者多数が待っています。
見上げなければならない程背が高くて威厳があった男らです。
頭には角も一つ出ていますね。
しかし詳しく見ると、それは角でなく既婚男性の髷です。
長い髪の毛を上でとかして、頭の取っ手から縛ったんです。
韓国の男らの過去のヘアースタイルなのです。
ここで「とけた鉄」という言葉が見えますが、これは朝鮮固有語の「鉄」(日本語だと「かね」のニュアンスか?)と「水」を足した言葉の翻訳です。
ところで、確か今までの話の流れでは、「トッケビ=鍛冶屋」だったはずなのですが、ここに来て唐突に「製鉄技術者」になっています。重ねて申し上げますが、「製鉄技術」と「金属加工技術」は別物です。
P.40ハングル訳文
この銑鉄作る技術者らこそ
‘おばけ’と呼ばれた巨人ということです。
これらはあらかじめ作っておいた大きな泥窯に
薄く分けた炭を入れて火をたきます。それから
砂鉄を入れれば、赤くて青い火が高く沸き上がって上がりますね。
あかり向こう側と見える技術者おじさんらは
まるで赤くて青いおばけのようだとのことです。
そしてこまめに炭を運びながら、火窯に入れている
おじさんは、全身についた炭の粉でカ真っ黒おばけのようです。
製鉄に炎の温度は重要で、それを判断する技術者は長年強い炎を見つめるためにやがて視力を失うと言われ、それが一つ目小僧の原型であると言う説もあります。個人的に「一つ目小僧」は、製鉄技術者を模したものではないと思いますが、「一つ目大入道」「だいだらぼっち」は製鉄技術者を意味するのかもしれません。
日本では製鉄炉の温度管理技術者を「村下(むらげ)」と言ったそうです。その温度管理の秘訣は『初日の籠もり期には朝日の昇る色に吹き、二日目(中日)は太陽の日中の色に吹き、最後の日の下り期には日が西山に没する色に吹けと父の村下から教わった』と伝わっています。
というわけで、赤い火に照らされて赤鬼とか、炭で真っ黒の黒鬼というのは譲るとしても、青鬼の説明のための青い火って、製鉄の過程でそんなに出ないと思うんですけどどうなんでしょうか。
砂鉄と炭をこのようにかわるがわる入れて、火がよく広まり始めるように
ふいごで風を起こすことを継続して、三日昼夜すなわち72時間を休まないで
火をたけば、砂鉄は非常に濃いおかゆのようになります。
赤く光るすこぶる熱いおかゆ、
銑鉄がみな熟したのです。
たたら吹きでは、製鉄は三日三晩かけて行われ、これを一代(ひとよ)と言うそうです。上記の村下の温度管理法も三日に分けられております。
ところで、ご記憶の方もいらっしゃると思いますが、トッケビは「赤いお粥」が苦手です。
P.44ハングル訳文
この頃に火をたくことを止めれば、真っ赤な粥冷めて灰色
銑鉄塊になりますね。泥窯を破って銑鉄塊を
取り出す時になったのです。
この大きな銑鉄塊を適当な大きさで破って、
火の中に入れて取り出ししながら棒でたたいて、
銑鉄道具を作る順序です。
一個の銑鉄で鋭い刃物だったり、斧が作られる
姿は、神が広げる手並みを見る感じといいましょうか。
日本語文の方で「まるでマジシャンの手品か、神様の技のようです」と書かれている文章が、ハングル版では「神が広げる手並みを見る感じ」となっています。
こうして物書きの真似事をしていると、例えば「朝鮮では」と書くか「朝鮮は」と書くかで何度も推敲を繰り返したり、逸話を入れるか入れざるかで半日悩んだりします。ですから李寧煕が「マジシャンの手品」というフレーズを日本語版にわざわざ入れた理由、あるいはハングル版からあえて抜いた理由に、強く興味を覚えます。
※お断り この絵本の画像は6/27に削除しました。
鬼とトッケビの新・モノ騙りその5
金萱茶は、天然無着香(稀に着香しているものもありますのでご注意ください)なのに濃厚なミルクティのような香りがします。数ある台湾茶の中でも一番気に入ってるお茶です。
そのお店には水蜜桃紅茶も置いてありましたが、水蜜桃烏龍茶とどっちが美味しいでしょうね。水蜜桃紅茶って言うか、ピーチティはコンビニでも紙パック500ml入り100円ぐらいで売ってます。アイスピーチティ、これからの季節にはやたらと美味しいんですよね。何故か冬には飲む気がしませんが。
台湾茶の茶葉は、安いものから高いものまで、まさにピンキリです。安いものだと1斤(600g)数百円ぐらいですし、高いものだと1gで千円二千円は当り前です。そんなピンやらキリやらは別にして、普段使いのお茶ならだいたい10g300~500円ぐらいのものが手頃です。
これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれですが、1回5g使用しても2回分。1回500mlとしても3煎は楽に出るので、コンビニでペットボトルのお茶買うのと同じくらいか、物によっては安くつくんじゃないかな?って思っております。味も香りも全然違うしね。
と、李寧煕の文章で荒んだ気分をお茶で癒して、引き続き鬼トッケビ行きます(マジ荒む…)。
P.30ハングル訳文
銅の次に発見された金属が銑鉄です。
地球は‘銑鉄の星’と呼ばれる程銑鉄だらけです。
山頂から海の下とても深いところまで
多い銑鉄石が埋まっているとのことです。
その中でも最も質が良いことで名が知られたことは、
山の谷間で砂とともに流れて降りてきて
川辺に積もる砂鉄(砂鐵、鉄卵)ですね。
カッコ内にわざわざ漢字で「砂鐵」と書いてあるのは、朝鮮語音の「砂鉄」は「四節」と同音になり、「四季」という意味になってしまうためです。鉄卵は、砂鉄の粒の大きいものでしょうか。
ここでもやはり、李寧煕は「鉄」の意味で、「銑鉄」という単語を使っております。「鉄鉱石」の意味で「銑鉄石」と言ってるのかと思って韓国語辞書を引いてみましたが、韓国語辞書には「銑鉄石」という単語はありませんでした(「鉄鉱石」という単語はちゃんとありました)。
P.33ハングル訳文
きれいに輝くとても小さな微粒子
川辺の平沙の砂鉄を火で溶かして、古代の韓国人らは
質が良い銑鉄を作り出しましたよ。
銑鉄作りは砂の中で砂鉄を選んで出すことから
始まりました。
この作業は私たちの昔話で‘ゴセ’と呼ばれました。
‘砂鉄漉すこと’または‘砂鉄漉す’を示した単語です。
色々調べてみたところ、中国や朝鮮半島では、製鉄原料に砂鉄が使われていなかったというわけではないようですが、主に鉄鉱石を使っていたとする史料の方が多いようです。
ここで李寧煕は「ゴセ(geo se)」という言葉が「砂鉄漉すこと」「砂鉄漉す」(日本語文の方では「鉄漉し(鉄を選び出すこと)」)をあらわすと断言しております。
「砂鉄漉すこと」は朝鮮語音では「サチョル ゴルギ(sa cheol geo reu gi)」、「砂鉄漉す」は同じく「サチョル ゴルヌン イ(sa cheol geo reu neun i)」で、「ゴセ(geo se)」とは「ゴ(geo)」しか合ってません。ためしに李寧煕のトンデモ本「もう一つの万葉集」をひっくり返すと、「ゴスル(geo seul)」という単語がありました。こちらの方がよほど「ゴセ(geo se)」に近い音です。李寧煕は何故この単語を出さないのでしょうか。ちなみに「ゴスル(geo seul)」は朝鮮古語で「目障りな」という意味だそうですw
こういう無茶苦茶なこじつけは、李寧煕の得意とするところです。
P.34ハングル訳文
銑鉄作りの初めての作業の‘ゴセ’を監督するのは、
その国王の役割でした。
それで王様は‘砂鉄漉すこと’の意で
よく‘ゴセ’と呼ばれました。
新羅初代王様‘朴赫居世’のその‘居世’です。
所によっては‘ゴス’または‘ゴソ’ともしましたよ。
朴赫居世=初代新羅王。卵生伝説を持つ。
日本語文の方に「朴赫居世」は出てきません。説明が面倒だからでしょうか。
初代新羅王朴赫居世は、馬がもたらした卵から生まれたとされており、そのため朴という姓を与えられたと言われています(卵をひょうたんに見立てた。朴にはひょうたんの意味がある)。「赫居世」とは漢字の意味の通り、「居る世を赫(かがや)かせる」という意味だそうです。色々調べると、「赫居世」の朝鮮語音「ヒョクコセ」の「コセ」は王や貴人を意味する「キシ」からという説もありましたが、定かではありません。
伝説によると、朴赫居世は人々に養蚕を教えたとされていますが、製鉄も教えてたという伝説は、残念ながら見当たりませんでした。
しかし、王様が鉄漉しの監督って、いくらなんでも違和感有り過ぎです。「後の王監督である」ってオチじゃないですよね?
P.36ハングル訳文
韓国の鉄鋼会社POSCO(ポスコ)人材開発の中広場には、過去の鍛冶屋お父さんと息子の銅像があります。
良い農機具を作るために鋼鉄をたたいたりしたトッケビおじさんらもこのような形で仕事をしたところでしょう。
鍜治屋おじさんの頭てっぺんにねじった既婚男性の髷が、まるで角のように見えますね。
やっぱり「トッケビ=鍛冶屋」という理解で良いようです。しかし、このトンデモ絵本のネタ元は、POSCO人材開発院の中庭にある銅像ですかそうですか。
ところで、長い髪を頭のてっぺんでまとめて髷にするのは、朝鮮既婚男性の一般的なヘアスタイルだったそうです。ということは、朝鮮の既婚男性は全員トッケビという理解で良いかもしれません。「トッケビ」の本当の語源は、「ずうずうしくて気まぐれが激しい親父という意味のトッアビ」だそうですからw
というか、根本的な疑問が生じました。
日本でも、時代と共に髪型には変遷があります。江戸時代の男性は、月代を剃りちょんまげを結っていましたが、製鉄が伝わった頃の日本男性の髪型は「みづら」と呼ばれる髪型であったと言われています。
36ページの写真の、頭のてっぺんに髷を結う朝鮮男性の髪型は、李氏朝鮮時代の男性の髪型に見えるのですが、古代朝鮮でも同様の髪型が一般的だったのでしょうか。
高句麗の初代王を描いた韓国ドラマ「朱蒙」の映像を見ると、男性は基本的には頭のてっぺんで結わえた髪をそのまま後ろに垂らす、いわゆるポニーテールだったように見えます。しかし韓国ドラマは時代考証がいい加減なのでアテになりません。
P.37ハングル訳文
なぜ角が生えたんですか?
※お断り この絵本の画像は6/21に削除しました。
鬼とトッケビの新・モノ騙りその4
私が子供の頃、子供向けの雑誌の付録か何かの豆本で「ヨーロッパのとある国には黒目が三つある人がいる」とか、「アメリカにはガラスを主食にしている人がいる」とか「ヒマラヤには雪男が棲息している」などという、嘘だか本当だかわからない豆知識を集めたものがあり、半信半疑で読んだ記憶があります。当時、子供心に「嘘だぁ」と思いながらも、興味津々でページをめくったものです。
一方「子供の科学」なんかに書いてあることは、まじめに鵜呑みに信じておりましたし、おそらくそういう「学習雑誌」は、可能な限りまじめに正確に書いてあったのではないかと思います。
今回のこの絵本のスタンスは、いったいどちらなのでしょうか。今までの「新・モノ語り」シリーズは後者であったと思うのですが、今回の「鬼とドッケビの新・モノ語り」に限っては、前者としか考えられません。
ここまでのお話が「おとぎばなし」だとしても、何の教訓も得られない「おとぎばなし」では、子供に話して聞かせてやる価値など皆無なだけではなく、害になるだけです。
この絵本は、日本の小中学生に対する韓国人の思想工作の一環としか考えられません。新日鐵の意図が何処にあれ、韓国人の対日思想工作に加担した責任は免れ得ないでしょう。
P.22ハングル訳文
古代韓国の四ヶ国、新羅、高句麗、百済、伽耶はそれぞれ
高い銑鉄技術を持っていましたよ。
韓国の鉄器が一番最初日本に伝えられたことは紀元前3、4世紀頃です。今から2千3、4百年前のことですね。
本格的な製鉄技術は、4世紀から6世紀初めにかけて、やはり我が国の人々に伝えられました。
新羅=紀元前57年から935年
高句麗=紀元前37年頃から668年
百済=紀元前18年(?)から660年、もしくは346年から660年
伽耶=3世紀から6世紀中頃にかけて朝鮮半島の中南部において、洛東江流域を中心として散在していた小国家郡。
と言うわけで、紀元前3~4世紀に新羅・高句麗・百済・伽耶は存在しておりません。朝鮮半島に鉄器文化が伝わったのは中国の戦国時代(紀元前475年から221年)と推定されており、日本に鉄器が伝わったのと大きな時間差はありません。
金属加工技術の伝播については、百済より韓鍛治(からかぬち)の卓素(たくそ)を献上させたり、新羅より鍛治工を呼び寄せたりしていることが、日本側の記録にも残っております。しかし彼らが日本にどのような技術を伝えたのか、彼らが日本において何を作ったのかは定かではありません。
そもそも、日本や中国の文献資料には、新羅・百済が倭国の属国あるいは朝貢国であったと思われる記述が散見されます。当時倭国が伽耶に鉄資源の供給拠点を置いていただろう可能性は濃厚ですが、同程度に伽耶に倭国勢力が存在した可能性も低くありません。
もしこの絵本が、日本人が読むことを十二分に意識して書かれたもので、真面目に誠実に「学習絵本」として出版されたものであるならば、せめて注釈ででも、そういう記述があってしかるべきではないかと思います。
ところで、P.22の日本語文の方に「鉄の道アイアンロード」という言葉があります(ハングルでは「銑鉄の道」)が、これは一般的にはあまり用いられていない単語のようです。Googleで検索するとバイク屋がトップヒットします。
「アイアンロード」とは、おおかた「シルクロード」をもじった李寧煕の造語でしょうが、何でもかんでも「ロード」を付けりゃあ良いってものではありません。「アイアンロード」じゃ「鉄道」と思ってしまう方が普通でしょう。
ちなみに「鉄の道」で検索すると、鉄道ファンのサイトがトップヒットします。次いで日本国内の鉄文化やその伝播を紹介するサイト「鉄の道文化圏」がヒットします(現在鋭意製作途上のようです)。
なおP22の挿絵には、高句麗アイアンロード(豆満江河口発咸興経由敦賀)と、新羅アイアンロード(浦項・慶州発出雲)、伽耶・百済アイアンロード(扶余発金海経由福岡)の三つのルートが明記されています。しかし不思議なことに、ハングル文の方には「鉄の道(ハングルでは「銑鉄の道」)」という単語がありません。そこでハングルで「銑鉄の道」を検索してみましたが、まったくヒットしませんでした。念のためハングルで「鉄の道」を検索してみたら、案の定「鉄道」ばかりがヒットしましたw
P23ハングル訳文
おばけというのは誰なの?
P25ハングル訳文
体つきが大きくて、恐ろしい顔をしていたが、
おばけは怪物ではありません。
おばけは事実は人だったそうです。
それなら、人がどうして怪物のように見なされてきたことでしょうか。
またその人がどうして不思議な福棒を
持っていたことでしょう。
洋の東西を問わず、異形の存在は妖怪や怪物、精霊、鬼神とみなされるのが普通です。さらにそれらは、人々の畏怖や願望を投影されて、不思議な力や物を持ちます。トッケビも例外ではなかっただけの話です。
P.26ハングル訳文
‘古代’と呼ばれるとても遠い昔。
韓国の地には新羅、高句麗、百済と伽耶と呼ばれた
国々が隣り合っていました。
これら国は皆とても良い暮らしをしていました。
銑鉄作る優れた技術を持っていたためですね。
この銑鉄で、よく切れる鎌や刃物、矢尻などをより多く
作って 田畑をより多く広げて、
攻め込む敵を打ち破って
国の地も相次いで広げていったそうです。
攻め込む敵を打ち破る、すなわち専守防衛で国土が広がるなら、現在の日本もどんどん国土を広げることが出来ます。
P.29ハングル訳文
人間は初め、石や動物の骨で刃物や斧や
矢尻、針のようなものを作って生きていたのに、
ある日銅という金属を発見しました。
銅鉱石塊りを火に溶かして、模型に入れて固めれば、
色々な生活道具をたやすく作ることができるという事実を
知ったのです。
銅は人間が発見して、生活道具で使った
最初の金属だったそうです。
※お断り この絵本の画像は6/19に削除しました。
鬼とトッケビの新・モノ騙りその3
さて、今回UPする21ページまでが、第一話「打ち出の小槌」、ハングルで「ポクパンマンイ(「福棒」の意。ポク=漢字の「福」の朝鮮語音、パンマンイ=「棒」の朝鮮固有語)です。ここまでの描写を見る限り、トッケビは製鉄技術者ではなく、金属加工技術者、すなわち鍛冶屋のようです。
製鉄技術と金属加工技術は、言うまでもありませんが別個の技術です。
“銑鉄斧が必要なのですが。”
“切れ味の良い鎌があったらと思います。”
“クワもつぶれて、めちゃくちゃということです。”
各々ねだる村の人々が願い次第、
おばけは福棒をこまめにたたいて、
斧と鎌とクワを作りました。
村の人々は大きく好んだでしょうよ。
それで祭りの時使おうと醸しておいたドンドン酒や、
干しておいた魚をむやみに出して接待しました。
おばけは酒をとても好むと聞いていたためですね。
ドンドン酒=きれいな酒を取ったり漉したりしていない米粒がドンドン浮かび上がるマッコリ。濁酒。
トッケビであれ日本の鬼であれ、こんな風に人間と馴れ合っているという設定は無理があると思います。日本のおとぎばなしでもそういう設定は「泣いた赤鬼」ぐらいでしょうが、「泣いた赤鬼」でさえも「鬼は恐れ嫌われる存在」という前提の話です。基本的に朝鮮民話に出てくるトッケビも、人間に好かれたり懐かれたり、ましてや人間の役に立つ存在として描かれることはありません。
こういう状況設定の無理は「おとぎばなしだから」と看過するにしても、銑鉄の斧は脆くて使い物にならないと思います。
ところで、個人的な感想ですが、金銀錦といった財宝、米、宮殿までポンポン出せる「福の棒」なのに、村の人々は何故斧やら鎌やら鍬をねだるんでしょうね?
P.16ハングル訳文
酒を飲むやおばけらは気分が良くなって、
大声で歌を歌ったり踊ったりして、
行楽の場所を行いました。
福棒は酒席の周囲に放っておいたままです。
行楽の場所=要するに野原などでやる宴会のことでしょう。現在でも春から秋にかけて、韓国の野山では結構見られる風景です。
村の欲心おじいさんがこれを見て、
こっそりと福棒を盗もうとしました。
ところで、欲心の手が福棒にたちまち
ぴったりついてしまいました。
棒から手を切ろうとあがく欲心を
おばけが見たので、サア! 大変なことになりましたよ。
欲心おじいさんを福棒からばりばり外して、
土塊のようにかたまって投げてしまったそうです。
欲心=欲張り。
トッケビが出てくる朝鮮伝承民話にこのような話が実在する模様。製鉄技術とも金属加工技術とも関係が無いこのお話、多分ですが、韓国人側にこの捏造トッケビ話が伝承民話の中に実在するかのように錯覚させるためのものではないかと思われます。嘘の中に事実を混入させるのは、嘘に真実味を持たせるためのテクニックのひとつです。
P.20
過去の話にしばしば現れるこれらおばけは、
私たちの昔言葉で‘トッカビ’と呼ばれていました。
‘注いで(かきたてて)打って見える程背が高い’という意です。
おばけは体つきがとても大きくて力も強かったんですよ。
トッケビについて韓国語辞書を引くと、「ずうずうしくて気まぐれが激しい親父という意のトッアビからきた言葉」とあります。このように、古語を捏造して持論にこじつけるのは李寧煕の得意技で、この後もしばしば出てきます。
※お断り この絵本の画像は、6/16に削除しました。
鬼とトッケビの新・モノ騙りその2
前回の記事のコメント欄でも話題にあがったように、ひとことで「鉄」と言っても、日本語ではその製造過程や性質によって「ずく(銑)」「けら()」「はがね(鋼)」とさまざまに呼び分けられております。今回このシリーズの稿を起こすにあたって一番時間を食ったのは、原文のテキスト起こしでも翻訳でもありません。鉄や製鉄に関する知識の収集と単語の違いや理解に、一番時間がかかりました。
自分ひとりがわかっていれば良いのであれば、ちゃらっとググってわかったような気になっていれば良いだけです。しかし他人様に読んでいただいて、わかってもらえるように書くということは、なかなか難しいものがあります。
しかしブログ月見櫓をご覧の皆様は、多分大人の方ばかりだと思います。何しろ弊ブログは、キッズgooのフィルタリング対象ブログですからw
ある程度の知識や経験のある大人を対象にしているのであれば、多少とっ外れたことを書いても斟酌していただける期待は十分に持てます。しかし読み手が子供の場合はそうはいきません。子供向けの文章は、その読解力に合わせて、大人向けに書く以上に簡潔明瞭にして平易かつ正確に書かれなければならないと思います。
にもかかわらず、この絵本からはそういう配慮が微塵も感じられません。これを朝鮮クオリティ故だからだとか、李寧煕の筆力の限界故だからだとか、さもなくば意図的に読者の理解を誤らせようとしているからだと考えるべきか、いずれにしても、これが日本の子供たちに読ませるべき本であるとは、私にはまったく思えません。
P.2ハングル訳文
おばけとオニのおもしろい話
次例
福棒………………3
少しの間勉強コーナー………22
おばけというのは誰なの?………23
少しの間勉強コーナー………36
なぜ角が生えたんですか?………37
少しの間勉強コーナー………48
おばけは日本に行った………49
文の後に………………64
P.3ハングル訳文
福棒
P.4ハングル訳文
とてもとても遠い昔。
韓国にはたくさんのおばけたちが生きていました。
おばけはシルム選手のように大きくて力が強いうえに、
頭には角が一つ生えていて
目も大きくてぎらぎらしていて、とても恐ろしく見えました。
ところで,おばけは何といっても、
‘福棒’を持っていることで有名だったそうです。
シルム=朝鮮相撲。モンゴル相撲に似ている。
おばけ=ドッケビ(トッケビ)
先日のチャットログでもご覧に入れたとおり、トッケビは朝鮮では鬼というよりは精霊というイメージが普通です。あえて日本の鬼に例えるならば小鬼でしょうか。角は一本あるいは二本。いたずらをしたり、人助けをしたりします。ちょっとマヌケで、人間に騙されたりもするそうです。
「トッケビパンマンイ」という叩けば何でも出てくる棒と、「トッケビカムトゥ」という、被れば姿を消せる帽子を持っています。何故か赤い小豆粥が苦手で、蕎麦豆腐が好きです。
つまり、この絵本で紹介されている「トッケビ」は、朝鮮で一般にイメージされる「トッケビ」とは根本的に異なります。
P.7ハングル訳文
‘福棒’はかなづち姿です。
多くしたい物の名前を覚えながら、
この槌をチックタックチックタックたたけば、
いやこういうことが!
妖術のようにその物が現れます。
我が国過去の話しばしば出る棒です。
この妖術棒は日本過去の話にもしばしば出ますね。
日本語で‘ウチデノコジュチ’といいます。
‘たたけば(宝物が)出てくる小さい槌’という意ですね。
トッケビが棍棒を持っていて、それで叩くと何でも出てくるという朝鮮伝承民話はあります。ただし、トッケビの持っている棍棒は「金槌の形」ではなく、地獄絵図に出てくる獄卒が持つような、先太でトゲの生えた棍棒というのが通常のイメージです。日本のおとぎ話に出てくる「打出の小槌」とは似ても似つきません。散々検索しましたが、トッケビの棍棒を金槌型に描いた例は、一件も見つかりませんでした。
P.8ハングル訳文
‘金出てきなさい! ’叫んでチックタックたたけば、
粉米のような金と金塊がわっとあふれ出て、
‘絹の布出てきなさい! ’叫んでチックタックたたけば、
夕方夕焼けのようにきれいな色の絹の布がグビグビ現れます。
白い真珠指輪や真っ赤な珊瑚首飾りも出てきて、
米もこんもりと出てきて、
素敵な宮廷までも夢のように現れるのです。
P.10ハングル訳文
だけど、この福棒であふれる良い宝物を
おばけ自分たちが使うことは決してなかったです。
自身のことで作ろうとすれば、
その宝物らをまんまと消えてしまうからです。
P.12ハングル訳文
しかし、宝物は本当に消えてしまうのではありません。
おばけ王様の倉庫に集まるのです。
刃、斧はもちろん素敵な宮廷まで根こそぎ
王様広場に飛んで行くところであるから、
おかげで王様は大金持ち、おばけはすっからかん。
だが、おばけが村の人々の前で、
村の人々のために福棒をたたけば、
出てきた宝物はそっくり村の人々のものになりました。
「王様」はこの絵本の後の方でも出てきますが、ここに出てくる一方的に搾取するだけの「王様」とはイメージが違います。この「王様」、トッケビが私利私欲で福の棒を使うことはなかったということを強調するためだけに出されているような気がします。いい面の皮だな、王様。
※お断り この絵本の画像は6月13日に削除しました。
鬼とトッケビの新・モノ騙りその1
今回の「鬼とトッケビの新・モノ語り」はその7冊目です。これが真に新日鉄の目指す「鉄づくり、物作りに対する知識を深める」ための本であるならば、私が如何に嫌韓だからと言って、無闇にこれを糾弾するつもりはありません。
問題はこの本を書いたのが韓国人で、しかも李寧煕で、しかもどうやら新日鉄側の監修がないのではないかということです。
高出力の朝鮮電波発信源として一部の韓国ウォッチャーの間ではつとに有名な李寧煕ですので、この本も必ずや電波に満ち溢れたものであろうことは、読まずとも想像がつきます。
じゃあ読まなきゃ良いじゃんとは思うのですが、そこが韓国ウォッチャーの哀しさ。読むのに苦痛を伴い、かつ読めば必ず不快感を覚えるに違いないとわかっていても読まずにいられないこの業の深さは、きっと前世の因縁に違いありません。
確か新日鉄はミッタル・スチールとかいう世界最大手の製鉄会社の敵対的買収に悩まされているとやらで、それに対抗するためにPOSCOと共闘したいという思惑もあるようです。それはそれでそれなりに理解出来なくもありません(韓国人なんかと共闘したら、背後から弾が飛んでくるとは思いますが)。
執筆者や本の内容は措くにしても、この本が日本語とハングルの併記という点も私の興味を強くひきました。と言うのは、日韓チャットでもそうなのですが、日本語から韓国語、韓国語から日本語への翻訳は、しばしば歪曲が行われているからです。先日のチャットログでもありましたが、日本語で「鬼」と入力すると「お化け(トッケビ)」と翻訳され、韓国語で「トッケビ」と入力すると日本語には「鬼」と翻訳されます。
この程度ならばまだ無邪気な方です。悪意の垣間見える例をあげれば、日本語で「朝鮮戦争」と入力すると韓国側には「韓国戦争」と翻訳されたり、朝鮮語で「チョッパリ」と入力すると、日本語では「日本人」と表示されたりします。
ですから、この絵本の日本語の内容とハングルで書かれた内容には、きっと相違があるに違いないと思いました。しかも執筆者は李寧煕です。そうでないはずがありません。
一読してみると、案の定この本の内容は「製鉄技術は韓国から伝わった。韓国の製鉄技術者はトッケビと呼ばれていた。トッケビは日本に渡って鬼と呼ばれた。日本では鬼は製鉄技術を伝えてやったのに、何も悪いことをしていないのに、時に鬼退治という名目で虐げられたりした。しかし、やがて鬼は子供の守り神として日本に溶け込んだ。トッケビおじさんありがとう!(この最後の一文は、そう言えと日本の子供たちに言ってるように私には読めました)」というものでした。
ともあれ、まえがきから順を追って、絵本の画像で日本語とハングルの原文、そして拙い訳ですが、出来るだけハングルの原文に忠実に翻訳した訳文をご覧に入れます。
こんなもんで日韓友好とか思ってるからミッタルに狙われるんだよ、という意見には、思わず納得してしまいました。
表紙ハングル訳文
おばけとオニのおもしろい話
日本語では「鬼とドッケビの新・モノ語り」というタイトルであるのに対し、朝鮮語では「ドッケビとオニのおもしろい話」になっている点が興味深いと思います。この絵本は、新日鉄の「新・モノ語り」シリーズの第7冊目です。「モノ語り」という言葉には「物作り」を引っ掛けているわけでして、これを「おもしろい話」としてしまうと、シリーズとしての意味がまったく無くなってしまいます。韓国人側には、このシリーズの意図を伝える必要が無いということなのでしょうか?まあ、韓国人には「物作り」の概念が無く、伝えようがないのかもしれませんが。
P.1 ハングル訳文
まえがき
昔昔,銑鉄を作る技術は、
我が国から日本に伝えられました。
その後日本は研究に研究を繰り返し、
世界でも一番上級に選ばれる銑鉄生産国になりました。
今,やはり世界一番上級の銑鉄生産国の韓国も、
より一層発展しようとしています。
韓国と日本をつなぐこの本を通じて、
隣どうしよりさらに親しい間がよいよう願います。
李寧煕(り ねいき/イ ヨンヒ)
1931年 東京で生まれる
1944年 韓国に帰国
1954年 梨花女子大学英文科卒業
1960年 韓国日報入社
1981年 韓国国会議員当選
1985年 公演倫理委員会委員長
現在 POSCO人材開発院教授(製鉄史)
銑鉄(せんてつ)…鉄鉱石を溶鉱炉で還元して取り出した鉄。3~4パーセントの炭素と少量の珪素(けいそ)・硫黄・燐(りん)などの不純物を含み、硬くてもろい。大部分は製鋼用に、一部は鋳物用に使われる。ずく鉄。(大辞泉)
「鉄(朝鮮語でチョル)」と「銑鉄(朝鮮語でムソェ)」の違いをチャットで韓国人に聞いたところ、「鉄(チョル)」は、「工業原料としての鉄」、「銑鉄(ムソェ)」というと「硬くて強くて重々しい鉄」というイメージがあるようです。日本語で言うところの「くろがね」に近い語感でしょうか。
この絵本では、「鉄」は一貫して「銑鉄」という単語に統一されております。仮にも製鉄会社に籍を置く身であれば、鉄についての単語の違いには、もっとナーバスになっていただきたかったのですが、どうやら李寧煕は語感を重視した模様。今回必死こいて鉄、鉄鉱、銑鉄、鋳鉄、錬鉄、鋼鉄などの違いを調べた私が間抜けなのでしょう。
ところで製鉄技術や金属加工技術は「韓国から日本に伝わった」というよりは、「中国から朝鮮半島を通って日本に伝わった」というべきであるということは、もはや改めて言うまでもありません。韓国人がこれをあえて「韓国から伝わった」と言うのもまたお約束です。
※お断り この絵本の画像は6/11に削除しました。