「だろう運転」を推奨?
引き鉄に指をかけた状態でこちらに銃口を向けておいて、「これ空砲だから大丈夫!って、お前何身構えてんだよ!これは空砲だっつってんだろうが!何だその目は!その握り拳は!もし俺が引き鉄引いた時に、お前が俺に反撃しようとしたら、今度は本当に実弾込めて撃つぞ!」と言ってるようなものですね。
相手が引き鉄に指をかけたままこちらに銃口を向けた時点で、弾が入ってようがいまいが、速やかに相手を無力化するべきですし、その行為は当然に正当防衛が成立すると思うんです。
ですから北朝鮮が誰に対して何を言おうと、粛々とこちらに銃口を向けてる奴らの無力化のための態勢作りを行なえば良いだけですし、実際そういう態度こそが、北朝鮮が最も恐れているものであろうと思います。
ところが、日本人(かどうか定かでない人含む)の中には、【「ミサイル発射」に過剰反応 日本政府の対応は北の“思う壺”】などと言う人が、どこぞのバカ政党のバカ党首以外にも、実は結構いたりします。
「ミサイル発射」に過剰反応 日本政府の対応は北の“思う壺” NEW 04月03日(金) 18時00分 文:東 「人工衛星と称するミサイル発射」の実態は、“ミサイル性能向上のための人工衛星打ち上げ”のはず。 「ならず者国家」「瀬戸際外交」…独裁国家・北朝鮮を指弾する言葉は数多い。 それでも、今回のミサイル発射問題に関する日本政府やマスコミの報道は、北の喧伝、謀略に欺かれたというほかない。 日本では、北が国際民間航空機関(ICAO)と国際海事機関(IMO)に、「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルを4月4日から8日の午前11時から午後4時にかけて発射すると通告したことを受け、過剰ともいえる反応を示している。 政府は3月27日、ミサイルが日本の領土や領海に落下する場合、MD(ミサイル防衛)システムで迎撃することを決め、浜田靖一防衛相が自衛隊に「破壊措置命令」(自衛隊法第82条の2 弾道ミサイル等に対する破壊措置)を発令した。 迎撃命令は、莫大な費用を投じて配備したMDシステムの必要性を強調するばかりか、迎撃に成功すれば、低迷する麻生政権の延命にも寄与するはずだ。 政府は3月27日、ミサイルが日本の領土や領海に落下する場合、MD(ミサイル防衛)システムで迎撃することを決め、浜田靖一防衛相が自衛隊に「破壊措置命令」(自衛隊法第82条の2 弾道ミサイル等に対する破壊措置)を発令した。 迎撃命令は、莫大な費用を投じて配備したMDシステムの必要性を強調するばかりか、迎撃に成功すれば、低迷する麻生政権の延命にも寄与するはずだ。 しかし、軍事や北朝鮮問題に精通するジャーナリスト・惠谷治氏は「北が打ち上げるのは人工衛星以外に考えられない。ロケットの発射を傍受したり落下物を調べることは、性能を把握する絶好のチャンス。その機会を失ってしまうことになる迎撃の可能性はない」と話す。 ミサイルと人工衛星の違いは、先端に搭載されているものが「爆弾」か「人工衛星」かということ。北の保有する弾道ミサイルは、「スカッド」(射程 300~500キロ)、「ノドン」(同1,300キロ)、「テポドン」(同6,000キロ)の3種。それぞれの射程から標的となるのは「スカッド」が韓国(在韓米軍)、「ノドン」が日本(在日米軍)、「テポドン」が米・アラスカになる。「テポドン2号」は射程が長すぎるため、日本を狙うことはできない。 これまでにも北は「テポドン」の打ち上げに失敗しており、巷間報じられている「人工衛星の打ち上げを名目とした弾道ミサイル発射」の実態は、「技術的に未完成である弾道ミサイル(テポドン2号)の性能向上を目的とした人工衛星の打ち上げ」である可能性が濃厚。 にもかかわらず、海上自衛隊はイージス艦に搭載されるSM3(スタンダード・ミサイル3)の発射による大気圏外での迎撃、さらに地上からは航空自衛隊のPAC3(地対空誘導弾パトリオット・ミサイル3)を発射して迎撃を計画している。 北からすれば、政府のこうした措置は「日本がミサイル発射に恐れをなしている」と内外に喧伝できる好機にほかならない。万が一、人工衛星が迎撃された場合でも、国際社会に自国の正当性を主張できるばかりか、日本からさまざまな外交カードを引き出す材料になり得るものだ。 北の謀略は決して座視できないが、「テポドン2号」の脅威よりも、結果として北を利するかのように振舞っている日本政府の対応こそが、日本の安全保障を損ないかねない脅威である。 |
こちらに向けられているのが銃である限り、それが空砲か実弾入りかは問題ではありません。にも関わらず「相手が銃を向けてると言っても、それは空砲の可能性が極めて高い。それに反応して身構えたり反撃したりするのは過剰反応。過剰反応は相手の利益になる。相手に利する過剰反応はこちらの安全保障を損なう脅威」という訳のわからない論法に、膝から力が抜けていくのを覚えました。
これはまるで運転免許を持っている者なら、誰もが一度は聞いたことのある「だろう運転」と同様の、「楽観的な予測に基づいた行動」を推奨しているようなものです。
車両を運転する場合には、厳に戒められる「だろう運転」を、国家を運営する人々に向けて推奨するのは、その結果「危機回避が遅れて事故につながる」ことを、積極的に望んでいないとしても、「その結果そうなったとしてもしかたない」ということなのでしょうか。
たとえわずかな可能性であったとしても、国を、国民を危機に陥らせる可能性がある事柄に対して万全の姿勢で臨むという、極めて当然のことを批判あるいは非難する真意は何処から来ているのか、日本に「だろう運転」をさせることで得をするのは誰なのかを、どうしても勘繰ってしまう私でした。
北朝鮮核実験を実施。
帰宅後、早速日韓チャットに入って韓国人の反応を見てみましたが、深夜のせいかあまり芳しい回答はありませんでした。
ただ、数少ないサンプルに接して感じたのが、彼ら的にも今回の北朝鮮の核実験については脅威と複雑な感情を抱いているようです。
というのも、数少ないサンプルに「北朝鮮の核実験について、韓国では話題になっているか?」と聞くと、「すごい話題になっている」と答えたくせに、さらに突っ込んで尋ねると、途端に「興味ない」「関心ない」と逃げようとします。
都合の悪いことを聞かれると「(そんなつまらないことに)興味は無い」と言うのは、連中の回答パターンのひとつです。例えば慰安婦問題や731部隊の件などについて、まるで鬼の首を取ったかのように自ら日本人を問い詰めようとしたのに、反撃を食らうや否や「そんなことに興味は無い」と言って逃げようとする例のパターンです。
この件はまだ詳細が明らかになっておりませんが、まずは日米主導で制裁措置が発動するのはほぼ確実でしょう。この件で北朝鮮を擁護する国は地球上にありません。北朝鮮の親方である中国は激怒していますし、北朝鮮の子分である韓国でさえも非難せざるを得ません。
ただし金正日の言にもあるとおり、彼らには「自分が破滅する時は、周囲も巻き添えにしなければならない」と考える性癖があります。北朝鮮が崩壊する時、彼らが巻き添えにしようとする「周囲」とはいったいどこになるでしょうか。
もちろん日本が巻き添えを食らう可能性も決して低くはありませんが、地続きの韓国が食らう巻き添えは、おそらく日本の比ではありません。そのためか、韓国のマスコミなどは、今回の北朝鮮核実験に対して珍しく憤りと同時に危機感を募らせているようです。
私は今までの連中の態度から、北朝鮮の核実験を韓国人は大歓迎して、日本人に向かって「明日にでも日本に向けてぶっ放すぞ」と吠え猛るかなーと思っていたのですが、いくら脊髄で考える韓国人でも、そこまで阿呆ではなかったようです。まあ、これも「現時点では」の話です。
今後、北朝鮮の言動や実験の詳細などが明らかになるにつれ、韓国の反応も見えてくると思われますので、国際社会の北朝鮮に対する制裁なども含めて、この件については鋭意経過を追いかけて行きたいと思います。
北朝鮮、国連決議を瞬殺w
今回の件については日本も譲歩しましたが、中露の譲歩の方が明らかに大きく、今まで言われっぱなしやられっぱなしが当り前のようだった日本としては上出来でしょう。
そして更にこの決議を、北朝鮮が即座に全面拒否したのには思わず苦笑しました。後先考えないのはコマ人の特徴ですが、これはあまりにも考えが無さ過ぎます。
今回の悶着を中国の主観で見れば、子分が仕出かした不始末の尻拭いに駆けずり回らされ、下っ端の日本からは偉そうに突き上げられ、国際的な立場を危うくしてまで子分を庇ってやったのに子分ったらふて腐れて親分の叱言もそっぽ向いて聞きやしないし、あまつさえ中国がそこまで苦労して制裁決議から格下げさせた非難決議に後足で砂かけやがったわけです。
親分の面目丸潰れ、国際的赤っ恥もいいところでしょう。
逆に北朝鮮が決議を蹴り飛ばしてくれたおかげで、日本としては俄然やりやすくなりました。「話せばわかる」相手ならば、無闇に制裁を食らわすのは制裁する方に非難が及びかねませんが、北朝鮮は「話してもわからない」相手だということがこの件ではっきりしました。
北朝鮮は、国連安保理であれだけ各国がしのぎを削り多くの時間を費やし頭を寄せ合って考え採択した決議を、ろくすっぽ考えもせず蹴り飛ばしたわけです。
もし北朝鮮がこの決議に対して「重く受け止め、本国に戻って協議する」とでも言えば、コマ人を知らない国や人々なら騙すことも出来たでしょう。せめてこの決議を採択するまでにかけた時間分くらいは、北朝鮮も考えるふりをしていれば良かろうものを、即答で拒否です。
こういうコマ人の後先の考えなさは日韓チャットでもしょっちゅう見ることが出来ます。やっぱり韓国人も北朝鮮人も同じコマ人です。そしてコマ人がナマでもネットでも同じという筆者の常々の主張も、やはり間違っていなかったなと再確認した次第でした。
名も実も得た日本
今回の国連安保理の悶着では、日本が主張するべきことは主張しつつも、国際社会の和を尊重する態度を内外に見せられたのは収穫だったと思います。
昨日も述べましたが制裁そのものは日米だけでも、極端な話日本だけでも可能なわけです。国連で足並みそろえて北朝鮮をぶちのめせれば気分は良いですが、そうすることで起こり得る次の事態に対する準備は、日本も中国も出来ていません。
むしろ今回、日本がこれだけ主張したという事実が残ったということは、いくら中国でも次回は文句が言えないという状況を形成できたと言えます。
もし北朝鮮が再々度ミサイルを発射すれば、いくら中国でも庇い切れません。そしておそらく、北朝鮮はまたミサイルを発射すると筆者は踏んでおります。それも次回は、おそらくどこかへ着弾させるでしょう。
着弾地点が日本になるか、韓国か、はたまたアメリカかは筆者には予想が付きません。三所攻めも有り得ます。ただ北朝鮮に今回の件を踏まえる理性と知性が存在すれば、次回の標的は韓国でしょう。
これは別に韓国憎しとか、そうなりゃ良い気味だとか、吠え面かきやがれとか思っているわけではありません。いやまったく思ってないと言ったら嘘になるかも知れませんが、次回の標的が韓国だと思う理由はそれとは別です。
今回の件で、日本は北朝鮮に対して「殴ったら殴り返すよ」という強い態度を表明しました。アメリカは元々1発殴られたら10発にして返すタイプと言うか、相手が拳を振り上げただけで銃を発射しかねないタイプです。
今回、北朝鮮はロシアのEEZに撃ち込んでいますが、いくら北朝鮮がキチガイでもロシア本土には撃ち込まないでしょう。そして万が一にも中国様相手に撃ち込んだ日には、中国が北朝鮮に対する制裁を国連安保理にかける手間暇を厭わないとは到底思えません。
今回の件を踏まえた上で、北朝鮮がミサイルを撃ち込んでも報復される可能性の低い国と言えば地球上でただ一国。そうです、韓国だけです。
もし次回、北朝鮮が韓国にミサイルを撃ち込んでも、国際社会が今回の件を覚えていれば、おそらくどこの国も韓国に同情しません。ヘタすれば「国内問題」とか「南北合同軍事演習」でスルーされるでしょう。
そして今回の件では、韓国が日本の敵国であることが浮き彫りにされたことは大きな収穫だったと思います。敵らしい敵は恐れることはありません。もっとも恐ろしいのは味方のふりをした敵です。
日本は今回、名も実も得ました。そして失ったものは何ひとつありません。今までのへたれっぷりからすれば、上出来です。
名も実も取れ。
チャット歴が長くなればなるほど韓国人に対する嫌悪感の強度は高まる傾向にあります。それでもなお筆者が日韓チャットに日参するのは、過去にも書いたことがありますが、決して韓国人目当てではなく、日韓チャットの愉快なチョッパリ達がお目当てなのです。
実際のところ、韓国人を何人何時間かまっても、ネタになることなどほとんどありません。どの韓国人も同じような質問、同じような反応、同じような知識だからです。相手にすればどういう質問が来て、どういう反応が返ってきて、どういう知識に基づいて話をするのか、チャット歴が長い者なら最初の一言で予想できます。そしてその予想が外れることはほとんどありません。
こんな調子では当分面白いログは取れないかも知れません。日常のグダグダでダラダラなログでよろしければいくらでもありますが、激しく詰まらんです。
と言うわけで本日も北朝鮮ミサイル発射問題をネタにしたいと思います。
本日7月14日昼頃の報道では、国連安保理では中露の提出した「非難決議案」に日本が譲歩する可能性が高いようなことを言っておりました。
この報に接した時、筆者はまた日本外務省の腰砕けかとがっかりしつつも、中露に拒否権行使されて制裁決議案そのものを潰されるよりは国連安保理としての制裁は無くとも非難決議を採決したという実績を残すことで、名を捨てて実を取ったのかもしれないと思ったりもしていました。
万一中露が今回の北朝鮮制裁決議案に対し拒否権を行使しても、日米だけで北朝鮮へ制裁を行うことは可能です。何も無理やり世界中で一致団結してシバく必要はありません。しかし、もし中露が拒否権を発動して北朝鮮に対する制裁を行えず、日米だけで制裁を行うようなことになれば、国連安保理の存在意義そのものが疑問視されてしまいます。
そこへ持ってきてウォールストリートジャーナルは「北朝鮮の挑発行為が続けば、日本が核武装する」との社説を掲げたそうです。参照URL→■
国際社会が犯罪者(=北朝鮮)に対して、犯した罪に対する正当で適切な量刑が与えられない場合、被害者(=日本)が今後の被害を免れるために防御したり、犯罪者の攻撃を迎撃するために武装したり、場合によっては先制攻撃をしかけたりすることは、自国の防衛のための当然の権利です。もし被害者が武装することを国際社会が望まないのであれば、国際社会が犯罪者を断罪し被害者を守ることが出来る能力があることを示す必要があります。
中露と、中国の威を借るキツネって言うか放し飼いの犬が、犯罪者に対する国際社会の断罪を妨げるのであれば、それは即ち彼らが犯罪者の一味であるか、もしくは被害者の被害者による被害者のための武装を容認するかのどちらかです。どちらに転んでも彼らにとっては極めて不本意な話になるでしょう。
結局、四の五の言わずに制裁決議をすんなり通した方が、中露にとっても傷が浅くて済むと思います。いくら中露といえども、韓国じゃないんですから北朝鮮と心中する気も義理もありますまい。
そして7月14日夜、日本は中露案に譲歩せず、当初からの主張どおり制裁決議案の採決要求を押し通すことに決めたようです。
今回日本は有利なカードをたくさん持っていますが、何も持っているカードを無理やり使いまくる必要はありません。名より実を取るのもやむなしかと思っていましたが、思わぬ日本側の粘り腰を、今回は素直に評価したいと思います。
兄弟で仲良く孤立
7月8日22時38分付け朝日新聞のインターネット版によりますと、国連では「普段のバランス感覚と気配りにあふれた日本の代表団とは、とても思えない行動だ」との声があがるほど断固とした行動を取っているようです。
銃を突き付けられるだけでなく実際にぶっ放されたわけですから、普通の国なら当然の反応です。日本もようやく普通の国になりつつあるというところでしょうか。良い傾向です。
ところで今回の件では韓国は国際社会から完全にハミられています。また韓国政府側も沈黙を守っております。もしかしたら盧武鉉が何を口走るかわからないので、周囲が盧武鉉の発言を握り潰して黙っているように見せかけているだけなのかもしれませんがw
北朝鮮がミサイルを発射する数日前のことですが、日韓チャットでは「北朝鮮がミサイルを発射したら、韓国が北朝鮮を非難するか擁護するか賭けよう」という話が出ました。「韓国が北朝鮮を非難する」という方に賭ける者が誰一人なかったので賭けは成立しませんでしたが、ミサイル発射後の韓国政府の対応や韓国人の反応を見る限り、日韓チャットの日本人たちの予想は間違っていなかったようです。
この時、同じ部屋に韓国人もいたのですが、日本人たちがこの話で盛り上がっているとこの韓国人は突然「北朝鮮がミサイルを発射するかどうかを賭けにするなんて、チョッパリは不謹慎ニダ!!」と火病発作を起こしました。
私たちが賭けの対象にしていたのは「北朝鮮がミサイルを発射したら韓国がそれを擁護するか否か」であって、「北朝鮮がミサイルを発射するか否か」なんてことは誰も話題にもしていなかったんですが(って言うか北朝鮮はミサイルを発射するに決まってるとその場の日本人全員が確信していたと思います)、韓国人は相変らず順調に機能性文盲です。
韓国政府は現在のところ北朝鮮のミサイル発射に関しては「遺憾の意」を表明するにとどまっています。そして弊ブログのコメント欄でお知らせいただきましたとおり、韓国は北朝鮮のミサイル発射直後、北朝鮮への肥料支援を予定通り実施しております。文意と空気の読めなさっぷりは韓国政府も日韓チャットの韓国人もまったく同じです。
かつて自ら極東アジアのバランサーを名乗った盧武鉉ですが、今回のような本当の有事に何ひとつしない、できない、そして誰にも相手にされないという三無状態。盧武鉉という人物と韓国という国が国際社会でどのような立場にあるのか、今回の件では見事に浮き彫りにされました。
今回の件では中露も北朝鮮を庇い切れそうにもありませんし、韓国は韓国で西側社会からハミられております。さすが兄弟と言うか結合双生児、国際社会からの孤立まで一緒とは気が合うことです。
北朝鮮制裁決議案提出
北朝鮮のミサイル発射に関して、当初の日韓チャットでの韓国人の反応は先日記事に書きましたが、実に他人事全開の様子で心底感心しました。さらに「日本人は北朝鮮のミサイル発射で怯えているに違いない」と期待してやってくる韓国人が多かったのも印象的でした。
と言うわけで、本日も引き続き北朝鮮ミサイル発射問題をネタにさせていただきます。
日本時間の7月8日未明、国連安保理の非公式協議では北朝鮮に対する制裁決議が提出されました。日本は、いったんは【制裁決議】から【非難決議】に格下げして中国に譲歩しようとしたとかいう報道も見たような気がしますが、結局【制裁決議】で押し通すことに決まったようです。
これに対し中露、特に中国は強硬に反発しているようです。
中国にとって北朝鮮は言わば子分です。今回は長年面倒を見続けてきた不肖の子分が不祥事をやらかしたわけですから、これを非難することは中国にとっては自分の不始末を指摘されていることでもあります。また北朝鮮に対して国際社会が制裁を発動すれば北朝鮮は崩壊するでしょう。しかし崩壊するにしても、おとなしくフェイドアウトするなら可愛げもありますが、北朝鮮のことですから「どうせ潰されるなら世界も道連れにしてやるニダ!」というやけっぱちの行動に出る恐れは十分にあります。何しろ金正日は「北朝鮮の存在しない地球など消滅しても良い」と豪語しています。
そして北朝鮮が崩壊した後も面倒です。韓国が崩壊した北朝鮮を抱えられるわけもなく、当然成り行きからすれば中国が面倒を見なければならなくなるでしょう。しかし現在の中国が分裂の危機を孕んでいることは皆様既にご承知のことと存じます。中国共産党としては何が何でも分裂は回避したい、せめて北京五輪までは保たせないとあまりにも無様です。
この微妙な時期に、北朝鮮なんて役に立たないだけじゃなくて足を引っ張りかねないお荷物を抱えるのは、さすがの中国様でも嫌なのでしょう。かと言って長年飼ってきた北朝鮮を西側に良いようにされるのも中国様のプライドが許しません。そんなこんなで中国様は駄々を捏ねていらっしゃるのではないでしょうか。
しかし北朝鮮のミサイル発射は、明らかに国際平和に反する行為であり、国際秩序に対する挑戦です。国連は何があっても北朝鮮に対する制裁を行わなければ、国連の存在意義そのものが疑われます。北朝鮮は色々愚にも付かない言い訳を並べているようですが、どこの世界に予告も無く他国に向けてミサイルを連続発射する軍事訓練があるんですか。もしあると言うなら、北朝鮮以外の国が北朝鮮に向けてやってもOKですよね。
あ、なんだそうすりゃ良かったんだ。
今回の国連安保理の制裁決議採決に中国が拒否権発動したら、今度何の予告も無く北朝鮮に向けて日米合同軍事訓練かましてやると良いかもしれません。
北朝鮮と中国が今回の主張を覚えていられたら、彼らも何も文句言わないでしょうって言うか言えないでしょう。もちろん彼らが今回の主張を覚えていられない可能性は低くないと思いますが、その時は訓練が訓練じゃなくなるだけのことです。
里親募集
さて当たったか当たってないかは別として、ならず者が他人様に銃を向けてぶっ放した以上、向けられた方としてはそれ以上の発砲を阻止するためにならず者を無力化するのは立派な正当防衛です。ましてやこのキチガイ、まだこれからもぶっ放すと公言しているのですから、国際平和のためにも速やかに制圧するべきでしょう。
というわけで日本は北朝鮮に対して、自国の防衛のために経済制裁のみならず、武力による制裁を食らわしても良い条件は整っているとは思うのですが、現実的にそれを実行に移すのはかなり高いハードルがあります。そのハードルとは、北朝鮮を無力化した後の始末です。
日本が北朝鮮を無力化すれば、当然その後片付けも日本がやらなくてはなりません。暴れるだけ暴れ散らかすだけ散らかした後はホッタラカシじゃ、国際社会の非難は日本に集中してしまいます。しかし無力化した北朝鮮なんか、日本にとっては何の役にも立ちません。ただの邪魔な荷物なだけです。
筋から言えばどこの国がやろうと、無力化した北朝鮮は韓国が引き受けるべきでしょう。しかし韓国にはその気もそんな能力もありません。仮に韓国が身の程もわきまえずに無力化した北朝鮮を引き取ったとしても、その荷の重さに耐え切れず、早晩共倒れするだけのことです。そうなればお荷物はダブルになってしまいます。
北朝鮮に豊富な地下資源が本当にあれば、頼まなくてもアメリカが喜び勇んでシバキ回しに行くでしょうが、残念なことにシバいた労力に見合う実入りは北朝鮮領土内では期待出来そうにもありません。だから多分アメリカも北朝鮮を積極的にシバきには行かないでしょう。ましてやシバき倒して無力化した後の北朝鮮の面倒なんて、アメリカが見るわけありません。
シバいた後の北朝鮮なんて、日本は引き取りたくない、韓国はやりたくても出来ない、アメリカも欲しがらないとなれば、これはもう中国様にお出まし願うしかありますまい。
あんなに馬鹿でかい国のくせして何故か領土的野心が異常に旺盛な中国様ですから、無力化した北朝鮮でも喜んで引き取ってくれるんじゃないかと期待しております。
合衆国独立記念日祝賀花火大会於北朝鮮
しかし今回の件に対する韓国人の関心の無さ、危機感の希薄さは、日本人のそれを遥かに上回ります。平和ボケした日本人の中の、さらにボケた連中を集めて煮詰めたら韓国人が出来るんじゃないかと思うくらいです。
北朝鮮のミサイル発射は、韓国人にとっては敵国が武力行使を始めたという現実です。今回、たまたまミサイルの方角は日本に向いていたようですが、次のミサイルがソウルに向かないという保証はどこにもありません。
実際に射出されたミサイルの推定着弾地点を見る限り、ソウルは余裕で射程距離内です。北朝鮮が韓国に向かってミサイルを発射しないという確信を韓国人が持っているとしたら、それは韓国と北朝鮮が日本侵攻の軍事同盟を結んでいる場合以外に考えられません。そうであれば韓国人の北朝鮮ミサイル発射に関する楽天的な反応も納得なのですが、まさかそんなことは・・・あるかもしれませんが、とりあえず韓国政府と韓国軍の反応を見る限りでは、今のところ無いと判断しておきます。
そういう現状で、北朝鮮と地続きの韓国が北朝鮮の武力行使発動に危機感を覚えないというのは、海という堀を巡らせた日本列島という城の中に住まう日本人が危機感を覚えないのとは比較にならないと筆者は思いますが如何でしょうか。
と言うか、その後の報道を見る限り、韓国政府と韓国軍はそれなりの危機感と緊張感を持っており、おそらく今後韓国国民もそれに同調するのではないかと思われます。つくづく統制された情報しか受け付けられない連中です。盧武鉉を馬鹿だ愚鈍だと言いますが、韓国国民はそれに率いられるに相応しい国民だと思います。
さて、北朝鮮のミサイル発射を受けて、日本政府は早速北朝鮮に対する経済制裁の一発目、万景峰号の入港拒否を発動しました。また、北朝鮮へ行った北朝鮮人の再入国も拒否するそうです。ただし人道的見地から、今回の万景峰号で日本に戻ってきた朝鮮学校在日コマ人修学旅行生だけは日本入国は認めたようです。こういうのも例外なく拒否しちゃえば良いのにと個人的には強く思っています。この際ですからついでに現在北朝鮮国籍の在日も全部北朝鮮に返却してしまえとさえ思います。
今回のミサイル発射で、日本と北朝鮮は事実上の戦争状態に突入したと筆者は考えています。しかし北朝鮮からの宣戦布告は日本時間7月6日午前10時現在、まだありません。日本からは宣戦布告する理由がありませんので北朝鮮からの宣戦布告を待つしかないのですが、もし北朝鮮が本気で日本と戦争をするつもりであれば、遅くとも昨日夕方に発射したミサイルにあわせて宣戦布告するべきだったのではないかと思います。
しかしいまだに北朝鮮からの宣戦布告がないということは、今回のミサイル発射はやはりただの脅しで、日本と本気で一戦交えようという気はないのかも知れません。そもそも北朝鮮が日本と一戦交えようったって、海を渡ることもおぼつかないでしょうし。
そうなれば今回のミサイル発射に関して、今後北朝鮮がどんな言い訳をするのか個人的に大変興味があります。人工衛星の打ち上げとかいう言い訳もどこか在日団体がほざいているのを見かけたような気がしますが、人工衛星を連発で打ち上げるなんて聞いたことありません。いくらなんでもこんな言い訳は使わないでしょう。米ドル偽造の際の「中国の方がウリより1000倍米ドルを偽造してるニダ!」級の、斜め上伸身二回ひねりを見せていただきたいものです。
もし金正日が次のような言い訳を放ったら、個人的にはちょっとだけ笑ってやっても良いかなと思っています。
「あれはアメリカ独立記念日のお祝いの打ち上げ花火ニダ」
北朝鮮のミサイル発射に無関心な韓国人
当初の報道では2発とか3発とか言われていたミサイルの数は時間を追うごとに増え、日本時間7月5日午後13時半現在、筆者が報道で確認したミサイルの数は6発ですが、一説には10発とも言われています。いずれにしても日本に具体的な被害が無かったことだけは不幸中の幸いです。しかし具体的な被害が無かったとは言え、北朝鮮が日本に向けてぶっ放したことは紛れもない事実です。
銃を撃ったことのある方なら誰でもご存知だと思いますが、たとえ弾が入っていなくても銃口を他人に向けるのは強いご法度です。これは銃を持たされたその時に必ず厳しく強く注意されます。ましてや弾の入った銃を他人に向けて撃てば、それが当たらなくても正当防衛の条件は満たされます。日本政府は北朝鮮に対して毅然とした対応と厳重な制裁を以って報復すべきです。
さて北朝鮮ミサイル発射の報に接し、早速日韓チャットで韓国人にインタビューしてみました。
が、来る奴来る奴異口同音に「気を使わない」「関心が無い」と言います。中には筆者の「北朝鮮が日本に向けてミサイルを4発(一説には6発)発射しました。これについて、韓国ではどのように報道されていますか」という質問に、「ミサイルの数を問うのですか?」という答えを返す韓国人もいて、危うくキーボードを叩き割りそうになりました。
筆者がインタビューした韓国人に言わせると、ほとんどの韓国人は北朝鮮のミサイルの発射にまったく関心が無いのだそうです。北朝鮮は韓国にとって50年間日常的にある脅威だから、韓国人はいちいち気にしないし興味も関心もありません。ミサイル発射程度の些細なことにびくびくする日本人は肝が小さいそうです。
しかし韓国人にとって北朝鮮のミサイル発射程度のことは驚くほどのことじゃないというのであれば、どのレベルからが彼らにとって驚くべきことになるのでしょうか。やはり発射されたミサイルがソウルに着弾した時からでしょうか。
この鷹揚さには、「さすが韓国」という以外に言葉がありません。危機感の無さは危機管理能力の無さと思ってしまうのは、筆者が肝の小さい日本人だからでしょう。恐れ入りました。