超久々に出会ったロクデナシ・タクシー、苗字がイケてたw@スワンナプーム
มิเตอร์ ミッター=(タクシーの)メーター
参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。
今年2回目のハノイ滞在の記事の途中ですが、帰りのスワンナプームから乗ったタクシーで面白いことがあったので時系列を入れ替えてこの話を先に書く。
***
昔から評判の悪いタイのタクシー。
確かに10数年前まではメーター誤魔化しや交渉に持ち込む輩に数人会ったことがある。
どれも撃退済み。
途中でガソリンスタンドに寄って長時間待ちなんてのもいた。
街中では乗車拒否も多かったが、コレは理解できる(行きたくない所には行かない)のでロクデナシの中には入れていない。
今でもその仕組みが理解できないのが「雨が降ってるから◯◯◯バーツね」と一方的(交渉ではなく)な料金設定をしてくる運ちゃん(。>д<)
20年弱でいろんな運ちゃんに出会ったが、こっちに引っ越して来て9年はそう言ったロクデナシと出会う事なく、いや逆に素晴らしい運ちゃんとの出会いばかりで、いろんなサイトに出てくる「悪徳運転手との遭遇」は相当運の悪い人の話しなんだろうと思っていた。
が、約10年ぶりにスワンナプームでロクデナシのタクシーに乗ったのだ。
5月5日(金)
18:00過ぎ、定刻通りにスワンナプームに到着。
一服した後タクシー乗り場に向かう。
タクシー乗り場で受け取ったキューカードは23番。
いつもは遠く離れた所まで歩いていたのだが、今回はほぼ目の前でラッキー。
車両はあまり見かけない「白とピンクのツートン」
見た目は70歳代で真っ黒に日焼け?した小柄な爺さん
まるで昨日までイサーンで田んぼの稲刈りをしていた人に見えた。
ちなみにキューカードのQRコードを読み取ると運ちゃんの個人情報が全て見れる(上の写真)
***
「23番です、◯◯ソイ◯◯まで」
『・・・(反応なし)』
差し出したキューカードを取り上げようとするので
「何するんだ!」
『番号を確認するだけ。。。』
とは言いながら奪い取ろうとするも意地でも渡さなかった。
この時ダマスカスレーダーが「ピーピーピー、コノヒトキケン」と警告を発していた。
オレのキャリバッグをトランクに入れようとしたので
「後ろの座席に入れる!」と言っても奪い返す。
トランクに入れると運ちゃん有利に働くから、こういう場合、絶対にトランクに入れてはダメ。
乗ってからも一言も発せず発進したが、メーターがない???
よく見るとメーターに青い布を被せて料金が完全に見えない様にしている。
直射日光による故障防止でメーターの上には布を被せている運ちゃんは少なくないが、この運ちゃんは料金表示を完全に覆っていて全く見えない。
その時のイメージ↑
コレはヤバイ
慌ててライセンスナンバーを撮影
「メーターが見えないよ」
『・・・(反応なし)』
「メーターが見えない!」
『ん???』
「メーターが見えないんだよ、警察に通報するぞ」
『何が見えない?』
分かっていながらわからないフリを続ける運ちゃん
「止まれ!警察に電話する!」とスマホを取り出した。
この時はかなりの大声になっていたし、前の座席を蹴っていた。
観念したのか、少しだけ😆布を上に上げる。
往生際の悪い老人だ。
少し屈んでメーターを見ると既に100バーツを超えていた。
「やってるね〜この死に損ないめ!」(ここは日本語)
運ちゃんは『あっ』とか白々しい反応してメーターを35バーツに戻すと、くどくどと言い訳を始める(内容は理解不能)
「知るか!」
オレは身長が高いので普通に座っているとまだ布で半分くらい見えない。
上の写真はメーターを直した後の写真。体を少し倒した位置で撮影。どうにか見える。。。(。>д<)
この俺様をチョロまかそうなんて、ひゃくねん年はえーんだよ!
この後は座席に置いたキャリーバッグにもたれながらメーターを注視していたが、直角コーナーでの料金は正常だったのでターボメーターではなさそうだな。
この後も
分岐点で「ここまっすぐ行って高速乗って」
料金所で「25バーツだよね?」
返事がないので「だよね!」と強く繰り返す。
「ラマ9で高速降りて」高速降りる場所も指定して、近くなったら「はい左に寄って!」「ここを左方向へ」
とか全て指示するが返事が全くない(。>д<)
ちゃんと行くルートを指示しないと「あれ〜降りる所間違えちゃった〜😝」とか言って、遠回りしそうだったのでそれを回避する為に必要だった。
ラマ9交差点前で渋滞にハマってると、今までほとんど口を開かなかった運ちゃんから
『スワンナプームからだと50バーツの手数料がかかる』
「知ってる、メーター料金プラス50バーツでしょ」
『ソイ◯◯の入口か?それともソイへ入るのか?』と聞いて来たので
「入る」と答える。
老人特有の少しくぐもった声で聞き取りづらい。
この後、今まで発話障害のごとく何も話さなかった運ちゃんが、嘘の様に喋り始めた。
『随分タイ語が上手だが、あんた国はどこか?』
なんだ全部聞こえてたんじゃないか〜😠
「日本、ここに9年住んでるからね。どうにか話せるし読み書きも出来る」
これ、自慢したいわけじゃなくて、何かタイ語で書いたものを見せられても、ちゃんと読めるから騙せないよ、と言う忠告。
『อาหารทะเลは日本語で何て言うの?』
なんでこの質問をしてきたのか?当初全然わからなかったが「Kaisen-Ryori」と教えておいた(°⊿°)?
ま、まさか、今回オレにチョロまかしを見破られた腹いせに、日本人観光客を偽ソンブーンに連れて行って仲介手数料たんまり稼ごうって魂胆では???
ソンブーンへの茨の道(笑)
タイ語が分からない日本人なら格好のカモ、この運ちゃんは英語全くできない(推定)から( ̄皿 ̄)
ここからは、いつものフレンドリーなタイの運ちゃんに豹変し、ありきたりの会話をしているうちにアパートに到着。
メーターは249バーツを指していたので+50バーツの手数料こみで300バーツ払う。
***
爺ちゃん、最初に悪いことしなけりゃ100バーツのチップ貰えていたのに残念だね〜。
最後に和解したからチップあげようかと思ったけど、ここは心を鬼にしてそのまま降りた。
多分今までも同じことやって、気の弱い観光客を騙していたんだろうねー
今回は運が悪かったね〜?
でも、最後の10分間での会話で、爺ちゃんは生粋のロクデナシではないことが分かったよ。
その年齢まで働かなきゃならないのは大変だ。
だからと言って、こんなことばかりやってると地獄行きだよ。
タイの底辺で生まれると辛いのは分かるけど、ここで徳を積んでおけば来世は明るいかもよ。
もしかしたら、アメリカでトランプのひ孫に生まれ変わるかもしれないし。。。(°ロ°;)
でも、現世にこだわるならせっせとカモ・ニッポン人から稼ぐんだね。。。
最後に・・・
上に書いた運転手の詳細情報を見ていたら、この人の苗字がな、なんと
「払い除ける、追い払う」+「危険、災害」という意味だった(°ロ°;)
つまり、日本語風に言うと「除災」または「魔除(け)」さん(。>д<)
うそだろー!!!(°皿°;)
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| 2023ハノイ【2】5月 | 10:25 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑