オレと一緒に内定をもらったY氏が、1ヶ月で採用取り消しになった話(4)
บุคลิก ブッカリック=個性
บุคลิกภาพ ブッカリッカパープ=個性
参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。
ここまでの記事は↓を参照
思い出のシーラチャ生活(1)中途半端で不便な田舎街、シーラチャ
思い出のシーラチャ生活(2)恐怖の闇貸し?
思い出のシーラチャ生活(3)行動範囲は徒歩1-2分のコックピット生活
思い出のシーラチャ生活(4)その他の行ったお店
思い出のシーラチャ生活(5)バンコク↔︎シーラチャ往復生活
初めての海外勤務(1)思い出の従業員との交流
初めての海外勤務(2)タイの会社の福利厚生①社員旅行
初めての海外勤務(3)タイの会社の福利厚生②食事会
初めての海外勤務(4)別れ・・・
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(1)振り出しに、1社目面接
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(2)2社目一次面接
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(3)2社目であっさり決まった、現地採用決定
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(4)A社を辞めたワケ
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(5)AT社を辞めたワケ
オレと一緒に内定をもらったY氏が、1ヶ月で内定取り消しになった話(1)
オレと一緒に内定をもらったY氏が、1ヶ月で採用取り消しになった話(2)
オレと一緒に内定をもらったY氏が、1ヶ月で採用取り消しになった話(3)
MDからの質問「Y氏は?一緒にやっていけそう?」に対する回答を書き始めた。
答えは決まっているのだが。。。
まずはオレが見聞きしたY氏のタイ語能力を全て事実関係のみ箇条書きした
そして、MDと人事部長が評価した「機関銃のような一方的なしゃべり」についても具体例を挙げて列挙した。
その後一つの推論を書き始めた。
要約すると以下の通り
個人にはそれぞれ個性があります。 しかし、個性の範疇を超えて他人に対し害を及ぼす性格は「病気」または「病的な個性」としてくくられるべきです。 具体的には虚言癖とADHDです。 【虚言癖】 タイ語ができる、4-5各国語ができるというのは、実例からほぼウソだと思われます。 履歴書には、自分を売り込むための特技や能力を少々誇張する傾向が誰しもありますが、Y氏の場合は実態とあまりにも乖離がありすぎます。 外国語ができるできないはその人の業務上の能力とは無縁ですが、これが事実でないとすると他の履歴書記載事項も本当か疑わしいです。 【ADHD】 以前ADHDという病気をネットで見ました。その病気の症状の一つにについて以下の記述がありました。 ・おしゃべりが始まると止まらない ・自分のことばかりしゃべってしまう。 これはY氏の特徴と完全に合致します。 置き忘れ症候群は病気か?ADHD |
このほかにもいろいろ書いたが、結論としては・・・
以上の通り平然とウソをつく、人の話を聞かないという個性が強く、一緒に仕事をするのはむつかしい。
最終判断は貴社にお任せします。
このレポートはY氏の今後に多大な影響を及ぼすこと必至であり、少しでも多くの事実関係や見解を書いてA社に最終判断してもらうためA4で2枚くらい書いた。
Y氏には申し訳ないのだが、このような個性の持ち主と上手くいかないことは明白であり、決断するのは今しかないという気持ちで書いた。
メールの送信ボタンを押した後、A社からは特にコメントはなかった。
それ以降Y氏のことは忘れてしまった。
2018年10月半ば、ついに超寒村のA市にあるA社に入社するため。A市のバスターミナルに到着すると、人事部長が待ち構えていた。
その足で、今後半年間(その後3か月に短縮)のA社での研修のための寮に連れていかれた。
寮の前で車を降りた際思い出したので人事部長に聞いてみた。
-Y氏もこの寮に入るのですか?
人事部長は少し曇った顔をして「あぁ、Y氏の話はなくなりました」とポツリと言った
事情を察したオレはその場ではそれ以上聞かなかったが、後日何かの拍子でY氏の話が出た際に、副社長・人事部長が「大変だったよなー」と顔を突き合せながら話し始めた。
尚、全て話をしたわけではないが「大変だった」ということから推定も含め以下のような顛末だったらしい。
まあ、内定もらってタイ赴任へやる気満々だった者がいきなり「内定取り消し」を受けたらそりゃあ・・・
・A社の内定をもらったので、他の内定した会社にすべて断りを入れてしまっている。どーしてくれる?
・入社を前提に引っ越し準備をしてしまった(費用も掛かった)。どーしてくれる?
・タイ工場見学もあくまでも入社を前提に自費で行った。この費用をどーしてくれる?
・その他掛かった実費と精神的苦痛の慰謝料を払え!
ということだと思う。
ごもっともなことだ。
【A社の落ち度】
・そもそも安易に追加の内定を出した
・内定を出しても後で簡単に撤回できると考えていた。
・内定取り消しの判断を第三者(オレ)に託した。
・ウソ、病的な性格を見抜けず、逆にそれを評価した。
【Y氏の落ち度】
・「ウソの(または大げさな)履歴書」を書いた。
・病的な性格の持ち主(あれでは営業は務まらない)
他社の内定辞退の補償など出来るわけがないので、おそらく金で解決したのだろう。
実費は計算できるが、精神的な慰謝料の相場はどのくらいだろう?
もし、オレがY氏であったらいくら請求するだろう。
この手の相場というか判例というか、そういうものがあるのだろうがそれを知らないオレだった取り敢えず
300万円くらい?
ちなみに弁護士事務所の見解によると、慰謝料の相場は50-100万円とのこと。
若い人なら次があるからいいけど、我々の年代だとそうもいかずもう少しぶんどれるのでは?
***
多少の誇張や記憶違い(もう1年以上も前の話)があるかもしれないがウソは一切書いていない。
多少面白おかしく書いたが、当人のY氏はある意味気の毒な人だと思う。
過去は知らないが、やる気満々で面接に臨み、彼の個性から「機関銃のような息継ぎのない自分の話」をぶつけたのだろう。
その結果晴れて内定、あと1-2か月後にはタイ駐在!という時にまさかの内定取り消し。
オレも多少の罪悪感は残ったが、あの性格では一緒に仕事などできなかっただろう。
そういう意味で判断は正しかったと思う。
MDと険悪な状態になったとき色々と嫌味を言ってくるのだが、その中に「Y氏だったらもっと上手くやっていただろうなー」と言う独り言。
自分で内定取り消しして何言ってるんだこのボンクラ経営者?
大体、あの虚言癖や病的な喋りをいまだに理解していないのか?
一番悪いのは、そんな異常な性格の人を評価し内定を出し、内定なんかどうにでもなると考えたA社
結局、Y氏もオレも今のA社(AT社)には残っていない。
金銭的な損失を被ったA社だが自業自得というもの。
***
久しぶりにY氏のことを少し思い出した。
一体今はどこで何をやっているのだろうか?
まだ「タイ語に精通している」んで、通訳代わりタイ人との会議に引っ張りだこにされているのだろうか?
もうこれでY氏のことは忘れよう。
おしまい
なかなか面白かった、うん♪役に立った♪と思ったら♪
ぽちっとお願いします♪
皆様の応援ポチが、記事への励みになってます♪
↓↓
←左欄外に『Damascusが実際に泊まった”おすすめホテル』を設置してます☆
オレが実際に泊まった安宿〜中級レベルのホテルを中心に「もう一度泊まってもいいな〜♪」というホテルを厳選☆
ぜひ活用してください☆
| ■50代のロクデナシがタイで仕事を探す | 09:35 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑