fc2ブログ

出戻り♪サラリーマン流浪記(タイ現地採用編)

2014年12月、25年間勤めた会社を退職し4年間タイで”大人の夏休み”を満喫しました。2018年10月、日本の某企業に転職し2019年1月からタイの駐在員に、2019年11月から現地採用のサラリーマンに

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

オレと一緒に内定をもらったY氏が、1ヶ月で採用取り消しになった話(4)

今日のタイ語

บุคลิก ブッカリック=個性
บุคลิกภาพ ブッカリッカパープ=個性

参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。


ここまでの記事は↓を参照

思い出のシーラチャ生活(1)中途半端で不便な田舎街、シーラチャ
思い出のシーラチャ生活(2)恐怖の闇貸し?
思い出のシーラチャ生活(3)行動範囲は徒歩1-2分のコックピット生活
思い出のシーラチャ生活(4)その他の行ったお店
思い出のシーラチャ生活(5)バンコク↔︎シーラチャ往復生活
初めての海外勤務(1)思い出の従業員との交流
初めての海外勤務(2)タイの会社の福利厚生①社員旅行
初めての海外勤務(3)タイの会社の福利厚生②食事会
初めての海外勤務(4)別れ・・・
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(1)振り出しに、1社目面接
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(2)2社目一次面接
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(3)2社目であっさり決まった、現地採用決定
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(4)A社を辞めたワケ
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(5)AT社を辞めたワケ
オレと一緒に内定をもらったY氏が、1ヶ月で内定取り消しになった話(1)
オレと一緒に内定をもらったY氏が、1ヶ月で採用取り消しになった話(2)
オレと一緒に内定をもらったY氏が、1ヶ月で採用取り消しになった話(3)

MDからの質問「Y氏は?一緒にやっていけそう?」に対する回答を書き始めた。

答えは決まっているのだが。。。

Y氏の診断書 by ドクター・ダマスカス

まずはオレが見聞きしたY氏のタイ語能力を全て事実関係のみ箇条書きした
そして、MDと人事部長が評価した「機関銃のような一方的なしゃべり」についても具体例を挙げて列挙した。

その後一つの推論を書き始めた。
要約すると以下の通り


個人にはそれぞれ個性があります。
しかし、個性の範疇を超えて他人に対し害を及ぼす性格は「病気」または「病的な個性」としてくくられるべきです。
具体的には虚言癖とADHDです。

【虚言癖】
タイ語ができる、4-5各国語ができるというのは、実例からほぼウソだと思われます。

履歴書には、自分を売り込むための特技や能力を少々誇張する傾向が誰しもありますが、Y氏の場合は実態とあまりにも乖離がありすぎます。

外国語ができるできないはその人の業務上の能力とは無縁ですが、これが事実でないとすると他の履歴書記載事項も本当か疑わしいです。

【ADHD】
以前ADHDという病気をネットで見ました。その病気の症状の一つにについて以下の記述がありました。

・おしゃべりが始まると止まらない
・自分のことばかりしゃべってしまう。

これはY氏の特徴と完全に合致します。

置き忘れ症候群は病気か?ADHD

このほかにもいろいろ書いたが、結論としては・・・

以上の通り平然とウソをつく、人の話を聞かないという個性が強く、一緒に仕事をするのはむつかしい。
最終判断は貴社にお任せします。


このレポートはY氏の今後に多大な影響を及ぼすこと必至であり、少しでも多くの事実関係や見解を書いてA社に最終判断してもらうためA4で2枚くらい書いた。

Y氏には申し訳ないのだが、このような個性の持ち主と上手くいかないことは明白であり、決断するのは今しかないという気持ちで書いた。

メールの送信ボタンを押した後、A社からは特にコメントはなかった。
それ以降Y氏のことは忘れてしまった。

A社の診断書 by ドクター・ダマスカス

2018年10月半ば、ついに超寒村のA市にあるA社に入社するため。A市のバスターミナルに到着すると、人事部長が待ち構えていた。
その足で、今後半年間(その後3か月に短縮)のA社での研修のための寮に連れていかれた。

寮の前で車を降りた際思い出したので人事部長に聞いてみた。

-Y氏もこの寮に入るのですか?

人事部長は少し曇った顔をして「あぁ、Y氏の話はなくなりました」とポツリと言った

事情を察したオレはその場ではそれ以上聞かなかったが、後日何かの拍子でY氏の話が出た際に、副社長・人事部長が「大変だったよなー」と顔を突き合せながら話し始めた。

尚、全て話をしたわけではないが「大変だった」ということから推定も含め以下のような顛末だったらしい。
まあ、内定もらってタイ赴任へやる気満々だった者がいきなり「内定取り消し」を受けたらそりゃあ・・・

・A社の内定をもらったので、他の内定した会社にすべて断りを入れてしまっている。どーしてくれる?
・入社を前提に引っ越し準備をしてしまった(費用も掛かった)。どーしてくれる?
・タイ工場見学もあくまでも入社を前提に自費で行った。この費用をどーしてくれる?
・その他掛かった実費と精神的苦痛の慰謝料を払え!


ということだと思う。
ごもっともなことだ。

【A社の落ち度】
・そもそも安易に追加の内定を出した
・内定を出しても後で簡単に撤回できると考えていた。
・内定取り消しの判断を第三者(オレ)に託した。
・ウソ、病的な性格を見抜けず、逆にそれを評価した。


【Y氏の落ち度】
・「ウソの(または大げさな)履歴書」を書いた。
・病的な性格の持ち主(あれでは営業は務まらない)


他社の内定辞退の補償など出来るわけがないので、おそらく金で解決したのだろう。
実費は計算できるが、精神的な慰謝料の相場はどのくらいだろう?

もし、オレがY氏であったらいくら請求するだろう。
この手の相場というか判例というか、そういうものがあるのだろうがそれを知らないオレだった取り敢えず
300万円くらい?

ちなみに弁護士事務所の見解によると、慰謝料の相場は50-100万円とのこと。

若い人なら次があるからいいけど、我々の年代だとそうもいかずもう少しぶんどれるのでは?

***

多少の誇張や記憶違い(もう1年以上も前の話)があるかもしれないがウソは一切書いていない。
多少面白おかしく書いたが、当人のY氏はある意味気の毒な人だと思う。

過去は知らないが、やる気満々で面接に臨み、彼の個性から「機関銃のような息継ぎのない自分の話」をぶつけたのだろう。
その結果晴れて内定、あと1-2か月後にはタイ駐在!という時にまさかの内定取り消し。

オレも多少の罪悪感は残ったが、あの性格では一緒に仕事などできなかっただろう。
そういう意味で判断は正しかったと思う。

MDと険悪な状態になったとき色々と嫌味を言ってくるのだが、その中に「Y氏だったらもっと上手くやっていただろうなー」と言う独り言。

自分で内定取り消しして何言ってるんだこのボンクラ経営者?
大体、あの虚言癖や病的な喋りをいまだに理解していないのか?

一番悪いのは、そんな異常な性格の人を評価し内定を出し、内定なんかどうにでもなると考えたA社
結局、Y氏もオレも今のA社(AT社)には残っていない。

金銭的な損失を被ったA社だが自業自得というもの。

***

久しぶりにY氏のことを少し思い出した。

一体今はどこで何をやっているのだろうか?
まだ「タイ語に精通している」んで、通訳代わりタイ人との会議に引っ張りだこにされているのだろうか?

もうこれでY氏のことは忘れよう。

おしまい


なかなか面白かった、うん♪役に立った♪と思ったら♪
ぽちっとお願いします♪
皆様の応援ポチが、記事への励みになってます♪

↓↓
にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村 自転車ブログ 海外サイクリングへ


←左欄外に『Damascusが実際に泊まった”おすすめホテル』を設置してます☆
オレが実際に泊まった安宿〜中級レベルのホテルを中心に「もう一度泊まってもいいな〜♪」というホテルを厳選☆
ぜひ活用してください☆

| ■50代のロクデナシがタイで仕事を探す | 09:35 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

オレと一緒に内定をもらったY氏が、1ヶ月で採用取り消しになった話(3)

今日のタイ語

ไพ่นกกระจอก パイ ノーク グラジョーク=麻雀

参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。

ここまでの記事は↓を参照

思い出のシーラチャ生活(1)中途半端で不便な田舎街、シーラチャ
思い出のシーラチャ生活(2)恐怖の闇貸し?
思い出のシーラチャ生活(3)行動範囲は徒歩1-2分のコックピット生活
思い出のシーラチャ生活(4)その他の行ったお店
思い出のシーラチャ生活(5)バンコク↔︎シーラチャ往復生活
初めての海外勤務(1)思い出の従業員との交流
初めての海外勤務(2)タイの会社の福利厚生①社員旅行
初めての海外勤務(3)タイの会社の福利厚生②食事会
初めての海外勤務(4)別れ・・・
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(1)振り出しに、1社目面接
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(2)2社目一次面接
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(3)2社目であっさり決まった、現地採用決定
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(4)A社を辞めたワケ
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(5)AT社を辞めたワケ
オレと一緒に内定をもらったY氏が、1ヶ月で内定取り消しになった話(1)
オレと一緒に内定をもらったY氏が、1ヶ月で採用取り消しになった話(2)

注意:いろんな話がごちゃごちゃ出てきて混乱するかもしれませんが、この話は2018年にA社採用になったときの話です。

えぇ〜???

タイ語ビジネスレベルの人が何で「初めてのタイ語」で勉強し直すの〜???

意味不明・・・

と思ったが、Y氏の一連の発言を見聞きしていてようやく分かった。

タイ語入門レベル

履歴書に書いてあったタイ語はビジネスレベル(業務で使っていた)全てウソ

半日一緒にいたが、まともなタイ語は一言も喋っていない。

何かしゃべらざるを得ない状況に陥ると、英語まじりのタイ語
といってもタイ語は10単語くらいを繰り返し使っているだけ・・・

大体、「初めてのタイ語」で復習するような人がタイ語の新聞なんで読めるわけないじゃん

英語も???

翌日、MDがコンドを借りるということで不動産屋のアテンドで数軒のコンド見学へ

不動産屋が「ちょっとオーナーと連絡取るので、しばらくお待ちください。その間にこれ書いといてください」と、不動産屋のアンケート用紙を渡された。

記入内容はすべて英語。
百姓出のMDでも流石にFirst NameやTelくらいの英語は読めたようなのだが、アンケートの質問にこんなのがあった。

”当社をどのように知りましたか?(原文は英語)”

英語が読めないMDは「Yさん、これどういう意味?」

Y「・・・」

5秒以上の沈黙があり耐えられなくなったオレは「当社をどのように知りましたか?っていう意味だと思いますよ。そーですよね?Yさん」

Y「えぇ・・・まぁ・・・」

こっ、こいつタイ語ができないなんて以上に英語もできないんじゃないの〜???

ここまでで分かったこと(推定含む)



5-6カ国語ができるというのは全くのウソ。

過去にこの5-6カ国の人と何らかの接触があり、片言の単語を覚えたのだろう。

サバイディーマイ?(こんにちは)
アローイ(美味しい)、マイアローイ(まずい)
ダイマイ?(いいですか?)
メダイ(ダメ)
アライナ?(なに?)
チョープ(好き)
ローン(暑い、熱い)、イエン(冷たい)、ナーオ(寒い)

多分この程度かこれに毛が生えた程度だと思う、Y氏のタイ語能力は。

ゴーゴーバーに1週間通えば覚えるレベル。
事実、Y氏から10単語以上のタイ語を聞いたことがないのだから(。>д<)

他国語も同じだろう。

オレだって「ニーハオ、イー、リャン、サン、スー、ハク、ハツ、チュン、ロン!リーチ・ツモ!」、ほら、中国語ができるでしょ?(°皿°;)

ってことは、語学能力以外も全部ウソなのではないか?
って疑問がわくのは当然のこと。

ただ、百姓出のMDはタイ語はおろか英語も出来ないので、このY氏のウソを見破ることができない(笑)

なんですぐ分かるようなウソをつくのか?
あの「機関銃のようなしゃべり」は自分のウソを覆い隠すための武器なのか???

こんなやつとは一緒に仕事ができないなー

Y氏の運命はオレが握っている?

不動産屋のアテンドで4-5軒のコンドを見て回った。
オレはディンデーンのアパートを出るつもりがなかったので、ここシーラチャで安いアパートを借りるつもりだった。
なので真剣に見ていなかったのだが、Y氏は不動産屋にあれこれ質問しながら真剣だった。

そんな質問中、MDがスッとY氏のそばを離れオレに話しかけてきた。

「どぉ?Y氏は?一緒にやっていけそう?」

うーん、考えるところがあるので後でまとめて報告します

「分かった、ダマスカスさんがダメというなら会社として良くないので、彼を切るつもり。よく考えておいて」

この当時はまだMDは「高学歴」「大手で管理職として25年」「購買、原価、生産管理業務に精通」のオレの評価が高かった(°ロ°;)

よく「なんでこんな人がウチなんかに・・・」というオレへの評価の言葉を聞いた₍₍(੭•̀ω•́)੭

それにしてもMDの言葉「内定を出したけど切るかもしれない」って・・・
それって内定を出す前に言うことじゃないの?

こういう感覚が中小零細企業のワンマン経営者
内定者を簡単に切るなんて言うなよー、腐っても日本の会社だろう?

下請法も意に介さず、36協定ってなに?長時間残業や休日出勤しても上司は見てみぬふりってな会社の経営者。

オレ、辞めてよかったよ

***

工場訪問最終日、あとはバンコクに帰るだけ。
宿泊先のシーラチャのホテルからバンコク行きのバス乗り場までY氏と同乗したのだが、会社への不満(今回の旅費)や要確認事項がいっぱいあるようでオレにいろいろ聞いてきた。

そんなの直接聞けよーという内容だったし、オレは既にA社に出向いて細部事項を確認しているので「自分で聞いたら?」とそっけなく返しておいた。

バス乗り場に着いてからも「ダマスカスさん、会社の〇〇についてどう思いますか?」としつこかったので、Y氏がエカマイ行きのチケットを買ったのを見て、オレはモーチット行きのチケットを買った。

帰りのバスでもウジウジいろいろ聞かれそうだし、正直言ってうざったかった。
別れ際に「相談したいこともあるので電話番号を教えてください」と言われ嫌々ながら教えた。

その後何度か電話がかかってきたが、すべて無視した。

こうしてシーラチャのバス乗り場で別れたY氏。
この後二度と会うことはなかった。

つづく

なかなか面白かった、うん♪役に立った♪と思ったら♪
ぽちっとお願いします♪
皆様の応援ポチが、記事への励みになってます♪

↓↓
にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村 自転車ブログ 海外サイクリングへ


←左欄外に『Damascusが実際に泊まった”おすすめホテル』を設置してます☆
オレが実際に泊まった安宿〜中級レベルのホテルを中心に「もう一度泊まってもいいな〜♪」というホテルを厳選☆
ぜひ活用してください☆

| ■50代のロクデナシがタイで仕事を探す | 19:40 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

オレと一緒に内定をもらったY氏が、1ヶ月で採用取り消しになった話(2)

今日の英語

3ヶ国語話者 Trilingual トライリンガル
4ヶ国語話者 Quadrilingual クァドリンガル
5ヶ国語話者 Pentalingual ペンタリンガル
これ以上 Multilingual マルチリンガル

参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。

ここまでの記事は↓を参照

思い出のシーラチャ生活(1)中途半端で不便な田舎街、シーラチャ
思い出のシーラチャ生活(2)恐怖の闇貸し?
思い出のシーラチャ生活(3)行動範囲は徒歩1-2分のコックピット生活
思い出のシーラチャ生活(4)その他の行ったお店
思い出のシーラチャ生活(5)バンコク↔︎シーラチャ往復生活
初めての海外勤務(1)思い出の従業員との交流
初めての海外勤務(2)タイの会社の福利厚生①社員旅行
初めての海外勤務(3)タイの会社の福利厚生②食事会
初めての海外勤務(4)別れ・・・
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(1)振り出しに、1社目面接
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(2)2社目一次面接
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(3)2社目であっさり決まった、現地採用決定
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(4)A社を辞めたワケ
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(5)AT社を辞めたワケ
オレと一緒に内定をもらったY氏が、1ヶ月で内定取り消しになった話(1)

履歴書に「多言語(5-6ヶ国語くらい?)ができる」と書いてあったY氏。

多国語に精通しているなんてなかなかやるねー
履歴書をチラッと見たけど、箱根駅伝では有名だけど社会ではあまり重宝がられない大学出身で、経歴もそれほど大した会社ではなかったので少し疑問が・・・

人事の話では、とにかくすごい喋りで一人でずーっと話して圧倒されちゃうんですよ。
営業にはもってこいだと思って内定出しました。

と言っているんだけど、相手の話を聞かずに自分のことをずーっと喋っていて営業が務まるのか???

その時は単純にそう考えていたけど、このA社の人材と実力じゃあそんなことすら判断できなかったんだろうねー
後になってわかったよ。

JAROへ通報級の誇大広告?



内定が決まって1ヶ月後ぐらいだったか、副社長(タイ現地法人AT社のMD兼務)がタイへ出張するので事前に会社を案内したいということで、オレとY氏がタイへ行くことになった。

もちろん出張費は出ません。出すような会社じゃない。
ひどいでしょー?
まあ、これが後々のトラブルにつながったのだと思うけど。。。

ちょうどこの期間、オレは整理の為にタイに戻っていたので費用的には問題無かったけど。。。

ここで初めてY氏と会った。

あぁー営業系という物腰と喋り方。
なるほどこいつかー
でも第一印象はそれほど悪くはなかった。

Y氏の評価が地の底まで落ちたのはそれから半日も掛からなかった。

***

工場に着いて自己紹介となった。
オレは簡単なタイ語で当たり障りのいない内容(名前、年齢、過去の職歴など)をざっと話した。

で、Y氏
基本似たような内容なのだが、会話の内容の5-6割に英単語が混じっていたし、タイ語の声調をほとんど無視したような発音だった。

???
あれっー?タイ語ビジネスレベルじゃなかったんだっけ???


***

車の中でY氏と2人になった時、こんな話が出た。

「私はずっと海外畑でして、つい最近まではP国にいたんです、基本英語ですがタXXX語もできます」

そーですかー

「タイのある会社にいるときには、タイ語ができるもんですから打ち合わせや出張に引っ張りだこでしてー、通訳兼ねて

ふーん

私のタイ語の勉強法はタイ語の新聞を読むことなんですよ、これは単語や言い回しを覚えるのに役立ちますよ、ダマスカスさんにもおすすめです」

えぇー!タイ語の新聞が読めるんですかー?そりゃあ相当ですねー

「いえいえ、最近使っていないのでだいぶ忘れてきてしまって・・・」

いやいや、タイ語新聞でタイ語が勉強するなんて上級レベルですよ。私にはとても真似できません。

「・・・」

***

夜、我々二人の仮の歓迎会が開かれた。
そこへ行くのに我々2人だけで送迎車に乗って行ったのだが、その間Y氏はずーっと喋りっぱなし。
しかも、いかに海外で活躍していて多国語ができるという内容ばかり。

よく「機関銃のように喋る」という表現があるがまさにその「機関銃」だった。。。

うんざり・・・

会場にはMDと現地のタイ人スタッフ2人(うち一人は日本語ができる)と我々2人の合計5人。
MDは百姓の出なのでタイ語も英語もできないので自然と会話は日本語になるが、せっかくなのでオレがタイ語で2人に話しかけ始める。

Y氏も負けずと喋り始めるが、今度は7-8割がジャパニーズイングリッシュ。

そのうち「これを機会にタイ語の復習をしようと思ってまして」と差し出したタイ語の教本を見て驚いた。

-これでバッチリ-初めてのタイ語(仮名)」

えぇ〜???

つづく

なかなか面白かった、うん♪役に立った♪と思ったら♪
ぽちっとお願いします♪
皆様の応援ポチが、記事への励みになってます♪

↓↓
にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村 自転車ブログ 海外サイクリングへ


←左欄外に『Damascusが実際に泊まった”おすすめホテル』を設置してます☆
オレが実際に泊まった安宿〜中級レベルのホテルを中心に「もう一度泊まってもいいな〜♪」というホテルを厳選☆
ぜひ活用してください☆

| ■50代のロクデナシがタイで仕事を探す | 06:26 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

オレと一緒に内定をもらったY氏が、1ヶ月で内定取り消しになった話(1)

今日のタイ語

การค้า ガーンカー=営業(職)
แผนกการค้า パネーク・ガーンカー=営業課

参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。

ここまでの記事は↓を参照

思い出のシーラチャ生活(1)中途半端で不便な田舎街、シーラチャ
思い出のシーラチャ生活(2)恐怖の闇貸し?
思い出のシーラチャ生活(3)行動範囲は徒歩1-2分のコックピット生活
思い出のシーラチャ生活(4)その他の行ったお店
思い出のシーラチャ生活(5)バンコク↔︎シーラチャ往復生活
初めての海外勤務(1)思い出の従業員との交流
初めての海外勤務(2)タイの会社の福利厚生①社員旅行
初めての海外勤務(3)タイの会社の福利厚生②食事会
初めての海外勤務(4)別れ・・・
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(1)振り出しに、1社目面接
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(2)2社目一次面接
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(3)2社目であっさり決まった、現地採用決定
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(4)A社を辞めたワケ
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(5)AT社を辞めたワケ

注意:いろんな話がごちゃごちゃ出てきて混乱するかもしれませんが、この話は2018年にA社採用になったときの話です。

事の始まり

それは、2018年の日本での転職活動・・・失敗だったかな?と思った8月20日過ぎ、オレの携帯が鳴った。。。

ブルブルブル・・・

通話ボタンを押すと

「A株式会社人事部採用担当の◯◯です。大変お待たせして申し訳ありませんダマスカス様、選考の結果damasucus様を当社の『タイ駐在、工場全体のマネージメント職』として採用させていただきたい。受けていただけますか?」

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

という心の声は押し殺し「ありがとうございます!よろしくお願いします!」とハキハキと返事をして、今回の転職活動は円満に終わりを迎える・・・

はずだった・・・

しかし、人事部採用担当の◯◯さんはそのまま話を続けた。

「事前にダマスカス様にはお伝えしておかなければならないことがあります。実は、ダマスカス様の他にもう一名内定者がおります。名前はYさんですが、彼にはタイ国内の営業の責任者としてやってもらうつもりです。
当社の規模拡大のため経営者からの強い要求によりダマスカス様と2名体制となる予定です。」

あっそ〜

「Yさんの面接の結果、営業の経験豊かで実績を積んできた人物のようです。お二人で是非タイ工場のお力になっていただきたいと考えています」

まあ、それだけ言うんだからそれなりの経歴の持ち主で有能なんだろう。
確かに、日本人1人よりもう1人いた方が心強いよね?
それに、オレに営業を任されても困るし・・・

Y氏の履歴書

その後、入社前の細部確認のためにA市のA社に出向き、その際にY氏の話になり経営者曰く

「年齢はダマスカスさんとほぼ同じ、某四流大学出身でスポーツ万能(有段者資格を多数保有)で多言語(5-6ヶ国語くらい?)ができるようですね。営業の経験・実績も豊富で彼に任せたいと思っている。喋りもすごくて我々が圧倒されるくらいでしたしね〜」

大学も実務経験も大したことはないが、5-6カ国語ができるなんてよっぽど海外での実務経験があるんだろう。

「ちなみに過去タイ語も仕事で使っていたようですよ」

ふーん、タイ語ができるのね〜
そりゃあなんだかライバルっぽくなってきた。
Y氏のタイ語がビジネスレベルだとオレの出る幕がなくなるかもね〜

まぁ、営業は彼に任せてオレは工場経営の方をしっかりやれば良いだけのことだな。

この時はまだそんな漠然とした印象しか持っていなかったのだが。。。

続く・・・


なかなか面白かった、うん♪役に立った♪と思ったら♪
ぽちっとお願いします♪
皆様の応援ポチが、記事への励みになってます♪

↓↓
にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村 自転車ブログ 海外サイクリングへ


←左欄外に『Damascusが実際に泊まった”おすすめホテル』を設置してます☆
オレが実際に泊まった安宿〜中級レベルのホテルを中心に「もう一度泊まってもいいな〜♪」というホテルを厳選☆
ぜひ活用してください☆

| ■50代のロクデナシがタイで仕事を探す | 17:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(5)AT社を辞めたワケ

今日のタイ語

ผิดหวัง ピット・ワン=失望する

参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。

ここまでの記事は↓を参照

思い出のシーラチャ生活(1)中途半端で不便な田舎街、シーラチャ
思い出のシーラチャ生活(2)恐怖の闇貸し?
思い出のシーラチャ生活(3)行動範囲は徒歩1-2分のコックピット生活
思い出のシーラチャ生活(4)その他の行ったお店
思い出のシーラチャ生活(5)バンコク↔︎シーラチャ往復生活
初めての海外勤務(1)思い出の従業員との交流
初めての海外勤務(2)タイの会社の福利厚生①社員旅行
初めての海外勤務(3)タイの会社の福利厚生②食事会
初めての海外勤務(4)別れ・・・
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(1)振り出しに、1社目面接
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(2)2社目一次面接
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(3)2社目であっさり決まった、現地採用決定
再・50代半ばのロクデナシがタイで仕事を探す2019(4)A社を辞めたワケ

このシリーズは2019年にR県にあったAT社(日本のA社のタイ現地法人)を辞めて転職活動した2019/9-10月の記録です

A社:退職した日本の会社
AT社:A社のタイ現地法人
なので、正確には日本のA社を辞めれば自動的にAT社を辞めることになるのだが、一番の原因はA社の副社長でありAT社のMD(社長)と意思の疎通が取れなくなったため。

このMDはどう言った人間だったのか?

零細企業の経営者

■とにかく頭が悪い

■短気で一度決めたら徹底する
一件長所のようだが、周りからの助言(この助言嫌いでもある)や冷静になれば分かることでも、一度言ったら’自分の意見を曲げない。

■助言や意見は基本的に聞かない
入社の際「我が社をどんどん変えていってくれたまえ」とかほざいていたくせに、「会社のためにはここはこうした方が・・・」と意見を言うと途端に不機嫌になり「それ私に言ってるのか?」と被害者意識が強く、自分が否定されたかのような錯覚に陥る。

トヨタ生産方式教育をしている人(Z氏、外部)には大金を払い指導を受けているようだが、どうもこの人のこともあまりよく思っていないらしい。

とにかくほとんどが「要改善」なAT社の業務、あまりにもレベルが低すぎて、Z氏の言葉も必然と低次元の話を繰り返しているので嫌になってきた。
そんなことはわかりきってることでしょ?

でもMDは「うんうん、Zさんの言うことにも一理ある」とか真面目にうなずいている姿を見るとMDのレベルの低さがよりわかり嫌になってしまう。

オレがした助言も同じようなレベルなのだが、それにはムキになって「お前に言われる筋合いはない」的な態度で接してくる。じゃあ「我が社をどんどん変えていってくれたまえ」なんて言うなよ・・・

これはあくまでも儀礼的な言葉であって、「本当に助言してはいけないのだ」と理解した(。>д<)
50代半ばにして一つ利口になった

■社員の前での話(今の世界情勢やその中におけるAT社の位置づけ等)は、どこかの新聞の切り取りで「どお?オレって世界情勢に精通してるでしょ?」といいたげだが、実はイラクとイランの違いも分かっていない

■しゃべりが下手。一言しゃべるたびに回りの反応を気にしている。堂々と自分の言葉で話ができない。

■冗談を言う時も周りの反応が気になるようで、いちいち「ここ笑うところ!」というオーラを出す。笑わないとすぐに不機嫌になる。

■新規ビジネスを模索するため、10年ほど前に海外数カ国の調査を会長に指示され飛び回ったらしい。
確かに今の仕事の多くはこのMDが開拓してきたようだが、その自慢話は「海外のこんなところに行った、飛行機はビジネスクラス、海外に製品を輸出している)といった今では当たり前になったような話が多い

ビジネスクラス!と言う言葉を発するたびに「どうだ!」と言わんばかりの態度。
もうこの会社ダメだなーと思い始めていた時、オレが「私も30代のアメリカ出張時は毎回ビジネスでしたよ」などと言った途端、明らかに顔がひくついていた( ̄皿 ̄)

■反論のレベルが・・・
少し意見を言うと「ダマスカスさんは経営の経験はないでしょ(だから黙っていろ)」

■とにかく社長にたてつくのはダメ

こんなことがあった。
AT社で出した不適合に関わる費用は全てAT社に請求すると言う社長方針がでた。
参考までにAT社で作ったものはほとんどが日本のA社に送られ、そこで見つかって修正した費用を請求すると言う話。

しかしここでオレがこんな意見を言った
「それは当然のことですが、基本的にAT社はA社が送ってくる(支給)部品を組み立てているので、A社から送られた部品が原因で不適合になった場合は免責もしくは費用軽減してください」
実際支給部品の不適合は少なくなかった。

AT社で目で見て分かる不良品は選別してはいるのだが、基本的にはまだまだ不慣れな(作業者の入れ替わりが激しい)面もあり、支給品による不適合は免責してほしいと言う意見は今でも正論だと思っている。

しかし、これに噛み付いてきたA社の某部長
「これおかしいんじゃないですか?社長が決めた通りにすることがあなたの仕事です。この意見は受け入れられません」
と。。。ちなみにこの部長はAT社へ部品を支給する担当の部長(。>д<)

別に社長の指示に異を唱えているわでもなく、それは受け入れた上での細部事項の申し入れなのにそれすらダメらしい。

この部長の言葉で「もうこの会社ダメだ」と思ったが、それは何回目だったのかも忘れた。

■暴言
関係が悪化するとこのような暴言が四六時中

・大企業から来た人は皆長続きしなかった。皆やめてもらったよ
・日本人の代わりはいくらでもいる
・社長の指示に従わなかったら普通クビだよね?
・Yさんならもっと上手くやっていたかもしれない
(Yさんとはオレと同時に採用しAT社に送り込まれるはずだった人。詳しくは別にどこかで書くかもしれないが、この人の話はすぐに分かる嘘が多く、結局本採用にはならなかった)

***

関係が悪化してくると、言葉尻を捉えたような叱責が毎日続く。
「あなたからは報告がない」と言う言葉をよく言っていたが、基本的に問題事項は「速報」としてほぼ毎日送っていたけどね。。。
オレが何か報告するたびに「手短に・・・」と言われることがよくあった。
そのくせ「手短に報告すると、詳細は?何で?」

要するに相手にイエス(できます、やります)、ノー(できません)だけを言わせて「イエス」と答えたらそれを言質にネチネチ突いてくる。。。
ノーと答えようなものなら「日本人の代わりはいくらでも・・・」と・・・

疲れました・・・

A社、AT社のタイプ

■超トップダウン(カミカゼ方式)
上から言われたら疑問を挟むことはせず、とにかく突き進む
疑問はあっても進む進む、進め!

オレには「報告がない!」と言っておきながら、会社の重要事項は本社の役員や部長級と決めてその経緯はおろか決定事項も連絡がこない

■問題先送り体質(大本営型)
こうやるべきでは?と進言すると「そんなことはわかってる」と怒る

超トップダウン方式なのでガムシャラに進みながら問題を解決していく
聞こえはいいが・・・
進めることが重要で、問題の分析や解決は後、つまり進んでいくうちに問題が雪だるま式に増えてもとにかく進む
現場の負担は考えず、と言うか仕方がないことと考えている。

■無責任型
自分が責任を持つ!と言っておきながら、その尻拭いは全部部下に押し付ける。

***

そのほかにももっと書きたいことはあるが、この辺で勘弁しておいてやろう。

辞表を出した数日後に「退職届」を日本のA社の総務に送ると「聞いていません・・・」と
全てにおいて部下には何も報告しないタイプだった。

引き継ぎ書をファイル1冊分作り、A社の関係者には何の挨拶もせずに去っていった。
世話になった人もいたことはいたが、もうA社とは何の関わりも持ちたくなかった。

初めての海外勤務だったAT社。
普段の会話ではタイ語も何とかなったし少し自信がついたかな?

AT社の従業員たちとの別れは辛かったが、あくまでも自分の為にならない害を排除して自分の道を進もう。
幸い次の勤務先は決まっていたし。

こうして、初めての海外勤務は一区切りがついたのだった。

おしまい

なかなか面白かった、うん♪役に立った♪と思ったら♪
ぽちっとお願いします♪
皆様の応援ポチが、記事への励みになってます♪

↓↓
にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村 自転車ブログ 海外サイクリングへ


←左欄外に『Damascusが実際に泊まった”おすすめホテル』を設置してます☆
オレが実際に泊まった安宿〜中級レベルのホテルを中心に「もう一度泊まってもいいな〜♪」というホテルを厳選☆
ぜひ活用してください☆

| ■50代のロクデナシがタイで仕事を探す | 14:53 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT