いつも行くビアホイ屋の内情を知る
さて、この辺で今回食べたものをUPしたいのだが、今回はいつも行くビアホイ屋で出会った人、その人を介して知ったビアホイ屋の事を先に書くこととする。
尚、このビアホイ屋は店名がない(多分)ので単に「ビアホイ屋」と書いておく。
タイは基本アルコールが主体で全世代が通うローカル”飲み屋”と言う形態の店がない。
イギリスでいえばパブ、スペインでいえばバルに当たる。
ハノイ滞在中は毎回、いや毎日行くビアホイ屋がある。
この店は何度も紹介しているので詳しい話は以下を参照。
春巻きの具が気になるけど美味いから許す
美食の都ハノイ、今回行った店食べたもの!(その3)飲み物編
今回ハノイで食べた旨いもの、飲んだ美味いもの Oct.2019(3)飲み物編(安いものには理由がある!)
この店は6年前の5,000ドンよりは上がったが、それでも今でも地域最安値のビアホイを提供している良心的な店なのだ(2022/4時点で7,000ドン、約10バーツ)
久々に食べた煎餅とベトナムサラミ
***
最終日の夜。
隣にいたおっちゃんがやたら話しかけてくるので英語でお話ししていた。
しばらくすると客が1人来た。
隣のおっちゃんと知り合いのようでしばらく話していたら、この人日本語ができるよ、と言って紹介してきた。
本人は「少しだけ」とは言っていたが、かなり喋れる人だった。
発音もかなりうまい。
聞いてみると1980-90年代に10年くらいN潟県のKマツ製作所で働いていたとか。。。
***
海外に行くと、親戚が日本で働いているとかで話しかけてくる人が多いが、経験からほとんどウソ。
トーキョー、オーサカー、ナガサキー、ヒロシーマー、最近はフクシマーも加わった
日本の事を全く知らない人でも知っている地名を連呼するw
近年は日本のビザ免除で日本へ旅行した人はかなり増えたが、それでも「行ったと言う人」より「本当に行った」人は少ない。
オレがかつて海外で出会った人で、これはすごい!と思ったのはモロッコで出会った青年1人だけ。
彼はK戸のK重工で働いていたと言い、日本語は完璧だった。
顔を見ずに会話したら100%日本人と誤解するだろう。
ティネリール【1】日本語・・・
***
今回出会ったのはこの人に次ぐ日本語の達人だった。
今までもここで英語に少し自信のある方とは話をした事はあるが、今回はこの方を通じてビアホイ屋の知らなかった事をいっぱい教えてもらった。
真ん中の方が日本語ペラペラな方、Aさんとしておこう。
右は最初に英語で話しかけてきた方
左は英語堪能で途中から話に加わった方
写真にはいないが、もう一人超猛スピードで英語を喋る方がいた
あまりにも早すぎて追いつかず、理解率70%くらいだったかな?
色んな話をした。
今は子供達に日本語を教えている。
娘さんも日本で仕事をしたことがあり、日本語が出来る。
孫はもっと上手だそうな。。。
80年代には何度も日本を行き来したらしいが、当時はベトナム↔︎日本の直行便がなく、よくバンコク経由で行っていたらしい。
それも(ハノイ→バンコクかバンコク→東京のどっちの話かは不明)1週間に1便しかなく、タイミングがズレるとバンコクで1週間足止めを食らうそうで、バンコクのこともよく知っていた。
オレが10回目のハノイだ言うと「ベトナム語は話せますか?」と。。。
話せないと答えると「10回も来ていて話せないの〜?」と言われてしまった。
コレはかなり恥ずかしいことで、次回までに少しは話せるようにしなくては!と決意したよ(。>д<)
このビアホイ屋は家族経営
6年以上通っているので、おっちゃんと奥さんと息子はよーく知っている。
このおっちゃんはものすごい世話焼き、親切、丁寧でハノイ人には珍しいタイプ?
このおっちゃんがいるからここに通っているようなもんだ。
息子は簡単な英語ができるので、困った時に助けを求めることもあった。
今回は2年半ぶりだったので初日には大歓迎されたよ。
娘もたまーに出てきていた。
基本、店の切り盛りの8割はおっちゃんが、料理は奥様がメインでやっていた。
今回、店内に今まで無かった正装の大きな家族写真が飾られていたので気になったのだが、この写真には大きな意味があることをAさんから聞かされた。
おっちゃんを真ん中にして左が奥さん、後ろが息子夫婦、右が娘、あとは孫。
***
最終日、おっちゃんと奥さんが途中から出てきた。
二人とも正装だったのでAさんに聞いてみたところ。。。
2人は今日、ちょっと遠い有名な寺に行ってきたらしい。
何しに。。。?
実はこのおっちゃんは癌を患っている。背中の方だと言うので腎臓癌か膵臓癌?
今日は快方を祈願しに行ったらしい。
あの店内に飾ってあった写真はそう言う意味だと。。。
確かに今回は少し元気無いな〜とは感じていたし、胸騒ぎがしていたのは事実。
そうかー
このおっちゃんは元軍人だったそうだ。
上の写真では米軍系の迷彩服だが、胸のバッジは📛退役軍人章?
たしか70歳を超えているとのことで、もしかしたらベトナム戦争従軍の経験があるのかもしれないね。
***
もう一つ
この店の隣(というか同じ店内)でソフトドリンクや飯を売ってるおばさんがいる。
この人とはほとんど話をしたことがないのだが、Aさん曰く「彼女の旦那がおっちゃんのお兄さん(弟だったかも)。その旦那が昨年癌で亡くなったんだよ」
そういえばもう一人おっちゃんがいたことを思い出した。
オレが過去撮った写真にこの旦那らしき人が写っていたことを思い出し、Aさんに見せたところ的中だった。
Aさんがおばさんにオレが旦那の生前の写真を持っていることを言ったらしく、帰り際におばさんが「写真を見せて欲しい」と言ってきた。
スマホの写真を見せるとおばさん嗚咽し始めた。
このおばさんとビアホイ屋の関係が全然わからなかったのだがAさんのおかげで全容を知ることができた。
下の記事↓でサトウキビの皮を剥いているのがおばさんの旦那でありおっちゃんの兄弟。
今回ハノイで食べた旨いもの、飲んだ美味いもの Oct.2019(3)飲み物編(安いものには理由がある!)
結局この日は5時間くらい飲んで語り合った。
多分20杯くらい飲んだんじゃないか?
ビアホイは薄いので普段は10杯くらい飲まないと酔わないオレが結構ベロベロになっていた。
最後は全部ご馳走してもらってしまった
タバコ1箱も買ったのだが、それも払ってもらってしまったよ(。>д<)
Aさんの電話番号をもらって「次回来る時は必ず電話するように。残りの2人も召集するよ」と言われ分かれた。
ありがとうございました😊
楽しかった〜
***
おっちゃん!
これからも地域最安値のビアホイを提供し続けてください!
そして、楽しい仲間と乾杯できる店をこれからも続けてくださいね!
年に2回は行きますのでまた会いましょう!
なかなか面白かった、うん♪役に立った♪と思ったら♪
ぽちっとお願いします♪
皆様の応援ポチが、記事への励みになってます♪
↓↓
←左欄外に『Damascusが実際に泊まった”おすすめホテル』を設置してます☆
オレが実際に泊まった安宿〜中級レベルのホテルを中心に「もう一度泊まってもいいな〜♪」というホテルを厳選☆
ぜひ活用してください☆
| 2022ハノイ【1】4月 | 16:58 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑