ニュースでしか流れない断片的なものしか入ってこないから何とも言えないが、経済の建て直しを最優先に掲げているうちは野党は勝つことはできないというのが率直なオイラの感想。それは結局アホノミクスの是非でしかない、相手の土俵で戦うということでしかないから。意図しているのかどうかは知らんが、共産党の演説にはちょっと響くものがある。
 この2年間は安部政権の暴走だ。
 アホノミクスがどうとかという経済の問題だけではない、外交は野放図に税金ばらまく空手形の乱発でしかない上に孤立の道を一直線。ご主人様であるオバマには嫌われ、APECでは安倍晋三は習近平にホスト国の義務以外に相手にされず手酌酒の有様。経団連の榊原が韓国の経済団体と会合と聞いた時に安倍晋三は何を思ったんだろうね?w

 最大野党である民主党が勝機を見いだすとするなら「安全」じゃないかと思う。海江田は雇用が大事だと訴えている。確かに雇用も大事だが、根本にあるのは国民の安全であり安心なのだ。そこのアピールが弱い。安倍晋三は美しい国、国家第一と言い続けている。見た目が美しいからってそこで生きている、住んでいる国民が疲労困憊ならその国はちっとも美しくない。国家が先にあるのではない、国民が先にあるべきなのだ。いかに安倍晋三の美しい国という言い回しが薄っぺらいか。そこを突いた方がまだ勝てるのではないか。

 とそこへ、アソーがやっぱりやらかしたようで。「生まないのが問題」発言だが、オイラでさえも
 生まないじゃない、「生めない(産めない)」のが問題だろ!
 と突っ込みを入れるっての。 育児休暇取れない(取ったら仕事辞めさせられる)、その間の収入は保障されない、出産費用もかかるし、産婦人科は減少の一途。保育園の数も少なくて待機児童は減らない、そもそも核家族どころか独り暮らしを生きるのに精一杯で貯蓄もできないから結婚費用も捻出できない、出生率がどうのこうの以前の問題。アホノミクスの恩恵で実質賃金はずっと減り続けている。

 安倍晋三は女性の社会進出をと口先で言ってはみても、女性の立場からしたら社会に出たくても出られないと叫ぶのが実情だろう。アソーはウケ狙いの失言も数多いが、まじめな顔して産まないのが悪いと言い放つあたり、麻生太郎は素で阿呆なんだと思う。本来なら全ての女性を敵に回した発言は寝ていてくれればいいと同じくらいの大失言なんだが、どこまで生かせるものやら。