たまたまミヤネ屋を見た。ちょうど山本太郎がインタビューを受けていたんだが、
 CMへの移行がどうも不自然だった。

 「原発が無くても電気は足りる」

 この発言でスタジオにいたコイズミの腰巾着・岸が「電気が足りているのは旧い発電システムも総動員してやっと保っている。長期的なビジョンを示してもらいたい」と援護射撃。その質問、選挙前に与党議員にやったことあんのかよ?この岸の発言は原発再稼働の口実に使われる常套句だとオイラは思っているが、オイラはこうした発言にこう返したい。

「電力の多様化をするなら
事故のリスクがある原発をわざわざ使う必要ないだろ?」


 ブータンだったと思うがローテクの水力発電で電力を供給している例もある。日本は急峻な地形が多いんだから高低差を利用して水力発電できる場所はあるだろ?何も東電のように余所の地域で作った電気を引っぱって来なくても小規模の電力システムを地域ごとにたくさん作ればいいんじゃないのか?もっと極端に考えれば太陽光パネルにドンと補助金出して各家庭で発電する、電力も自給自足できればさらにリスクは減るだろ?「大企業 自家発電」で検索してみたらけっこう面白い記事あるぞw。企業にしてみれば電力だって立派な生産コスト。発電プラント作ってもコストが下がるなら詐欺同然の総括原価方式で作られるバカ高い電気なんぞいらないんだよwww。

 さらには各家庭で自分が使う分だけの電力を蓄電できれば電力がどこから供給されようが関係ない。それこそ公的企業であろうが民間企業であろうが、だ。記事は見つけられなかったが、アメリカでは自動車を移動手段だけでなく家庭での蓄電池にするというニュースを耳にしたこともある。都市部では難しいだろうが田舎ではクルマは生活必需品という所も多いんだから。長期的なビジョンをとネチネチ嫌味言うくらいならこれくらいの大風呂敷広げてみろっての。宮根も地球温暖化なんてとってつけたこと言うなってのwww。

 ゴミ問題もそうだが、消費電力(エネルギーと言い換えてもいいだろう)自体を減らす、無駄は極力無くす、余分なものは買わないというのは原発事故にかかわらず今の生活全体のトレンドになっている。家電でも既に節電は当たり前。そして、安価であることも大事だが電気もより安全なものをというのが今や当然のように問われている。むしろ、原発事故によりそれがよりくっきり浮かび上がってきたというべきだろう。

 選挙が終わった後にやっぱり汚染水は海に流れてましたーとかふざけきった対応をする東電。そしてそれを知らぬふりして景気回復、強い経済と強弁する自民党(安倍ちゃんが知らなかったなんて言い訳は通らない。政府には情報を出させる義務があるし、その能力、権限も持っているのだから)。それを後押しするマスゴミ。危ない芽は早く摘むに限るっていう山本太郎への嫌がらせ。ひどいね。