○「事実誤認の修正可能」=指定弁護士が理由説明――東京高裁に控訴・小沢元代表裁判
 資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載)罪に問われた小沢一郎民主党元代表(69)の裁判で、検察官役を務める指定弁護士は9日午後、記者会見し、東京地裁の無罪判決を不服として控訴することについて、「見逃せない事実誤認があり、十分に修正が可能だと考えた」と理由を述べた。
 指定弁護士は会見後、東京高裁に控訴した。
 (5月9日(水)14時12分配信、時事通信、ヤホー経由) 

 やはりやってきた。冤罪同然の陸山会事件の無罪判決に対する指定弁護士の控訴。
 もっとも、この控訴ははじめから有罪か無罪かを争うつもりがない。有罪にするだけの証拠がないのだから。小沢一郎の政治活動を封殺することでカヤの外に置き、ひいてはご退場願おうという思惑が露わになったということだ。つまり、本来の裁判のあり方を逸脱し、小沢潰しがより鮮明になっただけのこと。それだけ、既得権益者には小沢一郎が邪魔でありかつ脅威であるという証明である。

 説明責任を執拗に小沢側に求めながら、いざ、自分が求められる側になるとスルーしてより声高に小沢は悪い奴だと叫ぶ。もはや説明責任という言葉を用いることすら面倒になったのだろう。歪な理屈で判決文を作って取り繕ったのも無視して、開き直って小沢一郎を殺すと高らかに宣言したに等しい。笑っちゃうのが小沢一郎がマスクをしている写真をわざわざ選んで印象操作しようとしていること。安っぽいにも程があるwww。

 もはや裁判は形骸化して、権力との闘争という新たな段階に入った。
 いや、むしろ今まで見えにくかったそれがより明確になったという言うべきだろう。 

 ただ、違うことはオイラのような一般ピーポーでもこれはおかしいと気がつき始めていて、疑惑や怒りの目がマスゴミや司法、検察といった疑惑の総合商社に(←懐かしいw)確実に向かっていると言うことである。今はまだ小沢抹殺のその先まで多くの目が行き届いていないだけ。
 海外に目を向けると、フランスでは現職のサルコジが敗れた。マスゴミはユーロ危機関係の経済に関することに絡めてしか伝えないが、これは注目に値することだ。なぜならサルコジはメルケルと共に財政規律を強調し続けてきたが、フランス国民には押し付けと受け取られ選挙によって大統領の座を追われたのである。ギリシャも(たとえ放漫体質がギリシャ自身によってもたらされたにせよ)フランスやドイツに口出しされたくはない、ギリシャのことはギリシャで決めると声を挙げている。

 しかるに日本はどうだ。何も決まらない。何も動かない。やるべき事は山のようにあるだろう。福島の後始末は?震災の復興は?大雨で仮設住宅も被害を受けている。竜巻の被害も起きていて死者も出ている。そのくせやる必要のない、やってはならない消費増税に与野党共に血道を上げている。 岡田も枝野も外遊なんぞやっている暇などない。  ましてや小沢一郎を袋叩きにして悦に入っている場合ではないのだ。

 声を挙げよう。