平野達男震災復興担当相は18日、東日本大震災の津波被害に関し「私の高校の同級生みたいに逃げなかったバカなやつがいる。彼は亡くなったが、しょうがない」と述べた。福島県二本松市で行われた参院民主党の研修会のあいさつで語った。犠牲者やその遺族への配慮を欠いた発言で、進退問題に発展する可能性も出てきた。
平野氏は、大震災時に堤防の門扉を閉めに行った消防団員や、安全とされた避難所などに逃げた人が津波にさらわれ犠牲になった例を紹介した上で、同級生の話を披露。研修会後、記者団に「不快な思いをされた方には心からおわびする」と謝罪した。
平野氏は参院岩手選挙区選出で当選2回。7月に被災地への“暴言”で辞任した松本龍氏の後任として震災復興担当相に就任、9月に発足した野田佳彦内閣で再任された。野田内閣では9月に鉢呂吉雄経済産業相(当時)が東電福島第1原発事故の周辺地域を「死の町」などと発言し、就任9日目で辞任している。
平野氏の発言に対し、自民党の大島理森副総裁は記者団に「首相の任命責任と閣僚として適格か追及しなければならない」と語り、小野寺五典衆院議員(宮城6区)も「私の同級生も何人も亡くなったが、『バカ』という言葉は使えない。遺族を傷つける軽率な発言だ」と批判した。民主党の斎藤恭紀衆院議員(宮城2区)は「平野氏は一生懸命やってきたと思うが、台無しだ」と語った。
(2011 10/18 18:52、下線はオイラ)
この記事は産経新聞系列でいろいろとすごいブロガーが多く存在するiza!からのコピペ。産経新聞では、
「(津波被害を受けた)現地で何が起こったのか。これもさまざまな角度から検証が必要です(中略)。前の津波の経験からここの高さに逃げていれば大丈夫だと言ってみんなで20~30人そこに集まってそこに津波が来て、のみ込まれた方々もいます。逆に、私の高校の同級生みたいに逃げなかったバカなやつがいます。まあそういったね、彼は亡くなりましたけれども、バカなやつって言われてもしようがないですけどね、そういったことも全部、一つ一つ検証して、次の震災に役立てることがもう一つの大きな課題だと思っています」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111018/plc11101820390017-n1.htm
と発言を詳細に伝えている。
これだけを拾ってみても平野担当大臣が亡くなった人たちを蔑む意図で馬鹿という言葉を用いたわけではない。
だから、大島のように任命責任だと騒ぎ立てるのはやりすぎで「場外乱闘」の部類に入る。小野寺議員の発言くらいが妥当だろう。
平野達男震災復興担当相が東日本大震災の津波被害に関して「私の高校の同級生みたいに逃げなかったバカなやつがいる」などと発言した問題で、藤村修官房長官は19日午前の記者会見で、「真意は前後(の発言)を考えたら一般的にも理解できる。これ以上の問題にする考えは全くない」として、平野氏の進退問題にはつながらないとの考えを示した。
藤村氏は平野氏の発言について、「同級生が津波で亡くなったことが大変残念だという個人的な感情を込めて発言されたと感じた。その言葉だけを取り出して受け止めた皆様には誤解を招きかねず、私も不適切な言葉だとは思うが、そこまでの範囲だ」と述べた。
さらに藤村氏は、平野氏から昨日、事情説明の電話があった際に「言葉を慎重に選んでほしい」と注意したことを明らかにした。
(2011 10/19 14:54)
これもiza!からのコピペだが、官房長官もフォローしているように「もうちょっと言い方に気をつけてくれよ・・・」というところ。
ぶっちゃけ、馬鹿発言をした平野大臣も任命責任と騒ぎ立てた大島も「鉢呂再び!」と力こぶ作った3Kもどっちもどっち。
つか、誤解を招いたなら謝るなんて中途半端に低姿勢に出るくらいなら最初から馬鹿なんて言葉使うなっつーの。
鉢呂の辞任劇で言葉の扱いには神経を払う必要があることくらいわかりそうなもんだろうが。
・・・もしかして「野田の下じゃやってられん!」と泥船から逃げたかったとか?
とにかく失点だけは防ぎたいとしか頭にない野田のことだから鉢呂の辞任劇を利用したのが真相だったりしてwww。