衝撃の事実が明らかになる「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」2巻
アニメ「電波女と青春男」のOP、「Os-宇宙人」が程よい電波ソングで良い感じですね。中毒になりそう。電波女に関しては、文体が取っつきにくくて原作を1巻でドロップアウトしてたんですが、今回アニメでその先まで見れそうで楽しみ。
さて、本題ですが。相変わらずタイトルが長い「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」、略して「おにあい」の2巻です。
表紙は妹からヒロインの一人、アナに交代。しかしやはり素晴らしい表紙。この作品のイラストレーターである閏月戈さんは、こういった難しい構図の絵が上手いなーと思います。
キャラ紹介がその流れを引き継いで行われるのも同じですが、キャラが交代した分だいぶ印象は違う感じに。でも紹介方法でアナの個性が出まくっていてこれはこれでアリですね。
さて、今回の本編は表紙キャラが変わったことからも予想がつくように、アナがメインの巻……かと思いきや、意外にも妹を含めた各ヒロインにほぼ平等に出番があります。
しかし1巻と比べてしまうと、やはり妹分はだいぶ減少。ここは今回少々物足りなく思ったところで、妹の可愛さで持たせたような作品なのに、妹分減らして大丈夫なの?という。
結論から言えば、そこまで問題はありませんでした。
確かに妹分は減りましたが、他のヒロインのお宅訪問が開催されたことで、ヒロインズのキャラが立ってきています。やはり表紙になったアナが相対的には活躍している気がしますが、他のキャラも1巻時に比べるとだいぶ印象が変わりました。
妹以外のキャラとの掛け合いも、ちゃんと安心して読めるクオリティは保っていますし、他のキャラに兄を取られて必死の抵抗を試みる妹の姿もまた可愛いものです。やはりこの作品は妹に支えられているな!
そして今回のストーリー的なメインは実は兄。1巻では妹がどれだけ兄を好きか、ブラコンなのかが描かれたわけですが、今回の2巻ではそんな兄は妹をどう思っているのか、という話が描かれました。そして兄の仕事についても明らかに。
前半の流れからして予定調和な感じに終わる、つまり他のキャラとの会話を通して「兄も割とシスコンである」というのが浮かび上がってくる構成なのかと思いきや、結末は予想外の方向に。というかこの展開はちょっと想定してなかったw
展開としては1巻と合わせてようやく導入編終了という感じ。最後の展開からして、妹分がこれ以上増える展開があまり想像できなくてそこはやや残念なんですが、きっちりフックを作ってきているので何だかんだで次巻が楽しみ。
次回予告のような形でフックを作るのはどうなのかなとも思うけど、気になるものは気になるわけで。ただ既にキャラ紹介は終わっているので、これ以降掛け合いだけでなく展開でも面白さを見せられるかどうか、そこが勝負になってきそうです。次巻も同じテイストだとちょっと厳しいかなあ。好きなんだけどね、こういう作品。
正直イラストに釣られている感はあるんだけど、ちゃんと計算して作っているなというのが感じられて、何だかんだで気になってしまうタイプの作品なのです。展開の遅さが気になるので、勿体ぶらずに展開を進めてくれればなかなか良作になるのではないかと思います。
つまり今回も結論は同じ。「表紙が気になったら買う価値はあるよ!」ということで。よろしくお願いします。
□表紙買いする価値はある「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」
さて、本題ですが。相変わらずタイトルが長い「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」、略して「おにあい」の2巻です。
表紙は妹からヒロインの一人、アナに交代。しかしやはり素晴らしい表紙。この作品のイラストレーターである閏月戈さんは、こういった難しい構図の絵が上手いなーと思います。
キャラ紹介がその流れを引き継いで行われるのも同じですが、キャラが交代した分だいぶ印象は違う感じに。でも紹介方法でアナの個性が出まくっていてこれはこれでアリですね。
さて、今回の本編は表紙キャラが変わったことからも予想がつくように、アナがメインの巻……かと思いきや、意外にも妹を含めた各ヒロインにほぼ平等に出番があります。
しかし1巻と比べてしまうと、やはり妹分はだいぶ減少。ここは今回少々物足りなく思ったところで、妹の可愛さで持たせたような作品なのに、妹分減らして大丈夫なの?という。
結論から言えば、そこまで問題はありませんでした。
確かに妹分は減りましたが、他のヒロインのお宅訪問が開催されたことで、ヒロインズのキャラが立ってきています。やはり表紙になったアナが相対的には活躍している気がしますが、他のキャラも1巻時に比べるとだいぶ印象が変わりました。
妹以外のキャラとの掛け合いも、ちゃんと安心して読めるクオリティは保っていますし、他のキャラに兄を取られて必死の抵抗を試みる妹の姿もまた可愛いものです。やはりこの作品は妹に支えられているな!
そして今回のストーリー的なメインは実は兄。1巻では妹がどれだけ兄を好きか、ブラコンなのかが描かれたわけですが、今回の2巻ではそんな兄は妹をどう思っているのか、という話が描かれました。そして兄の仕事についても明らかに。
前半の流れからして予定調和な感じに終わる、つまり他のキャラとの会話を通して「兄も割とシスコンである」というのが浮かび上がってくる構成なのかと思いきや、結末は予想外の方向に。というかこの展開はちょっと想定してなかったw
展開としては1巻と合わせてようやく導入編終了という感じ。最後の展開からして、妹分がこれ以上増える展開があまり想像できなくてそこはやや残念なんですが、きっちりフックを作ってきているので何だかんだで次巻が楽しみ。
次回予告のような形でフックを作るのはどうなのかなとも思うけど、気になるものは気になるわけで。ただ既にキャラ紹介は終わっているので、これ以降掛け合いだけでなく展開でも面白さを見せられるかどうか、そこが勝負になってきそうです。次巻も同じテイストだとちょっと厳しいかなあ。好きなんだけどね、こういう作品。
正直イラストに釣られている感はあるんだけど、ちゃんと計算して作っているなというのが感じられて、何だかんだで気になってしまうタイプの作品なのです。展開の遅さが気になるので、勿体ぶらずに展開を進めてくれればなかなか良作になるのではないかと思います。
つまり今回も結論は同じ。「表紙が気になったら買う価値はあるよ!」ということで。よろしくお願いします。
□表紙買いする価値はある「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」
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| ラノベ | 23:55 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT