「ハヤテのごとく!」ルカルカ★ナイトフィーバー
気がつけばもう12月、本当に時が過ぎるのは速い。
『ハヤテのごとく!』では、268話からずっと登場を予告されていたキャラクター、ルカの正体がついに明らかになりました。またもや久々の感想記事となってしまいましたが、293~299話の内容をざっくりと追っていきたいと思います。
ナギが参加した同人誌即売会「コミサン」。そこでナギは千桜とともにサークル「FRY DOLPHIN」の売り子をします。その新作同人誌はナギお気に入りの内容のようで、「熱い魂が伝わってくる」と評しています。
そしてひょんなことからナギは次回のコミサンでサークル・真泉研究所と対決をすることに。いわばルカの同人誌が、そしてそこに込められた魂が、ナギに再起のきっかけを与えたわけですね。
そんなやり取りの様子を、ルカも遠目で見ていました。ルカの同人誌をほめてくれたのは二人目だと言います。じゃあ一人目は誰なのかといえば、それが彼女の大切な友人である千桜だったんですね。
GW最終日の同人誌即売会に、「新人発掘」のため訪れていた千桜。
こいつがルカだったんかい!!
いつぞやの記事でこのキャラについて「ルカとは似ても似つきません」とか書いてた記憶がよみがえるー。まさか変装だったとは。
(雑誌掲載時 → 単行本収録時)
雑誌掲載時にはメガネをかけていなかったこのキャラが、単行本収録時にはメガネが追加されていました。今考えればこれもつまりは変装度合いを強めるための修正だったんですね。
ナギと同じように足橋先生の仕事場を訪れ、そこでプロの生原稿を見て現実を知ったルカ。それでもルカは立ち上がり、同人誌即売会に参加した。そしてその時の千桜の「面白い」という言葉に救われ、今もこうして活動を続けている。
そして今ルカは、褒めてくれた二人目の人物――ナギの言葉を受け止めている。情熱は伝わる。必死の想いは伝わる。そして必死の想いが伝われば、それは自信へとつながる。ルカはきっとここでまた一つ、次へと繋がる手応えを得たのでしょう。
さて、ナギを見守るためにコミサンに参加していたハヤテは、売り子のためにメイド服を着ていました。293話のハシラにはこんな言葉が書かれています。
>売り子するならメイド服。論理的思考です。
売り子のためにメイド服を着るとドラマCD化される今日この頃ですから、確かに売り子するならメイド服ですね! 論理的思考です!
あ、何の話かわからない人はわからないままのほうがいいと思います。
そんなハヤテが持つ「28代目の写真」を狙う法仙夜空は、謎の石を使ってロボットを召喚し、ハヤテに攻撃してきます。この謎の石はアテネが使っていた王玉のレプリカかと思いましたが、あれはあくまで「神話の化け物」を実体化させるものなので、別のアイテムなのかも。何にせよ、これ以上そういうアイテムを出すのは得策ではないと思うのですが……。
そんな訳で謎のロボット「ズクもどき」との戦いを繰り広げるハヤテ、いや……
メイドスター!
やばいなあ、久々に女装ハヤテにときめいた! イチコロにされてしまいそうです。最近のハーマイオニーの低迷っぷりを打破するべくハヤテが手に入れた新たな武器、それこそがメイドの星からやってきたメイド戦士、メイドスターなのです!
人気のないところに移動し戦いを続けるメイドスター。しかしそこには「FRY DOLPHIN」の主宰者・ルカがいて、二人の戦いに巻き込まれて負傷してしまうのでした。
ルカは保険に入っていないから病院に行けず、更にこの後大事な用があると言います。これほどの負傷をしてもなお、行かなければならない用事が。
それにしてもルカには驚くほど多くハヤテとの類似点が設定されていますね。髪の色も同じですし、理不尽な不幸が襲ってくることも、多額の借金を抱えていることも。すぐに面倒に巻き込まれることも、所持金が12円であることも。12円という金額はよく出てきますね。ともあれ、
こんな上目遣いで「信じていーい?」と聞かれたら、お任せください、と答えずにはいられんというものです。
しかしルカ可愛いですね。「心が折れちゃうでしょー?」「無視かよぉ~」などと、キャラデザだけでなく仕草や台詞一つ一つがなかなかにツボに来る感じ。畑先生は長編組むのは下手だけど、こういう「キャラクター」のデザインは上手いなあと思います。
夜空もね。
だいぶ垢抜けてきた感じ! こういうちょっと拗ねている仕草とか可愛くて、初登場時のモブっぷりが嘘のようです。畑先生も書き慣れてきたということなのかな。単行本でも修正がかかりそう。
目的が見えないのでどうにも論じにくい彼女とその行動ですが、なかなか憎めない感じです。
コスプレのままルカを抱えて疾走るハヤテ。その着いた場所とは。そして彼女の正体とは。
どこかの部屋で、ルカは言います。
「会いに来てくれたんだから……行かなきゃ。」
重傷を負ってなお、笑顔で。
そしてその場所に、ナギと千桜も訪れています。
しかしルカの言う「会いに来てくれた」は、ナギと千桜のこと「だけ」を指したものではありませんでした。
サークルFRY DOLPHINの主宰者。
ナギのお気に入りの同人誌の作者。
その正体は。
今をときめくアイドル、水蓮寺ルカ。
予想だにしない展開。彼女はアイドルだったのです!
彼女はケガをまったく感じさせない、観客を魅了する激しい踊りを披露します。それは彼女のアイドルとしての矜持。ケガなんて関係ない。来てくれたファンの人々に満足してもらうために、ルカは気力だけで踊り続ける。彼女から視線を逸らすことなんて出来やしません。
ナギにとって一生忘れられぬ出来事となったルカとの出会い。それはまるで神様みたいで……今頃カバー下ではオルムズト=ナジャがひがんでるかもしれませんね。
そしてこれだけ遠く、ナギよりもずっと高みに立っているように見える彼女は、これから先、ナギにとってのライバルになるかもしれない存在でもあって。
彼女はライブが終わると同時に気絶。それだけ満身創痍だったのでしょう。今回はナギとの対面は叶いませんでしたが、ここから二人の物語は始まるのです。
そして法仙夜空。
彼女が「28代目の写真」を狙うのは、ナギが王玉を壊したことが原因のようです。そして夜空は28代目の写真を「返してもらう」と言っている。つまりそれは、この写真が元々夜空側の持ち物だったということであり、28代目と夜空の間には何か繋がりがある可能性が高い。
ムラサキノヤカタというアパートは、まだ厄介ごとを抱えているようです。
そして王玉のことを思い出すと同時に、アーたんのことを思い出すハヤテ。
先日誕生日だったアーたん! おめでとう!
Twitterによれば彼女のアホ毛に「バート リエベンスタイン」という名前があることが明らかになり、誕生日の夜、そのアホ毛がハヤテの布団から出てきたらしいですが……つまりこれは、あの日二人はお楽しみだったということなのでしょうか。おめでとうアーたん、お幸せにね!(!?)
ともあれ、アーたんが言う「またいつか」は、案外近いうちに来るのかもしれません。アーたんの再登場に今から期待です!
それにしても、水蓮寺ですか。最近出た26巻を読んでて気付いたんですが、一応伏線は張られていたんですね。
第277話でテレビに流れていたコマーシャル、彼女の2ndアルバムのタイトルが「水蓮寺」。雑誌掲載時から載っていましたが、これはこのタイミングで単行本が出てなかったら気付かなかった……。
となるとファーストアルバムは「ルカ」なのでしょうか。だとすると、サードアルバムのタイトルに何が来るか、というのが気になるところ。アフターストーリーで明かされる彼女の3rdアルバム、そのタイトルは「三千院」――とかどうでしょう。3だけに。
テレビでアルバムのCMが流れ、そして日本武道館でソロライブをしていることからも、人気のあるアイドルであることはわかりますが、しかし彼女は12円しか持っておらず、コインロッカー代もタクシー代も満足に出せないのです。何故なのか。2ndアルバムを出しているということは、それほどデビューして日が浅いわけでもないはず。
ルカのマネージャーである「集(あつまり)さん」は、ルカがメイドスターのことを「親戚」と評したことを怪しんでいました。当然このマネージャーもルカの事情は知っているのでしょう。これまでのハヤテとの類似点の多さとこの反応を踏まえれば、ルカもまたハヤテと同じく、親に捨てられた類の不幸を経験してきたのかもしれません。
ルカが王玉と関係してくるのかは定かではないですが……ともあれこれから語られていくであろうルカとナギの物語。あの日、ナギが叫んでいた理由とは。メイドスターとルカの間の誤解――あるいはこれを「爆弾」と評してもいいかもしれません――は解けるのか。これからの展開が楽しみですね!
『ハヤテのごとく!』では、268話からずっと登場を予告されていたキャラクター、ルカの正体がついに明らかになりました。またもや久々の感想記事となってしまいましたが、293~299話の内容をざっくりと追っていきたいと思います。
ナギが参加した同人誌即売会「コミサン」。そこでナギは千桜とともにサークル「FRY DOLPHIN」の売り子をします。その新作同人誌はナギお気に入りの内容のようで、「熱い魂が伝わってくる」と評しています。
そしてひょんなことからナギは次回のコミサンでサークル・真泉研究所と対決をすることに。いわばルカの同人誌が、そしてそこに込められた魂が、ナギに再起のきっかけを与えたわけですね。
そんなやり取りの様子を、ルカも遠目で見ていました。ルカの同人誌をほめてくれたのは二人目だと言います。じゃあ一人目は誰なのかといえば、それが彼女の大切な友人である千桜だったんですね。
GW最終日の同人誌即売会に、「新人発掘」のため訪れていた千桜。
こいつがルカだったんかい!!
いつぞやの記事でこのキャラについて「ルカとは似ても似つきません」とか書いてた記憶がよみがえるー。まさか変装だったとは。
(雑誌掲載時 → 単行本収録時)
雑誌掲載時にはメガネをかけていなかったこのキャラが、単行本収録時にはメガネが追加されていました。今考えればこれもつまりは変装度合いを強めるための修正だったんですね。
ナギと同じように足橋先生の仕事場を訪れ、そこでプロの生原稿を見て現実を知ったルカ。それでもルカは立ち上がり、同人誌即売会に参加した。そしてその時の千桜の「面白い」という言葉に救われ、今もこうして活動を続けている。
そして今ルカは、褒めてくれた二人目の人物――ナギの言葉を受け止めている。情熱は伝わる。必死の想いは伝わる。そして必死の想いが伝われば、それは自信へとつながる。ルカはきっとここでまた一つ、次へと繋がる手応えを得たのでしょう。
さて、ナギを見守るためにコミサンに参加していたハヤテは、売り子のためにメイド服を着ていました。293話のハシラにはこんな言葉が書かれています。
>売り子するならメイド服。論理的思考です。
売り子のためにメイド服を着るとドラマCD化される今日この頃ですから、確かに売り子するならメイド服ですね! 論理的思考です!
あ、何の話かわからない人はわからないままのほうがいいと思います。
そんなハヤテが持つ「28代目の写真」を狙う法仙夜空は、謎の石を使ってロボットを召喚し、ハヤテに攻撃してきます。この謎の石はアテネが使っていた王玉のレプリカかと思いましたが、あれはあくまで「神話の化け物」を実体化させるものなので、別のアイテムなのかも。何にせよ、これ以上そういうアイテムを出すのは得策ではないと思うのですが……。
そんな訳で謎のロボット「ズクもどき」との戦いを繰り広げるハヤテ、いや……
メイドスター!
やばいなあ、久々に女装ハヤテにときめいた! イチコロにされてしまいそうです。最近のハーマイオニーの低迷っぷりを打破するべくハヤテが手に入れた新たな武器、それこそがメイドの星からやってきたメイド戦士、メイドスターなのです!
人気のないところに移動し戦いを続けるメイドスター。しかしそこには「FRY DOLPHIN」の主宰者・ルカがいて、二人の戦いに巻き込まれて負傷してしまうのでした。
ルカは保険に入っていないから病院に行けず、更にこの後大事な用があると言います。これほどの負傷をしてもなお、行かなければならない用事が。
それにしてもルカには驚くほど多くハヤテとの類似点が設定されていますね。髪の色も同じですし、理不尽な不幸が襲ってくることも、多額の借金を抱えていることも。すぐに面倒に巻き込まれることも、所持金が12円であることも。12円という金額はよく出てきますね。ともあれ、
こんな上目遣いで「信じていーい?」と聞かれたら、お任せください、と答えずにはいられんというものです。
しかしルカ可愛いですね。「心が折れちゃうでしょー?」「無視かよぉ~」などと、キャラデザだけでなく仕草や台詞一つ一つがなかなかにツボに来る感じ。畑先生は長編組むのは下手だけど、こういう「キャラクター」のデザインは上手いなあと思います。
夜空もね。
だいぶ垢抜けてきた感じ! こういうちょっと拗ねている仕草とか可愛くて、初登場時のモブっぷりが嘘のようです。畑先生も書き慣れてきたということなのかな。単行本でも修正がかかりそう。
目的が見えないのでどうにも論じにくい彼女とその行動ですが、なかなか憎めない感じです。
コスプレのままルカを抱えて疾走るハヤテ。その着いた場所とは。そして彼女の正体とは。
どこかの部屋で、ルカは言います。
「会いに来てくれたんだから……行かなきゃ。」
重傷を負ってなお、笑顔で。
そしてその場所に、ナギと千桜も訪れています。
しかしルカの言う「会いに来てくれた」は、ナギと千桜のこと「だけ」を指したものではありませんでした。
サークルFRY DOLPHINの主宰者。
ナギのお気に入りの同人誌の作者。
その正体は。
今をときめくアイドル、水蓮寺ルカ。
予想だにしない展開。彼女はアイドルだったのです!
彼女はケガをまったく感じさせない、観客を魅了する激しい踊りを披露します。それは彼女のアイドルとしての矜持。ケガなんて関係ない。来てくれたファンの人々に満足してもらうために、ルカは気力だけで踊り続ける。彼女から視線を逸らすことなんて出来やしません。
ナギにとって一生忘れられぬ出来事となったルカとの出会い。それはまるで神様みたいで……今頃カバー下ではオルムズト=ナジャがひがんでるかもしれませんね。
そしてこれだけ遠く、ナギよりもずっと高みに立っているように見える彼女は、これから先、ナギにとってのライバルになるかもしれない存在でもあって。
彼女はライブが終わると同時に気絶。それだけ満身創痍だったのでしょう。今回はナギとの対面は叶いませんでしたが、ここから二人の物語は始まるのです。
そして法仙夜空。
彼女が「28代目の写真」を狙うのは、ナギが王玉を壊したことが原因のようです。そして夜空は28代目の写真を「返してもらう」と言っている。つまりそれは、この写真が元々夜空側の持ち物だったということであり、28代目と夜空の間には何か繋がりがある可能性が高い。
ムラサキノヤカタというアパートは、まだ厄介ごとを抱えているようです。
そして王玉のことを思い出すと同時に、アーたんのことを思い出すハヤテ。
先日誕生日だったアーたん! おめでとう!
Twitterによれば彼女のアホ毛に「バート リエベンスタイン」という名前があることが明らかになり、誕生日の夜、そのアホ毛がハヤテの布団から出てきたらしいですが……つまりこれは、あの日二人はお楽しみだったということなのでしょうか。おめでとうアーたん、お幸せにね!(!?)
ともあれ、アーたんが言う「またいつか」は、案外近いうちに来るのかもしれません。アーたんの再登場に今から期待です!
それにしても、水蓮寺ですか。最近出た26巻を読んでて気付いたんですが、一応伏線は張られていたんですね。
第277話でテレビに流れていたコマーシャル、彼女の2ndアルバムのタイトルが「水蓮寺」。雑誌掲載時から載っていましたが、これはこのタイミングで単行本が出てなかったら気付かなかった……。
となるとファーストアルバムは「ルカ」なのでしょうか。だとすると、サードアルバムのタイトルに何が来るか、というのが気になるところ。アフターストーリーで明かされる彼女の3rdアルバム、そのタイトルは「三千院」――とかどうでしょう。3だけに。
テレビでアルバムのCMが流れ、そして日本武道館でソロライブをしていることからも、人気のあるアイドルであることはわかりますが、しかし彼女は12円しか持っておらず、コインロッカー代もタクシー代も満足に出せないのです。何故なのか。2ndアルバムを出しているということは、それほどデビューして日が浅いわけでもないはず。
ルカのマネージャーである「集(あつまり)さん」は、ルカがメイドスターのことを「親戚」と評したことを怪しんでいました。当然このマネージャーもルカの事情は知っているのでしょう。これまでのハヤテとの類似点の多さとこの反応を踏まえれば、ルカもまたハヤテと同じく、親に捨てられた類の不幸を経験してきたのかもしれません。
ルカが王玉と関係してくるのかは定かではないですが……ともあれこれから語られていくであろうルカとナギの物語。あの日、ナギが叫んでいた理由とは。メイドスターとルカの間の誤解――あるいはこれを「爆弾」と評してもいいかもしれません――は解けるのか。これからの展開が楽しみですね!
ハヤテのごとく!! ねんどろいど 桂ヒナギク (ABS&PVC塗装済み可動フィギュア)
posted with amazlet at 10.12.05
Max Factory (2010-12-28)
売り上げランキング: 886
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| ハヤテのごとく! | 15:09 | comments:1 | trackbacks:0 | EDIT
案外ルカはハヤテの腹違いの姉か妹と考えてしまうのは自分だけだろうか?いや、家族構成の中に姉妹がいなかったとはいえ元よりハヤテ兄弟から離れているかあるいは血縁上ただそんな感じなだけの可能性ですがどうにも勘ぐってしまいます。
それとあまり関係ない話ですが綾崎の両親はなんらかの形で王玉にかかわっていそうな気がするんですがこれも自分だけですかね。まぁ、論理的に考えようとするのならばハヤテ自信が生まれたところとか一時期それなりの立場にいないとでき無さそうな仕事している時(画商はそれに入るのだろうか?)があったりします。それに三千院帝自信が確実に十年前からハヤテを知っている描写もなされているからなおさらそう思ったりしています。
それにしても再びこういうことに絡むのはいつなのかな?正直アテネ編ではまだアテネは救ったが殆ど謎が明かされていないですからね。風当たり強いからやりにくいのかな?
| 風魔 | 2010/12/08 10:29 | URL | ≫ EDIT