ビーチバレー編のヒナギクが可愛すぎる「ハヤテのごとく!」21巻
「ハヤテのごとく!」21巻が発売されました。
表紙はミコノス組の皆さん。最近影が薄すぎるマリアさんをメインに、ハヤテ、ナギ。後ろでは他のメンバーも花火をしていたり、イルカに乗って伊澄が空を飛んだりしています。
中表紙はロイヤルガーデン。この十字架は棺桶(17巻P.120~121)についていたものですから、「王族の力」が奪われたことを示しているのかな。本編中では今回、シスターがこの言葉を出しています。
それでは今回も毎週の感想にリンクしつつ収録話を振り返ってみます。
・第218話「絆の石」
・第219話「イノベイターではない僕らの心はお互いうまく伝わらない」
第2回人気投票結果発表回。本編の方では、いいんちょがハヤテとのキスについて気づきそうでやっぱり気づかなかったり、千桜さんに関して今後何かしら重要イベントが起こることを仄めかしたり、ワタルが王玉を受け取ったり、ヒナギクに関して急展開かと期待したお話。あとカラーページのアーたんの脚がすばらしくて、カラーページは保存版だなと思った。
・第220話「トラブルは忘れた頃にやってくる」
ヒナギクは にげだした!
遺産相続条件が変更されて色々と考察しがいのあった話。そして突然ギルバートが登場して、事態は怪しい方向に…。
・第221話「ビーチに来たからにはやる事がある」
・第222話「恋は人をおかしな方向に走らせる。後で死にたくなる」
・第223話「勝つことと幸せはイコールで結ばれない」
・第224話「女の子のご機嫌をとるのは大変。でも大事」
ビーチバレー編と、そこからディナーにつながるお話。
とにかくヒナギクが可愛かった(特に223話)のでヒナギクファンとしては満足。その一方で展開の遅さというか、密度が薄かったのでヒナギクファン以外にとっては辛かったであろう話でもあります。220話も含めて3週くらいあればまとまったんじゃないかなあ、とは思いますね。
・第225話「それでも僕はやってないはず」
・第226話「女の子という生き物は普通に強い」
・第227話「夕日で重なる影のように」
シスター編と、西沢さん編。
後のアテネ編においてキーポイントとなってくる「王玉」関連の話。遺産相続条件が変更されたことによって、ハヤテに王玉を守らなければならないことを強く認識させるという重要な話でありつつも、そこに西沢さんと夕陽を見るエピソードも入っていたりと、ビーチバレー編とは打って変わって非常にコンパクトにまとまっていて好印象。
・第228話「思い出は時を超えて」
ミコノス観光と、思い出の帽子の話。
ナギ関係は20巻のタイムスリップ話も含めてコンパクトにまとまっていて、内容的にも面白いです。GW編は全体的に冗長なこともあって、コンパクトにまとまっているとそれだけでかなり面白く感じてしまったり。
まあ全体を通して読むとやっぱり連載時とは全然違って見えてきますね。週刊連載では毎週実質15ページしかないですが、単行本だと実質165ページまとめて読めるので、話の展開スピードがあまり気にならない。遅い遅い言っても、バトル漫画ではありませんし。
王玉がらみの騒動は一応あるものの、全体としてはコメディタッチな回が続いていて、読みやすい感じもしますね。
おまけ漫画は今回色々とアレです。クラウスが紫子さん17歳の水着写真を持っていたり、マリアさんじゅうななさいがスクール水着だったり。日比野文のスク水は別に普通なんですけどねえ…。そういえば背表紙の文がアホの子仕様で泣いた。
次回22巻からはアテネ編に突入。21巻とは違いシリアス回が多くなってきます。過去編をあまり面白く感じなかった人たちにとって、22巻はどう映るのか地味に注目していたりします。物語的には重要なパートなんですけどね。
| ハヤテのごとく! | 22:49 | comments:1 | trackbacks:0 | EDIT
この巻のヒナギクは確かにしおらしくてそれはそれでありな気もしましたね!いつものヒナギクの方が特に好きなんですけど!
| 霞 | 2009/12/23 20:48 | URL | ≫ EDIT