「ハヤテのごとく!」止まっていた時間が、動き出した
先月はハヤテ記事しか書いてませんでしたが、そろそろハヤテの感想以外もアップしていきたいなあ。とりあえず、先月下書きを書いたっきりそのまま放置しているラノベ関連記事あたりから。
さて、「ハヤテのごとく!」231話の感想です。今週は面白かった!久々に自信を持って面白かったと言える週だったと思います。前半のコメディパートの密度、後半のシリアスパートの「引き」、申し分ありません。こういう話が読みたかったんじゃよ。
ミコノス島を離れ、アテネへと向かう一行。その船の中ではパーティーが行われていました。いいんちょはこういうイベントの司会が映えるなあ。
そして開催される王様ゲーム。王様ゲームといえば最近では「ペルソナ4」なんかを思い出してしまったりするわけですけど。りせちーかわいいです。
王様になったのは花菱さん。
「ヒナギクが王さまのほっぺにチューをする。」
名指しですか!しかもなんて露骨な百合的命令!いいぞ、もっとやれ!
ハヤテは「王さま」という言葉から「王族の力」を思い出し、姫神の話をお嬢さまに尋ねようとして踏みとどまります。ナギの「王さまやりたい放題だな。」は何か仄めかす意味があるのでしょうかね。キング・ミダスとか。
そして次の王さま・ナギの命令は…「2番と3番が、ハヤテに女装させる。」…実に空気を読んでいる!さすがお嬢さま!王様の言う事は絶対なのです。ギアスなのです。
ところでもちろん、ここでこの命令が強制的に実行されるということは、一つ前の命令も実行されているはずで…なぜ描かなかったし!!ヒナギクの隣で眠る花菱さんの満足そうな顔といったらもう。ナギもちゃんと皆との旅行を楽しめてて良い感じです。
あと、ハーマイオニーの表情が完全に「ハヤテ」してたのが地味に残念です。ハーマイオニーはもっと可愛いもん!
そしてナギが知っている「王玉」の情報が明かされます。
「それは昔々の王さまが、星の力を集めて作った願いの石。強欲を試す祈りの石。たとえこの身を犠牲にしても、君を守りたい救いたいという、強い想いに形を与えた…絆の石。もしもその光を失わず、ずっと持ち続けている事ができたなら、永遠の向こう側でいつか、愛の意味さえ知る事ができるだろうと…教えられた。」
お前は何を言っているんだ。
いやまあナギも教わった通りに言っているだけでしょうけど、抽象的すぎて何が何だかさっぱり分かりません。一応GW編で出てきたキーワードがちらほら見受けられますが…。
まあとりあえず「強欲を試す」というからには、「君を守りたい救いたい」という想いの「光」を失わないことと「王族の力」を得ることはおそらくトレードオフなのでしょうね。
これがナギの知っている全情報なのかどうかは分かりませんが、ともあれナギも遺産相続条件で「破壊すること」があった理由は分からないようです。呪いの石ですから、破壊することでロイヤルガーデンへの道が開けたりするのでしょうかね。
教わったという「8年前」は、描写を見る限りゆっきゅんの死後のようです。誰に教わったのかまでは覚えてないようですが…
1つ前のコマのナギの表情と、この「さぁな?」という投げやりな言い方。そしてハヤテから逃げるように「下船の準備だ」と行こうとするナギ。本当に「覚えていない」のでしょうか。
上のことを踏まえて「誰が教えたのか?」と考えるならば、それは「あっさりいなくなってしまった」人物であり、「王玉」を奪おうとしてクビになったという、姫神なんじゃないかなと。つまりナギは「覚えていない」のではなく「話したくない」のではないでしょうか。
さて、アテネの別荘に着いたハヤテは、「アテネ」という地名から、同じ名前を持つ少女…天王州アテネのことを思い出していました。ハヤテの時間はあの日止まったといいます。
夜空に浮かぶ月を見ながらたそがれているハヤテの元に現れたのは、ヒナギク。
アテネ。この星で、もっとも偉大な女神の名前。
その一言を聞いたヒナギクは、突然笑い出し、言います。
「だってそれ…天王州さんの口グセでしょ?」
止まっていた時間が、動き出す音がした。
いやあ、今週のラストページのヒナギクには驚いた。しばらくはナギと西沢さんの観光、ヒナギクとのディナーといった展開が続くのかと思いきや、ここで予想外の展開が入ってきましたからね。
ヒナギクがアーたんの事を知っている。更に、ハヤテがアーたんの事を知っていることを知っている。これはどういう事なのか。
ハヤテとアーたんをヒナギクが結びつけられるとしたら、それはナギ経由でしかないでしょう。つまり、ナギとアーたんが知り合いで、それをヒナギクが知っていた。そして、ハヤテの口からアーたんの口癖が出たから、ハヤテもナギ経由でアーたんを知っているのだと思ったのではないかと。
そしてハヤテはおそらく、今でもアーたんがロイヤルガーデンにいると思っていたのでしょう。あそこはアーたんが生活する「家」だったのだから。そしてその「家」は忽然と消えてしまった。それなのにヒナギクがアーたんの事を知っている。
ハヤテは、ヒナギクがアーたんを知っているという事だけでなく、あの日を境に全く会うことが出来なかった少女が、身近な人物と接触しているという事実にこそ驚いたのでしょう。
では、ヒナギクはどのようにしてアーたんと知り合ったのか。
ナギ経由というのはもちろん可能性の一つですが…やはりここでは、「アーたんも白皇学院の生徒である」という説を推したい。
このブログでは2年前にアーたん留学説なんてのを提唱してた事がありまして。4月になってもアーたんが登場しないもんだから外れたと思ってましたが、アーたんが留学していて、単にまだ戻ってきていないだけ…という可能性もあるのかも。
「ハヤテのごとく!ボクがロミオでロミオがボクで」についてきた白皇学院生徒手帳には、学則がいくつか抜粋されていまして、書き出してみると
そんな中で、第34条の留学の項目だけ該当者が見当たらない。ならばそれは、これから出てくるキャラ…すなわちアーたんに関係する学則なんじゃないか、というのが留学説を提唱した時の根拠でした。
そして2年経った今でも、白皇学院の生徒で留学しているキャラは出てきていない。ならば…?
ちなみに久々に生徒手帳を取り出して読んでいて気づいたんですが、白皇の制服、「膝以上の高さのあるニーソックス、又はストッキング」指定なのな。しかも、夏季冬季の区別なく。畑先生の趣味ですね。
ところで、ロイヤルガーデンの主はアーたんであり、そして外界とロイヤルガーデンを繋ぐ門、ガーデンゲートの主はヒナギクです。このように見方を変えてみると、二人が知り合いでも何ら不思議ではない、とも言えます。ヒナギクは正義の味方なので、正義の味方の最終兵器「白桜」に繋がり、それが「剣を持って正義をしめす」ことに繋がるのかも。
また、今週はとにかく「月」が強調されています。過去編におけるロイヤルガーデンでのハヤテとアーたんの日々で描かれる月はすべて満月で、今週強調されている月はすべて「欠けている」。満月を「満ち足りている」と解釈するならば、あの頃と今との対比になっているのかもしれません。
何はともあれ、今週のハヤテは本当面白かった!これまでの若干低迷していたGW編の印象を払拭するだけの面白さがあったと思います。来週以降にも期待です!
さて、「ハヤテのごとく!」231話の感想です。今週は面白かった!久々に自信を持って面白かったと言える週だったと思います。前半のコメディパートの密度、後半のシリアスパートの「引き」、申し分ありません。こういう話が読みたかったんじゃよ。
ミコノス島を離れ、アテネへと向かう一行。その船の中ではパーティーが行われていました。いいんちょはこういうイベントの司会が映えるなあ。
そして開催される王様ゲーム。王様ゲームといえば最近では「ペルソナ4」なんかを思い出してしまったりするわけですけど。りせちーかわいいです。
王様になったのは花菱さん。
「ヒナギクが王さまのほっぺにチューをする。」
名指しですか!しかもなんて露骨な百合的命令!いいぞ、もっとやれ!
ハヤテは「王さま」という言葉から「王族の力」を思い出し、姫神の話をお嬢さまに尋ねようとして踏みとどまります。ナギの「王さまやりたい放題だな。」は何か仄めかす意味があるのでしょうかね。キング・ミダスとか。
そして次の王さま・ナギの命令は…「2番と3番が、ハヤテに女装させる。」…実に空気を読んでいる!さすがお嬢さま!王様の言う事は絶対なのです。ギアスなのです。
ところでもちろん、ここでこの命令が強制的に実行されるということは、一つ前の命令も実行されているはずで…なぜ描かなかったし!!ヒナギクの隣で眠る花菱さんの満足そうな顔といったらもう。ナギもちゃんと皆との旅行を楽しめてて良い感じです。
あと、ハーマイオニーの表情が完全に「ハヤテ」してたのが地味に残念です。ハーマイオニーはもっと可愛いもん!
そしてナギが知っている「王玉」の情報が明かされます。
「それは昔々の王さまが、星の力を集めて作った願いの石。強欲を試す祈りの石。たとえこの身を犠牲にしても、君を守りたい救いたいという、強い想いに形を与えた…絆の石。もしもその光を失わず、ずっと持ち続けている事ができたなら、永遠の向こう側でいつか、愛の意味さえ知る事ができるだろうと…教えられた。」
お前は何を言っているんだ。
いやまあナギも教わった通りに言っているだけでしょうけど、抽象的すぎて何が何だかさっぱり分かりません。一応GW編で出てきたキーワードがちらほら見受けられますが…。
まあとりあえず「強欲を試す」というからには、「君を守りたい救いたい」という想いの「光」を失わないことと「王族の力」を得ることはおそらくトレードオフなのでしょうね。
これがナギの知っている全情報なのかどうかは分かりませんが、ともあれナギも遺産相続条件で「破壊すること」があった理由は分からないようです。呪いの石ですから、破壊することでロイヤルガーデンへの道が開けたりするのでしょうかね。
教わったという「8年前」は、描写を見る限りゆっきゅんの死後のようです。誰に教わったのかまでは覚えてないようですが…
1つ前のコマのナギの表情と、この「さぁな?」という投げやりな言い方。そしてハヤテから逃げるように「下船の準備だ」と行こうとするナギ。本当に「覚えていない」のでしょうか。
上のことを踏まえて「誰が教えたのか?」と考えるならば、それは「あっさりいなくなってしまった」人物であり、「王玉」を奪おうとしてクビになったという、姫神なんじゃないかなと。つまりナギは「覚えていない」のではなく「話したくない」のではないでしょうか。
さて、アテネの別荘に着いたハヤテは、「アテネ」という地名から、同じ名前を持つ少女…天王州アテネのことを思い出していました。ハヤテの時間はあの日止まったといいます。
夜空に浮かぶ月を見ながらたそがれているハヤテの元に現れたのは、ヒナギク。
アテネ。この星で、もっとも偉大な女神の名前。
その一言を聞いたヒナギクは、突然笑い出し、言います。
「だってそれ…天王州さんの口グセでしょ?」
止まっていた時間が、動き出す音がした。
いやあ、今週のラストページのヒナギクには驚いた。しばらくはナギと西沢さんの観光、ヒナギクとのディナーといった展開が続くのかと思いきや、ここで予想外の展開が入ってきましたからね。
ヒナギクがアーたんの事を知っている。更に、ハヤテがアーたんの事を知っていることを知っている。これはどういう事なのか。
ハヤテとアーたんをヒナギクが結びつけられるとしたら、それはナギ経由でしかないでしょう。つまり、ナギとアーたんが知り合いで、それをヒナギクが知っていた。そして、ハヤテの口からアーたんの口癖が出たから、ハヤテもナギ経由でアーたんを知っているのだと思ったのではないかと。
そしてハヤテはおそらく、今でもアーたんがロイヤルガーデンにいると思っていたのでしょう。あそこはアーたんが生活する「家」だったのだから。そしてその「家」は忽然と消えてしまった。それなのにヒナギクがアーたんの事を知っている。
ハヤテは、ヒナギクがアーたんを知っているという事だけでなく、あの日を境に全く会うことが出来なかった少女が、身近な人物と接触しているという事実にこそ驚いたのでしょう。
では、ヒナギクはどのようにしてアーたんと知り合ったのか。
ナギ経由というのはもちろん可能性の一つですが…やはりここでは、「アーたんも白皇学院の生徒である」という説を推したい。
このブログでは2年前にアーたん留学説なんてのを提唱してた事がありまして。4月になってもアーたんが登場しないもんだから外れたと思ってましたが、アーたんが留学していて、単にまだ戻ってきていないだけ…という可能性もあるのかも。
「ハヤテのごとく!ボクがロミオでロミオがボクで」についてきた白皇学院生徒手帳には、学則がいくつか抜粋されていまして、書き出してみると
第1条:目的(学校の目的)このようになっています。最初の3つは全ての生徒に関係があることですが、第26条以降は主に「特定キャラに関係がある学則」だけ抜粋されているように思えるんですね。第52条および第78条に関しては一応全員に関係がありますが、休みまくりのナギの進級やマリアさんの早期卒業に特に関係があるといえる。
第9条:学年(4/1~翌年3/31)
第18条:学期(3学期制)
第26条:編入(編入方法と編入試験)…ハヤテ
第34条:留学(外国の高校への留学)…アーたん?
第47条:特別進級(飛び級)…ナギ、伊澄、ワタル
第52条:学習評価(進級と出席日数は無関係)…主にナギ
第78条:卒業(全過程を修了したら卒業できる)…主にマリアさん
第89条:褒賞(銀時計)…マリアさん、ヒナギク
そんな中で、第34条の留学の項目だけ該当者が見当たらない。ならばそれは、これから出てくるキャラ…すなわちアーたんに関係する学則なんじゃないか、というのが留学説を提唱した時の根拠でした。
そして2年経った今でも、白皇学院の生徒で留学しているキャラは出てきていない。ならば…?
ちなみに久々に生徒手帳を取り出して読んでいて気づいたんですが、白皇の制服、「膝以上の高さのあるニーソックス、又はストッキング」指定なのな。しかも、夏季冬季の区別なく。畑先生の趣味ですね。
ところで、ロイヤルガーデンの主はアーたんであり、そして外界とロイヤルガーデンを繋ぐ門、ガーデンゲートの主はヒナギクです。このように見方を変えてみると、二人が知り合いでも何ら不思議ではない、とも言えます。ヒナギクは正義の味方なので、正義の味方の最終兵器「白桜」に繋がり、それが「剣を持って正義をしめす」ことに繋がるのかも。
また、今週はとにかく「月」が強調されています。過去編におけるロイヤルガーデンでのハヤテとアーたんの日々で描かれる月はすべて満月で、今週強調されている月はすべて「欠けている」。満月を「満ち足りている」と解釈するならば、あの頃と今との対比になっているのかもしれません。
何はともあれ、今週のハヤテは本当面白かった!これまでの若干低迷していたGW編の印象を払拭するだけの面白さがあったと思います。来週以降にも期待です!
| ハヤテのごとく! | 21:50 | comments:1 | trackbacks:2 | EDIT
今週まさかの設定……
関係者である予想はしてたけど予想外だ……
| ミヒト | 2009/07/16 00:36 | URL | ≫ EDIT