「ハヤテのごとく!」3度目の見開き - 揺らがぬ想い
今週のサンデーのカラーページで、ハヤテTCG第2弾の紹介がありました。
畑先生書き下ろしのカードはまだ公開されていませんが、「もえたん」で有名なPOP氏によるナギのイラストが。流石、ロリイラストでは最強ですな。
あと、個人的に左上の生徒会勢のカードのイラストが凄い好きなので第2弾は2パック買おうと思います。第1弾は1パック買ったら目当てのマリアさんじゅうななさいカードが出たので。
さて、今週のハヤテのごとく!の話。
2ヶ月続いた長い4月3日編もついに終わりを迎えました。
先週と今週は合わせて一つの話ということで、先週の続きです。
テーマは先週が「家族」で、今週が「友人」かなぁ…なんて。なんとなく。
ナギとハヤテメインだった先週の感想はこちら。
という訳で、今週のメインはヒナハムなのですが、その話の前に…
ちょっとだけこっちに触れておきたいな、と。
先週のサクとハヤテ。
ハヤテ「それでその…お嬢さまはいったいどちらに…」
サク「ん?なんやわからんのかいな」
今週のマリアさんの台詞「もぉ…あなたいったいどこに…」
サクはナギがどこに行ったのか知っていて、マリアさんは知らなかった。
ということは、マリアさんがナギと本格的に交流を持つようになったのは、ナギの母親ゆっきゅんの死後なのではないか…と。
マリアさんが母親代わりであるならば、それは納得ではあります。
あるいは、母の死で落ち込むナギを救ったのがマリアさんなのかもしれない。
しかし、今週のナギとマリアさんは本当良かった…。
やはりナギにとってマリアさんは母親のような存在なんだなぁ。
僕らはこの展開を待ち続けてきた…というわけで。
ついに、ヒナギクが西沢さんに告白しました。百合的な意味ではなく。
自分の中に溜めてきたその想いを。
謝罪と、決意を。
ずっと、怖くて言い出せなかった。
知り合ったのは、バレンタインデーだった。
想いを伝えられたという西沢さんの言葉を聴いて、ハヤテと西沢さんが付き合っているんだと勘違いし、ずっと悶々とした思いで過ごした。
次に会ったのは、その1週間後の事だった。
ハヤテと西沢さんが実は付き合っていないことを知って、何故かホッとしている自分の気持ちに気付いたその直後だった。
そして自分の家に招き、西沢さんの恋を応援する…そう言った。
しかしその悶々とする気持ちは消えなかった。
その気持ちの正体は、ついに誕生日の夜になっても気付かなかった。
自身のプライドと秤にかけて、気付こうとしなかっただけなのかもしれない。
ハヤテと戦いながら、こみ上げてきた想いと涙。
そして、ハヤテと一緒に見た素晴らしい夜景。
その時初めて気付いた。
心の奥にあった気持ちを認めた。
自分は、ハヤテの事が好きなのだ、と。
根が真面目なヒナギクにとって、これは西沢さんを裏切るという事。
しかし、既に彼女の中で決意は固まっていた。
自分の気持ちに嘘はつかず、西沢さんにこの事を明かそう…と。
そして、4月3日。
自分の気持ちに気付いてからちょうど1ヶ月経ったこの日。
ついに、西沢さんに自分の正直な気持ちを告げた。
謝罪の言葉と共に。
自分は、ハヤテの事が好きなんだ…と。
それに対する西沢さんの反応は…
え?それだけ?
…いやー、本当ヒナギクが空回りしてただけだったってことですかね。
とりあえずシリアスな展開にならなかった事を喜んでおきます。
ちょっと意外な反応でしたが、西沢さんのこの余裕の態度をみてちょっと安心してみたり。
心の中で西沢さんはショックを受けてるんじゃないか。
真剣に悩んでいたヒナギクの前だから表面だけ取り繕ったんじゃないか。
こう思ってしまうのが自然な流れではありました。
でも、西沢さんには、確固たる決意があって、それが揺らぐ事は無かった。
そりゃ多少はショックだったかもしれないけど。
その事を静かに語り始める西沢さん。
「以前ハヤテ君に告白したときは…あの時は今、想いを伝えないと、もう二度と会えない気がしたんです。」
あの時はハヤテが「だからもう…さよならです。」とか言ってましたからね。
「けど…別に会いたいと思えば、いつでも会えるんですよ。
私たちはべつに死に別れたわけじゃないし、特にケンカもしてないし、会って話せば楽しいし。」
「今は…もしかしたらこれからもずっと、振り向いてはもらえないかもしれないけど…べつに、永遠にお別れしたわけじゃないから。」
大切な人と二度と会えないナギの事を見て。
大好きな人といつでも会えるだけでもいい、と思ったのか。
下田で、ハヤテとのギクシャクした関係も終わった。
会えば、ギクシャクすることなく楽しく話せる関係を取り戻した。
たとえ振り向いてもらえなくても。
決して揺らがない、自分の中で変わらぬ想い。
「だから、誰がハヤテ君をスキになったって…」
「そのうち私が、口説き落としてみせちゃおっかなって♥」
その一途な想いを、ずっと変わらず持ち続けてきた。
そして、これからも持ち続けていく。
誰がハヤテを好きになろうとも、私はハヤテ君が好きなんだと。
決して揺らがない想いがある。
決して譲れない想いがある。
彼女にとってはそれだけのこと。
ただそれだけのことなのに、なんか凄く感動した。
これはある種ヒナギクへの宣戦布告です。
ヒナギクには負けないよ、とそう言っているわけで。
あの時西沢さんが貰ったもの。
その輪郭が、少し見えたような気がしました。
私に気を遣わなくてもいいから告白したらいいんじゃないか、と。
そう言う西沢さんに対し、告白しないというヒナギク。
「なんか負けた気がして悔しいじゃない。」
うん、まあヒナギクらしい理由ですよね。
何というか、自分のプライドに振り回されてしまうというか。
まあ、西沢さんが負けって意味になってしまうのはアレですが…
そしてそこに、サクの誕生日を祝福する花火があがります。
この漫画における本編中3度目の見開きシーン。
それは誰を主役としたものでもない、けれど大切な花火のシーンでした。
その花火を見ながらのハルと愛歌のやり取り。
愛歌さんが病気持ちであることを本編で示唆させながら(バックステージ読んでいれば周知の事実ではありますが)、飛行石をちらつかせ
「お金ではどうにもならない事も…とても多いわ…」
いくらお金があっても、死者は生き返らせることができない。
三千院家と深い関わりがあってのことか、それとも自身にまつわる事か…。
キィィという効果音がしてるこのペンダントの意味は謎。
案外姫神も持ってるんじゃなかろうか。
さて、4月3日編ラストを締めくくったのは「今は」という言葉です。
これは先週の展開と今週の展開をまとめた伏線なのかもしれません。
「今は」マリアさんやハヤテが側にいる。
「今は」ハヤテといつでも会える。
「今は」ヒナハム二人の競争。
何も変わらない日々なんてありえない。
先週の「離れ離れフラグ」をよりいっそう強調したのがこの言葉ですね。
そして最後のコマで現れた謎の人物。
…まあ謎なんて勿体ぶっても仕方ありませんね。姫神です。
このカットを覚えていた方も多いのではないでしょうか。
「姫神=ハヤテ兄」についてはまだ可能性が高いとは言えないのですが、この後ろ姿、三つ編みがなければハヤテに見えるよなぁ…。
という訳で長い長い4月3日もこれにて終了。
長かったですし、詰め込みすぎという感はありますが、日付が進めば物語が進む訳ではありませし、詰め込みまくりなのはいつもの事。
下田と似通った構成といえば、詰め込みまくりな事だよなぁ…と。
さて、来週は巻頭カラー。
そろそろ新学期でしょうか。アーたん登場しないのかしら…
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あとでちょこちょこ修正します。眠い…
バックステージで作者自ら「伏線」って言うのはどうなんだろうw
まあ畑先生らしいといえばそうなんですけどね。
先週の感想
□「ハヤテのごとく!」それぞれの"家族"への想い
ヒナハム考察
□ヒナギク考察 ~少女の変化と恋心~
□西沢さん考察 ~貰ったもの~
畑先生書き下ろしのカードはまだ公開されていませんが、「もえたん」で有名なPOP氏によるナギのイラストが。流石、ロリイラストでは最強ですな。
あと、個人的に左上の生徒会勢のカードのイラストが凄い好きなので第2弾は2パック買おうと思います。第1弾は1パック買ったら目当てのマリアさんじゅうななさいカードが出たので。
さて、今週のハヤテのごとく!の話。
2ヶ月続いた長い4月3日編もついに終わりを迎えました。
先週と今週は合わせて一つの話ということで、先週の続きです。
テーマは先週が「家族」で、今週が「友人」かなぁ…なんて。なんとなく。
ナギとハヤテメインだった先週の感想はこちら。
という訳で、今週のメインはヒナハムなのですが、その話の前に…
◇三千院家の過去
ちょっとだけこっちに触れておきたいな、と。
先週のサクとハヤテ。
ハヤテ「それでその…お嬢さまはいったいどちらに…」
サク「ん?なんやわからんのかいな」
今週のマリアさんの台詞「もぉ…あなたいったいどこに…」
サクはナギがどこに行ったのか知っていて、マリアさんは知らなかった。
ということは、マリアさんがナギと本格的に交流を持つようになったのは、ナギの母親ゆっきゅんの死後なのではないか…と。
マリアさんが母親代わりであるならば、それは納得ではあります。
あるいは、母の死で落ち込むナギを救ったのがマリアさんなのかもしれない。
しかし、今週のナギとマリアさんは本当良かった…。
やはりナギにとってマリアさんは母親のような存在なんだなぁ。
◇告白
僕らはこの展開を待ち続けてきた…というわけで。
ついに、ヒナギクが西沢さんに告白しました。百合的な意味ではなく。
自分の中に溜めてきたその想いを。
謝罪と、決意を。
ずっと、怖くて言い出せなかった。
知り合ったのは、バレンタインデーだった。
想いを伝えられたという西沢さんの言葉を聴いて、ハヤテと西沢さんが付き合っているんだと勘違いし、ずっと悶々とした思いで過ごした。
次に会ったのは、その1週間後の事だった。
ハヤテと西沢さんが実は付き合っていないことを知って、何故かホッとしている自分の気持ちに気付いたその直後だった。
そして自分の家に招き、西沢さんの恋を応援する…そう言った。
しかしその悶々とする気持ちは消えなかった。
その気持ちの正体は、ついに誕生日の夜になっても気付かなかった。
自身のプライドと秤にかけて、気付こうとしなかっただけなのかもしれない。
ハヤテと戦いながら、こみ上げてきた想いと涙。
そして、ハヤテと一緒に見た素晴らしい夜景。
その時初めて気付いた。
心の奥にあった気持ちを認めた。
自分は、ハヤテの事が好きなのだ、と。
根が真面目なヒナギクにとって、これは西沢さんを裏切るという事。
しかし、既に彼女の中で決意は固まっていた。
自分の気持ちに嘘はつかず、西沢さんにこの事を明かそう…と。
そして、4月3日。
自分の気持ちに気付いてからちょうど1ヶ月経ったこの日。
ついに、西沢さんに自分の正直な気持ちを告げた。
謝罪の言葉と共に。
自分は、ハヤテの事が好きなんだ…と。
それに対する西沢さんの反応は…
え?それだけ?
…いやー、本当ヒナギクが空回りしてただけだったってことですかね。
とりあえずシリアスな展開にならなかった事を喜んでおきます。
ちょっと意外な反応でしたが、西沢さんのこの余裕の態度をみてちょっと安心してみたり。
◇いつでも会える
心の中で西沢さんはショックを受けてるんじゃないか。
真剣に悩んでいたヒナギクの前だから表面だけ取り繕ったんじゃないか。
こう思ってしまうのが自然な流れではありました。
でも、西沢さんには、確固たる決意があって、それが揺らぐ事は無かった。
そりゃ多少はショックだったかもしれないけど。
その事を静かに語り始める西沢さん。
「以前ハヤテ君に告白したときは…あの時は今、想いを伝えないと、もう二度と会えない気がしたんです。」
あの時はハヤテが「だからもう…さよならです。」とか言ってましたからね。
「けど…別に会いたいと思えば、いつでも会えるんですよ。
私たちはべつに死に別れたわけじゃないし、特にケンカもしてないし、会って話せば楽しいし。」
「今は…もしかしたらこれからもずっと、振り向いてはもらえないかもしれないけど…べつに、永遠にお別れしたわけじゃないから。」
大切な人と二度と会えないナギの事を見て。
大好きな人といつでも会えるだけでもいい、と思ったのか。
下田で、ハヤテとのギクシャクした関係も終わった。
会えば、ギクシャクすることなく楽しく話せる関係を取り戻した。
たとえ振り向いてもらえなくても。
決して揺らがない、自分の中で変わらぬ想い。
「だから、誰がハヤテ君をスキになったって…」
「そのうち私が、口説き落としてみせちゃおっかなって♥」
その一途な想いを、ずっと変わらず持ち続けてきた。
そして、これからも持ち続けていく。
誰がハヤテを好きになろうとも、私はハヤテ君が好きなんだと。
決して揺らがない想いがある。
決して譲れない想いがある。
彼女にとってはそれだけのこと。
ただそれだけのことなのに、なんか凄く感動した。
これはある種ヒナギクへの宣戦布告です。
ヒナギクには負けないよ、とそう言っているわけで。
あの時西沢さんが貰ったもの。
その輪郭が、少し見えたような気がしました。
◇同じ空を見ている
私に気を遣わなくてもいいから告白したらいいんじゃないか、と。
そう言う西沢さんに対し、告白しないというヒナギク。
「なんか負けた気がして悔しいじゃない。」
うん、まあヒナギクらしい理由ですよね。
何というか、自分のプライドに振り回されてしまうというか。
まあ、西沢さんが負けって意味になってしまうのはアレですが…
そしてそこに、サクの誕生日を祝福する花火があがります。
この漫画における本編中3度目の見開きシーン。
それは誰を主役としたものでもない、けれど大切な花火のシーンでした。
その花火を見ながらのハルと愛歌のやり取り。
愛歌さんが病気持ちであることを本編で示唆させながら(バックステージ読んでいれば周知の事実ではありますが)、飛行石をちらつかせ
「お金ではどうにもならない事も…とても多いわ…」
いくらお金があっても、死者は生き返らせることができない。
三千院家と深い関わりがあってのことか、それとも自身にまつわる事か…。
キィィという効果音がしてるこのペンダントの意味は謎。
案外姫神も持ってるんじゃなかろうか。
◇今は
さて、4月3日編ラストを締めくくったのは「今は」という言葉です。
これは先週の展開と今週の展開をまとめた伏線なのかもしれません。
「今は」マリアさんやハヤテが側にいる。
「今は」ハヤテといつでも会える。
「今は」ヒナハム二人の競争。
何も変わらない日々なんてありえない。
先週の「離れ離れフラグ」をよりいっそう強調したのがこの言葉ですね。
そして最後のコマで現れた謎の人物。
…まあ謎なんて勿体ぶっても仕方ありませんね。姫神です。
このカットを覚えていた方も多いのではないでしょうか。
「姫神=ハヤテ兄」についてはまだ可能性が高いとは言えないのですが、この後ろ姿、三つ編みがなければハヤテに見えるよなぁ…。
という訳で長い長い4月3日もこれにて終了。
長かったですし、詰め込みすぎという感はありますが、日付が進めば物語が進む訳ではありませし、詰め込みまくりなのはいつもの事。
下田と似通った構成といえば、詰め込みまくりな事だよなぁ…と。
さて、来週は巻頭カラー。
そろそろ新学期でしょうか。アーたん登場しないのかしら…
--------------------------------
あとでちょこちょこ修正します。眠い…
バックステージで作者自ら「伏線」って言うのはどうなんだろうw
まあ畑先生らしいといえばそうなんですけどね。
先週の感想
□「ハヤテのごとく!」それぞれの"家族"への想い
ヒナハム考察
□ヒナギク考察 ~少女の変化と恋心~
□西沢さん考察 ~貰ったもの~
ハヤテのごとく! 04
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