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2025-09-04

三菱商事洋上風力発電撤退で一部の船舶マニアに衝撃が走った※追記

追記

この増田は、特定企業非難攻撃するために書いていません、あくまファンが外から見た話です

仕事柄、造船に関わることはありますがそれは、図面通りの物を造るという仕事業界俯瞰することはありません

また、企業業界の様々な事情考慮されていません

例えば、下に出てくるJMUJapan Marine United)は、今年の6月今治造船の傘下に入りました

今治造船は、ぼくが増田で書いている大手造船が本当に大手だった頃、中堅と呼ばれるような規模の会社でした

それが今や日本最大の造船会社になり、IHI住友重機日立造船JFE錚々たる面子ルーツに持つJMUを傘下にしたのです

そんな今治造船の主力は、バラ積みやコンテナ船です、結果を見れば中韓競争してでも貨物船に集中し巨大化の波に乗るのが正解だったんです

じゃあ、なぜこの増田今治造船の話が出て来ないか、それは、ぼくの好みの船を造っていないからです

マニアファンとの意見と言うのは往々にして業界のためにならないし、業界を語ることも出来ません、興味のないことに注意を向けないからです

これはそんな増田です、この増田業界を反映していません、ぼくの好きな特殊作業船をいっぱい造って欲しい、そして、出来たら日本企業がいいなってそんな話です

洋上風力発電は多くの場合、設置にSEP船が使われる

SEP船は(Self Elevating Platform)の略であり海底に向け足をビューンと伸ばして着底したらドーンと船体を海面より上に持ち上げる

船体が海と接しておらず、かつ足で海底に固定されているため波浪の影響を軽減しつつ作業が出来る作業船一般的に水深60mぐらいまで対応できる

このSEP船、これまで日本には2018年に完成した五洋建設CP-8001しかなかった

そんな中、2022年清水建設BLUE WIND2023年大林組東亜建設柏鶴五洋建設鹿島建設・寄神建設CP-16001が完成し計4隻となる

CP-8001CP16001BLULE WIND柏鶴
基本設計GustoMSCGustoMSCGustoMSCJMU
昇降装置GustoMSCGustoMSCGustoMSC三菱重工
能力800t1600t2500(1250)t1250t
自航能力
建造JMUPaxOceanJMUJMU

GustoMSCはオランダの造船会社Werf Gustoルーツに持つ、オフショアプロジェクト世界的なシェアもつ会社で今はアメリカのNOV(National Oilwell Varco)の傘下、NOVのルーツUSスチール

Werf Gustoは、日本韓国との競争に負けて再編、閉鎖されたがオフショアに活路を見出していた

日本JMUで建造されているものの基本設計GustoMSC、SEP船の特徴である昇降装置GustoMSCに頼っていた中

柏鶴は、オランダのHuisman製クレーン使用しているものの基本設計からJMU担当しておりほぼ国産と言っていいSEP船である

Huismanは海上港湾で使われる大型クレーン世界的な企業世界最大の起重機船 Sleipnirの10000t×2のクレーンもHuisman製

日本最大の起重機船は、寄神建設が所有する海翔の4100t

日本洋上風力発電の波が来たことで高い技術力を持ちながらも経験や実績不足から海外に頼らざるを得ない状況が改善されていくかに見えていた中での三菱商事撤退

作業船好きなマニアに衝撃が走った、夢見た国産化の道が、造船立国日本の復活が途絶えてしまうのではないか

SEP船の建造費用は数百億円かかりBLUE WINDは約500億、近年は大型化に拍車がかかり3000tクラスの吊り上げ能力もつものもあり1000億がみえている

20フィートコンテナ20000個以上積める、24000TEUのコンテナ船で1隻当たり330億ぐらいであり、SEP船は単価が高い

コンテナ船は同じものを何隻か造ることでコストダウンしているため単純比較は出来ないが、中韓との単純な価格競争に巻き込まれづらい利点もある

日本は、世界の建造量において中国の48%、韓国28%に次いで15%と世界3位の座を維持しているもの価格競争に晒されるコンテナバラ積みなど貨物船が主力で苦労している

その中でSEP船は小さいが一つの解決策に見えた

三菱重工のように大型客船解決策を見たケースもあったが炎上沈没比喩)、祖業の造船を分社化商船から撤退という結末を迎える

このパターン過去にもあった

Werf Gustoらに勝ち世界の頂点に立った日本は、韓国中国に追い立てられた時FPSO(floating production storage and offloading)に手を出した

FPSOは、石油プラットフォームから石油を受け取り炭化水素生産、処理を行ったり一時的石油を貯蔵したりする船舶

石油プラットフォームと違い移動が可能で、パイプラインを陸地まで引く必要がないなどの利点がある

しかし、これは失敗だった

FPSOに手を出した日本大手造船は赤字を叩き出し撤退、今は現代重工など韓国企業シェアを持っているが利益を出せていない

FPSOの設計は、基本的欧州企業が手掛け、アジア製造のみを担当していることが多く、欧州設計アジアが血を吐きながら生産欧州運用という状況が続いてる

からこそ、柏鶴希望だった、外国に旨い所を持っていかれない、国内だけで完結することが出来る未来

しかし、三菱商事洋上風力発電撤退ということで国内洋上風力発電の勢いが小さくなれば、この未来も危うくなる可能性がある

世界最大の起重機船Sleipnirを建造したのはシンガポール国営エネルギー開発企業Sembcorp Industriesだが

1985年に建造され一時、世界最大の起重機船だったThialfを建造したのは三井造船であるものの今世界一の船舶日本が建造したものはない

日本の造船の技術力は高い、それは間違いないが中韓は安さだけでやっているのではなく技術力があり日本より実績がある

世界最大の半潜水式の重量運搬船BOKA Vanguard現代重工

世界最大の積載量を誇るコンテナ船Evergreen Aシリーズは、サムスン重工と中国船舶集团有限公司

世界最長488mのPrelude FLNGサムスン重工

個人的に最も好きな作業船世界最大の船舶の一つPioneering Spirit全長382m、総トン数40万tはHanwha Ocean(大宇造船海洋)が建造

石油プラットフォームをそのまま持ち上げることが出来るリフト能力が最大60000t、スカイツリーの総鉄骨重量が36000t、レインボーブリッジの総鉄骨重量が48000tだからイカレテル

最近では、バージョンアップして石油プラットフォームを海底に固定してるジャケットを引き上げる能力も獲得しこちらが20000t、イカレテル

なお、上であげた世界最大の船舶たちの設計欧州がやっている、アジアは手足でしかない、もちろん手足も重要だがやはり頭は自前で欲しい

から柏鶴希望だった、しかし、終わりそう

ちなみにベルギーJan De Nulが所有する世界最大のSEP船Voltaire吊り上げ能力3200tは中遠海運集装箱運輸が建造、クレーンはやっぱりHuisman

中遠海運集装箱運輸は傘下に川崎重工との合併企業を持っている、日本大手造船が赤字で苦しむ中、川崎重工が堅調だったのはこれがあったからだが良いのか悪いのかは分からん

2025-03-05

アメリカ台湾を守る義務もない

アメリカ台湾関係は、1979年の「台湾関係法(Taiwan Relations Act)」によって規定されている

この法律では、アメリカ台湾に対して自衛のための防衛物資サービス提供する義務があるとされていますが、直接的な軍事介入義務付けるものではない

まりアメリカ台湾武力で守るかどうかは、法的義務というよりは政治的戦略的判断依存していてホワイトハウス判断次第である

トランプ大統領在任中(2017-2021年)、中国に対して強硬姿勢を取ってた

中国に対して強気に出る一方で、直接的な軍事衝突を避ける傾向もあり、

台湾を守ることがアメリカ利益になるなら守るかもしれないし、リスクが高すぎると判断すれば距離を置く可能がある

彼の優先順位あくまアメリカ経済的軍事的優位性で、台湾のために全面戦争冒険するかは疑問であり、

個人的な印象だと、トランプは「守るポーズ」は見せるだろうけど、実際の大規模介入には慎重になるんじゃないかと思う

トランプ性格を考えると、彼は「勝てる戦い」や「目に見える成果」を好むだろう。

リスクが高く、長期的な泥沼化が予想される場合距離を置く可能性が高い。彼は過去に「同盟国がもっと負担すべきだ」と主張しており、台湾日本自力での防衛を求める発言をするに違いない。

そして長期的な戦争を想定するとアメリカ海軍中国海軍に勝てるかかなり厳しい。その理由は造船能力である

アメリカ中国の造船能力比較すると、現在の状況では圧倒的な差がある。具体的には、中国の造船能力アメリカを大きく上回っており、複数指標からそのギャップが明らかであり

長期的な海戦になるとアメリカは不利になるだろう

まず、生産能力の規模で見ると、米海軍情報機関Office of Naval Intelligence)が公開したデータによると、中国の造船能力は約2325万トン(総トン数ベースであるのに対し、アメリカ10万トン未満

れはつまり中国の造船能力アメリカの230倍以上とも言われるほど桁違いであることを示している

次に、市場シェア観点から見ても差は歴然

国連貿易開発会議(UNCTAD)の2022年データによれば、世界の造船市場におけるシェア中国が46.6%でトップ韓国が29.2%、日本17.3%と続きますが、アメリカわずか0.1%に過ぎない

軍事的視点でもこの差は顕著です。中国人民解放軍海軍(PLAN)はすでに艦艇数で世界最大(2021年時点で355隻、2030年までに440隻予測)とされ、造船能力の大きさが戦時新造や損傷艦の修復に直結する

対してアメリカ海軍は約290隻(2025年3月時点)で、艦艇数の増加ペースが中国に追いついていない

らに、アメリカの造船所は老朽化労働力不足、予算不安定さに悩まされており、新造船の納期遅延も頻発している

例えば、バージニア潜水艦コロンビア潜水艦の建造では、数年単位の遅れが報告されている

そして、造船能力海軍だけではなく陸軍を展開するための兵站能力のも直結するだろう

台湾中国共産党と習近平にとって間違いなく「悲願」と言える存在である。これは歴史的政治的イデオロギー的、地政学的な理由が絡み合ったもので、中国共産党(CCP)にとっては国家目標の中核に位置づけられていて、ロシアにとってのウクライナ以上の価値があり総力戦覚悟戦争をすることは想像に難くない

もし台湾中国占領され場合、湾は日本からわずか約110キロ与那国島との距離)であり人民解放軍海軍空軍台湾拠点活動すれば、日本防衛線(特に南西諸島)が直接脅かされる

次にシーレーン問題日本エネルギーや食料のほとんどを輸入に頼っており、その大半が台湾周辺の海域を通るシーレーン海上輸送路)を通る。

中国台湾を掌握すれば、このルートコントロールする能力が飛躍的に高まり日本への経済的圧力や封鎖のリスク現実味を帯びる

半導体サプライチェーン: 台湾世界半導体生産の約60%を担っており、特にTSMC台湾積体電路製造)は日本製造業にとって欠かせない存在であり、半導体供給が途絶えるか、中国の影響下に置かれる可能性があり、日本自動車電子機器産業に壊滅的な打撃を与えるだろう

台湾から日本への難民流入が予想され、特に南西諸島九州への影響が懸念される。今までの戦争所詮地球の裏での出来事だったが台湾有事では大量の難民が直接くるだろう

台湾を手中に収めた中国は、日本への政治的圧力を強めるだろう。尖閣諸島問題での強硬姿勢や、経済的報復を通じて日本牽制する動きが加速するかもしれない

そうなった場合歴史的に見ても、1940年代満州国支配以降、中国東アジアでこれほど支配力を拡大した例はなく、日本にとっては戦後最大の危機と言える事態でありウクライナ冷笑している場合ではないだろう


anond:20250304143551

2024-08-06

利確して増田成功談投下したら上手く逃げられた話

海運関連株増田として喧々諤々して貰った増田です。

実はあの日、利確していてアレがそのまま当方利益となっている。

もちろん元手400万円くらいだけでココまで増えた。いわゆる追い銭はなし。

買っていた銘柄

トラバはてブの中で銘柄言ってないから論があったので言うけれど、主に買っていたのは以下のとおり。

海運

日本郵船川崎汽船商船三井など

製造

トヨタデンソーなど

重工業

川崎重工業三菱重工業など

製鉄

日本製鐵など

デイトレードはしていた

デイトレードでもしないと無理」のように言われてしまたことが逆に意外だったが「四半期短信ごとに上昇」や「出来れば中長期でやろう」と言及していたわけで、主に四半期短信が発表される前後株価の動向を日々確認して前述の銘柄グルグル回していた。

まり、四半期短信の前後という期間を絞ったものではあるけれどデイトレードと言える程度には頻繁に売買をしていた。

なぜ今のタイミングで売ったのか?

月替り前後に輸入量が顕著に増減することは、日々の業務在庫管理あたりの兼ね合いなのかよくあったことだったが、実は7月期に入ってからずっと輸入量は低下し続けていた。

これは1つの要因として、日本製造業の平時生産能力頭打ちに近い状況であったことが予測され、つまり作っても作っても需要に追いつかないような形だったと思われる。

これは各社の四半期短信やIR言及されていて、更には主にトヨタ関連での報道だが欲しい車のオーダーから○年待ちのように様々なメディアでも報道されており一般消費者も肌感覚として理解やすいかも知れない。

これが1つの売る要因であったことは確かだが、俺にとって売ろうと決断した主要因ではなかった。

輸入側の船舶数及び各種トン数の減少

ここで言う各種トン数とは細かく説明すると長くなるので割愛するが、単純に船の大きさだと思っておけば良い。

これまで観測していた中で船舶数が顕著に減少したことはあったが、入港してくる全船舶の合計した総トン数排水トン数、積載可能トン数が顕著に減少したことは無かった(多少の増減は当然ある)。

これまでは船舶数が減少すると、各種トン数が増加し、日本へ輸入していると見られる船舶全体の各種トン数はそこまで減ってこなかったのが今までだったのだ。

しかしこの各種トン数が顕著に減少を始めており、これまで各種トン数が増加していることで日本の海運と製造の業績が著しく伸びると予想してきた中での投資だったので撤退したほうが良いのでは?という危機感を持つに至った。

なぜ各種トン数は減少したのか?を追ってみた

「そんなもん生産を絞ったか絞る予定だからやろ」と想像するのは容易いが、各種トン数が減ったということは船舶リソースの余りが何処かに出るということなので、投資資金の退避先を探そうと思ったわけだ。

そこで判ったことは「何処にも居なくなった」である

「言っていることが矛盾している!リソースに余りが出るはずでは!?船が消えたんか!?」というのは本当にご尤もな指摘で、最初は俺自身も混乱したがコレにはしっかりと答えがあり、日本向けだけでなく世界の様々な国向けの大型船舶ドックへ入渠(にゅうきょ)していたし、入渠しようとしてドックのある港へ集中し始めている。

船には自動車などと同様に法定検査が定期的にあり、特に大型船は輸出入活躍するため国際法基本的条項が決めてあり、各国がそれに従って立法し、法令規則違反船舶は入港できないし、更には海上火災保険にも加入できないという縛りがある。

そう今は大航海時代ならぬ大整備・大改修時代なのだ

海運史を振り返ってみる

世界中の船舶がほぼ同時期にドックへ入渠するということは、ほぼ同時期に船舶の運航が欲しいと言っているのと同義であり、俺の浅学で申し訳ないが、世界中の大型船舶がほぼ同時期にドックへ入渠を求めた事例は1つしか知らない。

近世以前の史料暗数が多すぎなので歴史家によって様々な数字が出されているものの、歴史学を専攻していない俺が信頼できるのは現代史(海運)のまともな数字であり、そんな俺が知っている世界中の船舶ドック入渠が集中した唯一の記録は、始まりを何時にするかは人それぞれだろうが、おおよそ1935〜1945年10年間だ。

まり第二次世界大戦前夜から終戦までである

もしも「戦時前後に船が修理されるなんて当たり前だ」と主張したい人が居るならば、俺はその人へ対して「それが当たり前ならば、これから何が起るんだ?」と問いたい。

バカみたいに軍艦作ってた国がある

ただ、これもまた唯一そうしなかった国は過去にある。

造船所のリソース商船ではなく軍艦の建造へガンガン振りまくってバカなのか?と唖然とする戦果になってしまった国がある、どこだかわかるか?

それはなアメリカ合衆国だ。

現代の海の業界で「週刊空母」「週刊軍艦」とも揶揄されるほど毎週のように建造・進水・就役したカサブランカ級空母米国軍艦の数々は、日本帝国海軍が沈めても沈めても湧いて出てくる物量を誇り、そのまま押し切って極東の猿に海戦とはなんたるかを叩き込み戦勝した。

今のところアメリカ様は現在290隻ちょっと軍艦数を今後30年で355〜540隻(最大で680隻)にするらしく非常にきな臭い感じになってます

ということで俺はゴールド先物を買った

「何を買ったのか?」とまた言われると思うので正直に言うと、7月26日付けで利確で得た投資資金の約半分を金先物へ入れました(金積立や金ETFとも迷ったが先物にした)。

米国大統領選挙の影響でどうなるかわからんけれども、取り敢えず半分だけ困ったときゴールド買いをし、もう半分は税金払ったり、何があっても良いように欲しかったカメラレンズを買って家族写真でも撮って過ごそうかなと。

結局、俺は海運が動いてくれないと確信を持って判断できないので、また何かしら海運に動きがあれば良い話出来ればなぁと思いますではでは。

 
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