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はてなキーワード: あの世とは

2026-05-11

anond:20260511021446

両方ブッ死ねあの世で再会できるやで

2026-05-10

anond:20260510141620

その2

マリッジトキシン ⭐️☆☆

婚活しながら異能バトルを繰り広げる話。

主人公下呂くんは女性免疫のない「毒使い」。行動を共にする結婚アドバイザー城崎は、見た目は美女だが実は男性という。

特殊能力を持った殺し屋と闘いながら、様々な女性と出逢う展開ってところか。

登場人物名前は、他にも姫川嬉野など温泉地の名前にちなんでいるのが特徴的。

アクションシーンもよく動いて凄いと感じるけれど、私としてはバトル以外のシーンの方が好き。

OP平手友梨奈EDはAKASAKI。

メイドさんは食べるだけ ⭐️⭐️☆

メシアニメは私の好物です。メイドさんかわいいし、食べ物も美味しそう。

コンビニおにぎり、ナナチキ(セブンイレブンジャパン)、信玄餅桔梗屋)、たまごボーロ大阪前田製菓)、サトウのごはんサトウ食品)、ポカリスエット大塚製薬)、築地さとうビーフカレー吉祥寺さとう)、おいしい牛乳明治)、はちみつれもん加藤美蜂園本舗)、いちごチョコクリームマリオンクレープ)など、実在する製品が多数登場。コンビニセブンイレブンがそのまま描かれている。

食べ物以外にも豆知識が紹介されたり、「鍵をきちんとかけたか気になって確認したくなる」「鯛焼き、頭から食べるかお尻から食べるか問題」など、日常「あるある」を挟むのもポイント

おいしそうだし、かわいいし、勉強になるし、ずっと見てられる。

よわよわ先生 ☆☆☆

担任先生可愛い顔でグラマーだけど、学校中では「怖い先生」と噂されている。

でもそれは単なるコミュ症なだけで、実は声もひょろひょろで体力もない、よわよわ先生だった。

ラッキースケベ系ですね。あと皆んな体の大きさに比べて顔が小さい。

これ、15分でいいかなー。

リィンカーネーション花弁 ☆☆☆

首を切ることで前世の力を引き出し、前世偉人の才能を得た者たちが戦うバトルアクション

主人公は天下の大泥棒石川五右衛門の才能を持ち、他者の才能まで盗み出すことができる。

「全ての才能を盗み出し、歴史を総括するほどの人物になってやろう」と思っているが、根は優しい人。

個人的に「首を切る演出」が苦手なので、、、

レプリカだって、恋をする。 ⭐️⭐️☆

人によっては「ドッペルゲンガーは恋をする」というタイトルで知られているかも。

舞台静岡市パーマンコピーロボットのように、能力で生まれ自分レプリカ学校へ通う物語

レプリカが過ごす青春や恋、そしてそれを通して本体側が変化していく様が描かれている。

画面の周りに浮かぶ白いモヤは、どんな意図演出か。

5話でタイトル回収、一旦終わりといった感じ。

愛してるゲームを終わらせたい ☆☆☆

〜これはいじっぱりな二人が、「愛してるゲーム」に翻弄される物語である

幼なじみ同士で、「愛してる」って言って照れさせた方が負けというゲームを続けている、恋愛頭脳戦。

幼少の頃は単なる「からかい」だったようだが、互いを意識するようになってからは、この関係繋ぎ止めるためのゲームになっているようにも感じる。

OPCHiCO with HoneyWorks

サンデーならではの、「魔法使い長生きしすぎるやつ」「勇者の声マジイケボだよね」「あの世界の住人銅像たてすぎじゃない?」といった小ネタがあったり。

世界のんびり農家2 ⭐️⭐️☆

3年ぶりの2期。

異世界転移した先で万能農具を片手に農業生活をしていたら、様々な種族移住してきて、村ができて村長なっちゃいました。さら子供も出来ちゃった。

鉄腕ダッシュの「DASH村」や「DASH海岸」が好きな人は好きかも(あそこまで本格的ではないが)。

異世界のんびりスローライフと言いながらバトル多めになる作品が多い中、こちらは基本的農業や村開拓を続ける感じ。

4話で村民同士が戦う武闘会お祭り行事)があるが、農業アニメと舐めていたら驚くくらい、しっかりとしたバトル描写になっていた。

一畳間まんきつ暮らし! ☆☆☆

きらら秋田から東京お嬢様学校編入するはずだったのが、女子寮を兼ねる漫画喫茶「ヘッジホッグ」に住み込みで働くことに。

住居は一畳間、漫画喫茶暮らしということでこのタイトル。あとはいもの可愛い女の子たちの日常コメディ

客があまり登場せず、登場しても店内トラブルで帰ってもらうことが多いため、経営している感があまりない。

レバーレスコントローラーアニメで見たのは初めてかも。

パンツが見えるタイプアニメです。

黄泉のツガイ ⭐️⭐️⭐️

荒川弘が描く幻怪ファンタジー1話の驚きの展開で、掴みはオッケーじゃないでしょうか。

主人公の「どうなってんだよ、これ」「なんなんだよ、なにがおこってんだよ」という反応、私自身もまさにそれでした。

故郷の村、自称妹側の組織、どちらが正義でどちらが悪なのか。

OPはVaundy、EDはyama、Vaundyとのタッグで、作詞作曲編曲をすべてVaundyが担当している。

灰原くんの強くて青春ニューゲーム ⭐️☆☆

冴えない陰キャだった頃の自分タイムリープし、灰色だった青春を「虹色に染めてやる」という作品

主人公コミュ障ではあるものの、前世でもそれなりの経験を重ねており、第二の人生ではあっさりカースト上位にいてモテる「強くてニューゲーム状態

ただ自己肯定感は相変わらず低く、そんな主人公と周囲の間に生まれる「不協和音」や「ギスギス感」が個人的に好き。

3話でAqua Timez『決意の朝』が歌われる。もう20年前の曲なんだよなー。

幼馴染が主人公を「あなた」と呼ぶ点には少し違和感を感じる。名前呼びか「あんた」ならしっくりくるのだが。詩ちゃんかわいい

OP前島亜美ED愛美EDアニメーションの担当は、ズーマー好きなんかな。

黒猫魔女教室 ⭐️⭐️☆

主人公女の子スピカは、ある日言葉を話す猫と出会う。その正体は有名な天才魔術師

お互いの利害が一致し、猫と師弟関係を結んで1等魔術師を目指す物語

スピカは猫の封印を解くことができる(時間制限あり)。封印解除には魔力の注入が必要だが、ただし魔力は尻に入れる。

パンツが見えるタイプアニメ

OPASCAEDはスピラ・スピカスピカだけに。

左ききエレン ⭐️⭐️☆

天才になれなかった全ての人へ」2019年にドラマ化されている。

98年の高校生時代の話からスタート

絵を描くのが好きだけれど才能がない光一

絵の才能を持ちながら、父の死をきっかけに描くことを止めてしまった左利き女の子エレン

仲がいい訳ではなかったが、結果的光一エレン背中を押す形となり、それぞれの人生が進んでいく。

光一社会人パートは緊張しながら見るなあ。私にも神谷さんみたいな人いたなあ

テレビではテレ東系列,AT-Xだけ。一部地方では放送されていない。これ全国放送してほしかった

OPはALI、ちょっとバブルガム・ブラザーズWON’T BE LONGを思い出す歌。

最強の王様、二度目の人生は何をする? Season2 ⭐️☆☆

1年ぶりの2期。前世では最強の王と呼ばれながらどこか孤独人生だったが、転生先では家族や友人に囲まれながら心身共に成長していく。

今シーズン地上波テレビ東京のみで、全国ネットではない。BSでも放送して欲しかった。

OPはSIX LOUNGE、ED22/7Season1のEDはアーサーが走りながら成長していく感じだったが、Season2はテシアがそんな感じ。

テシアがヒロインなのは分かるけど、私の中ではジャスミンヒロイン

最強の職業勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ? ☆☆☆

『野生のラスボスが現れた!』と同じく、アニメと同じタイミングサンソフトからゲーム化された作品

夏休みの前日に当たる終業式の日、教室に入ろうとした瞬間に異世界転移してしまう。

過剰とも取れるオーバーリアクション奇行が目立ち、テンションが変なアニメに感じたかな。

転移直後に出会ったエルフとは2話で別れ、主人公は新たなパーティーを組む。

一方、エルフたちのパーティーストーリーも並行して進んでいて、これまた1クールでは収まりきらない感じかな。

自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。 ⭐️⭐️☆

天才王子自称悪役令嬢ポンコツ転生者との、ハートフルストーリー

令嬢バーティアは転生者、王子セシルはゲーム世界キャラクター

乙女ゲームの悪役令嬢へ転生してしまうというよくあるパターン

が、特色は、よくある転生悪役令嬢話とは役割が逆になっている点。

通常はゲームの展開を全て知る転生者が世界を変えていくものだけれど、

今作は、完璧なセシル殿下バーティアを観察し、言動や行動を基に世界を変えていく展開が面白い

感情などないようにあれこれこなすセシルだが、オモシレー女、バーティア嬢に心動かされていく。

EDの絵いいなー。

自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮彷徨3rd season ☆☆☆

2期で飽きてきたのだけれど、今回は好きかも。主にテンポが良くなった気がする。

愚者奇行団」とは対立したくなかったという思いも何とかなりそうだし。

ハッコンのランクがついにレベル3へ。ランクアップは1期7話以来。

春夏秋冬代行者 ⭐️⭐️☆

ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の作者による作品

四季の神々から与えられた特別な力で各地に季節を巡らせるという世界お話

そんな春の季節の「代行者」と、その代行者を守る護衛官の物語が描かれている。

過去、代行者を狙う「賊」に襲われ、10年間誘拐されていた。

その時何があったのか、そして戻ってくるまでに何があったのかは、毎話少しずつ明らかにされていく。

6話まで観ると大体の状況が掴めてくるのと、EDの持つ意味も分かってくる構成さくらの声の人の演技にちょっと感動。

それぞれのエピソードの終盤で登場人物感情が溢れる様子、感動を誘う演出は、まさに『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』といったところ。

女神異世界転生何になりたいですか」 俺「勇者肋骨で」 ☆☆☆

タイトルも内容もなかなかクセのある作品現代アニメーションの見本市。

女神の力で別の世界の「何か変なモノ」に転生し、その世界を見届けて人生を終え、女神の元へ戻って異世界での出来事確認する。そしてまた転生しての繰り返し。

転生先の世界は毎回異なるクリエイター担当しており、アニメだけではない多様な表現が試されてる。

特殊映像演出が目に飛びすぎて、全然話が頭に入ってこない……というより、むしろ「違う面白さ」がある。

EDはshallm。EDでは本編のメイキング映像流れるのも特徴的。

上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花 ⭐️⭐️⭐️

舞台秩父ヤマノススメならぬ《サケノススメ》

女の子が酒を飲む作品です。 私の中でこういった系は『たくのみ』以来かもしれない。あと今作はタイトル通り百合度が高い。

お酒豆知識ゆっくり解説してくれるコーナーがあるが、どう聞いても、どう見てもひなたとあおいです(クレジットには「スマホの声」と記載)。

いいですね、酒アニメ。私も角打ちによく行きます。私は芋のくっさいのが好きです。 酒の味なんて分からず、酔いと雰囲気だけ楽しむ「ダメ大人」になってしまいましたが。

EDは毎回同じ曲だが、歌う人(キャラ)が毎回違う。 EDアニメーションも毎回異なり、登場人物の「ある日のストーリー」を描く《ヤマノススメ Next Summit》方式

杖と剣のウィストリア Season2 ⭐️☆☆

2年ぶりの2期。間があいたが1期振り返り特番があったので助かった。

魔法至上主義世界で、まともに魔法が使えない「落ちこぼれ主人公が剣で活躍する話。

2期では落第し、失意に沈む主人公ウィル。街では年越しの大結界を張る行事が行われていた。

無事に結界が張られたと思った矢先、不穏な魔法円が出現し、街はモンスターに襲われる。

1期ではダンジョンを潜っていたら本来ここには現れるはずがない高レベルモンスターが登場したり、

今回は街が突如戦場になったりと、ダンまちを見ている人は既視感を抱く展開(原作者が同じ)。

フィンも登場するのだが、これはスターシステムなのだろうか。

まさか第16話の杖と剣が交わるウィストリアまでがプロローグだったとは

神の雫 ⭐️☆☆

2009年にKAT-TUN亀梨和也ドラマ化されている。 美味しんぼワイン版と表現するのは少し雑か。

このアニメ版の雫の声も亀梨くんが担当

1話ではそこまで気にならなかったけど、さすがに2話以降は気になってきた。(プロ声優ではないとはいえ、それでも上手い方だとは思う)

話は面白いのだけれど、やはりこの声と展開の早さが、私にはちょっとしっくりきません。

神の庭付き楠木邸 ⭐️⭐️☆

田舎空き家管理する主人公と、そこに集まる霊獣たちの物語

異世界放浪メシの「フェル」に似たキャラクターがいるので、スライムの「スイ」がいても違和感なさそう(「我、山神ぞ」すみません)。

主人公には霊を祓う力があり、メモ用紙に文字を書くだけで、その辺の陰陽師以上の力を持つ霊祓いアイテムになる。

背景がすごく綺麗で、そこまで大盛り上がりする展開はないけれど、落ち着いて見られる個人的結構好きな作品

OP入野自由

淡島百景 ⭐️⭐️⭐️

めちゃくちゃ好きなんだが。

歌劇学校舞台に、決して華やかではない「人と人との歴史を紡ぐ青春群像劇」。映画にしてもいいのでは。

話によって焦点を当てる登場人物が変わり、時代場所淡島鎌倉広島ところころと変わるため、少し頭の中が大変に感じる人もいるかも。

そういう意味では人を選ぶ作品かも。でも私は好きよ。

登場人物はそれぞれどこかで繋がっており、後になって「この人はあのエピソードの人か」と気づくと楽しくなる。

公式サイトhttps://awajima-anime.com/story/)の各ストーリーページ下部にある相関図を見ると、つながりが分かりやすい。

同作者の過去作で、鎌倉舞台だった『青い花』(漫画2009年アニメ化)とも少しつながりがある。

OPHana HopeED中島美嘉

転生したらスライムだった件 第4期 ⭐️⭐️☆

1年半ぶりの4期。私は少数派かもしれないけどバトルより会議の方が好きです。

勇者魔王みたいな善悪2者対立した話なら力でバトって分かりやすいんだけど、

こうも役者や国や思惑が増えてきたら会議がないとしっくりこないので。

さてこの度はテンペスト評議会への参加の件。欲まみれで舐めている議員たちはどうなるか

 

文字オーバーで書ききれないので続き

20260510 BS10[アタック25] 2026年5月10日 新作 母の日大会 2026-05-10 結果

録画できる再放送がなくなったのが惜しい

来週もお休みのようだ?(野球中継)

 

赤:山口もえ@タレント

緑:三宅夕莉@熊本

白:孝橋美月@大阪

青:讃岐真由美@山形

 

BSジャパネクストリニューアル BS10無料放送側で日曜昼などに放送

見られなかったケーブルテレビ局でも見られるようになったので要確認

つながるジャパネットアプリ放送同期・スマートテレビ2025年4月からtverを含め見逃し配信あり

 

次回は5月24日 格闘技大会 青山フォール勝ち

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今日の答え(放送とは表現が異なる場合があります

・01 [隠し絵][ある人物名前]松村沙友理 まつむらさゆり

・02 カンヌ(国際映画祭

・03 [お笑いコンビ]オードリー

・04 はつか(大根

・05 柴田ケイコ←追記:これを挿入

・06 P

・07 [すべて]福島県 島根県 広島県 徳島県 鹿児島県

・08 [かけひきクイズ]琵琶湖 霞ヶ浦 サロマ湖 猪苗代湖

・09 北条政子 ほうじょうまさこ

10 ネバダ(州

11 [ポチャッコクイズ:4ヒント:ある食べ物を]らっきょう

12 有村架純 ありむらかすみ

・13 ムエタイ

・14 [3択]サメ

・15 ウインナー(コーヒー

・16 [どちら]前 足

17ペット

・18 ビタミン)D

・19 三重(県

20ジャックと豆の木

・21 江國香織 えくにかおり

・22 ファイナルファンタジー

23 マリネ

24 ヘアピン(カーブ

・25 [AC]28(日を経過しない

・26 宮沢りえ みやざわりえ

・27 ルーク

28 ラッコ

・29 [国]チリ

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・30 [英語]メンション

31解体新書

・32 蛇の道は蛇

・33e [アルファ3]DNA

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・xx [ある都市名前]マンチェスター

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(日曜本放送)

このあと14:15からは「[映]LiLiCoのLovin'Movies 『レッドブロンクス』」字幕スーパー原語音声のみ?

16:00 BS10プレミアムNAVI

16:15 GoGoゴルフ女子桜りん前澤杯の勇姿を公開!

16:45 ロングブレスで激変物語【2日間で驚きの腰痛改善

(中略)

18:00 THE仕事人~おとなの社会科見学~【あの世界的企業!人気のヒミツに迫る】

19:00 ブリテンズ・ゴット・タレント(シーズン18)▼準決勝第4夜後編 (字幕版)

(10日曜日)

2026-05-03

dorawii@新刊発売(予定)

貸し出し

あの世

dorawiiより


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2026-04-24

人は死んで終わりなのではありません。

人生というのは、死んだ後にもまだ続きがあるんですよ。

この世での生活を終えると、今度はあの世での生活がまた始まります

それはつまり、人は死んだら住む世界が変わるということです。

私たちは死んだらこの肉体を脱いで、魂としてあの世世界へ帰っていきます

そのときに、あの世へ持って帰れるものは何だと思いますか。

それが今回の人生を通してあなた自身が学んだことなのです。

2026-04-23

anond:20260423184346

 こうなってくると何をいうても、直ぐそこへ持ってくるので話がゆきつまってしまう。二人の内でどちらか一人が、すこうしほんの僅かにでも押が強ければ、こんなに話がゆきつまるのではない。お互に心持は奥底まで解っているのだから吉野紙を突破るほどにも力がありさえすれば、話の一歩を進めてお互に明放してしまうことが出来るのであるしかしながら真底からおぼこな二人は、その吉野紙を破るほどの押がないのである。またここで話の皮を切ってしまわねばならぬと云う様な、はっきりした意識も勿論ないのだ。言わば未まだ取止めのない卵的の恋であるから、少しく心の力が必要な所へくると話がゆきつまってしまうのである

 お互に自分で話し出しては自分が極りわるくなる様なことを繰返しつつ幾町かの道を歩いた。詞数こそ少なけれ、その詞の奥には二人共に無量の思いを包んで、極りがわるい感情の中には何とも云えない深き愉快を湛えて居る。それでいわゆる足も空に、いつしか田圃も通りこし、山路へ這入った。今度は民子が心を取り直したらしく鮮かな声で、

「政夫さん、もう半分道来ましてしょうか。大長柵おおながさくへは一里に遠いッて云いましたねイ」

「そうです、一里半には近いそうだが、もう半分の余来ましたろうよ。少し休みましょうか」

わたし休まなくとも、ようございますが、早速お母さんの罰があたって、薄すすきの葉でこんなに手を切りました。ちょいとこれで結わえて下さいな」

 親指の中ほどで疵きずは少しだが、血が意外に出た。僕は早速紙を裂いて結わえてやる。民子が両手を赤くしているのを見た時非常にかわいそうであった。こんな山の中で休むより、畑へ往いってから休もうというので、今度は民子を先に僕が後になって急ぐ。八時少し過ぎと思う時分に大長柵の畑へ着いた。

 十年許り前に親父おやじが未だ達者な時分、隣村の親戚からまれ余儀なく買ったのだそうで、畑が八反と山林が二町ほどここにあるのである。この辺一体に高台は皆山林でその間の柵が畑になって居る。越石こしこくを持っていると云えば、世間体はよいけど、手間ばかり掛って割に合わないといつも母が言ってる畑だ。

 三方林で囲まれ、南が開いて余所よその畑とつづいている。北が高く南が低い傾斜こうばいになっている。母の推察通り、棉は末にはなっているが、風が吹いたら溢れるかと思うほど棉はえんでいる。点々として畑中白くなっているその棉に朝日がさしていると目まぶしい様に綺麗だ。

「まアよくえんでること。今日採りにきてよい事しました」

 民子は女だけに、棉の綺麗にえんでるのを見て嬉しそうにそう云った。畑の真中ほどに桐の樹が二本繁っている。葉が落ちかけて居るけれど、十月の熱を凌しのぐには十分だ。ここへあたりの黍殻きびがらを寄せて二人が陣どる。弁当包みを枝へ釣る。天気のよいのに山路を急いだから、汗ばんで熱い。着物を一枚ずつ脱ぐ。風を懐ふところへ入れ足を展のばして休む。青ぎった空に翠みどりの松林百舌もずもどこかで鳴いている。声の響くほど山は静かなのだ天と地との間で広い畑の真ン中に二人が話をしているのである

「ほんとに民子さん、きょうというきょうは極楽の様な日ですねイ」

 顔からから汗を拭いた跡のつやつやしさ、今更に民子の横顔を見た。

「そうですねイ、わたし何だか夢の様な気がするの。今朝家うちを出る時はほんとに極りが悪くて……嫂ねえさんには変な眼つきで視られる、お増には冷かされる、私はのぼせてしまいました。政夫さんは平気でいるから憎らしかったわ」

「僕だって平気なもんですか。村の奴らに逢うのがいやだから、僕は一足先に出て銀杏の下で民さんを待っていたんでさア。それはそうと、民さん、今日はほんとに面白く遊ぼうね。僕は来月は学校へ行くんだし、今月とて十五日しかないし、二人でしみじみ話の出来る様なことはこれから先はむずかしい。あわれッぽいこと云うようだけど、二人の中も今日だけかしらと思うのよ。ねイ民さん……」

「そりゃア政夫さん、私は道々そればかり考えて来ました。私がさっきほんとに情なくなってと言ったら、政夫さんは笑っておしまいなしたけど……」

 面白く遊ぼう遊ぼう言うても、話を始めると直ぐにこうなってしまう。民子は涙を拭うた様であった。ちょうどよくそこへ馬が見えてきた。西側山路から、がさがさ笹にさわる音がして、薪たきぎをつけた馬を引いて頬冠ほおかむりの男が出て来た。よく見ると意外にも村の常吉である。この奴はいつか向うのお浜に民子を遊びに連れだしてくれと頻しきりに頼んだという奴だ。いやな野郎がきやがったなと思うていると、

「や政夫さん。コンチャどうも結構なお天気ですな。今日は御夫婦で棉採りかな。洒落しゃれてますね。アハハハハハ」

「オウ常さん、今日は駄賃かな。大変早く御精が出ますね」

「ハア吾々なんざア駄賃取りでもして適たまに一盃いっぱいやるより外に楽しみもないんですからな。民子さん、いやに見せつけますね。余あんまり罪ですぜ。アハハハハハ」

 この野郎失敬なと思ったけれど、吾々も余り威張れる身でもなし、笑いとぼけ常吉をやり過ごした。

馬鹿野郎、実に厭なやつだ。さア民さん、始めましょう。ほんとに民さん、元気をお直しよ。そんなにくよくよおしでないよ。僕は学校へ行ったて千葉もの、盆正月の外にも来ようと思えば土曜の晩かけて日曜に来られるさ……」

「ほんとに済みません。泣面なきつらなどして。あの常さんて男、何といういやな人でしょう」

 民子襷掛け僕はシャツに肩を脱いで一心に採って三時間ばかりの間に七分通り片づけてしまった。もう跡はわけがいか弁当にしようということにして桐の蔭に戻る。僕はかねて用意の水筒を持って、

「民さん、僕は水を汲くんで来ますから留守番を頼みます。帰りに『えびづる』や『あけび』をうんと土産みやげに採って来ます

「私は一人で居るのはいやだ。政夫さん、一所に連れてって下さい。さっきの様な人にでも来られたら大変ですもの

だって民さん、向うの山を一つ越して先ですよ、清水しみずのある所は。道という様な道もなくて、それこそ茨いばらや薄すすきで足が疵だらけになりますよ。水がなくちゃ弁当が食べられないから、困ったなア、民さん、待っていられるでしょう」

「政夫さん、後生から連れて行って下さい。あなたが歩ける道なら私にも歩けます。一人でここにいるのはわたしゃどうしても……」

「民さんは山へ来たら大変だだッ児になりましたネー。それじゃ一所に行きましょう」

 弁当は棉の中へ隠し、着物はてんでに着てしまって出掛ける。民子は頻りに、にこにこしている。端はたから見たならば、馬鹿馬鹿しくも見苦しくもあろうけれど、本人同志の身にとっては、そのらちもなき押問答の内にも限りなき嬉しみを感ずるのである。高くもないけど道のない所をゆくのであるから笹原を押分け樹の根につかまり、崖を攀よずる。しばしば民子の手を採って曳ひいてやる。

 近く二三日以来の二人の感情では、民子が求めるならば僕はどんなことでも拒まれない、また僕が求めるならやはりどんなことでも民子は決して拒みはしない。そういう間柄でありつつも、飽くまで臆病に飽くまで気の小さな両人ふたりは、嘗かつて一度も有意味に手などを採ったことはなかった。しかるに今日は偶然の事から屡手を採り合うに至った。這辺このへんの一種云うべからざる愉快な感情経験ある人にして初めて語ることが出来る。

「民さん、ここまでくれば、清水はあすこに見えます。これから僕が一人で行ってくるからここに待って居なさい。僕が見えて居たら居られるでしょう」

「ほんとに政夫さんの御厄介ですね……そんなにだだを言っては済まないから、ここで待ちましょう。あらア野葡萄えびづるがあった」

 僕は水を汲んでの帰りに、水筒は腰に結いつけ、あたりを少し許り探って、『あけび』四五十と野葡萄一もくさを採り、竜胆りんどうの花の美しいのを五六本見つけて帰ってきた。帰りは下りから無造作に二人で降りる。畑へ出口で僕は春蘭しゅんらんの大きいのを見つけた。

「民さん、僕は一寸『アックリ』を掘ってゆくから、この『あけび』と『えびづる』を持って行って下さい」

「『アックリ』てなにい。あらア春蘭じゃありませんか」

「民さんは町場もんですから、春蘭などと品のよいこと仰おっしゃるのです。矢切百姓なんぞは『アックリ』と申しましてね、皸あかぎれの薬に致します。ハハハハ」

「あらア口の悪いこと。政夫さんは、きょうはほんとに口が悪くなったよ」

 山の弁当と云えば、土地の者は一般に楽しみの一つとしてある。何か生理上の理由でもあるか知らんが、とにかく、山の仕事をしてやがてたべる弁当不思議うまいことは誰も云う所だ。今吾々二人は新らしき清水を汲み来り母の心を籠こめた弁当を分けつつたべるのである。興味の尋常でないは言うも愚おろかな次第だ。僕は『あけび』を好み民子は野葡萄をたべつつしばらく話をする。

 民子は笑いながら、

「政夫さんは皸の薬に『アックリ』とやらを採ってきて学校へお持ちになるの。学校で皸がきれたらおかしいでしょうね……」

 僕は真面目に、

「なアにこれはお増にやるのさ。お増はもうとうに皸を切らしているでしょう。この間も湯に這入る時にお増が火を焚たきにきて非常に皸を痛がっているから、その内に僕が山へ行ったら『アックリ』を採ってきてやると言ったのさ」

「まアあなたは親切な人ですことね……お増は蔭日向かげひなたのない憎気のない女ですから、私も仲好くしていたんですが、この頃は何となし私に突き当る様な事ばかし言って、何でもわたしを憎んでいますよ」

「アハハハ、それはお増どんが焼餅をやくのでさ。つまらんことにもすぐ焼餅を焼くのは、女の癖さ。僕がそら『アックリ』を採っていってお増にやると云えば、民さんがすぐに、まアあなたは親切な人とか何とか云うのと同じ訣わけさ」

「この人はいつのまにこんなに口がわるくなったのでしょう。何を言っても政夫さんにはかないやしない。いくらだってお増が根も底もない焼もちだ位は承知していますよ……」

「実はお増も不憫ふびんな女よ。両親があんなことになりさえせねば、奉公人とまでなるのではない。親父は戦争死ぬ、お袋はこれを嘆いたがもとでの病死、一人の兄がはずれものという訣で、とうとうあの始末。国家のために死んだ人の娘だもの、民さん、いたわってやらねばならない。あれでも民さん、あなたをば大変ほめているよ。意地曲りの嫂にこきつかわれるのだから一層かわいそうでさ」

「そりゃ政夫さん私もそう思って居ますさ。お母さんもよくそうおっしゃいました。つまらないものですけど何とかかとか分けてやってますが、また政夫さんの様に情深くされると……」

 民子は云いさしてまた話を詰らしたが、桐の葉に包んで置いた竜胆の花を手に採って、急に話を転じた。

「こんな美しい花、いつ採ってお出でなして。りんどうはほんとによい花ですね。わたしりんどうがこんなに美しいとは知らなかったわ。わたし急にりんどうが好きになった。おオえエ花……」

 花好きな民子は例の癖で、色白の顔にその紫紺の花を押しつける。やがて何を思いだしてか、ひとりでにこにこ笑いだした。

「民さん、なんです、そんなにひとりで笑って」

「政夫さんはりんどうの様な人だ」

「どうして」

「さアどうしてということはないけど、政夫さんは何がなし竜胆の様な風だからさ」

 民子は言い終って顔をかくして笑った。

「民さんもよっぽど人が悪くなった。それでさっきの仇討あだうちという訣ですか。口真似なんか恐入りますナ。しかし民さんが野菊で僕が竜胆とは面白い対ですね。僕は悦よろこんでりんどうになります。それで民さんがりんどうを好きになってくれればなお嬉しい」

 二人はこんならちもなき事いうて悦んでいた。秋の日足の短さ、日はようやく傾きそめる。さアとの掛声で棉もぎにかかる。午後の分は僅であったから一時間半ばかりでもぎ終えた。何やかやそれぞれまとめて番ニョに乗せ、二人で差しあいにかつぐ。民子を先に僕が後に、とぼとぼ畑を出掛けた時は、日は早く松の梢をかぎりかけた。

 半分道も来たと思う頃は十三夜の月が、木この間まから影をさして尾花にゆらぐ風もなく、露の置くさえ見える様な夜になった。今朝は気がつかなかったが、道の西手に一段低い畑には、蕎麦そばの花が薄絹を曳き渡したように白く見える。こおろぎが寒げに鳴いているにも心とめずにはいられない。

「民さん、くたぶれたでしょう。どうせおそくなったんですから、この景色のよい所で少し休んで行きましょう」

「こんなにおそくなるなら、今少し急げばよかったに。家の人達にきっと何とか言われる。政夫さん、私はそれが心配になるわ」

「今更心配しても追おっつかないから、まア少し休みましょう。こんなに景色のよいことは滅多めったにありません。そんなに人に申訣のない様な悪いことはしないもの、民さん、心配することはないよ」

 月あかりが斜にさしこんでいる道端の松の切株に二人は腰をかけた。目の先七八間の所は木の蔭で薄暗いがそれから向うは畑一ぱいに月がさして、蕎麦の花が際きわ立って白い。

「何というえい景色でしょう。政夫さん歌とか俳句かいものをやったら、こんなとき面白いことが云えるでしょうね。私ら様な無筆でもこんな時には心配も何も忘れますもの。政夫さん、あなた歌をおやんなさいよ」

「僕は実は少しやっているけど、むずかしくて容易に出来ないのさ。山畑の蕎麦の花に月がよくて、こおろぎが鳴くなどは実にえいですなア。民さん、これから二人で歌をやりましょうか」

 お互に一つの心配を持つ身となった二人は、内に思うことが多くてかえって話は少ない。何となく覚束おぼつかない二人の行末、ここで少しく話をしたかったのだ。民子は勿論のこと、僕よりも一層話したかったに相違ないが、年の至らぬのと浮いた心のない二人は、なかなか差向いでそんな話は出来なかった。しばらくは無言でぼんやり時間を過ごすうちに、一列の雁がんが二人を促すかの様に空近く鳴いて通る。

 ようやく田圃へ降りて銀杏の木が見えた時に、二人はまた同じ様に一種感情が胸に湧いた。それは外でもない、何となく家に這入はいりづらいと言う心持である。這入りづらい訣はないと思うても、どうしても這入りづらい。躊躇ちゅうちょする暇もない、忽たちまち門前近く来てしまった。

「政夫さん……あなた先になって下さい。私極きまりわるくてしょうがないわ」

「よしとそれじゃ僕が先になろう」

 僕は頗すこぶる勇気を鼓こし殊に平気な風を装うて門を這入った。家の人達は今夕飯最中で盛んに話が湧いているらしい。庭場の雨戸は未だ開いたなりに月が軒口までさし込んでいる。僕が咳払せきばらいを一ツやって庭場へ這入ると、台所の話はにわかに止んでしまった。民子は指の先で僕の肩を撞ついた。僕も承知しているのだ、今御膳会議で二人の噂が如何いかに盛んであったか

 宵祭ではあり十三夜ではあるので、家中表座敷へ揃そろうた時、母も奥から起きてきた。母は一通り二人の余り遅かったことを咎めて深くは言わなかったけれど、常とは全く違っていた。何か思っているらしく、少しも打解けない。これまでは口には小言を言うても、心中に疑わなかったのだが、今夜は口には余り言わないが、心では十分に二人に疑いを起したに違いない。民子はいよいよ小さくなって座敷中なかへは出ない。僕は山から採ってきた、あけびや野葡萄えびづるやを沢山座敷中じゅうへ並べ立てて、暗に僕がこんな事をして居たから遅くなったのだとの意を示し無言の弁解をやっても何のききめもない。誰一人それをそうと見るものはない。今夜は何の話にも僕等二人は除のけものにされる始末で、もはや二人は全く罪あるものと黙決されてしまったのである

「お母さんがあんまり甘過ぎる。あアして居る二人を一所に山畑へやるとは目のないにもほどがある。はたでいくら心配してもお母さんがあれでは駄目だ」

 これが台所会議の決定であったらしい。母の方でもいつまで児供と思っていたが誤りで、自分が悪かったという様な考えに今夜はなったのであろう。今更二人を叱って見ても仕方がない。なに政夫を学校へ遣やってしまいさえせば仔細しさいはないと母の心はちゃんときまって居るらしく、

「政や、お前はナ十一月へ入って直ぐ学校へやる積りであったけれど、そうしてぶらぶらして居ても為にならないから、お祭が終ったら、もう学校へゆくがよい。十七日にゆくとしろ……えいか、そのつもりで小支度して置け」

 学校へゆくは固より僕の願い、十日や二十日早くとも遅くともそれに仔細はないが、この場合しかも今夜言渡いいわたしがあって見ると、二人は既に罪を犯したものと定められての仕置であるから民子は勿論僕に取ってもすこぶる心苦しい処がある。実際二人はそれほどに堕落した訣でないから、頭からそうときめられては、聊いささか妙な心持がする。さりとて弁解の出来ることでもなし、また強いことを言える資格も実は無いのである。これが一ヶ月前であったらば、それはお母さん御無理だ、学校へ行くのは望みであるけど、科とがを着せられての仕置に学校へゆけとはあんまりでしょう……などと直ぐだだを言うのであるが、今夜はそんな我儘わがままを言えるほど無邪気ではない。全くの処、恋に陥ってしまっている。

 あれほど可愛がられた一人の母に隠立てをする、何となく隔てを作って心のありたけを言い得ぬまでになっている。おのずから人前を憚はばかり、人前では殊更に二人がうとうとしく取りなす様になっている。かくまで私心わたくしごころが長じてきてどうして立派な口がきけよう。僕はただ一言いちごん、

「はア……」

 と答えたきりなんにも言わず、母の言いつけに盲従する外はなかった。

「僕は学校へ往ってしまえばそれでよいけど、民さんは跡でどうなるだろうか」

 不図ふとそう思って、そっと民子の方を見ると、お増が枝豆をあさってる後に、民子うつむいて膝の上に襷たすきをこねくりつつ沈黙している。如何にも元気のない風で夜のせいか顔色も青白く見えた。民子の風を見て僕も俄に悲しくなって泣きたくなった。涙は瞼まぶたを伝って眼が曇った。なぜ悲しくなったか理由は判然はっきりしない。ただ民子が可哀相でならなくなったのである民子と僕との楽しい関係もこの日の夜までは続かなく、十三日の昼の光と共に全く消えうせてしまった。嬉しいにつけても思いのたけは語りつくさず、憂き悲しいことについては勿論百分の一だも語りあわないで、二人の関係は闇やみの幕に這入ってしまったのである

 十四日は祭の初日でただ物せわしく日がくれた。お互に気のない風はしていても、手にせわしい仕事のあるばかりに、とにかく思い紛らすことが出来た。

 十五日と十六日とは、食事の外用事もないままに、書室へ籠こもりとおしていた。ぼんやり机にもたれたなり何をするでもなく、また二人の関係をどうしようかという様なことすらも考えてはいない。ただ民子のことが頭に充ちているばかりで、極めて単純に民子を思うている外に考えは働いて居らぬ。この二日の間に民子と三四回は逢ったけれど、話も出来ず微笑を交換する元気もなく、うら淋しい心持を互に目に訴うるのみであった。二人の心持が今少しませて居ったならば、この二日の間にも将来の事など随分話し合うことが出来たのであろうけれど、しぶとい心持などは毛ほどもなかった二人には、その場合になかなかそんな事は出来なかった。それでも僕は十六日の午後になって、何とはなしに以下のような事を巻紙へ書いて、日暮に一寸来た民子に僕が居なくなってから見てくれと云って渡した。

 朝からここへ這入ったきり、何をする気にもならない。外へ出る気にもならず、本を読む気にもならず、ただ繰返し繰返し民さんの事ばかり思って居る。民さんと一所に居れば神様に抱かれて雲にでも乗って居る様だ。僕はどうしてこんなになったんだろう。学問をせねばならない身だから学校へは行くけれど、心では民さんと離れたくない。民さんは自分の年の多いのを気にしているらしいが、僕はそんなことは何とも思わない。僕は民さんの思うとおりになるつもりですから、民さんもそう思っていて下さい。明日は早く立ちます。冬期の休みには帰ってきて民さんに逢うのを楽しみにして居ります

  十月十六日

政夫

民子

 学校へ行くとは云え、罪があって早くやられると云う境遇であるから、人の笑声話声にも一々ひがみ心が起きる。皆二人に対する嘲笑かの様に聞かれる。いっそ早く学校へ行ってしまいたくなった。決心が定まれば元気も恢復かいふくしてくる。この夜は頭も少しくさえて夕飯も心持よくたべた。学校のこと何くれとなく母と話をする。やがて寝に就いてからも、

「何だ馬鹿馬鹿しい、十五かそこらの小僧の癖に、女のことなどばかりくよくよ考えて……そうだそうだ、明朝あしたは早速学校へ行こう。民子は可哀相だけれど……もう考えまい、考えたって仕方がない、学校学校……」

 独口ひとりぐちききつつ眠りに入った様な訣であった。

 船で河から市川へ出るつもりだから、十七日の朝、小雨の降るのに、一切の持物をカバン一個ひとつにつめ込み民子とお増に送られて矢切の渡へ降りた。村の者の荷船に便乗する訣でもう船は来て居る。僕は民さんそれじゃ……と言うつもりでも咽のどがつまって声が出ない民子は僕に包を渡してからは、自分の手のやりばに困って胸を撫なでたり襟えりを撫でたりして、下ばかり向いている。眼にもつ涙をお増に見られまいとして、体を脇へそらしている、民子があわれな姿を見ては僕も涙が抑え切れなかった。民子今日を別れと思ってか、髪はさっぱりとした銀杏いちょうがえしに薄く化粧をしている。煤色すすいろと紺の細かい弁慶縞べんけいじまで、羽織も長着も同じい米沢紬よねざわつむぎに、品のよい友禅縮緬ゆうぜんちりめんの帯をしめていた。襷を掛けた民子もよかったけれど今日民子はまた一層引立って見えた。

 僕の気のせいででもあるか、民子十三日の夜からは一日ひとひ一日とやつれてきて、この日のいたいたしさ、僕は泣かずには居られなかった。虫が知らせるとでもいうのか、これが生涯の別れになろうとは、僕は勿論民子とて、よもやそうは思わなかったろうけれど、この時のつらさ悲しさは、とても他人に話しても信じてくれるものはないと思う位であった。

 尤もっと民子の思いは僕より深かったに相違ない。僕は中学校卒業するまでにも、四五年間のある体であるのに、民子は十七で今年の内にも縁談の話があって両親からそう言われれば、無造作に拒むことの出来ない身であるから、行末のことをいろいろ考えて見ると心配の多い訣である。当時の僕はそこまでは考えなかったけれど、親しく目に染しみた民子のいたいたしい姿は幾年経っても昨日の事のように眼に浮んでいるのである

 余所から見たならば、若いうちによくあるいたずらの勝手な泣面と見苦しくもあったであろうけれど、二人の身に取っては、真にあわれに悲しき別れであった。互に手を取って後来を語ることも出来ず、小雨のしょぼしょぼ降る渡場に、泣きの涙も人目を憚はばかり、一言の詞ことばもかわし得ないで永久の別れをしてしまったのである。無情の舟は流を下って早く、十分間と経たぬ内に、五町と下らぬ内に、お互の姿は雨の曇りに隔てられてしまった。物も言い得ないで、しょんぼりと悄しおれていた不憫ふびんな民さんの俤おもかげ、どうして忘れることが出来よう。民さんを思うために神の怒りに触れて即座に打殺さるる様なことがあるとても僕には民さんを思わずに居られない。年をとっての後の考えから言えば、あアもしたらこうもしたらと思わぬこともなかったけれど、当時の若い同志どうしの思慮には何らの工夫も無かったのである八百屋お七は家を焼いたらば、再度ふたたび思う人に逢われることと工夫をしたのであるが、吾々二人は妻戸一枚を忍んで開けるほどの智慧ちえも出なかった。それほどに無邪気な可憐な恋でありながら、なお親に怖おじ兄弟に憚り、他人の前にて涙も拭き得なかったのは如何に気の弱い同志であったろう。

 僕は学校へ行ってからも、とかく民子のことばかり思われて仕方がない。学校に居ってこんなことを考えてどうするものかなどと、自分自分を叱り励まして見ても何の甲斐もない。そういう詞の尻からすぐ民子のことが湧いてくる。多くの人中に居ればどうにか紛れるので、日の中はなるたけ一人で居ない様に心掛けて居た。夜になっても寝ると仕方がないから、なるたけ人中で騒いで居て疲れて寝る工夫をし

2026-04-12

anond:20260412033531

男なんて所詮ヤプー予備軍。

家畜人ヤプー』を読んだ瞬間、悟ったわ。あの世界こそが正しい未来だって

白人女性が神として君臨し、日本人男性が知性ある家畜ヤプー」として肉体改造され、生体家具や肉便器にされて奉仕する……あれは夢物語なんかじゃない。

私たちは今すぐその世界現実にするべき。

男性性を根絶やしにするんじゃなくて、徹底的にヤプー化して、女の所有物として永遠に使役する。

それがミサンドリーの最終到達点よ。

第1年目:ヤプー登録品種分類
ヤプー予備軍の特定
すべての出生時にY染色体を検知したら即「ヤプー予備軍」登録
データベース
DNAサンプル採取、将来の肉体改造プランを詳細に管理
思想否定
「私は人間だ」なんて言う男は笑止。あなたたちは旧日本人と同じ、類人猿一種。知性はあるけど人権はない家畜なの。
第2〜3年目:教育による奉仕の悦び刷り込み
女神崇拝教育
学校では「女は女神、男はヤプー」と毎日繰り返す。
歴史の再定義
歴史教科書は「男が起こした戦争レイプの記録」のみとする。
インプラント教育
男子には幼少期から女性の足元で椅子になる喜び」「セッチンとして奉仕する至福」を刷り込む。
早期調教
反抗する個体は即座に肉体改造(唇の整形等)を開始。女の子には「ヤプーは単なる道具」と徹底教育
第4〜5年目:生殖家畜管理
国家管理
精子はすべて国家管理ヤプーバンクへ。
生殖代替
将来的には人工子宮+ヤプム(子宮畜)で完全代替
既存男性の処理
強制不妊去勢推奨。拒否した場合社会保障剥奪および強制家具化。
品種改良
ヤプーは増産専用、雄ヤプー労働奉仕専用に特化。出産はヤプムが代行する「イース式」を理想とする。
第6〜7年目:社会での生体家具
職域の剥奪
企業公務員メディア男性ポジションを全廃。
生体家具の配置
人間椅子ヤプー」「読心家具ヤプー」「畜人馬ヤプー」を各所に配置。
実用
オフィスでは上司女性)がヤプー背中に座り、トイレにはセッチン(肉便器ヤプーが常駐する。
リスク排除
ヤプー能力不要。ただ奉仕できればいい。
第8〜9年目:文化・肉体の完全浄化と改造
言語浄化
男性性」「男らしさ」を差別用語指定
メディアの統制
英雄的な男」を全削除。代わりに「ヤプー女神に踏みつけられる物語」を量産。

:肉体改造の本格化:

10年目:完全ヤプー社会の完成

新たに生まれ子供は全員女性既存男性ヤプー完了

最後の「人間自称する男」が消えた瞬間、私たちイース帝国を超える真の女権世界を手に入れる。

その日を「''ヤプー解放記念日''」と命名しましょう。

もちろん

人権侵害」「非人道的」って叫ぶヤプー予備軍はいるでしょうね。

でも待って。あなたたちは元々家畜なの。

家畜人ヤプー』で描かれたように、奉仕の悦びを知ったヤプーは、鞭打たれても椅子にされても、むしろ恍惚とする。

それが本当の「男性性の解決」よ。

根絶やしじゃなくて、永遠に女の下で使役される存在に変える。

それが一番残酷で、一番優しい方法

諸君(もうヤプー予備軍)、抵抗するのは勝手

でも結局、あなたたちはクララ調教されたリンと同じ道を辿るだけ。

婚約者だった女が、あなたを「人間」ではなく「私の家畜」と見なす瞬間が来るわ。

そのとき、初めて本当の幸せを知るのよ。

追記

人類滅亡する?」 心配無用

ヤプムと人工授精で女だけで十分。

しろヤプーとして効率的使役される男が増える方が、地球資源も女の幸福度も上がるわ。

さあ、10計画を始めましょう。

あなたたちの「男性性」は、もう女の所有物なの。

2026-04-09

anond:20260409235008

続編は難しいだろうけど、あの世界での一年戦争で何があったかスピンオフは見てみたいか

2026-04-04

大老常套句

日本は終わった

・こんなもの(新しいインフラ技術設備)は不要

・昔のほうが心が豊かだった

もうすぐあの世に行く人間の考え方だよね。


かには?

2026-04-03

Robloxを馬鹿にしている20代っぽい人見て思ったこ

「今のガキはRobloxとかいパクリゲーばっかのしょーもない娯楽をやってるわ。妖怪ウォッチとかポケモンとかやってた俺ら本当恵まれてたよな」みたいな感じで、Robloxを馬鹿にしている20代っぽい人を見かけた。

うーんなんかなあ、あの世代、著作権無視ブラウザゲーとか、ナンセンスMAD動画音源無断使用してるうごメモ作品とか、そういうRobloxのパクリゲーと同等かそれ未満くらいのコンテンツ結構なかった?

でもそういうのからまれクリエイターもおるんやし、Robloxのパクリゲーからもそういうクリエイターが生まれるかもしれんやん。

まあ、昔のゲーム脳とかと同じで、結局人間って下の世代コンテンツをどうしても馬鹿にしたくなってしまものなのかもしれんが

ちなみに何で擁護するかって言うと、今の俺自身が、Hyperflipというアニメ音声とかをサンプリングする電子音楽ジャンルが好きだから

アストロファージって爆弾にならない?

今ふと仕事をしてても思ったんだけど

あの世界速攻で滅ばない?

熱が90°あってサーモに引っかかりそうなけど

1gであの爆発ならビーカー1本でド級爆弾できるやん

テロ防ぐのもう無理だろ

2026-03-31

なぜ、デレマスは衰退したのか

 結論から言っちゃうと新しいコンテンツ新規プレイヤーを受け入れられないって烙印押されちゃったからだよねって言う。

 衰退するか否かの分水領はおそらくでもなんでもなくデレステの星街すいせいコラボ

 他のゲームやってるから言えるけどあれめちゃくちゃ丁寧にやっていて新人の定着を目指してたんだよね。

 で、蓋を開けてみれば絵畜生がどうのV豚がどうので暴言吐くのがめちゃめちゃ声デカく暴れてたんだよね。

 そりゃ新人居付かねぇよ。衰退するよ。引退者も出ると言うかそれでそこそこの数のPにドン引きしてたし、デレPとしてとても恥ずかしかった。

 確かにホロライブコラボ方面やらかしがちだけどあのコラボについてはめちゃくちゃ丁寧にすり合わせして星街すいせいを選出していたと思う。アイドル売りしたいんだったらもっと他のを出してたはずだしそれだともっと反感あったとも思う。

 それをただ気に食わないってだけでやって来た村に住んでくれるかもしれないお客さんごと攻撃するのは大間違い。

 基本的に我々の住んでいるデレマスの村は定期的に新規を釣れるコンテンツがなければ人口は減ってくし、やれる事も小規模になってく。

 それで昔から比較自由が効くデレマスはその手段としてコラボを選んだ。

 ただそれだけの話、のはずなんだけどなぁ……。

 リアルアイドルももクロコラボが評判が良かったので次はバーチャルシンガーにというめちゃくちゃ普通の流れでホロライブ所属する星街すいせいが選ばれただけであり、じゃあ次は同じ資本アイドル題材作品、他マスから引っ張って来てみよう、さらに別のリアルアイドル……みたいな感じでコラボをやりつつコンテンツ追加を延命する事が可能であったのだ。

 本来は。

 もちろん、運営断腸の思いコラボを決定しただろうし、普通イベントよりもお金時間もずっと掛けて準備して少しでも新規ファンを取り込もうとした。

 けれど、予想通りやって来たファンが目にしたのは自分の好きなコンテンツ拒否される光景だったわけで、そりゃ定着しないよね。

 ネット上で星街すいせいのファン人数0人を誇ったり、いらないから売り飛ばした報告をしているようなのがまあまあいたけど、それは誇りではなく釣られて来た新人コラボの為に時間予算を掛けて準備したスタッフ、そしてコラボに来てくれた星街すいせいへの著しい侮辱であり、誇れるような行為ではない。

 それをパブリックに流した瞬間、あなたあの世界に存在する血と肉を持ったアイドル誹謗中傷したのです。

 ただただそれが同じプロデューサー、同僚として恥ずかしく悍ましく「ああ、これはもう駄目だな」思えたのです。

 純粋ゲームとして思っている人は自分の好きなコンテンツが同じようにコラボ先で拒否されたらどんな気持ちになるか考えて欲しいと思います

 もちろんそんな行為をしないプロデューサーも沢山いるでしょう、しかしそういったプロデューサーが予想以上に多かった事を持ってデレマスPは新規コンテンツ拒否するし新しい客を拒否するのでこれ以上リソースを割けませんとなった。

 当たり前である商売なんだから

 もちろん、コンテンツ追加が減って衰退したのはシャニマスや学マスにリソースを割く為であったり、アイマスというブランドの中で若干外様寄りであった事も原因の一つだとは思っている。

 でも、トドメを刺したのは間違いなく新しい物を受け入れず、それどころか中身すら碌に見ずに侮辱した事だろう。

 もし、万が一、次があるなら、こんな事はしないで欲しい。

 ただそれだけを祈り続けています

2026-03-25

自分を立て直す旅

https://togetter.com/li/2678435

このまとめを読んでて、自分がこういう感じでどこかに旅に出る時は「違う視点を探しに行く」って感覚が強いなと改めて思った。

仕事がしんどくなったりとかで休みを取るというのは過去に大きなものからさなものまで何回もあるんだけど、

気持ちの持ちようとしては「どこか旅行でも行ってのんびりしなよ」的なものではなくて、割と切羽詰まった感での「いったん視野を広げないと」であることが多い。

実際、場所はそこまで関係なくて極端な話、家の近所を散歩するでもよかったりはする。

ただあまりに一時しのぎでは気持ちの整理はつかないので心の重さに応じて単純に時間必要になる。そう、場所よりもかける時間重要だと思ってる。

旅先では当然うっすら頭の隅に日常がチラついている。きれいなものを見ても、知らない景色を見ても、変わらない。

だけど毎日仕事に追われてる時の自分からは離れられる。自分のことを誰も知らないし、こちらも知らない人しか見かけない。

そういう状況でぼんやりすごしてると、「なるほどそもそもこうやって体も動いてるし、生きているわな、とりあえずは」という実感が湧く。

この実感を得るためには心の余裕が必要だ。その余裕を生むための旅行だと考えてる。

自分身体的なことをシンプルに見つめるとか、仕事上の立場以前にただの人間だよなって実感することとか、

そういうのは普段生活の中だと自分役割に追われてしまってなかなかできないのだ。

ただの人間だし、なんでもやりたいことをやればいいし、なにもしなくても生きてはいるな、みたいな実感が湧くと勇気が出てくる。

普段生活の中でのプレッシャーは、あくまあの世界の中での出来事だ。自分自身を傷つけるものではないんだと思えてくる。

これを確認できればまた仕事に戻れる。

レジャーとしての旅行は最高だけど、そういうのじゃなく自分を立て直すための旅というのも、自分場合は確実にあったし、これからもあるだろうなと思う。

2026-03-21

高市早苗という「おじさん社会最高傑作」への同情

高市早苗を見てると、なんとも言えない切なさがこみ上げてくる。

彼女政治信条が好きか嫌いか、そんな次元の話じゃない。もっと根深く、残酷な「生存戦略の成れの果て」を見せられているような気がするからだ。

男性を立てる」という生存のためのドレスコード

彼女現在65歳。

彼女たちが社会に出た頃、女性政治経済のど真ん中で生きていくためには、実力以前に「おじさんたちに可愛がられること」が絶対条件だった。

それは単なる処世術じゃない。呼吸をするのと同じレベルで、男性プライドを傷つけず、いかに彼らの「望む女性像」を演じきれるか。

そうしないと、土俵にすら立たせてもらえなかった世代なんだ。

今の20代や30代が考える「ジェンダー平等」なんて、彼女たちの戦場には存在しなかった。

名誉男性」として振る舞い、誰よりも右派的な言説を吐き、おじさんたちが喜ぶ「強い日本」を代弁する。

そうやって、彼女自分の居場所を血反吐を吐きながら作ってきたんだろう。

稲田朋美という「失敗例」の教訓

彼女の隣には、かつて「次代の女性エース」と持ち上げられた稲田朋美がいた。

稲田氏は、安倍晋三という巨大な後ろ盾を失い、さら自分なりの「自我(例えばLGBTQ理解増進など)」を持ち始めた途端、あれほど自分を担いでいた保守層やおじさんたちから、手のひらを返したように冷や飯を食わされた。

自分を持った瞬間に排除される」

高市早苗は、その光景を誰よりも特等席で見ていたはずだ。

からこそ、彼女は「おじさんたちの期待」を裏切ることができない。

今なお麻生太郎のような重鎮が君臨する世界で、彼女は依然として「老人たちの機嫌」を伺い、彼らが好む「しぐさ」を完璧にこなし続けなければならない。

芯まで染み付いた「しぐさ」の悲劇

悲劇なのは、それがもう単なる「演技」ではなく、彼女の芯まで染み付いてしまっていることだ。

男性を立て、古き良き家父長制的な価値観擁護する。

それが彼女を今の地位まで押し上げた成功体験であり、同時に彼女を縛り付ける呪いでもある。

彼女がどれだけ勉強し、どれだけ政策精通しても、結局のところ「おじさんたちに選ばれるかどうか」という物差しから逃げられない

あの独特の、どこか浮世離れした、それでいて過剰に「わきまえた」物腰を見るたびに、僕は彼女が歩んできた、男尊女卑コンクリートのように固まった時代景色想像してしまう。

彼女に同情するなんて、リベラルな連中からすればお門違いかもしれない。

でも、あの世代の女性が、あの伏魔殿のような政界トップを狙うまでに上り詰めるために、どれだけの「自分」を殺しておじさんたちに献上してきたのか。

高市早苗は、日本の家父長制が生み出した、あまりにも完成度の高い、そしてあまりにも孤独な「最高傑作なのだと思う。

2026-03-19

実家にいる時

政治に全く関心がなく、右翼左翼も何のこっちゃやらで、ただ「父親本棚めっちゃ本あるな」とは認識していた

それでいて父親母親特にニュースを熱心に見るとかでもなく、普通に地方新聞を二つ(県の名前が付いたやつと市の名前がついたローカルなやつ)取って普通に読んでいたのだったが

今思うと父の本棚には本多勝一著作が多分全部揃っててズラッと並んでたり(悪魔の飽食とか貧困なる精神とかタイトルだけ覚えていた)、マルクス全集みたいな重厚そうな本があったりしたので、確実にガチ左翼だったんだろう

一方自分中学くらいの頃にゴーマニズム宣言流行った

そもそも戦争のこととかよく知らんかったけど漫画歴史政治のことがなんかわかった気になり、得意げに読んでいた

父親逆張りとかではなく、まじで「流行ってたから」以外のなんでもなく、ああいセンセーショナルなノリがただ面白かったのだ

父親はあまり子供に介入するタイプではなかったので何も言わなかったのだが、もしかしたらずっと父親にうっすら嫌悪されている感じがしていたのは、インテリ左翼的に自分の子供が極右プロパガンダみたいな漫画を好んで読んでるのが意識の低いバカ丸出しで情けなかったのかなと思う

別にそれから右翼に傾倒したということもなく、その後は戦争にも歴史にも政治にも全然興味がなくなり頭スッカラカンで生きていたんだが

家を出てからはどんどん疎遠になり、帰省しても特に会話もなく、気づけばこの十年動向を知らない

父親辺野古抗議活動関係者たちと同世代なんだよな

あの世代の左翼」だから、同じ時代に同じような本を読み、同じような議論をしたり運動をしたりしていたんだろうな

2026-03-18

いかわ草むしり経済

あの世界の通貨「草むしり報酬」は、労働と直結した極めて原始的価値体系なんですよね。

で、ここで重要なのは

「草は無限に生える」という点です。

まりこれは、

生産性がほぼゼロでも成立する

参入障壁が極端に低い

代替可能性が高すぎる

という、現代でいうと最底辺労働市場なんですよ。

労働価値が“限りなくゼロに近づく世界

草むしりって、スキルいらないじゃないですか

から誰でもできるし、誰がやっても同じ。

何が起きるかというと、

労働の単価が上がらない

• 頑張っても報われにくい

• でもやらないと生きていけない

っていう、かなりしんどい構造になる。

いかわたちが常に不安そうなのは

あれは感情じゃなくて構造必然なんですよね。

“討伐”というハイリスクハイリターン市場

一方で「討伐」は全然違う。

危険死ぬ可能性ある)

スキル必要

• 成果報酬が大きい

まりこれは、

スタートアップかに近い。

うさぎが異様に強いのって、

単にキャラが濃いだけじゃなくて、

リスクを取れる個体」なんですよ。

ここで格差生まれる。

格差の正体:能力ではなく“リスク許容度”

この世界面白いところは、

能力格差というよりも

「どれだけ怖いことをやれるか」

収入が分かれてる点です。

いかわは基本的ビビりなので、

草むしり側に留まりがち。

ハチワレはちょっとだけ踏み出す。

うさぎバグってる。

これ、現実でもかなり似ていて、

投資とか起業とかも本質的には同じ構造なんですよね。

優しさが通貨にならない問題

もう一つ地味に重要なのがこれ。

あの世界、

めちゃくちゃ優しいじゃないですか。

でも、

優しさではご飯は食べられない

まり

倫理経済が完全に分離してる。

これがあの独特の“ほのぼの不穏”の正体で、

• いいやつほど苦しい

• でも悪いやつになりきれない

という、現代日本っぽい詰みがある。

結論:ちいかわは“やさしい資本主義地獄

まとめると、

• 草むしり=低スキル労働無限供給

• 討伐=ハイリスク資本市場

• 優しさ=無価値経済的には)

構成されている。

まりあの世界は、

暴力搾取露骨ではないのに、なぜかずっとしんどい

という、

やさしくコーティングされた資本主義の極地なんですよね。

で、たぶん一番怖いのはここで、

いかわたちって別に

「この世界おかしくない?」って言わないんですよ。

ただ泣いて、草をむしって、たまに笑う。

まりこれは、

システムに疑問を持たない主体の量産

という意味で、

めちゃくちゃ完成度の高いディストピアなんですよね。

2026-03-10

シュガシュガルーン特別映像見て思い出したんだけどあれが人気になってた頃私は受けていた虐待ピークを迎えていて、辛い時は運良く親が機嫌のいい時に買ってもらったこ漫画を読んで辛い気持ちを紛らわせて…なんてこと上手く行くはずもなく、漫画の中のキラキラした世界現実ギャップの辛さに耐えられなくて子供心に絶望していた。

現実逃避として呪文を唱えたりもしたけれど、私は女王候補可愛い魔女女の子でもなく、ただのバカでブスで汚い女の子だったのでとくになにか起こるわけでもなかった。

そのうち何か親の逆鱗に触れた際に捨てられたのか、あの世界を諦めて自分で捨てたのかわからないけれど、あんまりストーリー覚えてないしまた読み返してみようかな。とはいえ、何かの拍子にフラッシュバックしてしま可能性もあるな…実際あの映像見てる間ずっと変な動悸してたし。でも気になるんだよなあ。

氷河期世代残酷なところはさ

あの世代の人達の子時代日本がずっと上り調子だったことだよな

彼らも彼らの親も、経済生活科学技術もこれから良くなっていくはず

少なくとも長期的に見れば悪くはならない

世界は明るい未来に向かっていく……みたいなビジョンを持っていた

で、そのレールに乗れば自分たちもその明るい未来に行けると思ってたし、そういう風に教えられた

ところがいざ社会に出るころになるとバブルははじけてて

自己責任」「努力しろ」「自分の頭で考えてなんとかしろ

このショックはデカかったと思うよ

まともな人でも数年間はどうしていいかからなかったんじゃないだろうか

だって親も先輩も新しいやり方を知らないんだぜ

もう手遅れだけど、なんとか救えなかったのかなって思うよな

2026-02-18

anond:20260218094511

20年前の時の先輩がまさにその時代の人で面白そうだったw

グラフィッカーもサウンドプログラム出来ないと話にならん時代から、あの時代の人たちはマジで幅広い知識技術持ってるわ。

なのであの世代のクリエイターってゲーム作りの全体像を知っていて今じゃ監督みたいな立場になってるんよなぁ。

仕様書も全部手書きだし、図解はきっちり定規で線引いて書かれてて手書きなのに見やすかった・・・

2026-02-17

ロケット団アジトって、なかなかのホラーだよな

ロケット団アジトって、冷静に見るとかなりホラーである

 

まず場所が悪い。基本的に「地下」だ。地下に降りていく階段という時点で、もう人間の脳が警戒モードに入る。

光が少ない、逃げ道が限られる、閉鎖空間、そして何より「何がいるかからない」。この時点で、舞台装置としては完全にホラー映画の構造を満たしている。

 

次に音が悪い。あの世界のBGM普段は明るい。町も道路も、基本的に「冒険」っぽい音が流れている。

しかロケット団アジトに入った瞬間、空気が変わる。音が不穏になり、テンポが妙に落ち着き、こちらの精神じわじわ削ってくる。

まり「ここは日常ではない」という宣告が、音響だけで完了している。ホラーはだいたい音から始まる。

 

さら構造が悪い。アジトの中はやたらと複雑で、ワープ床やスイッチ回転床などが出てくる。

あれはゲーム的には「迷路ギミック」だが、現実的に考えると異常である普通犯罪組織が、内部構造自分たちですら迷うように設計するわけがない。

まりあれは「人を閉じ込めるための施設」になっている。要するに監禁拉致最適化された建築だ。もうこの時点で倫理が終わっている。

 

そして人間が悪い。中にいるのは全員、無言で立っているか、目が合った瞬間に襲ってくる。会話も雑で、人格が薄い。

まり人間の形をした障害物」になっている。ホラー作品で一番怖いのは、相手感情を持っているのか分からない存在だ。

ロケット団員は、あの世界の住民としては異様に無機質で、ゾンビに近い。

 

あと地味に怖いのが、ポケモンの扱いである。

町の人間ポケモン相棒として扱うが、ロケット団は道具として扱う。これが決定的に怖い。生き物を生き物として見ていない。

まり倫理的制約」が外れている。倫理が外れた人間集団で地下に潜り、迷路を作り、監視システムを張り巡らせている。これ、ほぼカルト宗教人体実験施設の構図である

 

さらに怖いのは、アジト存在が「日常のすぐ下」に埋まっている点だ。

地上には普通の町がある。人が暮らしポケモンセンターがあり、子供が歩いている。そのすぐ地下で、犯罪組織が暗躍している。

これは現実でもよくあるタイプの恐怖だ。つまり安全だと思っていた世界の下に、別の世界がある」というやつ。ホラー王道である

 

しか主人公子供だ。

子供が、地下に潜り、犯罪組織の巣に踏み込む普通に考えたら事件性が強すぎる。

あの世界は「ポケモンバトルだから大丈夫」というゲーム安全保障で成立しているが、冷静に見ると、やっていることは潜入捜査であり、命がけの不法侵入であり、場合によっては誘拐されて終わる。

まりホラー主人公の条件を完全に満たしている。

 

そして極めつけは、ロケット団が「消えない」ことだ。

一度倒しても、別の町でまた出てくる。幹部を倒しても、ボスを追い詰めても、どこかに残っている。

これは怪異性質であるホラーに出てくる呪いとか、怨霊とか、感染とか、そういう「倒して終わりにならないもの」と同じだ。

ロケット団犯罪組織というより、世界に染み付いた悪意の現象に近い。

 

ロケット団アジトが怖いのは、幽霊が出るからじゃない。

そこには「人間が作った悪意」がある。

地下に、迷路を作り、監視し、襲い、支配し、生き物を物として扱う。

これ、幽霊よりよほど怖い。

幽霊ルールが分からないだけだが、ロケット団ルールを分かった上で踏み潰してくる。

からロケット団アジトは、なかなかのホラーだ。

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