東電国有化10年、改革・復興道半ば 原発再稼働見通せず
東電国有化10年、改革・復興道半ば 原発再稼働見通せず
東京電力が実質国有化されて2022年で10年になる。11年の福島第1原子力発電所の事故をきっかけに、持ち株会社制の導入、他社と火力発電事業統合など経営改革を進めてきた。今なお福島の復興は道半ばで、収益改善は原発再稼働頼みという体質を変えられていない。成長戦略を描き実行できなければ、次の10年も停滞しかねない。
政府の圧力に屈す
東電が国の管理下に置かれたのは12年7月31日。政府の原子力損害賠償…
共同