消えた「安いコメ」 需給逼迫、高くても売れる
価格は語る
国産米の流通市場から「安いコメ」が消えた。2024年産の価格は関東産コシヒカリなど業務向け銘柄が高級米と肩を並べる。店頭で品切れが起きるほどの需給逼迫で、流通が早いコメや割安なコメに買いが殺到、銘柄の序列が崩れつつある。
「コメの価格の秩序がなくなった」。大手コメ卸、木徳神糧の鎌田慶彦社長は24年産米の取引価格の様子をこう表現する。
コメの銘柄にはそれぞれ価格の「居所」があった。コメの消費が減り...
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モノやサービスの値段にまつわる「なぜ?」を様々な角度から掘り下げる連載。商品の種目ごとに細かく担当を受け持つ日経記者が、その担当の商品・サービスの値段の変化がなぜ起きたのか、日本だけでなく世界のトレンドまで鋭く切り込みます。
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